一行

  • 683年に貴族の血をひく漢民族の両親の間に生まれた。俗名は張遂。
 大変な秀才で役人になるよう父は推したが、母親はそれに反対。儒教?道教を幼いころより学び、道士の間からも評判がよかった。
  • 二十一才になり、両親を相次いで失い出家。一行を名乗る。
  • 普寂(683~727)より、を学び、後に『律宗』、『天台宗』を学ぶ。
  • インドからやってきた僧『金剛智?』より『金剛頂経』を学び阿闍梨の資格と位を得て、善無畏とともに『大日経』の翻訳に携わり、また『大日経』の解説書も書き記している。
  • 一行の特徴は、密教という、仏教でも異質な存在を、天台宗の教学を通して解釈し、善無畏が講義した大日経を中国人に受け入れやすくした点が上げられる。
  • また、天文学にも秀でており、パリのサント・ジュビエーブ図書館より、ニュートンと並んで表彰されており、また中華人民共和国からは、仏教に携わった人間としてはめずらしく、記念切手が発行されいている。

参考資料

図解雑学 密教

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最終更新:2007年10月08日 20:47