この無表情で顔立ちのない姿は、青白く透き通るような肌をしている。
アンノウン CR11 Unknown
防御
AC 22、接触20、立ちすくみ19(+2外皮、+7洞察、+3【敏】)
HP 98(10d8+50)
頑健 +9、反応 +12、意志 +17
DR 10/冷たい鉄
攻撃
移動速度 30フィート
近接 爪(×2)=+10(1d6-1)
特殊攻撃 暗示の視線(-3)、痛みの視線(+5 もしくは+3d6+5)、
犠牲者探し、強烈な視線(魅惑、識別障害)、多面なる技(3)、秘められた精神力(+2)、メスメリストの技12回/日(恐ろしい外見、驚異的回避、鏡像の催眠、誤認、矢の消失、霊気の雲)、
霊魂への侵食(DC22)
擬似呪文能力 (術者レベル10; 精神集中+17)
修得済みのメスメリスト呪文 (術者レベル10; 精神集中+17)
生態
アンノウンは、他のクリーチャーの精神エネルギーを餌にしている恐ろしいフェイのクリーチャーである。アンノウンの行動と組織を研究している学者たちは、彼らはもともと何らかの形で夢の次元に到達してそこで閉じ込められ、儚い夢景の中で同様に彷徨った他の精神によって作り直されたフェイ・クリーチャーであったのかもしれないと推測している。アンノウンは、犠牲者が新しいアンノウンに変化するまで、人型生物の霊魂を侵食することによって、種をより多く増やす。アンノウンは通常、既に比較的無防備の者、特に子供を犠牲にすることを選択するが、熟練した冒険者を自分のものに変えると、その結果は本当に恐ろしいものとなるだろう。
アンノウンの作成 Creating an Unknown
「アンノウン」はあらゆる人型生物への後天性テンプレートである。特記されているものを除いて、アンノウンは基本クリーチャーの能力を使用する。
脅威度:基本クリーチャーの脅威度+2。
属性:中立にして悪。
種別:クリーチャーの種別は
フェイ(
人型生物の
変性種)に変更する。HD、基本攻撃ボーナス、セーヴは再計算しない。
アーマー・クラス:アンノウンの外皮ボーナスは2増加する。
防御的能力:アンノウンは
DR 10/冷たい鉄を得る。
近接:アンノウンは2回の爪攻撃を得る(基本クリーチャーが2つの手を持つと仮定している)。これらの爪は、アンノウンが中型クリーチャーである場合1d6、小型の場合は1d4ポイントのダメージを与える。
特殊攻撃:アンノウンは以下の特殊攻撃を得る。
霊魂への侵食(超常)/Psyche Erosion:1日1回、アンノウンの
犠牲者探しの能力の影響を受けた目標がアンノウンの真の姿を見たなら、意志セーヴ(DC=10+アンノウンの合計ヒット・ダイスの半分+アンノウンの【魅力】修正値)を行わねばならず、失敗すると1d6ポイントの【魅力】ダメージを受ける。セーヴに成功すると、【魅力】ダメージを無効化し、その目標に対するアンノウンの
犠牲者探し効果も終了する。クリーチャーがアンノウンの
犠牲者探しの能力の目標である限り、魔法をもってしても霊魂への侵食による能力値ダメージを回復できない。霊魂への侵食による【魅力】ダメージが目標の【魅力】と等しくなると、そのクリーチャーは
犠牲者探しの目標でなくなっても、能力値ダメージは自然回復しなくなる。この能力値ダメージを完全に回復できるのは魔法のみである。
【魅力】ダメージが【魅力】と等しくなると、目標は悪夢に満ちた
混迷に陥り、アンノウンの追跡が続く。この夢の状態は1d4日間続き、最後に【魅力】ダメージが【魅力】未満に減少すると、キャラクターは目覚める。そうでない場合、クリーチャーは即座にすべての自己の感覚を失い、アンノウンの奴隷となる。【魅力】をアンノウンの【魅力】に置き換え、アンノウンの曝露による【魅力】ダメージを受けなくなる。時間が経つにつれて、通常は1週間から2週間で、被害者は新しいアンノウンとなり、このテンプレートを得る。
たとえ
犠牲者探し能力の目標を変更していたとしても、アンノウンは感覚を被害者のものと共有することができ、全ラウンド・アクションとして、
ポゼッションOAに従って犠牲者の身体の制御を奪うことができる。通常、アンノウンはこの能力を使用して、アンノウンになるまで犠牲者を近くに置いておく。アンノウンはしばしば犠牲者を使って隠れ家に新しい犠牲者をおびき寄せる。
霊魂への侵食は[精神作用]効果である。ゲームが
正気ルールHA/ホラー・キャラクター/正気を使用している場合(12ページ参照)、侵食は【魅力】ダメージの代わりに2d6ポイントの正気度ダメージを与え、犠牲者の正気度ダメージが目標の正気度以上である場合、
混迷と犠牲者への変化を引き起こす。
犠牲者探し(超常)/Victimize:即行アクションとして、アンノウンはこの能力を、視線内の1体のクリーチャーを目標とすることができる。目標を指定した後、アンノウンはこの能力の目標を24時間、または目標が死ぬかアンノウンの
霊魂への侵食能力に対するセーヴに成功する間まで、変更することはできない。アンノウンは犠牲となったクリーチャーの正確な位置と、別次元界にいても到達する最短のルートを常に知っている(
ディサーン・ロケーションと
ファインド・ザ・パスの組み合わせと同様)。これは占術効果であり、
マインド・ブランクや同様の効果によってのみ防ぐことができる。クリーチャーは一度に1体だけアンノウンの犠牲者探しの目標になることができ、アンノウンは一度に1体のクリーチャーのみを犠牲者探しにすることができる。
言語:アンノウンはボーナス言語としてアクロ語を得る。アンノウンは、
ヴェントリロキズムの擬似呪文能力を用いた場合を除き、会話することができない。
その他の特殊能力:アンノウンは以下の能力を得る。
摸写(超常)/Assume Likeness:
幻覚の迷彩を使用する間の標準アクションとして、アンノウンは
犠牲者探し能力の目標を、もともと知っている特定のクリーチャーに変装させることができる。
犠牲者探しの目標となったクリーチャーが意志セーヴ(DCは
霊魂への侵食と同じ)に成功したなら、この効果は無効化され、アンノウンは24時間が経過するか、犠牲者を変更するまでのどちらか早いほうまで、この能力を再び使うことはできない。それ以外の場合、アンノウンは犠牲者の特徴と振る舞いを既知のクリーチャーにあわせて変化させ、そのクリーチャーに成りすますための
〈変装〉判定に+20の状況ボーナスを与える。
幻覚の迷彩とは異なり、この能力は
犠牲者探しの目標に対して機能する。これは[精神作用]の幻術(幻覚)効果である。
夢の移動方法(超常)/Dream Movements:アンノウンにとって、すべての世界は夢の次元からの悪夢の色合いで彩られており、まるで夢の中であるかのように移動するものとして物理法則に逆らうことができる。アンノウンはACに【魅力】ボーナスに等しい洞察ボーナスを得る。移動アクションとして回数無制限で、アンノウンは
ディメンジョン・ドアを使用するかのように移動できるが、この能力を使用できるのは
犠牲者探し能力の目標の視線内の範囲に出入りするためだけである。
犠牲者探しの目標のクリーチャーと目的地はどちらもアンノウンから遠距離の距離でなければならない。
幻覚の迷彩(超常)/Hallucinatory Camouflage:アンノウンが
犠牲者探し能力でクリーチャーを目標としている限り、幻術のベールで後部の姿を隠し、
犠牲者探しの目標以外には
犠牲者探しの目標となったクリーチャーの種族の目立たない存在のように見える。意志セーヴ(DCは
霊魂への侵食と同じ)に成功すれば、この幻術に作用するクリーチャーはこの効果を信じなくなる。これは[精神作用]の幻術(幻覚)効果である。
能力値:+2【敏捷力】、+2【耐久力】、+2【知力】、+4【魅力】。
最終更新:2020年06月12日 23:50