シネマクイーン
機体概要
メダロットS初出の映画女優(※1)型メダロット。
赤いドレスに身を包んだ優美な女性の姿をしており、正にその姿は銀幕を彩る華やかな俳優そのもの。
設定画によるとそのデザインモチーフはふたつ存在する。
ひとつは映画劇場で、赤いドレスは「紅の緞帳(どんちょう)や椅子、レッドカーペット」のイメージを持たされている。
それに加えて白黒映画の俳優と、背後の無骨な映写装置が投影されている。
もうひとつは19世紀後半から20世紀初期に活躍した、映画史上初の女性映画監督アリス・ギイ。
アリス・ギイの映画手法と初監督作品『キャベツ畑の精霊』に掛けて、ドレスにはキャベツの葉の意匠を持たされている。
多くの女性型メダロットに比べて目がつり目気味に描かれ、頭には初期のトーキー(※2)で使われたクロノフォン(※3)のホーンを模した花飾りが装着されている。
肩から伸びるフィルムを模したストール状のパーツは、映画製作・配給会社メトロ・ゴールドウィン・メイヤー・スタジオのオープニングロゴ(※4)をイメージしたもの。
両腕にはフィルムの意匠がみられ、脚部の履帯にもコレが反映されている。
履帯と記載したとおり、実は脚部は戦車タイプ。
戦車タイプとしては珍しい、二脚タイプの様な二足歩行に見える非二足歩行というスタイル。
設定画の記述によると、
ミステリーダーや
シュシュポップを参考にしている。
メカニカルデザインはスタジオGSのラティ氏。
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機体概要の注釈一覧。少し長くなりました……byページ作成者 |
※1.近年は性別を問わず「俳優」と呼ぶ方が一般的になりつつあるが、メダロットのモチーフを示すものとしては、その表現を鑑みて「女優」を採用する。
※2.現代の様に映像と音声が同期した映画が当たり前ではなかった時代に、その様な手法が用いられた映画のことを指す。対義語はサイレント。なお、トーキー映画と言うのは誤用。
※3.蓄音機に録音した音と、映画の映像を同期させるトーキーのシステムのこと。アリス・ギイが所属したゴーモン社で開発され、彼女はコレを用いて「フォノシーン」というトーキーを撮影した。
※4.フィルムのアーチの中にライオンが顔を出しているもの。ちなみにこのロゴはレオ・ザ・ライオンと呼ばれる。
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機体説明
メダロットS
イベント「復刻魔女の城~不思議の森の赤ずきん~」開催および、メインストーリー第8部「白熱!クラブ対抗戦」完結に合わせて、
期間限定ピックアップガチャで入手出来る初期ランク☆3メダロットとして登場。
本作初出のメダロットには珍しくはないが、
純正で全てのパーツが相乗効果をもたらし、その性能を如何なく発揮出来るという特徴が存在する。
また、戦車タイプらしく装甲値も全体的に高く設定されている。
頭部パーツはコラボメダロットの
カイゼルグリド以来にして、非コラボメダロットとしては初となる、
セルフレストア。
こちらはユニオンパーツとは異なり、
ヘヴィパーツに該当しないため、脚部を選ばないという特徴が存在する。
ランク☆6時の充填値と冷却値は、ユニオンパーツよりもそれぞれ885、747と高く設定されている。
右腕パーツは
インフェルノ。
女性型としては初となる、ヘヴィパーツのインフェルノである。
ヘヴィパーツに相応しく、ランク☆6時に威力値2144を誇るが、その分成功値1080、冷却値540とタンツゲヴェーアより劣る。
しかしながら充填値は570と若干高い。
左腕パーツはコラボメダロットの
ミライオウ?以来にして、
女性型かつ非コラボメダロットとしても初となるスピニング?。
やはりランク☆6時の威力値は2365と高く設定されている。
こちらもまた、ヘヴィパーツに該当する。
脚部特性は本作初出の
テナシティ?。
「自身のパーツ破壊時のチャージゲージ(以下CG)増加量が増える」という効果を持つ。
ランク☆6時には30%加算されるため、
メダルの性格やスーパーレアのメダロッターアビリティ如何では、大量にCGを増加させるのも不可能ではない。
インフェルノとスピニングを使用して、自らの危機を演じる。
その後にセルフレストアを使用して、蓄積されたCGで威力の増加したインフェルノやスピニングを放ち、逆転勝利でロボトルをクランクアップする。
シネマクイーンは、純正で全てのパーツや脚部特性の効果が噛み合っているのだ。
ヘヴィリミットは戦車タイプのため、最大値の3。
ランク☆6時に2007と、高水準の格耐値と射耐値を誇る。
また、女性型としては
ブラックビートルの
メダチェンジ後のムーブの次点で、
パーツ単位では最速の充冷値802を誇る。
先述のとおり、純正運用で相乗効果を見込めるスペックを持つ。
だが一流の俳優は純正ならずとも、どんな舞台でも輝ける。
頭部と
ブラックソードを組み合わせて、
リベンジソードの効果を発動しやすくする。
右腕か左腕を自壊しないCG依存技と組み合わせ、チャージせずとも威力を高める。
シンプルに両腕を
フルチャージ系のわざと組み合わせる。
シネマクイーンを純正で主役とするか、パーツ単位でバイプレイヤーとするかは、監督たるメダロッターのあなたに掛かっているのだ。
登場人物としてのシネマクイーン
メダロットS
メインストーリー第8部「
白熱!クラブ対抗戦」の終盤、
アラセ達
メダロット部と対戦するメダロットとして登場。
個体名はラヴィ。
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ラヴィのメダロッター |
ラヴィのメダロッターは、 コウボウ学園演劇部部長、 杉村マツリだった。
杉村はクラブ対抗戦決勝戦第二試合ではラヴィをロボトルには出していなかった。
九曜もラヴィの存在を知らなかったことから、普段は秘匿しているものと推測される。
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ラヴィのメダル |
ラヴィに搭載されていたメダルは、ラストメダル。
ラスト(英:lust)は食欲や性欲といった、肉体の欲求を意味し、本作では七つの大罪のひとつである、色欲の意味で扱われている。
シナリオ中「 色欲」と口にしていたことや、 クロスをゼロと呼んだことから、七つの大罪 レアメダルのひとつであることはあまりにも明白。
クロスはラヴィの素性に気づいていたが、アラセに余計な負担を掛けるまいと、そのことを黙っていた。
余談だが、 ほるまりん版メダロットシリーズに登場する ラストは錆(英:rust)の意味であり、こちらとは無関係。
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ラヴィの行動 |
杉村率いる演劇部は、クラブ対抗戦にて部員達によるエチュードで相手を翻弄していたが、コレはラヴィの演技指導の賜物だった。
恐らく自己暗示を掛けることで、普段以上の実力を発揮出来る様に仕向けていたのも、ラヴィの入れ知恵だったと推測される。
杉村との関係性は良好で、「男の子のライバル同士の熱いロボトルが見たい」という情熱ーー色欲に惹かれて、パートナーとして彼女を選んでいる。
だが、杉村とラヴィの出会いの詳細と、そもそもラヴィのパーツーーシネマクイーンが一般販売されているメダロットなのか、それとも 何らかの技術者や 組織が開発したものかは不明である。
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関連機体
機体性能
アルバム |
銀幕を彩る映画女優を モチーフにしたメダロット。 フィルムやクロノフォンを身に纏い、 名優の晴れ舞台を飾る真っ赤な絨毯のように 華やかな容姿を持つ。美しく苛烈な振る舞いには、 人もメダロットも問わず、 誰もが視線を奪われるほど。 |
※ステータスはランク☆6Lv100時のものです。
頭部:フォノトグラフ(ACT00)
装甲 |
成功 |
威力 |
充填 |
冷却 |
回数 |
Hv |
スキル |
技 |
5099 |
- |
- |
885 |
747 |
1 |
- |
なおす |
セルフレストア |
装甲 |
成功 |
威力 |
充填 |
冷却 |
Hv |
スキル |
技 |
4619 |
1080 |
2144 |
570 |
540 |
○ |
しゃげき |
インフェルノ |
装甲 |
成功 |
威力 |
充填 |
冷却 |
Hv |
スキル |
技 |
4619 |
845 |
2365 |
529 |
505 |
○ |
かくとう |
スピニング? |
装甲 |
格耐 |
射耐 |
回避 |
充冷 |
Hv |
タイプ |
脚部特性 |
5399 |
2007 |
2007 |
- |
802 |
3 |
戦車 |
テナシティ? |
地形相性
荒野 |
砂漠 |
山地 |
岩山 |
草原 |
森林 |
市街地 |
アリーナ |
凍土 |
水辺 |
サイバー |
B |
B |
B |
B |
B |
B |
B |
B |
B |
B |
S |
最終更新:2024年04月29日 09:22