マタドガス

     
 分類:どくガスポケモン
 タイプ:どく
 高さ:1.2m
 重さ:9.5kg
 特性:ふゆう(じめんタイプの技と、
                           「まきびし」「どくびし」「ねばねばネット」「フィールド」を無効化する)
    かがくへんかガス(自身が場に居る限り、全てのポケモンの特性を無効化する)
 隠れ特性:あくしゅう(野生のエンカウントの確率低下。攻撃した相手を10%の確率で怯ませる)
      ミストメイカー(場に出た時、ミストフィールドを展開する)【ガラルのすがた】

2つの どくガスの せいぶんが
ながい じかん ふきだまる ばしょで
ふたごの ドガースが でるらしい。

+ 担当声優
石塚運昇
アニポケ(コジロウの手持ち)、『スマブラ』シリーズ
うえだゆうじ
『キミにきめた!』

任天堂の育成RPG『ポケットモンスター』に登場するポケモンの一匹。
第1世代(『赤・緑』)から登場している古株である。
グレン島などに生息するドガースが進化した姿で、見ての通りドガースが二体くっついた姿をしている。
顔つきもニヤニヤ笑っていたドガースに対してどことなくアンニュイになっているのが特徴。
ゲーム中では防御が高く補助技に優れる。
また、セキチクシティジムリーダー・キョウの切り札でもあった。

+ 図鑑説明
赤・緑、ファイアレッド
ごくまれに とつぜんへんいで ふたごの ちいさい ドガースが れんけつしたまま でることがある。
青、リーフグリーン
2つの どくガスの せいぶんが ながい じかん ふきだまる ばしょで ふたごの ドガースが でるらしい。
ピカチュウ版
ゴミのなかに ふくまれている どくガス バイきん ほこりを きゅうしゅうして いきている。
金、ハートゴールド
どちらかが ふくらむと かたほうはしぼむ ふたごの ドガース。 いつも たいないの どくガスを まぜている。
銀、ソウルシルバー
たいないに ふくまれる どくガスを ぎりぎりまで うすめると さいこうきゅうの こうすいができる。
クリスタル
ゴミからでる どくガスを すうたび からだが ふくらみ なかの においが くさく なっていく。
ルビー
くさった なまゴミから でる ガスが だいすき。そうじを しない いえに すみつき かぞくが ねしずまった まよなか ゴミばこを あさる。
サファイア
ふたごの からだを こうごに しぼませたり ふくらませたりして どくガスを まぜている。まぜるほど どくそが つよまり くさくなる。
エメラルド
どくガスを とくしゅな ほうほうで うすめると さいこうきゅうの こうすいが できあがる。ゴミから でる ガスが さいこうの ごちそう。
ダイヤモンド・パール・プラチナ、ブラック・ホワイト
ゴミから はっせいする ガスを たべて おおきくなる。ごくまれに 3つごの マタドガスが みつかる。


原作中の性能

HP:65
攻撃:90
防御:120
特攻:85
特防:70
素早さ:60

高い防御と多彩な耐性が売りのポケモン。
『金・銀』までは影が薄かったが、じめんタイプの技を無効化できる特性「ふゆう」を得た『ルビー・サファイア』以降は弱点がエスパーのみとなり、
更に相手を物理攻撃力が下がる「やけど」状態にする「おにび」を習得した事により、優秀な物理受けとなった。
ただし特防は並レベルであり、素早さも低いため特殊型には弱い。
受けきるのが難しい状態でも「みちづれ」や「だいばくはつ」「おきみやげ」等、一矢報いる手段が多いのも強み。
その他にも自分と相手の体力を一緒にする「いたみわけ」や、相手の能力変化を無効化する「くろいきり」、
相手のPPを削る「うらみ」「おんねん」等多彩な補助技を覚える。
また、攻撃・特攻共に高めだが、物理技のレパートリーが少ないため、
基本的に攻撃技は「かえんほうしゃ」「10まんボルト」などで弱点を突く特殊型。

『ダイヤモンド・パール』では高レベルのやせいのものが登場し、だいばくはつを習得している。
それを利用して、高レベルギャラドス2体という構成かつ、何度でも戦えるトレーナー「つりびとのタツオ」相手に、
育てたいポケモンを先に出す>だいばくはつ持ちのポケモンと交換> 即だいばくはつ という、
通称ギャラボムと呼ばれる育成法の、だいばくはつ要員(という名の犠牲者)として推奨されている。

ファンの間ではドードリオやダグトリオの存在から「いつかは三つ子になるのでは?」と更なる進化を期待されているが、未だに三つ子になる気配は無い。


たいきの きたない せいぶんを きゅうしゅうし
きれいな くうきを フンの かわりに はきだしている。

第8世代では特性が追加された他、リージョンフォーム「ガラルのすがた」で登場。
「どく・フェアリー」の複合タイプで、弱点がじめん、はがね、エスパーと3つしかない優秀な耐性を持つ。
妖精的な要素が一切見られないが、これは関節式機関車のフェアリー式がモチーフとされているため。
ダジャレとか言ってはいけない。
そして原産、ガラル産ともに新たな特性『かがくへんかガス』を習得。
これは自身が場に居る限り、全てのポケモンの特性を無効化すると言う場合によっては非常に強力な特性。
例えば相手側が持つ「ちからもち」や「かそく」などの強力な特性を無効化したり、
味方側が持つ「よわき」や「スロースタート」などのデメリットでしかない特性を無効化して戦力にすると言った戦法が可能。
ただし「ばけのかわ」などの一部の特性は無効化出来ない点は注意。

+ マタドガスのトレーナー達
『初代』においては上述のようにセキチクシティのジムリーダー、キョウが最後の一体として繰り出してくるが、
AIがイマイチ賢くなかったためかこちらが「そらをとぶ」や「あなをほる」などの1ターン無敵になる技を使っている最中に、
突如として「だいばくはつ」を使い文字通り一人で自爆するというコント行動をとることがあった。
後にキョウは『金・銀』において四天王に格上げとなるが、その際にはリストラされている
(娘であるアンズの手持ちにマタドガスが居ることから、譲渡されたとも考察できる)。

『ハートゴールド・ソウルシルバー』においてはロケット団幹部、ラムダの手持ちポケモンとして登場。
中でもラジオ塔におけるドガース5体マタドガス1体という強烈な編成が有名。

+ アニメにおけるマタドガス
アニメでは放送開始直後の第2話にてサカキからのお歳暮として贈られたドガースとして登場。
第31話においてアーボがアーボックに進化したタイミングと同じくマタドガスに進化し、
長期にわたりロケット団のコジロウのパートナーとして活躍した。
マタドガスになってから二体それぞれ別々の声色で演じており、小さい方が大きい方と比べて高い鳴き声であった。

活躍はバトルだけに留まらず、浮き袋としてや煙幕として、時にムサシにレンタルされるなど、
ロケット団の登場シーンにおいてもその出番は非常に多かった。
無印を視聴していた世代にとってはマタドガス=コジロウであり、関連商品のイラストもコジロウと一緒に描かれていることが多く、
高待遇の上にED曲の一つ「ポケモン音頭」に至ってはソロパートまで貰っていた。
……が、コジロウがウツボットを使うようになってからはバトルの主力はウツボットになり、
マタドガスは「くろいきり」による逃亡要員となることが多くなった。

後に『アドバンスジェネレーション』6話において密猟者から野生のアーボとドガースを守るためにコジロウと別れたため、
現在彼の手持ちポケモンの中には居ない。
なお、煙幕要員としての仕事はハブネークやサボネアに引き継がれた。

大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズにも、アイテム「モンスターボール」から出てくるポケモン(一種のストライカー)として登場。
『初代』には進化前のドガースが登場し、周囲にガード不可の「スモッグ」をまき散らしてダメージを与える。
スモッグは連続ヒットするので一度当たれば次々とヒットしていくのだが、吹っ飛ばす力はやや低めである。
『DX』ではマタドガスに進化して登場。効果は同じ。
残念ながら『X』でリストラされてしまったが、『for3DS』の「フィールドスマッシュ」にてドガースが再登場を果たしており、
弱体化効果を持つ「どくガス」で攻撃する。


MUGENにおけるマタドガス

Terui氏により製作されたものが存在する。キャラ名は海外版の名前である「Weezing」。
殆どの必殺技飛び道具であり、主に飛び道具を使って戦うキャラ。
常に結構高いところを浮遊しておりAI殺し気味。
更に「大爆発」を使うか7P以降を指定すると進化前のドガースになり性能が変わるという、
かなり癖の強い性能となっている。
Hyde233氏の外部AIが存在。

出場大会

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最終更新:2022年12月21日 19:14