熊出 等比

※こちらは既に死亡したキャラクターのページです。記載された情報は全て生前のものとなっています。

名前 熊出 等比(くまいで とうひ)
性別 女 
享年 24 
職業 水の国自警団及びSCARLET所属
身長 170.9cm
容姿
ボーイッシュな灰色のショートカットで、やや癖毛が強く所々が外ハネになった髪型。仕事中はSCARLETとしての任務でも常に水の国自警団の制服を着用しているがお洒落にこだわりは無く、私服は夏用・冬用で合わせて三種類くらい。女性としてはやや高身長でありスレンダーな体格の持ち主。瞳の色は両目とも水色。眼鏡をかけている。胸はない
性格
仕事の時とそれ以外の時でメリハリをつけるのが上手く、勤務中は至極真面目に働くが私生活ではかなりだらけている。少し(かなり?)抜けているところがあり、仕事中以外では不注意なミスをしでかすことも。特に気の置けない相手の前では、ドジでお調子者な女性としての一面を遺憾なく発揮する。
戦闘方法
後述の固有能力と高い身体能力、及び主武装の鉤爪のついた金属棒(メイス)を駆使して戦う。SCARLETメンバーとして認められるだけあってその総合的な戦闘能力はかなりのものであり、徒手空拳のみでも一般の成人男性数人程度なら軽く制圧できる。



固有能力
能力名 『縮小界(コンパクトレンジ)』
能力分類 ???


手に触れた物質を徐々に小さくする能力。及び徐々に元の大きさに戻す能力。ただし生命を持つものに用いることはできない(植物・動物全般。当然能力者本人を含む)。縮小の進む速さは対象に依存し、より重くより大きいものほど時間がかかる。小さくできる大きさの限度は石ころ程度であり、よってそれより小さいものを更に小さくすることはできない。なお小さくなった対象物はその質量も充分小さくなる。一度最小限度まで縮小した対象には以下の二つの技が使用できる。どちらの技も手で触れる必要は無く、能力者が唱えるだけで発動可能。

①『復元(リアライズ)』
対象を元の大きさに一瞬で戻す。同時に複数の対象に掛けることも可能である。
②『収縮(ミニマイズ)』
「リアライズ」で元の大きさに復元した対象を再び最小の大きさまで一瞬で戻す。同時に複数の対象に掛けることも可能である。


能力使用時には体力・精神力を共に相当消費し、特にリアライズ・ミニマイズの連続使用は能力者の多大な負荷となる。より重くより大きいものほど収縮・復元に伴う疲労は大きくなるが、能力の通常使用による段階的な縮小・復元ならばさほど負担にはならない。

なお現在のところマインド・アートマンどちらにも該当しない能力となるため、能力分類は不明。

作中で使用した技は以下の通り。

  • 『巨岩の大雨(ロッキー・トレンシャル・レイン)』
小石の大きさにまで縮小した巨岩を幾つも上空に投げ、敵の頭上でリアライズをかけることにより無数の大岩を雨の様に降らす。範囲、威力ともに優れた彼女の大技。六罪王・ベクター・ザ・"フォビドゥン"との戦闘にて使用した。

  • 『身体能力の強化(名称不明)』
自身の持つ異能を莫大なエネルギーととらえ、それを能力の発現に用いるのではなくエネルギーそのものとして用い、身体能力を底上げする技。六罪王・首狩殺鬼との戦闘にて使用した。

  • 『小熊の長腕(テディスラッシュ)』
主武装であるメイスにリアライズをかけることにより、凄まじい速さで伸びた金属棒の鉤爪が相手を貫く刺突技。また逆に刺突の後でミニマイズをかけ相手をこちらに引き寄せたり、自身が相手に高速で近づいたりと応用が利く。首狩殺鬼との戦闘にて使用。

  • 『大熊の剛速爪(グリズリーズバイト)』
『小熊の長腕(テディスラッシュ)』により高速で相手に接近しながら、リアライズで巨大化させた鋼鉄製のガントレットで相手を叩き潰す打撃技。金属棒の伸縮による速度と巨大ガントレットの重さが合わさり凄まじい威力を誇る。しかし重いガントレットを振り下ろさなければならないため、身体能力を強化した状態でないと使えない。彼女の持てる能力全てを融合して放つ最大の奥義。首狩殺鬼との戦闘にて使用。

  • 『一滴の巨岩(ベアーズ・ティアドロップ)』
小石の大きさまで縮小させた、戦艦を沈没させるほどもある大きさの巨岩を自身の上空に弾き飛ばし、リアライズをかけて自分もろとも接近した相手を押し潰す自爆技。首狩殺鬼との戦闘にて使用。






詳細

名前からわかるよう、現在の活動拠点こそ水の国だが生まれと育ちは櫻の国である。水の国出身の数学者である父親 ベアーウト・フィボナッチと、櫻の国出身の母親 熊出 海沙(くまいで かいさ)の娘。下に熊出 島沙(くまいで とうさ)という妹と熊出 群(くまいで ぐん)という弟がいる。彼女いわく下の兄弟は「生意気」とのこと。

厳格かつ教育熱心な父親のもと幼少期から勤勉を強要されるが等比本人に全くやる気は無く、中学入学までは才能のみでエリートコースを進むことができたが以降ボロが出始め、中学・高校で計2度留年。性根が非常に怠惰であり努力が嫌いであったため当然大学へは進学できず、愛想を尽かした父親の意向で半ば勘当のような形で遥か異国である水の国自警団への所属を余儀なくされた。当初は警備・戦闘職に配属されたが訓練に全くついていくことができず(というより本人にやる気が全く無く)事務職へ回される。しかしそこでもまるで真面目に働くことは無く、いつ退職勧告が出てもおかしくない状況であった。

このような来歴の中でも等比本人は特にストレスを感じるでもなく、日々好きなことをしたり好きな友人とはしゃいだりしているだけでそれなりに幸福であった。ただ年を重ねるにつれさすがに能天気かつ怠惰でドジな等比といえども水の国への左遷以降「頑張らなくては」「しかしやる気が出ない」というある意味ばかげた、しかし本人にとっては真剣なジレンマを抱えることとなる。それは等比の人生において初めての深い葛藤だった。

そんな解決法の見つからない問題を抱える日々の中、偶然にに自然学者・神谷 皐月 と出会う。会話を続けるうちに自身の人生を見つめ直すように諭され、皐月による数々の言葉を真摯に受け止め、自分を変える決意をする。きっかけを得た等比はその後、これまでの人生で一度たりとも真剣に使うことのなかった自身の『本気』を遺憾なく発揮していくこととなる。現実と向き合うことの大切さを認識し、勉学も訓練も一からやり直し、目覚ましい努力の末ついに立派な自警団員として自立することとなった。その怠惰から積極性への180度の意識改革は並大抵の努力で叶うものではなく、いかに皐月との出会いが重要であったかを物語る。等比の父ベアーウトは、もしかすると人との出会いがもたらす影響力をわかっていたからこそ、娘を世界の開けた、そして同じく怠惰であった自分が成長し変わることのできた水の国へ娘を送ったのかもしれない。

自身の固有能力が目覚めたのは丁度この頃であり、その能力の特殊性と基本戦闘能力の高さ、そして勤勉さが評価され、SCARLETからスカウトされるに至った。

一度調子に乗ると止まらなくなるタイプで、張り切りすぎての暴走はしょっちゅうのこと。特に酒癖は悪く、笑い上戸と泣き上戸を繰り返す最も厄介な酔い方をし、大して飲めないのに強がって飲もうとするのでたいへん危なっかしい。またファッションセンスや料理の腕も壊滅的で、周囲の人々によく助けられていた。

雷の国ブレザシティにおける陸上戦艦奪還任務において六罪王・首狩殺鬼と交戦。その際腹部を槍で貫かれたことによる出血多量で死亡した。






関わりの深い人物

  • 神谷 皐月
彼女が師匠(ししょう)として慕う唯一の人物。人生の転機を与えてくれた人として、彼女に対する感謝の念は非常に強い。また同じ成人女性として自身に足りない部分を完璧に備えている皐月は、ファッションなどの私生活の面においても彼女にとっての師匠となっている。(等比が勝手にそう呼んでいるだけではあるが。)彼女の自宅に招かれた際に知り合った娘の神谷 衣織とも交友があり、一方的に年下の少女を愛でているものの、衣織の前ではドジばかり踏んでしまっているため、いまいち心証は良くないかもしれない。軍規に背き、彼女への遺書を残していた。

  • アビ・ジャハンナム
等比の所属する自警団支部において最も偉い人物。彼女に戦闘技術を叩き込んだのはこの人物である。彼女は「アビ教官」と呼び、信頼を寄せていた。またアビ教官を含めた同僚たちとは親密な関係があったらしい。




ふろく

ページ最下段、広告を挟んだ下の「添付ファイル ・SCAN0001.JPG」から雑ですが設定画的なものが見られるはず…です



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最終更新:2016年01月11日 05:18
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