歯科放射線

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Oral Radiology2010 1. 切歯管嚢胞(鼻口蓋管嚢胞)がハート型の透過像(→正中にあり左右対称)を示す理由は? 答え 切歯管が鼻腔に向かって二股に分かれるから=切歯管が二股の管だから 2. 明らかな嚢胞壁がないものは?=偽嚢胞は?=上皮の裏装がない嚢胞は? 答え 単純性骨嚢胞(=外傷性骨嚢胞、出血性骨嚢胞、弧在性骨嚢胞→いろんな言い方がある)・脈瘤性骨嚢胞・静止性骨空洞 3. 静止性骨空洞の特徴は? 答え 下顎骨舌側にある顎下腺などが圧排や迷入して皮質骨が欠損(陥凹)している。50歳前後に多い。治療の対象じゃない。 4. 静止性骨空洞のMRI所見は? 答え 欠損部に脂肪があるならT1T2ともに高信号(白い)、顎下腺ならT1T2ともに中信号(灰色) 5. 単純性骨嚢胞の特徴は? 答え 骨梁欠損、外傷の既往、単胞性のX線透過像で辺縁はホタテ貝状、角化嚢胞性歯原性腫瘍との鑑別は困難 6. 単純性骨嚢胞がホタテ貝状を示す理由は? 答え 単なる骨梁欠損状態だから。 7. 脈瘤性骨嚢胞の特徴は? 答え 脈管の拡張が原因、波動ふれることあり、皮質骨は風船の様に膨隆、石けんの泡のような多胞性所見(エナメル上皮腫も似た所見) 8. 歯根嚢胞の画像所見は? 答え 類円形の病変、境界明瞭、辺縁にX線不透過像、病変は歯根膜腔と連続、歯槽硬線(白線)消失 9. 残留嚢胞の特徴は? 答え 歯根嚢胞で抜歯したあとの病変取り残しが原因、抜歯直後は抜歯窩と連続した透過像で徐々に類円形の透過像へ、境界は明瞭 10. ガマ腫って何?あと、MRIの所見は? 答え ガマ腫は粘液嚢胞で舌下型・顎下型・舌下顎下型があり、舌下型は口腔底を盛り上げてガマ蛙みたくなる。 MRIではT1強調で低信号、T2強調で高信号(水と同じ) 11. リンパ上皮性嚢胞(鰓嚢胞)の好発部位と画像所見は? 答え 好発部位は胸鎖乳突筋の前方 画像所見は、 MRIではT1強調で低信号、T2強調で高信号(水に近い信号) 超音波は、内部エコーは均一で弱い(黒色)、境界明瞭、後方エコーの増強→これらの超音波像の特徴は良性を示す。よって多形腺腫などの良性腫瘍も同じような像になる。また、悪性なら逆の状態になる。例外は悪性リンパ腫=良性のような所見が見られる 造影CTでは、内部は造影されない。また、超音波のPower Doppler法で内部血流は認めない。(嚢胞内に血管が無いから!これが腫瘍なら、ほとんどの腫瘍は血管がカニの足のように広がってるので造影されたりドップラー法で確認できる) これらの画像所見は、ほとんどの嚢胞で同じ所見! 12. 類皮嚢胞のMRIと超音波の所見は? 答え MRI:T1強調T2強調ともに高信号 超音波:内部エコーを持った=内部エコーが強い(白色)不均一な構造 13. 嚢胞や膿瘍の造影CTの所見は、どうなるか? 答え 血管が内部にないので、周辺が一層造影される。 14. 歯原性良性腫瘍のうち、歯原性上皮で成熟した線維性間質を伴い、歯原性外胚葉性間葉組織を伴わないものは? 答え エナメル上皮腫、歯原性石灰化上皮腫、腺腫様歯原性腫瘍、角化嚢胞性歯原性腫瘍 15. 歯原性良性腫瘍のうち、歯原性上皮で成熟した線維性間質を伴い、歯原性外胚葉性間葉組織を伴わないもので、透過像のなかに不透過像が散在しているのはどれか? 答え 歯原性石灰化上皮腫、腺腫様歯原性腫瘍 16. 歯原性良性腫瘍のうち、歯原性上皮で 歯原性外胚葉性間葉組織を伴い、硬組織をみるものは?=透過像の中に不透過像がみられるものは? 答え 歯牙腫、エナメル上皮歯牙腫、石灰化嚢胞性歯原性腫瘍など 17. 歯原性良性腫瘍のうち、間葉組織で歯原性上皮をみるものは? 答え 歯原性粘液腫、歯原性線維腫 18. 境界明瞭な透過像のなかに直線的隔壁を持つものは?=樹枝状の不透過像が透過像内に観察されるのは? 答え 歯原性粘液腫 テニスラケット状とも言う 19. 石灰化嚢胞性歯原性腫瘍の特徴は? 答え 埋伏歯や歯牙腫を合併することある、内部の石灰化物は大小不同で散在性もしくは瀰漫性に観察される、ghost cell 20. 腺腫様歯原性腫瘍の特徴は? 答え 上顎犬歯部に好発、埋伏歯を伴うことある、含歯性嚢胞と似た所見、石灰化物の形成があるとX線不透過物が観察される 21. 歯原性石灰化上皮腫の特徴は? 答え 埋伏歯を伴うことある、不規則な不透過像を含む単胞性ないし多胞性の透過性病巣、エナメル上皮腫や石灰化嚢胞性歯原性腫瘍との鑑別が必要 22. エナメル上皮腫の所見は? 答え 境界明瞭、再発しやすい、ほぼ多胞性、下顎に多い、皮質骨の膨隆・菲薄化(羊皮紙様感や波動触知) 23. エナメル上皮腫の画像所見は? 答え 単胞型、soap bubble型(多胞型)、蜂巣状、歯根吸収、埋伏歯伴う 24. 角化嚢胞性歯原性腫瘍(歯原性角化嚢胞)と原始性嚢胞の違いは? 答え 嚢胞内面の上皮が角化(原始性嚢胞)か錯角化か、内容液が漿液性(原始性嚢胞)かオカラ状か ※原始性嚢胞のなかの40~50%が歯原性角化嚢胞。 また、角化嚢胞性歯原性腫瘍は、裏層上皮が錯角化のものと角化のものがあるが普通は錯角化の方を角化嚢胞性歯原性腫瘍という。角化のほうは予後良い 25. 角化嚢胞性歯原性腫瘍の特徴は? 答え 嚢胞壁結合組織に娘嚢胞があり再発しやすい、基底細胞母斑症候群の患者に多発性にみられる、X線では多胞性で辺縁はホタテ貝状、上皮が錯角化だと再発しやすい 26. 舌の扁平上皮癌の原発巣の画像所見は? 答え 造影CTで造影される、T2強調画像でやや高信号、腫瘍が大きくなると中央部は壊死を起こし造影されない部分がみられる、Power Doppler USで腫瘍部は血流が豊富である 27. 口腔扁平上皮癌のリンパ節転移に認められる画像所見は? 答え 造影CTでrim enhancementがみられる、リンパ節は硬く球形に近くなる(よって、リンパ節のくぼみhilumが消失する)、MRIにおいて造影T1強調画像で高信号、Power Doppler USで腫瘍辺縁の血流が豊富、転移リンパ節は圧痛が無く癒着を示すことがある ※hilum=リンパ門は、正常リンパ節もしくは炎症性のリンパ節腫脹で見られる。ちなみにhilusは昔の言い方。 28. 舌癌の放射線外照射の結果として起こる副作用は? 答え 下顎骨髄炎、骨壊死、口腔粘膜の潰瘍、味覚障害、嚥下障害 29. 悪性リンパ腫の特徴は? 答え リンパ節の多発性腫大、口腔粘膜に発生する、顎骨中心性の破壊性病変(顎骨内に発生する)、Waldeyer輪に好発、リンパ節にhilumは見られない、血液のがんの1つ ※Waldeyer輪(ワルダイエル輪)は、ノドの奥に見られる扁桃腺が輪状に並んだ部分 30. 頭頚部悪性腫瘍の放射線治療について正しいのは? 答え ガンマ線が使われる、術前・術中・術後に使われる、外照射は必要線量を数回に分ける、外照射は4~10Mevの高エネルギーX線を利用、治療可能比1以上が対象(1も含む) 31. 舌癌の放射線治療について正しいのは? 答え 放射線感受性が中等度である(中等度なら放射線治療はファーストチョイスにならないが、舌の機能を維持するために放射線治療を行う)、術前照射(手術併用照射)は30~40Gy程度、放射線治療単独なら50~70Gy、初期の舌癌T1やT2はガンマ線による組織内照射は有効、T4まで進むと放射線単独ではむずかしく併用療法を行う 32. ベルゴニエ・トリボンドーの法則の特徴は? 答え 細胞分裂期間(M期)が長いほど放射線感受性は高い、未分化な細胞ほど感受性は高い、細胞分裂の頻度が多いほど感受性は高い 33. 放射線感受性の高い組織は?また、低い組織は? 答え 高い:口腔粘膜、骨髄、唾液腺、リンパ組織など 低い:筋肉、脂肪、神経、結合組織 34. 放射線治療で使われる放射線は? 答え 間接電離放射線:X線、ガンマ線 直接電離放射線(荷電粒子線):電子線、陽子線、重粒子線 35. 放射線治療における陽子線の特徴は? 答え 腫瘍細胞をピンポイントに狙えて正常組織に影響が少ない、浸潤していない初期の癌に特に有効、ブラッグピークBragg peakを示す ※Bragg peakは陽子線やα線などの重荷電粒子線が物質を通過する時に見られるもので、停止する直前にエネルギーが最大になって、その後、急激にエネルギーが0になるということを示す。この性質は放射線治療おいて非常に重要である。 36. 顎骨の打ち抜き像Punched out appearanceが見られるのは、どのような状態か?また、代表的な疾患は? 答え 状態:皮質骨内側から外側にいたる鋭利的破壊 疾患:顎放線菌症、多発性骨髄腫(Bence Jonesタンパク尿が見られる。血液のがんの一つ。)、Histiocytosis X(ランゲルハンス細胞組織球症) 37. 顎放線菌症の特徴は? 答え 咬筋に波及して板状硬結、皮質骨を破壊して打ち抜き像、原因菌はグラム陽性のActinomyces Israeli 38. 骨膜反応とは?また、その反応を示す疾患は? 答え 病変の刺激により皮質骨の外側にある外骨膜が押し上げられ、骨膜内側から新しく骨が作られる(骨膜下化骨が起こる)こと。骨内から皮質骨を破壊し、骨膜を皮質骨から剥離する骨内病変。 悪性腫瘍(骨肉腫など)、良性腫瘍(類骨骨腫、骨膜下血腫など)、骨髄炎、外傷による出血、代謝性疾患 39. 骨膜反応の例をあげよ。 答え Codman三角(長管骨の骨肉腫に見られるもので、三角形の骨新生像、顎骨にはあまり見られない)、sunray effect旭日状所見(放散型の細長いトゲ状の骨新生像。骨肉腫を示唆する)、スピクラ(トゲっていう意味の英語で、骨肉腫に良く見られる) 40. Garre氏骨髄炎の特徴は? 答え 骨膜下化骨を起こす、小児や若年者に発生、顎骨変形を起こす(顔面の非対称)、下顎の根尖性歯周炎や抜歯窩からの感染が多い、骨硬化所見(骨新生)、玉ねぎの皮状所見(骨膜反応の1つ)、非化膿性炎 41. 骨破壊性の急性顎骨骨髄炎が発症しやすい人は? 答え 高度糖尿病患者(易感染性)、顎骨への放射線治療患者、ステロイド長期服用患者、ビスホスホネート長期服用患者(BRONJ)、免疫抑制剤服用患者 42. 骨肉腫の画像所見は? 答え 造骨性変化、骨破壊性変化(骨融解性変化)、旭日像、codman三角、スピクラ ※歯根吸収は見られない!!! 43. 顎関節円板をMRIで見ると、どんな形? 答え 蝶ネクタイ状 44. 関節円板を非侵襲的に画像化できるのは?=被曝や疼痛なしで観察できるのは? 答え MRI よって、MRIが登場してからは、それまで使われた顎関節造影が唯一の検査だったけど使われなくなって、MRIで検査するようになった。 45. 顎関節造影X線検査が唯一、MRIに勝る点は? 答え 関節円板の穿孔や断裂また癒着を画像化できる。 よって、これ以外の目的ならMRIを使う。 46. 顎関節造影に使う造影剤は? 答え 非イオン性ヨード製剤 47. 関節円板を3つの部分に分けると??またその中で、閉口時に下顎頭から12時の位置にある部分と10時の位置にある部分は? 答え 前方肥厚部、中央狭窄部・後方肥厚部。12時の位置にあるのは後方肥厚部、10時は中央狭窄部。 48. 顎関節の診査に利用されるのは? 答え 経頭蓋側斜位撮影=シューラー法、経咽頭側斜位撮影、眼窩下顎枝方向撮影=オルビトラムス法、パノラマX線撮影、パノラマ顎関節撮影、断層X線撮影、X線造影、CT、MRI 49. 顎関節のT2強調MR画像で下顎頭(関節突起)の前に高信号の白い像があったら、何を疑うか? 答え 滑液貯留(Joint effusion) 50. 顎関節のX線造影を使うとしたら、どんな病変を調べるときか? 答え 関節円板の穿孔(perforation)もしくは関節円板の癒着 51. 上顎洞根治手術のX線所見は? 答え 鼻腔の拡大、上顎洞の狭小化=上顎洞前壁陥凹、上顎洞底線の不鮮明化や挙上、頬骨弓後面(パノラマ無名線)の変化=頬骨弓後面の内方陥凹 52. 上顎洞癌で出現するX線所見は? 答え 上顎洞壁の破壊、上顎洞のX線不透過性亢進、骨破壊像 53. 歯性上顎洞炎の診査に有効なのは? 答え CT、口内法 54. 副鼻腔で炎症が起きやすいのはどれか? 答え 上顎洞が1番で、次が蒒骨洞 ※副鼻腔(上顎洞、蒒骨洞、前頭洞、蝶形骨洞)は自然孔で鼻腔と繋がっている。 55. 上顎部で悪性変化が出現しない部位は? 答え 上顎歯髄 56. 歯原性上皮=外胚葉性組織に由来する組織は? 答え エナメル上皮、歯堤、エナメル器、歯胚 ※歯胚は、エナメル器・歯乳頭・歯小嚢の3つの要素から構成される。 57. 歯原性外胚葉性間葉組織に由来する組織は? 答え 象牙質、セメント質、歯乳頭(歯髄)、歯小嚢(歯根膜) 58. 顎関節部の骨折を診査する方法は?その中で、開口制限が出ていたら使えないのは? 答え 経頭蓋側斜位撮影=シューラー法、経咽頭側斜位撮影、眼窩下顎枝方向撮影=オルビトラムス法 使えないのは、眼窩下顎枝方向撮影=オルビトラムス法 59. オトガイ部を強くぶつけた場合、考えられる骨折部位は?また、それぞれの骨折の種類は? 答え 下顎骨正中部(直達骨折)と関節突起頸部(介達骨折) 60. 下顎骨の骨折が疑われた。骨片の頬舌的偏位の有無を撮影する方法は? 答え 咬合法 61. ゴルフボールが眼にあたった。考えられる骨折と症状は? 答え 吹き抜け骨折blow-out fracture(眼窩底骨折とも言い、上顎洞の上壁が折れてる) 脂肪組織が上顎洞内に逸脱、眼球の運動障害(下直筋または下斜筋が骨折部位に挟まり、上に動かない)、複視(ものが二重に見える) 62. 頬骨骨折の画像検査は? 答え Waters法 63. 顎骨の病変で近接する歯を偏位させる所見が表れるのは、どのような性質か? 答え 良性腫瘍(角化嚢胞性歯原性腫瘍やエナメル上皮腫など)や嚢胞であることを示す、ゆっくりと発育する性質、弱い力を周囲に作用させる性質 64. 顎骨の病変で歯根を吸収する所見が表れるのはどういうことか? 答え やや強い力を周囲に作用させ膨隆性発育を表す良性腫瘍や嚢胞でみられ、悪性腫瘍ではほとんど見られない。よって、根吸収があると悪性の可能性が低くなる。※悪性腫瘍なら、急速に発育し歯根吸収ではなく浮遊歯となる。 65. 慢性硬化性顎下腺炎(腫瘍じゃないけどKuttner腫瘍)の唾液腺造影所見は? 答え 主導管の軽度拡張と末端導管の消失 66. シェーグレンと良性リンパ上皮性疾患(ミクリッツ)の違いは? 答え 後者は、口腔乾燥なし・唾液腺は一部が変化・点状陰影は必ずしも見られない 67. 良性リンパ上皮性疾患(ミクリッツ)の造影所見は? 答え 斑紋状陰影欠損像、末梢導管の消失 68. (Branchless) fruits-laden treeもしくはCherry blossom patternの造影像を示す疾患は? 答え シェーグレン ※リンゴのような実がなっている木に似た造影像が見られる。また、症状が進むと木の枝がなくなり実だけが浮いているように見えることもある。 69. シェ―グレンの診断に必要な検査は? 答え ガム試験→口の乾燥を見る、シャーマー試験・ローズベンガル試験→眼の乾燥を見る、99mTcO4ー唾液腺シンチ(集積像の低下がみられる)、唾液腺造影、口唇生検、血液検査(抗SS-A,抗SS-B抗体) 70. Ball-in-handの造影像をしめす疾患は? 答え 唾液腺腫瘍(特に顎下腺の多形線種など) 71. 末端拡張所見の造影像を示すのは? 答え 小児再発性耳下腺炎(慢性再発性耳下腺炎) ※シェーグレンも慢性再発性耳下腺炎(小児再発性耳下腺炎)も小円形陰影(白い粒)が見られる。ただし、シェーグレンのほうが粒は多い。 72. 唾液腺症の造影所見は? 答え 毛髪様所見(前後方向の耳下腺造影像) ※唾液腺症(唾液腺肥大症)とは、非炎症性・非腫瘍性の唾液腺腫脹。 73. 99mTcO4ーシンチグラフィで強い集積像を示す耳下腺腫瘍は? 答え ワルチン腫瘍、オンコサイト―マ 74. 唾石の診断に使う検査は? 答え 咬合法、唾液腺造影、パノラマX線、CT、超音波検査 75. 唾液腺の腫瘍の特徴は? 答え 良性腫瘍で多いのは多形腺腫、悪性なら腺様嚢胞癌、好発部位は大唾液腺なら耳下腺と小唾液腺なら口蓋腺、小唾液腺と舌下腺由来の腫瘍は悪性多い、耳下腺は8割良性で顎下腺は6割良性 76. 耳下腺内部に見られる組織は? 答え 脂肪、リンパ節、顔面神経の枝、下顎後静脈 ※耳下腺は咬筋と接している。 77. IVR(Interventional Radiology)の特徴は? 答え X線、MRI、CT、超音波、内視鏡などの画像情報をガイドとして使いながら外科手術を行える(手術の前に画像検査することではない!!術中に使う。)、基本的に全身麻酔の必要がなく最小限の侵襲で終われる ※interventionalは介入とか間に入るという意味 78. 嚥下造影検査で使う造影剤は? 答え 硫酸バリウム希釈液、硫酸バリウム含有クッキー(ヨーグルト、おかゆ)、非イオン性水性ヨード造影剤など ※油性=イオン性、水性=非イオン性   79. 嚥下運動の分類は? 答え 先行期(認知期)、準備期(咀嚼期)、口腔期、咽頭期、食道期 80. 食物が喉頭へ侵入するが声門は越えず排出されることを何と言う?また、声門を越えたら何と言う? 答え 喉頭流入、誤嚥

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