三闘将編 あらすじ 57~65話

映画に合わせて始まった、三闘獣にBURSTするGG三闘将と、リョウガたちの戦いを巡るエピソードのあらすじです。
今回は伝説のポケモンが登場するものの、扱いが非常に悪く、今まで以上に本作に対して、不快感等の症状や吐き気等をもたらす可能性がありますので、閲覧の際はご注意ください。
不満点まとめは三闘将編 活動レポートを参照。



57話「伝説のポケモン」

リョウガは朝早く、寝ている仲間にナイショで、一人でアルカデスの元へ行こうとする。カルタとラグのBハートを持ち出し、彼らに謝りながら、光の羅針盤を最終起動させようとしたが、仲間たちに気づかれてしまう。みんなは、リョウガについていく目的を話し、カルタは「仲間ですから!」と、みんなで一緒に行くとリョウガを勇気付けた。

場面は変わり、久しぶりとなるGGの登場。相変わらずフロードは裸だが、今度はちゃんとはいている。作戦参謀ゲルブは、リョウガの行動は全て把握していると語り、最終起動の直前という最新情報まで伝え、更に対抗策もあるという。
とある山中では、なつかしのヤザが、拡声器で伝説のポケモン、コバルオンの名を呼び、来なければ捕まえたポケモンたちをGGの犠牲にすると脅す。コバルオンは地を踏みつけてGGを脅し、自らキャタピラ付きトラックへと入っていく。そのまま条件を飲まないで下山する策はコバルオンの覇気によって失敗し、怒らせて暴れられては困ると隊長に昇格していたヤザが急いで他のポケモンたちを逃がす。コバルオンが言うには、自分と同格の存在であるテラキオンとビリジオンもGGの前に捕らわれたらしい。戦闘力たった5の村人?はその光景を見ていた。

コバルオンは「私欲を露にした人間どもめ・・・許すまじ」と怒る。計画は順調、フロードが育ててきた3人の出番が来たらしい。

今まで以上にポケモンが描かれたが、伝説のポケモンに対する一連の行動は「この作品では人間様がポケモンより強い」という印象を決定付けた。

58話「三人の刺客」

GG回。三闘獣は人口Bハートの犠牲になった……。フロードはポケモンの生命エネルギーを浴び、最強体になる準備を進めている。ゲルブは、ラグとカルタがリョウガの仲間に加わったことも入手済みであった。
GG本館と戦士棟。そこには現在の状況に不満を漏らす、GG七戦騎のキギャンが、同じく七戦騎のルコフに、大声で不満をぶつけていた。さらに、最後の七戦騎であるトガが、リョウガによってヒルグレイツやゼンガイが次々倒され、ハリルとキャロラは離脱してフロードは治療中という絶好の状況であり、現在このGGで最強なのは、自分たちだと語る。三人は謀叛を計画して、本館へと乗り込む。
お色気シーン。アムという少年が、ロビーという女性の胸元や尻に水鉄砲をかけて遊んでいる。さらにガンクという無骨な男にも水をかけるが、彼は反応もなく、黙々と読書を続けていた。キギャンが、でかい態度をとるアムを挑発し、七戦騎の前だから空気を読めと兵士が忠告するも、アムがキギャンに水をかける。怒った七戦騎は三人を排除するためにバトルへ。キギャンはクリムガンに、ルコフはバルジーナに、トガはシビルドンへそれぞれBURSTし、最強を豪語する。本気になった七戦騎に悩むアム。
彼らの裏切りも全て読んでおり、七戦騎を始末していいと許可する、GGの頭脳ゲルブ。反逆者ということでOKらしい。そして三人組はGG三闘将という、来るべき計画のためにフロードが秘密裏に育て上げた戦闘要員であると明かされ、アムはコバルオン、ガンクはテラキオン、ロビーはビリジオンへとBURSTする。七戦騎VS三闘将による、GGの組織図を塗り変える戦いが始まった。

伝説のポケモンの道具化、一気に登場した七戦騎、そして2週連続お色気シーンなど、今回は超展開が目白押しだった。

59話「三闘将」

キギャンたち七戦騎は、伝説のポケモンにBURSTした三闘将に驚く。ゲルブは、三闘将はフロード自ら完璧な英才教育を施した精鋭チームであり、最強のBハート+最強の三闘将に敵はなく、もはや裏切り者の七戦騎は用済みだと、自慢げに語る。七戦騎は、そんなものは関係ないと相手の強さに惑わされず、強力なBハートは使いこなせないだろうと付け込むが、アムは自分がBハートを使いこなせないのはおかしいと笑い、全員と戦おうとする。しかし、ロビーの蔓に絡まれ、ガンクに出番を譲ることに。挑発し三人をおびき寄せるガンク。バトルが始まった。
ガンクは、ルコフとトガを左右の腕で掴んでキギャンに叩きつけ、七戦騎をたったの一撃で全滅させる。戦いたかったと残念そうに寝転がるアムだが、ロビーいわく「アムが本気で戦ったらGGの基地ごと吹き飛ばしてしまう」らしい。ゲルブは本当の標的であるリョウガの写真を三人に見せ、彼の抹殺を命じる。アムが写真を食べて表情を変え、三闘将はリョウガ討伐を受ける。

1話ぶりのリョウガ。ついにBハートを装着して、アルカデスの元へ向かう時が来た。光の羅針盤が最終起動したとき何が起きるかわからないということで、街から遠く離れた場所で行うことに。ラグやカルタはどうなるのかを想像して楽しんでいたが、ヤッピーは爆発するのではと一人で心配していた。みんながひとつずつBハートを装着していく。リョウガはゼクロムに、「一緒に来てくれ」と心の中で語りかけながら、Bハートを装着しようとするが、アムの妨害で阻止される。
光の羅針盤をすかさず奪い返すリョウガ。ロビーはアムたちに、GG戦士やフロード様ですら手こずった相手だと忠告する。三闘将はBURSTし、襲い掛かる。対するリョウガたちも応戦するべく、BURST。アムは真ん中のリョウガへ向かい、DBで見られるようなパンチと見せかけてのフェイントを見せて頭突きを食らわせ、リョウガを吹っ飛ばしてしまう。カルタはロビーに攻撃するが、一瞬で背後に回るようなスピードに翻弄される。ロビーいわく、「わたし達なら優しく壊してあげる」らしい。何者かと聞くカルタに対し、GG三闘将の名を皆に告げるロビー。
荒野へ飛ばされたリョウガ。アムは高いところから「お前の旅を終わらせに来た」とリョウガを見下ろす。

60話「リョウガとアム」

アムは、自分がGG三闘将でありコバルオンのB戦士だと名乗り、リョウガは相手の実力の前にビビッてしまう。アムはそれをおかしいと笑うが、リョウガはアムが笑うのがおかしくて笑う。アムは笑ってもいいのはオレだけだ。ビビッているだろうと挑発するが、リョウガは「お前はとんでもなく強くビビッているが何とかして勝つ」と冷静に分析して、アムとの一騎討ちへ。勝てるわけがないと、アムは攻撃を開始する。リョウガは三闘将はすごいと感じつつ、攻撃を回避するが、アムの「鋼角粉砕(ホーンディストラクション)」(頭突きからパンチ)を受けて吹っ飛ばされる。相手の威力に驚くも、岩を利用すれば逆襲できると考える。必殺技の4連打に防戦一方のリョウガ。相変わらずダルマッカやマラカッチといったポケモンたちは空気で、戦いを見てることしか出来ない。
死んだふりをしてやり過ごそうとしたリョウガだが、アムは騙されなかった。今度は8連撃の必殺技に対して角を持って受け止め、岩山を壁にしてから、自分も傷つくのを覚悟で電撃爆裂を食らわせる。さすがのアムにも相当効いたようでかなり痛がっている。しかし、退散させるほどは効かず、これ以上痛い思いするのは嫌だと表情を一変させる。

ラグはロビーに瞬殺。カルタも必殺技を繰り出すがガンクの前に瞬殺。ロビーはミルトに光の羅針盤を差し出せと要求するが「助けてリョウガ」と神頼みするだけであった。ロビー曰くリョウガはアムに葬られているとさらに絶望を与える。

61話「救世主現る!」

リョウガ不在、再び。ヤッピーは残ったBハートでBURSTするも黒焦げになって失敗する。そんなピンチに駆けつけたのは、修行を終えて戻ってきたハリルとキャロラだった。羅針盤の光が気になって行ってみたらたどり着いたらしい。どうやらロビーとハリルは顔見知りの模様。七戦騎選抜試験・・・。データ上はハリルのほうが成績が上だが、人間らしい優しさと迷いがある。だが、データは劣るが迷いが無いロビーはフロードが直々に育ててやると告げる。本当の合格者は三闘将の3人であり、七戦騎ではないと言う。
ハリルとキャロラはBURSTして2対2のバトルへ、激しい戦いになるのでヤッピー達に下がっていろと忠告し、ヤッピーは合点してラグ&カルタを移動させる。ハリルはロビーとキャロラはガンクと戦う。最初は優勢に事を運ぶが本気で戦っているわけでなく、三闘将のコンビプレーを見せると言い、ガンクが「岩石撒散(ロッキースカッター)」を放ち、キャロラをかばったハリルの右腕を負傷させる。キャロラが傷を心配するが、ハリルは大丈夫と言い放つ。さらに、ロビーは「蔦蔓急伸(アイビースプリング)」を繰り出し、岩からトゲのある蔦?を伸して奇襲する。二人は串刺しにされてしまい、大ダメージを受ける。

冒頭のアオリ文に「伝説の力を纏いし邪悪な者が暴挙に出る」とある。伝説のポケモンを高ランク、レア武器や消耗する神器程度にしか見ていない事実が記されていた。

62話「ハリルに何が起こった!?」

ハリルとキャロラまでやられて驚くミルト&ヤッピー。ロビーはキャロラを見捨てていれば攻撃を回避できていたと、キャロラを役立たずと侮辱し、優しさこそが弱点で私との差だとハリルも馬鹿にする。直後にハリルは怒りから立ち上がった。ロビーは甘さが父親を失い、彼女であるキャロラも傷つけたのは怒りの業だとさらに侮辱を続けるが、ハリルには大きな力がわいてくる。修行の成果によってBハートのポケモンがゾロアからゾロアークへと進化した!

進化したハリルはロビーとガンク相手に一人で逆襲を開始、ロビーの骨に直接響く蹴りを浴びせ、イリュージョンのとくせいも披露してガンクを偽者で惑わせる。ハリルはガンクに回避を促したロビーに対し、優しいんだなと自分に言った言葉を返して皮肉る。ロビーは戦力のための判断と言い張る。さらにハリルはダメージも全快しているらしい。

突然口を開いたガンク。BURST状態での進化は非常に珍しく、その戦闘力は数倍に飛躍するらしい。悠長に戦って入られないから本気を出すとコンビプレーで合体必殺技をハリルに放つ。ハリルはすでにその技を見切っているらしいが、先ほどより岩の間隔が狭くなっていた。進化早々の敗北か?

リョウガ(もう進化しない)ではなくハリルが進化。とくせいの要素を使ったのは約一年ぶりとなる。

63話「ハリルの進化」

三闘将は必殺技を幻影のハリルに対して繰り出し、かわして空中にいる方に不意打ちを仕掛ける作戦を実行するが、実はダメージ覚悟で必殺技を受けたハリルのほうが本物だった。捨て身の策が功を奏し、後ろを取って、新技「邪影蹴天(ダーティーランチャー)」を繰り出して、三闘将を死闘の末に一人で二人も倒し、ウオー!と雄叫びを上げる。ハリルは傷ついたキャロラを気づかい、ゾロア(ゾロアーク)に感謝の声をかける。ヤッピーは三闘将アムと戦っているリョウガも助けてくれと頼むも力を使い果たして倒れてしまう。

一方でリョウガは、はがねタイプによる鉄壁の守りを誇るコバルオンに決定打を与えられず、このままだと拳が砕けてしまうピンチに陥っていた。アムはリョウガを倒すため自身を強化する技、「豪鉄剛殻(メタルアーマー)」で全身をメタル化して、パワーとディフェンスをさらに上げる。そして、メタル化した一撃はお前の内臓が危ないと忠告しながら突撃の構えを取る。この一撃、食らってはいけない。

64話「鋼鉄(メタル)」(ポケモン未登場)

リョウガVSアム。リョウガはメタル化したアム曰く、「倍の倍の倍になった」一撃を食らえば即終了と判断し、攻撃すれば壊れるだろうと防御に回らずに攻撃するがこちらの拳が傷ついてしまう。しかし、アムがたいしたダメージを受けていないのに、大きな息遣いをすることに気づき、急いで岩の柱の頂上へ登る。なんでそんなに必死で戦うのかと聞くが、アムは理由なんてないと返し、メタル化しての突撃をリョウガはガードするも吹き飛ばされてしまう。アムは心の中ではリョウガのように偉そうにしているヤツを倒すのが楽しいからであった。

アムは完全な止めを刺すため、池に落ちるリョウガを追って自ら池に飛び込む。しかし、「豪鉄剛殻(メタルアーマー)」は息をしない間だけメタル化できる技で、水中では息をしないのでメタル化したまま沈んでいって溺れ死んでしまう弱点があった。力を振り絞り、必死に浮上したアム。しかし、リョウガが電撃の構えで待ち伏せていた。

リョウガ曰く、この作戦はぎりぎりの賭けであり、先ほどの突撃はリョウガが誘ったもので、岩柱に登り下から駆け登ることで破壊力の軽減と勢いを殺す意味があったらしい。さらに、池の中に誘導するために威力の減った攻撃をわざと受けて技の性質を確かめる必要があった。策が成功してついにアムを追い詰める。リョウガはボロボロで立っていることも限界だと言うことと、お前は強かったと称えて勝ちを確信する。アムに負けを認めてBURSTを解けと降伏を促すリョウガの説得も空しく、アムは勝つのはオレだと突撃する。リョウガもゼロ距離から両者共に最後の一撃を放ち、リョウガはついに三闘将最後の一人を池に落として勝利するが、変身が解けて力尽きてしまう。

その夜・・・GGのゲルブは水面に浮かぶアムのBハートを回収し、アムが負けることに驚かず「計画通り」だと言う。

GG三闘将も全滅。力のインフレがこのエピソードだけで一気に加速した。

65話「それぞれの壁」

ボロボロの体で立ち上がったリョウガはBハートの光をたどって仲間の名前を呼び、みんなと合流しようとする。駆けつけたヤッピーからハリルとキャロラが三闘将を倒したことを知る。一方で重傷を負ったカルタとラグはリョウガの身を心配し、ミルトはハリル達の怪我の治療をする。カルタとラグはヤッピーにリョウガを探し出せるか不安になり、捜しに行こうとした所で合流する。いきなりリョウガに抱きつくラグ。カルタも続いてハグをする。ハリルは奥手なミルトに行かないのかと聞くが、顔を真っ赤にして飛びつかなかった。

リョウガはハリルを仲間に誘おうと麦わらの海賊のような表情を見せるが、ハリルは拒否する。家族や仲間の命を奪ったGGはかつての目的である復讐ではなく、超えるべき壁となっていたのだった。リョウガは去っていくハリルにまたいつか戦う約束を交して別れる。

GG本部。参謀のゲルブが戻り、三闘将も計画の駒でしかなく、先のハイレベルな戦いで経験をつんだ三闘将のBハートのエネルギーをフロードに注ぎ、ついに最強体を完成させる。

ポケモン映画15周年作品の公開を控えた週。しかし、映画に登場する伝説のポケモンに対しては醜い扱いだった。


コメント欄

  • 準伝説クラスのポケモンのBURST戦士をゼクロムマンにとって絶望的な強敵扱いにするのはさすがにふざけ過ぎだと思うな、サンデー編集部・・・。 -- 名無しさん (2014-08-23 05:47:23)
  • ゼクロムマン対コバルオンマン戦はゼクロムマンらしさのかけらもないひどい戦いだったな。ゼクロムがパワーでコバルオンに圧倒される、熱血脳筋なはずだったリョウガが知略を駆使して立ち回るとか。 -- 名無しさん (2014-08-23 05:50:52)
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最終更新:2014年08月23日 05:50
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