2011年7月4日 兵器と神々と運命の歯車編

兵器(へいき)神々(かみがみ)運命(うんめい)歯車編(はぐるまへん)/Part Weapons and Gods and Gears of Destiny》


時は流れ 新世界
いつものように平和に咲き誇るこれまでとは違い、地球軍との大決戦で大打撃を受け、混沌世界の大半が崩壊したこの時代…
そんな中、追い打ちをかけるように…また新たな一つの黒い影が忍び寄る。

一つはここから始まった
遥か大昔、旧カオス文明
強大な力を持つ兵器たちの戦争が起きた。
その古代兵器が今この時代に目覚め、再びあの災厄を招こうとしていた。

一つはここから始まった
およそ一年前
神々の世界、オリオン星においてテロ事件が発生。
他力本願な考えで星を破壊し尽くす破壊神を、ある若き神々たちが闇に葬り去った。
しかし近年、奴は脱獄を図り、再度この地に舞い戻った。


そして今、二つの出来事が混ざり合う時、史上最悪な出来事が起き始めようとしていた。


“全て”がリンクする時、運命の歯車は動き始める



やあ、いらっしゃい。まあ…ゆっくり寛いでいくといい。
こちらのメニューの中からお好きな物を注文するといい。
日替わりメニューなのでな、新しく料理が追加されることもある。
…しかし貴方は変わった人だ。よくこんなレストランへ来てくれたものだ。
ここには本当に、大した物など置いてはいないが…。
………おススメのもの…?うん、そうだな……
んじゃ……貴方には特別、こちらの方から選ばせてあげよう。
どれも、我がレストランの人気の料理なのだ。まあ、昔の話だけどな。
いや、貴方が気にする様なことではない。これも、大したことのないものだから…。

じゃあ、注文を聞こうかな…。


~シナリオメニュー~

~第一章~
甘い一時を一気に穴へと突き落とす、苦く悲しいブラックコーヒーです。

少しピリ辛なナポリタン。一口、口にすれば蘇るあの出来事。

どうしても諦めたくない時、信じたくない時…そんな貴方に福を招くにふわとろオムライス。

尖り逢った時、最後には仲直りするもの…。それを思い出させてくれるグレープシャーベット。

本当の神とは一体何なのか…?そんな事を考えさせてくれるデミグラスハンバーグ。

~第二章~

癖になるトマト煮のチキンです。“絶望”が歯に引っ掛かりやすいのつまようじの使用を忘れずに。

9種類以上のスパイスを混ぜ込んだ極上の辛めのカレーライス。その辛さ故、これまでにない驚きと歓喜が飛び出ます。

~第三章~

秘伝のタレを漬け込んだ鳥の唐揚げでございます。そのカリッとした歯ごたえと共に、掛け替えの無いものを思い浮かべてはいかがでしょう?

~第四章~
口いっぱいに広がるこの甘酸っぱさは癖になる。「今なら何でもできる」そう元気づけさせてくれる分担のマーマレードはいかが?


+ ...


エンディング

ASIAN KUNG-FU GENERATION より「ひかり」





主な登場人物


~第一章~
シリウスの脱獄事件を聞いて彼を捕まえようとしている。
デイリンとバベルの行方を捜している。
バベルとのフェンシング対決で勝利し、二人を解放する。
ベガとの対決では押され気味であったものの、超覚醒を発動し、勝利。
「ボクは……全てを終わらせる。」

ミシェルと共にシリウス撃退に協力する。
ミシェルがバベルと戦った後、ミシェルのいない時に機関を引き連れたシリウスで対決。
対決の末、シリウスを負かした。
「…おかえり…友よ…。」

ミシェル達と共に組織に立ち向かう裏で、アバラの事を気にかけている。
「アバラさん…!」

  • バベル
大地の神にして惑星神の一人。
デイリンが誘拐された事を知り、探しにいくも行方不明になる。
しかしアバラ、ベガの強迫によってやむを得ず側につく。
デイリンを救う為、ミシェルにフェンシングで対決を挑むも、敗北。
その後デイリンと再会し、惑星神として復帰した。
「私と決闘しなさい、ミシェル…っ!」

  • デイリン
熊の仮面をつけた人物に誘拐された大自然の女神。
決心がついたアバラによって解放される。
「もう、迷わなくてもいいんですよ…?」


~第二章~
誘拐された妹のアキラを救うため、謎の組織に立ち向かう。
(また第一、第三章にも登場)
「俺はこんな運命認めねえぞ」

一時はアキラを助け出そうとしていた。
よく事件が発生する場所に出くわすがあまり興味を持たない様子。
また、世界の大半が破滅した事を知った後、そして近くで激戦が繰広げられていても危機感を持つ様子は全く無い。
「私はどっちの味方でもないから」

誘拐されたアキラの行方を追っている。
「運命(さだめ)なんて砕けばいいだけよ。」

中学の時、キルビスと同じで、今はキルビスの友達であるスーパーカーや格闘が好きな少年であり、
キルビスの協力をすることとなった。
(また第一、第三章にも登場)
「俺は神をゆるさねぇ!!」

牛の仮面をつけた人物に誘拐されたキルビスの妹。
一度解放されたものの、首に爆弾をつけられ、完全に助かった状況ではなかったが、キルビスの持ってきた800億と引き換えに爆弾を外してもらい、完全に解放された。
(また第一、第三章にも登場)
「大丈夫、兄さんは絶対に負けない。」

冥界から消えた魂達の行方を追っていた死の神。
諸悪の根源であるクローズにたどり着くが、思わぬ不意打ちによって死神の力を封じられ、同行していたカレン共々倒れていたところを清空博士に拾われる。
その後、街を襲撃されたキルビスと共に、クローズ率いる死霊の軍勢に立ち向かう。
クローズとの戦いで満身創痍に追い込まれてしまうが、シャルの助太刀によって形勢逆転、封じられた神力を取り戻し、勝利した。
「これ以上、死者の魂を弄ぶ事は許しません…。」

  • シャル
クローズとの戦いで満身創痍になっていたプルストに助太刀した謎の流離人。
「離してあげなよぉ…みっともない大人だね。」


~第三章~
キルビスの家に居候していた古代の最終兵器。
アキラを救うため、自ら敵の手に渡る。
その後しばらくマスクの少年と行動を共にしていた際、ニュー・ガーディアンと地球軍との戦争を見せられ、ついに昔の記憶と自分が何なのかを思い出す。
しかし、人殺しや暴力を拒む心は変わっておらず、マスクの少年と自ら決別し、キルビスの許に戻る。
(また第一、第二章にも登場。)
「ワタシは…お前の道具じゃない!!!!」


~第四章~
  • ラテーネ
人攫い屋に攫われた一人娘、ノンを救出する為にイギーターの作り上げた「フロム・プレゼンター」というゲームに参加する。
(また第一章にも登場)
「ノン…お母さん、ちゃんと迎えに行くからね。」


ニュー・ガーディアンサイド

ニュー・ガーディアン部隊隊長であり、古代兵器『プシー』の力を持つ兵器。
シリウス達と手を組み、ある計画の為に譲り受けた『負の帳』という道具で人々から絶望エネルギーを回収していた。
ところが、シリウス達が倒されてしまったため、マスクの少年と共に地球へ向かう。
地球壊滅後はクローズのボディーガードとして活動し、カオス界死霊帝国化計画の為に再び殺戮行為を行う。
その後、ウェイダスと交戦し、ほぼ相打ちに近い形で散る。
「たとえ1人になろうが2人になろうが、俺達はただ与えられた使命を遂行するまで…。」

ニュー・ガーディアン部隊副隊長であり、古代兵器『カイ』の力を持つ兵器。
アルティメット・プシーと共に、絶望エネルギー回収に赴いていた。
シリウス達が倒された後、マスクの少年と共に地球へ向かう。
その後とある街中で地球軍を全滅させていたところにたまたま通りかかったローブ姿の少女と出くわし、彼女と交戦。
結果、まさかの実力を見せつけられ、敗北。美しい爆炎と共に散っていった。
「言われなくても…思う存分殺らせていただきます……♪」

ニュー・ガーディアンの1人であり、古代兵器『フィー』の力を持つ兵器。
異様にテンションが高いバイク野郎。
アルティメット・プシーやウルトラ・カイと共に行動していたが、マスクの少年の命令により地球に向かう。
ウェイダスにより地球で起動停止。
「俺様こそ最速だぜェ!」

ニュー・ガーディアンの1人であり、古代兵器『ユプシロン』の力を持つ兵器。
金髪のポニーテールの少年の姿をした『アイン』と、銀髪のツインテールの少女の姿をした『ツヴァイ』の2人で1組。
地球におけるアメリカにて、888人を殺害。
ついでにCIA総司令官であったクロも襲撃するつもりだったらしいが、ウェイダスに恐れをなしてカオス界に逃亡してしまう。
その後、アルティメット・プシーの制裁を受けたことがきっかけで、地球軍を指揮していたクロの殺害を決行。
彼の潜伏場所を突き止め、彼に攻撃を仕掛けるも返り討ちに合い、機能停止する。
「ゲームの時間だよ、ツヴァイ。」「OK、アイン。」

ニュー・ガーディアンの1人であり、古代兵器『タウ』の力を持つ兵器。
黒い長髪と赤く血走ったようなイカれた目つきが特徴。
地球における中国にて、1578人を殺害。
ウェイダスにより地球で起動停止。
「殺ス殺ス殺ス殺ス…。」

ニュー・ガーディアンの1人であり、古代兵器『シグマ』の力を持つ兵器。
舞妓のような風貌の一見おしとやかな女性だが、本性は人を斬ることを好む残忍な性格。
古代のシグマと同じく、剣術を得意とする。
地球における日本にて、524人を殺害。
ウェイダスにより地球で起動停止。
「かんにんなぁ、地球人はん。」

以前からちらほら姿を目撃されていた謎の少年。
ところが今回は以前と打って変わって人柄も雰囲気も違っており、自信を『もう1人のオメガ』と称している。
ニュー・ガーディアンを従え、地球に攻撃を仕掛ける。
オメガを連れてくるように手引きしたのも彼らしく、オメガの記憶を呼び覚まし、共に地球人を殲滅しようとした。
もう1人のオメガを名乗るだけあって、戦闘能力も桁外れに高く、オメガと同じ技を使用する。
が、実は彼自身がオメガなのではなく、クローズの作り出した怨霊兵器・オメガMk.Ⅱの『器』として利用されただけに過ぎなかったのである。
やがてオメガMk.Ⅱの強大な負の力に体が耐えられなくなっていき、地球を焼け野原にした直後に限界を迎え、負の力を抑え込めず暴走。
その後、ボロボロの体でカオス界に帰還、オメガMk.Ⅱからは解放されたものの、昏睡状態に陥ってしまい、公園のベンチに遺棄されていたところをミオリに発見され、現在病院で治療を受けている。
「これで…何もかも終わるんだ…。」

クローズによって作り出された、オメガの名を持つ兵器。
その正体は、地球軍の放ったミサイルによって滅ぼされた、カオス界の住人達の無念や怨みの集合体。
黒いスライム状の本体は基本的に攻撃手段が無く、あらゆる物体や人間に憑依することで攻撃能力を得る。
憑依された者は、その凄まじい数の無念と怨みの感情が生み出す負のエネルギーによって、あらゆる身体能力が何倍にも膨れ上がり、最終的には宿主自体が『兵器』となる。
物体に関しても同じであり、何の変哲もない1つのガラクタに憑依すると、強大な力に見合った体を作ろうと、次々と他のガラクタを引き寄せ、最終的には巨大な機械の体を形成する。
マスクの少年に憑依し、地球への復讐を果たすものの、『器』として利用していた少年の体が限界を迎えたため、一時暴走状態となる。
その後、巨大な機械の『器』を手に入れ、クローズの野望達成の為に動き始める。
オメガとガーディアン達によって敗れ去る。
「ウラミノホノオデモヤサレテシマエ………」

髑髏の仮面とボロボロのマントが特徴の、謎の人物。『本編の黒幕』。
オメガMk.Ⅱを作りだした張本人であり、地球襲撃事件の真の黒幕。
元は神界特務兵団の一員だったが、現在は死霊使い(ネクロマンサー)と呼ばれる、死体を操る魔法使いの類となっており、特S級犯罪者の1人。
彼自身は特に強くはないのだが、死霊使い(ネクロマンサー)の名の通り、死霊を操る能力を持っており、ゾンビやスケルトンなどを召還して自身を守る兵力とする。
オメガMk.Ⅱの力によって、カオス界を死霊の帝国にしようと企んでいる。
一時はキルビスらによって追い詰められるが、オメガMk.Ⅱを止めると偽り暴走させた事で戦況を一転させ、更にその後のプルストとの一騎打ちでは、カオススピネルを飲み込んで筋骨隆々とした強靭な肉体とパワーを手に入れ、神力を封じられたプルストを満身創痍にまで追い込む。
しかし、突然現れたシャルによってカオススピネルを吐き出させられ、パワーを失った挙句、神力を取り戻し、覚醒したプルストに敗れた。
その後、おそらく宇宙警察に連行されたと思われる。
「今度こそあなた達の完全敗北ですよ!ハハハハハハ!!!!」


神々サイド

「神々の誓い編」でミシェルたちにやられた元大天主にして破壊神の男。
宇宙警察署を脱獄し、なんとか混沌世界まで逃げきる。
ニュー・ガーディアンの組織と手を組み、共に混沌世界の破滅を目論む。
しかしレインドとの戦闘で敗北し、その後宇宙警察に連行される。
「フヒャヒャヒャッ!!壊せ、壊せぇッ!!」

  • 牛の仮面をつけた人物(ベガ)
シリウスと行動を共にする謎の人物。『本編の第二の黒幕』。
キルビスに人質のアキラと引き換えに全てのカオススピネルとオメガ、更に現金800億を要求する(後にカオススピネルとオメガの二つはクローズへ提供)。
ミシェルへの復讐の為、そして全ての頂点に立つ為にアバラの能力や新時代機関を利用して計画を着々と進める。
天上山にてミシェルと激戦を繰り広げるも、超覚醒した彼に敗れ、遠くへ吹っ飛ばされてしまった。
その後、小型宇宙船に乗って遠い星へと消え失せた。
「僕には夢がある…邪魔はさせないよ。」

  • 熊の仮面をつけた人物(アバラ)
シリウスと行動を共にする謎の人物。その正体はバベルの実の兄。
少々引っ込み思案で、常に敬語を使っている。
その正体はレインドたちとも少々仲のよかった名の神、アバラだった。
ベガの考えた策案でミシェルに変装し、計画を進めていた。
だがある日、悩み考えた挙句、自首することを決意。その際に人質に取っていたデイリンを解放した。
「こんなの、間違っています…っ!!」

地球サイド


ニュー・ガーディアンによる地球人無差別大量殺害に反感を持った新世界の住人
ニュー・ガーディアンに対して攻撃をしかけていたが
アルティメット・プシーとの戦闘で散った
「貴様が…貴様がクロフォード様の邪魔をするな!」

正体不明の謎の少女。
日本刀を所持している。彼女曰く、日本刀こそが最強の武器。
初登場ではローブを身に纏い、ウルトラ・カイと遭遇。
序盤は押されていくものの、「四刀流」を使用して勝利。
「許せない…絶対に…っ!」

その他のエネミー

  • イギーター
ゲームが大好きな人攫い屋の一員。
ラテーネの娘であるノンを誘拐し、彼女に自身が作り上げたゲームを持ちかける。
「(ああっ…!夢にまで見た一人以上のゲームプレイ…っ!!)」


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最終更新:2015年01月12日 20:27