カンボジア国籍を取得していたお笑いタレントの猫ひろし(34)が、カンボジア代表としてロンドン五輪に出場することが決まった。
オリンピックの陸上では、標準記録を突破した選手が1人もいない国は、男女1人ずつ出場できる「特例」がある。カンボジアはこの「特例」に該当し、自己ベスト2時間30分26秒を持つ猫ひろしが、男子マラソンの代表に選ばれた。
NHKまで夜のニュースで大々的に取り上げていたが、オリンピック出場が決まった猫ひろしは、この先、一体いくら稼ぐのか。
「昨年末、スポーツ用品メーカーなど数社からスポンサー契約のオファーがあったが、猫ひろしサイドは断ったそうです。オリンピック出場が決まった後のほうが、商品価値が高まり、契約金が跳ね上がると計算したのでしょう。イチかバチかの賭けが、成功した形です。はやくもスポンサー候補として、味の素やニューバランスの社名があがっています。ニューバランスからは靴を提供されている。オリンピック出場となれば、スポンサー料は3000万円程度になるでしょう。5社集まれば1億5000万円。最低でも1億円は稼ぐでしょう」(広告業界事情通)
オリンピック後は、バラエティー番組でひっぱりだこになるのは目に見えている。今年いっぱい、食うには困らない。
しかし、2時間30分は女子のトップ選手にも及ばない記録だ。最下位争いは明らかだ。参加することに意義があるといっても、外国の国籍を取得してまで出場することに、どんな意味があるのか。
カンボジア国内では話題になっていないから批判も起きていないが、広く知られるようになったら批判が噴出するのじゃないか。
http://news.livedoor.com/lite/article_detail/6407981/
特別枠とは…
ピエール・ド・クーベルタン男爵(1896年国際オリンピック委員会会長に就任)が提唱した理念をもとにした枠。「参加することに意義がある」の人。
夢の舞台である場所に自国の選手が参加するこによって勇気や希望を持ってもらうため、
標準記録を突破できる選手がいなかった場合、○人まで出場できる、という枠。
ちなみに今回の場合、男女各1人の枠を猫ひろしが盗りました。
猫は五輪へ向けての猛練習でタイム短縮を目指すといい、本番では「スタートは“ニャー”で勢いをつけて、ゴールした後に、最高の五輪一発ギャグをできるように頑張ります」と“平常心”で芸人魂を貫くことを宣言。国籍変更してまでつかんだ五輪切符への批判も真しな態度で受け止め、ベストを尽くすことを誓った。
http://www.daily.co.jp/gossip/article/2012/03/27/0004918506.shtml
カンボジア最大の英字紙『プノンペンポスト』のスポーツ記者の見方は非常に厳しい。
「猫ひろしさんはこの半年、こちらでもかなり話題になっています。しかし、カンボジア人は誰も、彼に『カンボジア代表になってほしい』とは思っていません。ライバルといわれているヘム・ブンティン選手は北京五輪にも出場し、カンボジアでは英雄として尊敬されています。
http://www.news-postseven.com/archives/20120213_87642.html