概要


国前大島駅(くぜんおおしまえき)とは、内池市瀬川区大島に位置する内池急行の駅である。1974年までは平家原電気軌道(→内池市電)大島町線も乗り入れていた。

駅データ


駅名 国前大島
よみがな くぜんおおしま
ローマ字 Kuzen-Oshima
所属事業者(乗入路線) 内池急行内池本線
ホーム 2面4線高架駅
所属路線 内池本線
キロ程 7.7km
(1.6km)北浦国前大島北大島(1.3km)
備考

駅構造

2面4線の高架駅。改札は1ヶ所。1999年第一内池川橋梁~当駅間の高架化に伴い高架化。優等列車の通過待ちが多く行われる。
駅高架下は広々としたバスターミナルとなっている。また東口近くに内池海洋大学、バスで10分ほどのところに内池経済大学があることから大学生の利用も多い。

乗り場 路線 行先 備考
1・2 内池本線 瀬川・内池・山下・湯谷・国前松本方面
3・4 内池本線 新港北・本港方面

駅周辺

大島の街の中心部。東側には中小工場も見受けられる。
東口
  • 内池海洋大学 海洋や水産関連の大学。
  • 内池経済大学 バスで10分。内池川の対岸の新松浦区小宮にあり地下鉄海岸線小宮駅からも近い。
  • 市場書店海洋大前店
  • 市営地下鉄内池川線海洋大前駅 東に500mと比較的近い
西口
  • テラモール大島 ショッピングモールでありかつての内池市電大島車庫の跡地でもある。
  • 東大野小学校
  • 南池端団地

バス路線

高架下の大島駅前バス停と西に300mの大島本町バス停が最寄りとなる。
大島駅前バス停
33系統 内池海洋大前・新小島東橋・内池経大前・小宮駅経由小宮営業所前行
内急バス小宮営業所の運行。新小島橋を渡って対岸の小宮地区と当駅間を結ぶ。大学生の利用が多い。昼間毎時2本運行。
44系統 北大島中学校前・東大池団地・大池高校前経由大池駅前
内急バス瀬川営業所の運行。住宅地を経由して大島と大池を結ぶ。昼間毎時2本運行。
133系統 東大野小学校前・西大島・南大野町経由大野神坂駅前
内池市バス早苗浦営業所と内急バス小宮営業所の共同運行。平電(→内池市電)大島線の代替路線であり本数・利用客ともに多い。昼間毎時6本運行。
135系統 内池海洋大前・新小島東橋・内池経大前・小宮駅・新横江石油小宮前経由材木埠頭行
内池市バス早苗浦営業所と内急バス小宮営業所の共同運行。小宮駅までは33系統と同じルートを走るが小宮駅からは臨海の工業地帯を走る。昼間は内池市バスのみ運行。昼間毎時1本運行。
大島本町バス停
143系統 北大島小学校前(北大島駅西口)・江里吉清風会前経由江里吉駅前行/北浦団地・北浦埠頭・早苗浦港経由早苗浦駅西口
早苗浦から国道551号線や島道270号線を経由して江里吉に至るロングラン系統。内急バス小宮営業所・瀬川営業所と内池市バス早苗浦営業所の共同運行。大島本町以北は内池市電大島線の代替路線でもある。昼間毎時3本運行。

歴史

当駅は内電開業前から平家原電気軌道が乗り入れており内池初の乗換駅であった。
1903年9月1日 平家原電気軌道大野港~当駅間の開通と同時に大島町(おおしままち)駅として開業。
当初平電は現在のテラモールの位置辺りに終着駅を置くつもりであったが(後の大島本町電停→バス停)大島町民の用地提供と内電の乗り入れが予定されていたことから内電の駅予定地の西方に終着駅を構えた。
1904年3月12日 内池電気鉄道内池港~内池間の開通に伴い内池電気鉄道が現在の国前大島駅として乗り入れ。同時に平電も駅名を国前大島駅に改称。
1933年10月1日 内電側現在の2面4線となる。
1948年4月1日 平電の路線名が本線から大島町線に変更される。
1954年4月1日 内池市市域拡大に伴い瀬川郡瀬川町・大池町・江里吉町・大島町・浦本村・大野郡大野町・西谷村・佐谷村が内池市に合併。同時に平電は大島町線を内池市交通局に譲渡し瀬川から大島本町まで続いていた内池市電大島線の一部となる。
1960年6月1日 内池電気鉄道を伴う内池の鉄道会社9社統合により内池急行に移管。
1974年11月30日 内池市電大島線廃止に伴い内池市電としては廃駅。大島線の北部区間の渋滞と収益悪化による廃止により収益は良かったが離れ小島となってしまう旧大島町線部分が巻き添えを食らう形となってしまった。
1999年5月18日 駅周辺高架化に伴い高架化。



隣の駅

内池本線
  • 特急・快速急行・急行
    • 通過
  • 快速・準急・普通
最終更新:2014年12月28日 18:33