ヘル(hel)


その名は「隠す者」の意。
ロキアングルボザの娘。1説には、ロキがアングルボダの心臓を食べて妊娠し、生まれた子だともいう。
フェンリルヨルムンガンドの妹である。
冥府の女王。半身が青白く、もう半身は人肌色。恐ろしい顔つきをしている。
特に残忍なわけではない。

兄弟とともに巨人の国ヨトゥンヘイム?で育っていたが、オーディンによって世界の最下層ニヴルヘイムへと落とされた。
彼女の支配する世界もヘルという。
オーディンの命で、すべての年老いて死んでいったもの、病気で死んだものはヘルのもとへと来る。ちなみにバルドルやその妻ナンナ?も訪れた。

ラグナレクには彼女の死者の軍も参加し、ロキに従う。
死者の爪で作られた「ナグルファル」という船で出陣する。そのためか、北欧には
死者の爪を切って埋葬する習慣があったという。

オーディンによって、9つの世界を支配する力を与えられた。
罪人は彼女によって裁かれ、龍や狼に引き裂かれる。

エーリューズニルという館に住んでいる。

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最終更新:2005年05月22日 12:49