PBL-Osakaとは?

大阪大学医学部の現5回生を中心とするPBL形式のケーススタディ勉強会です。
1回生から6回生まで、どなたでも参加できます。
活動頻度は月2回程度を目処にしています(曜日は不定期)。

PBLって何なの?

Problem-Based Learning(PBL)とは、日本語で「問題解決型学習」と呼ばれているものです。
米国が発祥で、現在医学部をはじめ世界中の大学で導入されています。
  • 医学教育におけるPBLの特徴は
○少人数(6~7人)でのグループ学習
○症例が"Problem"として順を追って与えられ、グループ全体でその解決(≒診断)について議論する
○最終的な診断の結果より、それを導き出す過程における段階的な考え方のプロセスを重視する
○参加者それぞれに役割が与えられる。(チューター、症例担当、書記、低学年サポーター、など)
○わからない、あるいはもっと勉強したいと思った事項はそれぞれが"Learning Issues"として持ち帰る
○自己評価/他人へのフィードバックを通じて、お互い高め合う

などが挙げられると思います。

PBL-Osakaの目標

現在、私達の大学のカリキュラムにはPBLやチュートリアル形式の授業がありません
これは、全国の医学部でもかなり珍しい例だと聞いています。
そのため、学生は系統的学習のみを通じて医療の現場に出なければならないのです。

しかし、実際の臨床では、患者さんが病名を掲げて外来にやってくるわけではないですよね。
患者さんの「訴え」を十分に聞いて、その患者さんが持つ問題を正しく把握し、
さまざまな情報を聴取し、必要に応じて診察・検査を行うことで最終的な診断をつけ、
その患者さんのために最良の治療を行わなければなりません。

私達は、PBL形式による学習は、実際の臨床での診断プロセスとは多少異なる点はあれど、
非常に有用であり、日々の医学学習のモチベーション向上にも役立つと考えています。

できるだけ多くの方に、PBL形式の学習に触れてみてほしいと思います。
少しでも興味を持った方、ぜひ私達の活動に参加してみませんか?

興味のある方はlate.fragment(あっと)comet.ocn.ne.jp(ヨシナガ)までメールお願いします☆
最終更新:2009年04月27日 22:14