Poenus

 百詩篇第6巻99番にフランス語化されない状態で登場しているラテン語。ポエヌス(poenus)はラテン語で「フェニキア人の、カルタゴ人の」を意味する。ピーター・ラメジャラーはこの意味に理解している。

 しかし、エドガー・レオニマリニー・ローズブリューノ・プテ=ジラールジャン=ポール・クレベールらは、ペニン・アルプスのラテン語名アルペス・ポエニナエ(Alpes Poeninae)と理解している*1。その形容詞形はポエニヌス(Poenninus)なので、それの語中音消失と理解できるか。

登場箇所



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用語
最終更新:2009年09月20日 12:23

*1 Leoni [1982], Rose [2002c], Clébert [2003]