意識に相関した脳活動


意識に相関した脳活動(英: NCC、Neural correlates of consciousness)とは、特定の意識的知覚を生み出したり意識的な記憶を引き起こすのに十分な、最小の神経メカニズムとして定義される。

物理主義的な立場から心脳問題の解決に向け、「心」についての哲学的な問題を保留して、実験的に扱うことの出来ることに集中しようとする立場である。脳についての神経科学的な解明の鍵となるのが、意識に相関した脳活動である。

最小限という概念がポイントである。脳活動全体は明らかに意識を引き起こすのに十分であり、その内のどの下位構成要素が意識的な体験を引き起こすのに必要かという問題だ。

全ての感覚、精神状態は意識に相関した脳活動に関連付けられる。もしも、神経外科手術の際などの大脳皮質の微小刺激などによって、意識に相関した脳活動を人工的に引き起こすことが出来れば、被験者はその脳活動に関連付けられる知覚を体験するだろう。

具体的な研究内容はWikipediaの意識に相関した脳活動を参照されたし。


最終更新:2011年02月16日 00:27