其れは悪行で悪徳で悪疫で悪事で悪辣で、私は正しく悪人なのだ。
フランツ=フェアブレッヒェン
Franz=Verbrechen
■CONTENTS
■Character
≫Looks
【黄金の様に輝く長い金髪、同じ金色の双眸は全てを見通すが如く】
【白い軍服の上から黒いコートを羽織る、黒い紋様の書いた手袋をはめ】
【威圧感を与える貴族然とした長身の男】
一見して相手に威圧感を強く与える印象の男。金色の双眸は正しく太陽の如く。
しかし、ディミーア曰く『不愉快』と、そう捉えられる程に。
≫About
貴族然とした男であり、まさに尊大という言葉が相応しい程。
『セレンディピター号』にてパトロンの一人として命を狙われながらも、護衛者に挑発をした。
しかし、彼の挑発に対しても物怖じしないディミーアに、苛立ちを露わにした。
彼の思想は力と権威の調和。優れた者が劣った者を支配する社会こそが相応しいとしている。
故に権力者たる自分に歯向かうディミーアや
権力者の狗であるにも関わらず、優雅な振る舞いをしないテクノドッグスに苦言を呈した。
しかし、ギンプレーン達は戦闘の最中にフランツの持つ"傲慢さ"を看破し
フランツの持つ圧倒的な破壊力を流用した戦法を取る。これにはフランツも苦戦を強いられ、状況は拮抗した。
生半可な技では足りないと察したフランツは、"Spiral Architect"の真の力を解放する。
その力の本質は"遺伝子組み換え"自身の身体を、ケンタウロスという想像上の生き物に変容させ、
人間を超越した圧倒的な破壊力で能力者達に襲いかかる。
これを受けギンプレーンとリゼは戦闘を行っていたフロアから離脱、下の階層に誘い込む形で逃走する。
その場では
外務八課に所属する
ミレーユと、フランツの仲間である
"魔女"とが交戦していた。
フランツは直ぐさま魔女とコンタクトを取り、彼女の"Freak Kitchen"を使い自身を援護するように指示
自身は"Spiral Architect"により竜人へと変容、再び大規模な衝撃波を能力者達へと放つ。
しかし、そこに誤算があった。竜人という神話上の生き物を顕現させた結果、
ギンプレーンの用いる"疑似対抗神話"に神性を写し取られ、"贋造英雄"の糧にされる。
そしてギンプレーンはフランツの一撃と拮抗しうる一閃を放った。────けれども
結果はフランツの攻撃が一方的に押し負ける事となり、逆にその攻撃に呑まれてしまう。
攻撃を受ける一瞬、フランツは"魔女がフランツの攻撃を阻害した"事に思い至る。
呪詛の言葉を吐きながら、フランツは自身の力に飲み込まれ消滅した。
"「鳴海」"────との言葉を残して。
実質的に会社を運営する立場であり、その手腕は苛烈かつ強引なものである。
これは同じ分野である
レヴォルツィオーン社を強く意識する、彼の個人的な感性の結果であった。
また、
<harmony/group>自体が嵯峨野の管轄にあり、嵯峨野自身が『黒幕』に属している都合上
フランツもまた間接的に『黒幕』に協力している形となっていた。
■Skill
≫Spiral Architect
反能力者たるマルコ・ダルハイドに与しながらも能力者である。
巧妙に隠しているのか、それともそれだけの実力を持っているのか。
アイスピックを回転させ攻撃を止めている姿が確認されている。その際強度が上昇していた。
その大きな性質は"螺旋"である。武器や空間に螺旋の性質を与えることで破壊力が爆発的に増大する。
彼は自身のその特徴を矛として捉えていた、万象を突き穿つその性質こそ、彼の性格にも深く寄り添う。
故に、その攻撃を流用する形のカウンターに滅法弱い。先のインシデントも、その弱点を十二分に活用された。
また、螺旋という性質と、彼の得意とする"遺伝子工学"の知識とが組み合わさった時
その真の性質である"遺伝子組み換え"が発動した。
これは遺伝子が螺旋構造を取るという着想から、自身の遺伝子を能力を持って組み替える
そしてその遺伝子とは、実際の動物のみならず、空想上の生物すらも再現して見せた。
彼はケンタウロスや竜人といった、あまりにも強大な存在でさえ自らの身体で使役する。
しかし、その本質は高い運動能力を任せ、一撃必殺の一撃を放つというシンプルな戦闘スタイルに帰結していた。
それこそが彼の持つ驕り、圧倒的強者であるという矜持の現れであった。
余談であるが
hymnの成立にあたって、彼の遺伝子を組み換える能力が活用されている。
≫Battle Style
螺旋の力による高火力の戦闘スタイルを得意としている。一撃必殺級の攻撃を息をするように放つ。
防御力や機動力は劣るが、遺伝子組み換えにより神話生物の身体能力を再現できるため、高水準でステータスは纏まっている。
つまり、攻撃力が高く他の能力が低いパワータイプのキャラなどではなく
全体的に能力の高いオールラウンダーでありながら、攻撃力の一点は突き抜けて高いというスペックであった。
■History
『セレンディピター号』にて邂逅。
カチューシャを巡る問答にて対峙した。
彼を目の前にして一歩も退かず、不快感をあらわにするディミーアに対し、気圧される場面があった。
差別主義であり、権威主義、俗物的な彼の姿が晒される事となった。
『セレンディピター号』にて邂逅。テクノドッグスによって追い詰められた
鵺を助ける形で参上した。
戦闘の最中逃げる乗員とは対照的にその場に馳せた。攻撃を易々と止める辺り実力は高いのだろう。
そのまま資産と権力に物を言わせ戦闘を強引に終了させた。
レヴォルツィオーン社社本社にて邂逅。両社の技術交換を提案した。
社長であるリカルドにはともかく、ブランルにはあまり良い印象を持っておらず、終始傲慢な態度を崩さなかった。
レヴォルツィオーン社本社にて邂逅。世界を代表する二大製薬会社のトップとして交流。
最初こそ対等な態度であったが、徐々に持ち前の傲慢さを発揮。互いの研究成果を賭けとして出す。
結果敗北し、苛立ちを残したまま、その場を後にした。
最終更新:2018年08月12日 11:06