自己責任

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358 名前:名無しさんの主張[sage] 投稿日:2012/06/23(土) 01:23:01.63 ID:??? 日本人の連帯責任と自己責任の使い分けって凄いよな。 犯罪者が生まれると、その家族、勤務先、さらには 小学校の先生(笑)まで連帯責任が問われたりする。 だが犯罪を犯したのが組織であると、連帯責任ということで、 責任者の責任は曖昧にされ下っ端社員にも責任があるとされる。 さらには犯罪の被害に合うのが弱者であると、 加害者ではなく被害者の注意不足で今度は自己責任だとされる。 責任者に責任を取らせるより、八つ当たり的に根拠不明な責任を 押し付けて叩くことでストレス解消しようって奴が多いんだろうな。 863 :名無しさんの主張:2012/06/26(火) 23:14:24.24 ID:??? 日本人が責任の意味を全く理解してないって、本当っぽいな。 ssh228 自己責任 ~ 小論キーワード(8) [小論キーワード] http://sshshouron.blog.so-net.ne.jp/2008-11-03-2 高校生だとピンとこない人も多いかもしれませんが、 ある程度以上の年齢の人であれば、自己責任という言葉で真っ先に思い出すのは、 2004年のイラク日本人人質事件。 この自己責任論騒動は、海外のメディアでも報道されました。 今回の人質問題で、日本では人質となった本人たちの自己責任を指摘する自己責任論が起きていると。 ところが、ここで1つ、意外な問題が起きていました。 「自己責任」という言葉が翻訳できなかったのです。 「自己責任」を意味する語は、他国の言語にはあんまりないらしいんです。 少なくとも英語にはありません。(*付記参照) 手元の英語の辞書をいくつか調べてみましたが、やはりありませんでした。 2004年当時の海外メディアも、 self-responsibility という訳語を創って対応したようです。 でも、self-responsibility と言われても、ぜんぜんピンとこないんですよね。 で、仕方ないので、 JIKOSEKININ とそのまま書いて、説明を付けるという記事もずいぶんあったようです。 ご存知のように、日本は明治になってから大慌てで近代化を進めました。 近代化っていうと、富国強兵とか鹿鳴館とかいうイメージかも知れませんけど、 それ以前の問題として、欧米近代的なものの見方・考え方などがそもそも日本にはありませんでした。 例えば philosophy なんて学問、日本にはなかったです。 なかったというのは、そういう言葉すらなかったということです。 仕方ないんで、たくさんの言葉を創ったわけです。  philosophy は「哲学」という名前を与えられて、日本で生き始めました。 865 :名無しさんの主張:2012/06/26(火) 23:15:33.80 ID:??? で、実は「責任」という言葉も、そういう明治期の造語なんですね。 元はもちろん responsibility。   ところで、responsibility というのは、 responsible の名詞形です。 どちらもルーツは response。 つまり「応答」です。 responsible という語は、response + ableですから、 字面からすれば「応答することができる」「応答能力のある」という意味です。 なのに、responsible の意味は「責任ある」。 何か、妙じゃないっすか? 英語の勉強してて首をひねった経験ありませんか? 私は不思議に思ってましたよ。思ってはいましたが、受験生だったんでとりあえずその疑問は封印してましたが。 04年の自己責任論騒動のときに、このナゾはきれいに解けました。 桜井哲夫氏によると、responsibilityは文字通り 「ある約束に対する相互義務」に過ぎないと。 そう、ある約束に応えることができる、という意味だったんです。 したがって、responsibility というのは、約束=二者間の契約があって初めて発生するんですね。 契約なくして responsibility なし。 安全ということに関して、国家と国民の関係でいうと、 国民は武力で国家に逆らうようなことはしない(だから国民は武器などの武力を持たない)。 その代わり、国家は国民の安全を守る(だから国家だけが独占的に軍隊や警察などの武力を持つ)。 これが両者間の契約ですね。 この契約にきちんと応えるのが、双方の responsibility であるわけです。 866 :名無しさんの主張:2012/06/26(火) 23:16:34.50 ID:??? 04年の自己責任論騒動で海外プレスが驚いたのも、ムリなかったんです。 上記の契約からすれば、国はいかなるときも国民の安全を守る responsibility があります。 国民側には、自らの安全を守る responsibility はありません。武力を放棄しているのですから。 時の政府(小泉政権)が、人質となった人たちに「責任」を求めたのは、まったく理解不能だったわけです。 ちなみに、自己責任という言葉が日本で使われるようになったのは1980年代半ばだそうです。 自己責任って言葉、日本語としてはかなりの若造です。「パソコン」より若いかも。 さて、小論キーワードとしての「自己責任」。   大学の先生たちは、上記のようなことは当然みーんな知ってます。 自己責任が目新しい言葉であること、 国際的にはあまり通用しない概念であることなど。   今回の受験生へのアドバイスは、 「自己責任」という言葉を決めゼリフに使わないこと です。 というより、この言葉は、論拠にはなるべく使わない方がいいでしょうね。 こんなあやふやな言葉で論を立てるのは危なっかしいですから。 ついでに言うと、これは逆に言えば、 課題文などで「自己責任」を決めゼリフに使っている文章に出会ったら、 かなり穴のある文章である可能性が高いです。 結構なツッコミどころが見つかるかもしれません。 868 :名無しさんの主張:2012/06/26(火) 23:30:15.23 ID:??? 責任=契約(約束)で決めた義務に応えること というわけか。勉強になったよ。 小泉時代に「欧米は自己責任型社会だから日本も~」 なんて言ってたのは、なんだったのか・・・ 877 :名無しさんの主張:2012/06/27(水) 00:37:04.36 ID:??? 日本人は本当に外国のあらゆる考え方を勝手に曲解して、 強者を守り弱者をいじめるために連呼するんだな。 このスレの指摘は正しい。 もう感動して涙が出るレベル。 まさか「責任」までもがそうだとは思わなかったよ。 訳してる方も明らかにわざとやっているだろw 「レスポンシビリティ? それは責任!「責」められる「任」務のことだ! おまえも叱咤激励をしっっかり受け止めて責任を果たせ!」 みたいな感じでw 5125 名前:脱日本人 投稿日: 2014/05/12(月) 18:25:34 ID:??? どうして、 『自殺するまで追い詰めた奴の自己責任』や、 『自殺が増えるような制度を敷いた奴の自己責任』は問わないのか。 これは無責任な暴君がのうのうと生き延びる社会だよ。
358 名前:名無しさんの主張[sage] 投稿日:2012/06/23(土) 01:23:01.63 ID:??? 日本人の連帯責任と自己責任の使い分けって凄いよな。 犯罪者が生まれると、その家族、勤務先、さらには 小学校の先生(笑)まで連帯責任が問われたりする。 だが犯罪を犯したのが組織であると、連帯責任ということで、 責任者の責任は曖昧にされ下っ端社員にも責任があるとされる。 さらには犯罪の被害に合うのが弱者であると、 加害者ではなく被害者の注意不足で今度は自己責任だとされる。 責任者に責任を取らせるより、八つ当たり的に根拠不明な責任を 押し付けて叩くことでストレス解消しようって奴が多いんだろうな。 863 :名無しさんの主張:2012/06/26(火) 23:14:24.24 ID:??? 日本人が責任の意味を全く理解してないって、本当っぽいな。 ssh228 自己責任 ~ 小論キーワード(8) [小論キーワード] http://sshshouron.blog.so-net.ne.jp/2008-11-03-2 高校生だとピンとこない人も多いかもしれませんが、 ある程度以上の年齢の人であれば、自己責任という言葉で真っ先に思い出すのは、 2004年のイラク日本人人質事件。 この自己責任論騒動は、海外のメディアでも報道されました。 今回の人質問題で、日本では人質となった本人たちの自己責任を指摘する自己責任論が起きていると。 ところが、ここで1つ、意外な問題が起きていました。 「自己責任」という言葉が翻訳できなかったのです。 「自己責任」を意味する語は、他国の言語にはあんまりないらしいんです。 少なくとも英語にはありません。(*付記参照) 手元の英語の辞書をいくつか調べてみましたが、やはりありませんでした。 2004年当時の海外メディアも、 self-responsibility という訳語を創って対応したようです。 でも、self-responsibility と言われても、ぜんぜんピンとこないんですよね。 で、仕方ないので、 JIKOSEKININ とそのまま書いて、説明を付けるという記事もずいぶんあったようです。 ご存知のように、日本は明治になってから大慌てで近代化を進めました。 近代化っていうと、富国強兵とか鹿鳴館とかいうイメージかも知れませんけど、 それ以前の問題として、欧米近代的なものの見方・考え方などがそもそも日本にはありませんでした。 例えば philosophy なんて学問、日本にはなかったです。 なかったというのは、そういう言葉すらなかったということです。 仕方ないんで、たくさんの言葉を創ったわけです。  philosophy は「哲学」という名前を与えられて、日本で生き始めました。 865 :名無しさんの主張:2012/06/26(火) 23:15:33.80 ID:??? で、実は「責任」という言葉も、そういう明治期の造語なんですね。 元はもちろん responsibility。   ところで、responsibility というのは、 responsible の名詞形です。 どちらもルーツは response。 つまり「応答」です。 responsible という語は、response + ableですから、 字面からすれば「応答することができる」「応答能力のある」という意味です。 なのに、responsible の意味は「責任ある」。 何か、妙じゃないっすか? 英語の勉強してて首をひねった経験ありませんか? 私は不思議に思ってましたよ。思ってはいましたが、受験生だったんでとりあえずその疑問は封印してましたが。 04年の自己責任論騒動のときに、このナゾはきれいに解けました。 桜井哲夫氏によると、responsibilityは文字通り 「ある約束に対する相互義務」に過ぎないと。 そう、ある約束に応えることができる、という意味だったんです。 したがって、responsibility というのは、約束=二者間の契約があって初めて発生するんですね。 契約なくして responsibility なし。 安全ということに関して、国家と国民の関係でいうと、 国民は武力で国家に逆らうようなことはしない(だから国民は武器などの武力を持たない)。 その代わり、国家は国民の安全を守る(だから国家だけが独占的に軍隊や警察などの武力を持つ)。 これが両者間の契約ですね。 この契約にきちんと応えるのが、双方の responsibility であるわけです。 866 :名無しさんの主張:2012/06/26(火) 23:16:34.50 ID:??? 04年の自己責任論騒動で海外プレスが驚いたのも、ムリなかったんです。 上記の契約からすれば、国はいかなるときも国民の安全を守る responsibility があります。 国民側には、自らの安全を守る responsibility はありません。武力を放棄しているのですから。 時の政府(小泉政権)が、人質となった人たちに「責任」を求めたのは、まったく理解不能だったわけです。 ちなみに、自己責任という言葉が日本で使われるようになったのは1980年代半ばだそうです。 自己責任って言葉、日本語としてはかなりの若造です。「パソコン」より若いかも。 さて、小論キーワードとしての「自己責任」。   大学の先生たちは、上記のようなことは当然みーんな知ってます。 自己責任が目新しい言葉であること、 国際的にはあまり通用しない概念であることなど。   今回の受験生へのアドバイスは、 「自己責任」という言葉を決めゼリフに使わないこと です。 というより、この言葉は、論拠にはなるべく使わない方がいいでしょうね。 こんなあやふやな言葉で論を立てるのは危なっかしいですから。 ついでに言うと、これは逆に言えば、 課題文などで「自己責任」を決めゼリフに使っている文章に出会ったら、 かなり穴のある文章である可能性が高いです。 結構なツッコミどころが見つかるかもしれません。 868 :名無しさんの主張:2012/06/26(火) 23:30:15.23 ID:??? 責任=契約(約束)で決めた義務に応えること というわけか。勉強になったよ。 小泉時代に「欧米は自己責任型社会だから日本も~」 なんて言ってたのは、なんだったのか・・・ 877 :名無しさんの主張:2012/06/27(水) 00:37:04.36 ID:??? 日本人は本当に外国のあらゆる考え方を勝手に曲解して、 強者を守り弱者をいじめるために連呼するんだな。 このスレの指摘は正しい。 もう感動して涙が出るレベル。 まさか「責任」までもがそうだとは思わなかったよ。 訳してる方も明らかにわざとやっているだろw 「レスポンシビリティ? それは責任!「責」められる「任」務のことだ! おまえも叱咤激励をしっっかり受け止めて責任を果たせ!」 みたいな感じでw 5125 名前:脱日本人 投稿日: 2014/05/12(月) 18:25:34 ID:??? どうして、 『自殺するまで追い詰めた奴の自己責任』や、 『自殺が増えるような制度を敷いた奴の自己責任』は問わないのか。 これは無責任な暴君がのうのうと生き延びる社会だよ。 341 :名無しさんの主張:2014/09/15(月) 16:19:16.44 ID:??? 日本人の自己責任論の不思議なところは、自分らにだけ自己責任を適用されてるのに、 放漫経営をしたあげくに公的資金に頼った銀行とか、政府と癒着してる土建屋とか、責任を絶対に とらない官僚とか、まったく自己責任が適用されてない連中に対して疑問を抱かないところだろ 「あいつらが、自分らの失敗のツケを平然と他人にツケてるのに、なんで俺らだけすべて自分の失敗を 自分で引き受けよ、みたいな説教されなきゃならんの?」とか疑問に思う知能すらないんだろうな。 そりゃスウェーデン人も日本人には批判精神が無い分析しますわそりゃ。 自分らだけが自己責任を適用されて、「お前らは自己責任で頑張れ」つってる支配層がまったく 責任とってないことに、なんら疑問やおかしさを感じ効果的な批判を展開できないのだから

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