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名前 |
アーグ |
性別 |
男性 |
年齢 |
242歳 |
身長 |
245cm |
体重 |
121kg |
所属 |
教会 |
好き |
神 |
嫌い |
異教徒 |
特技 |
魔術 |
【人物】
かつて
ゼン=カイマの大司教であり、100年の眠りから目覚めた怪物。
聖人でありながら悪魔のような雰囲気をまとっており、その渾名は
〝混沌〟
性格はネジ曲がっており、第一に尊大かつ傲慢。女性や力の弱いものを蔑視している。
加えて異教徒はその全てが死すべきであるという過激な思想を掲げていて
大司教として就任していた当時のゼン=カイマは宗教戦争の末に版図を大きく広げている。
またメンタル的な強さは絶対的で、子供や身内に弱いというような事もなく
良心の呵責もなく他者を拷問にかけられるほか、その悲鳴を聞くのが好みである。
全身を通して極度の奇形。瞳は単眼、唇は裂けて歯の数や並びも人間とはかけ離れている。
また腕は本来のものに加えて短く歪な二本を持つ多腕であり
手元の爪は獣のように捻くれている上に長く固い。身長も240cmを超える異形であるが
100年間を経て骨と皮ばかりの肉体と化しており、余計に奇怪な見た目である。
またそもそも140歳近くまで平然と生きながらえていたこともあり
人間というジャンルに収めて良いのかが疑わしくなるような存在であると言えるだろう。
ただし、現在は禁呪によって上記の肉体から同じく大司教の男の肉体に乗り移っている。
そのため奇形・老齢による体力の減退や脆さは全てが克服されている。
主だった属性魔術は全て極めており、禁呪や邪術の類にも造詣が深い。
一方で回復や蘇生の術もかつて大司教だっただけに人並み外れており
総じて不得意な術は無いと言って良い。また魔術の量も年齢に比して増大する体質で
常人の三倍以上も生きながらえている為、その脅威度は計り知れない。
また雷の付呪・エンチャントが得意であり、宝槍カテドラルにも彼が手を施している。
第一の目標は異教徒の排斥である。アーグの思想はまず己の信じる神と、信じる民と、そうでない者に分けられる。
最後の"そうでない者"こそ最も忌み嫌う存在であり、既に
復活を手助けした者へは
聖都スラウロットの襲撃を予告している。恐らく、以降も数多くの人々を聖戦の元に殺害するものと思われる。
第二に、彼は〝ドラクレア島〟の主賓の一人である。
六罪王ダグラスと共に
かの島を根城として、
"資格を持つもの"(主だった能力者達)を招き入れてのパーティーを画策しているという。
またこの島での繋がりは六罪王の作戦にも通じるものと思われる。
【服装】
全身をぴったりと覆う拘束具じみた衣服に加えて、黒い羽毛のファーや
絨毯とも見紛うほどに大きなマントを羽織っている。
拘束具のような服の内側には自身の第三・第四の腕を隠しており
いざという時はこれを開放して、毒を塗ったナイフを使用する。
また目元に関しては単眼を隠し、強い光から守る為に鋼鉄の穴あきアイマスクを着用している。
武装としては巨大な槍であるカテドラルを自身の手で改修し
十文字槍や十字架そのものに思える、巨大な宝杖を用いている。
大量の宝飾や鋼鉄が用いられている為に重いはずだが
何らかの術を使ってその重量を軽減し、振るっているものと考えられる。
フレデリック・シャリエールの肉体に乗り移ったことにより、奇形は全て解消されている。
右腕と左足がそれぞれ義腕義足であることを除けば筋骨隆々の健康体。
つまり、それまでのハンディキャップが一気にプラス方面へ傾いた形であり
魔術の使用に関してもそのままであるため、非常に厄介。
武装も槍であり杖でもあるカテドラルに加えて、フレデリックが大体の武器としていた
竜爪の薙刀の二つを同時に使用可能。実際には超重量のために持てるはずはないのだが
何らかの魔術によって負担を軽減することで利用していると思われる。
【能力】
- 『支配者』
代償と引き換えに『火・水・土・風』の4つの属性を完全に支配する能力。
代償とはすなわち自らの肉体を傷つけることであり、ダメージ量=支配出来る度合いである。
例えば指先を切った程度では水たまりを支配・操作する程度だが
掌をナイフで突き刺すことが出来れば、人一人分の水量を自在に支配する事が出来る。
属性の支配とは魔術師にとっては大きな課題であり、本来は理解して術式に取り込むものだが
アーグはこの能力を応用することで様々な魔術を極めたものと推測できる。
ちなみに支配する事で非常に安易な魔術でも多大な属性を使役・操作出来るため
仮に腕を切り落としでもした場合、ダム全体の水を上空へ浮かし、任意の場所に落す事も可能である。
【戦闘】
全射程において使用するのは魔術。これが得意、不得意というものが無いため
全力で獲物を仕留めるためにその都度の最善手を打ち続ける。
また対象を苦しめるような攻撃を仕掛ける事も多く
毒や刺、拷問具のような召喚物を利用することがある。
【備考】
- 『実子の存在』
眠りにつく前は不明だが、現時点で娼婦の女性との間に実子を儲けている。
性別、名前、状態などは全く不明だが、その成長速度は人間の比ではない。
尚、DNA的にはアーグが肉体を乗っ取っているフレデリックのそれであるが
魔術的素養や嗜好はアーグに似る。もっとも、母親に似る所も有るかも知れないが。
最終更新:2015年06月09日 03:20