ロアとは、ヴ―ドゥーで拝まれる神様である。ハイチの土着の精霊と、主に西アフリカの神様が、ぐちゃぐちゃどろどろさわさわぴちょんぴちょんしている。

 現世利益とか、人生の相談を担当する。

 フランス語で、「馬に乗る」と表現される憑依によって、ありがたいご託宣をヨリマシたる「馬」が言うことになっている。

 ナシオと呼ばれる「くに(ちなみにヴ―ドゥーではギニアっぽいギネーを霊魂の故郷が水中にあってロアはそこに住まうとする信仰がある)」神様群の他、ペトロ群とラダ群に分かれる。一応ゲーデはまた別とされる。

 死とかを司るのが悪いとか言われるが、お宗旨ではあまり 崇高だけど力が弱いアフリカ起源のラダ群と癒し系だが力強く若干悪いペトロ群の神様の差異はないので、ティギニン(信者)は両方を拝む。

 一応「カトリックと言い張ってます」という建前上、一応全神様にキリスト教の聖人が一応充てられている。更にロアの皆さんはキリスト教の「ヤハウェ」とは別だとされ、「Aftergod」と呼ばれる。

参考資料


立野淳也『ヴードゥー教の世界―ハイチの歴史と神々』125頁

檀原照和『ヴードゥー大全』

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最終更新:2022年09月02日 17:21