レネヌテト(Renenutet、rnnwtt)

 その名は『乳母としての蛇』を意味する。古くはウラエウスを額に付けた女性で表されていたが、やがて太陽円盤と羽毛をいただく蛇として描かれさらには女性、女性の頭を持つ蛇、ライオンの頭を持つ女性となった。彼女は豊穣の神とされ、穀物を納屋に入れるときや取り入れの際は彼女に初物が供物として捧げられた。死者の裁判の際死者を補佐し、死者の衣に気を配るなど死者の世話をするためハトホルイシスとも結び付けられる。彼女の元素は土と水 場合によっては火である。

参考文献

ステファヌ・ロッシーニ、リュト・シュマン・アンテルム『図説エジプトの神々事典』154頁

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最終更新:2021年05月29日 15:39