「待っていたぞ、科学忍者隊!」
タツノコプロ制作のアニメ『
科学忍者隊ガッチャマン』に登場する悪役。
名前の由来はドイツ語で
山を意味する「Berg」と
猫を意味する「Katze」を組み合わせたものである
(山猫そのものに相当するドイツ語の単語は「Wildkatze」。カタカナ読みするなら「ビルト・カッツェ」だろうか)。
地球征服を狙う謎の秘密結社「ギャラクター」の首領で、自称「次期総裁」(ただし
こいつとは違い下剋上は企んでいない)。
正体不明のギャラクターの総支配者である「総裁X」の忠実な配下としてギャラクターの実働部隊を指揮する。
変装・変身で女性に化ける特技はカッツェ女性説の一因ともなった。
その他、時に仕草や言葉尻がオネエっぽい、濃い色の口紅を好んで付けている、
感情の起伏が激しくヒステリーなどが挙げられ、彼の正体を探るのも番組の伏線の1つであった。
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その正体 |
その正体は、総裁Xが男女の胎児を合成して創り出した雌雄同体のミュータントである。 解かるか!んなもん
ヒマラヤ山脈麓の寒村で生まれたが幼少期は細胞が安定せず、ほぼ一年ごとに性別が入れ替わっていた為、
奇異や嫌悪する人目を避け、一年ごとに転校を繰り返す等して隠れるように生きてきた。
思春期が過ぎ、成長が安定した頃には自分の意思で性別を入れ替える事が可能になったものの、
望まぬ姿でこの世に生を受け、奇異の目や揶揄に晒され続けた為に強い劣等感を抱き続けてきた。
己の運命を受け入れる為には 「自分は選ばれた特別な存在」と信じ、思い込み、それを肯定・証明する必要があった。
その意思は正義ではなく悪の道に向けられ、悪の組織ギャラクターの一員となり、類い稀な頭脳を用いて幹部に昇進。
首領の地位に就いて現在に至る。
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なお、リメイク(
の皮を被った換骨奪胎)作品の『
ガッチャマンクラウズ』にも同名人物が登場するが、
こちらは旧作との共通点は性別不明で紅を引いた唇ぐらいである。
女装要素はメインヒロイン(男)に持ってかれてるし
(以上、Wikipedia及びピクシブ百科事典より一部引用・改変)
格闘ゲームにおけるベルク・カッツェ
「えーい、私が直々に始末してやる!」
タカラのゲーム『タツノコファイト』に参戦している。
CPU専用だが、
ストーリーモードをクリアすればプレイアブルキャラとして使用可能になる。
必殺技は
長い前隙でギャラクター隊員を呼び寄せ銃撃させる「ミュータントコマンド」、
手榴弾を投げ付ける「チキンボム」、
画面奥側へ身を躱すその場緊急回避「チキンムーブ」の3つ。
超必殺技は巨大な足のメカを呼び寄せて相手を踏み潰す「メタルコール」。
コンセプトとしては遠距離で判定の残るボムを
予め置きつつ、
それを避けてジャンプや
突進技で飛び込んでくる相手をチキンムーブで躱しながら反撃、
飛び道具に徹してくる相手には超必殺技で手痛い反撃を浴びせ、
相手が縮こまったら隊員斉射でガード削りを狙う変則的な
ガンナー系キャラ……と思われるのだが、
通常技の鈍重さやチキンムーブの後隙など、CPU戦ならいざ知らず対人戦で使うには難が多く、
とある攻略サイトにも
「何をやっていけばいいか分からない」「立ち大Pは火炎放射が強そうに見えるハッタリ」
「対空技はないわ地上技も弱いわボムもでがかりの隙がでかいわ」などと半ばこき下ろされていた。
まぁ『タツノコファイト』自体格ゲーとしてのバランスよりもタツノコプロのキャラゲーとしての側面が強いので、
このカッツェ様にしても
主人公にやられて原作再現するのが目的の性能と言っていい。
また地味ながら、
通常投げの火力が同ゲーム中でも高いという特徴も持つ。
とは言えこの性能のキャラが投げの間合いまで近付く事自体自殺行為に等しいが。
MUGENにおけるベルク・カッツェ
chuchoryu氏による、『タツノコファイト』の
ドットを用いた
MUGEN1.0以降専用のキャラが存在。
キャラ名は「Galactor」となっている。
現在は海外サイト「The Mugen Multiverse」で代理公開されている他、同氏製作のコンプゲーに同梱という形でも公開中。
なお、Readmeの類が付属していないため、各種
コマンドはcmdファイルを開いて確認する必要がある。
操作方法はPotS氏寄りの『
CVS』風4ボタン方式で、
ブロッキング、
ゲージ溜め、チェーンコンボ、スーパージャンプが可能。
原作ゲームの技や演出も一通り揃っているが、ミュータントコマンドとチキンムーブが削除され、
代わりに通常技だった火炎放射が必殺技に昇格している。
技が減ってしまった上に
通常投げも無く、超必のメタルコールは
発生がべらぼうに遅くて威力もショボいという中々厳しいキャラだが、
チキンムーブなんぞよりよっぽど頼れるブロッキングがあり、通常技も酷く発生が遅いというわけでもないので、
原作よりはマシな性能になっている……はず。
この他に、同氏が製作した
大鷲の健との
特殊イントロも用意されている。
AIはデフォルトで搭載済み。
「また失敗したな!愚か者め!」
出場大会
最終更新:2024年04月30日 15:33