「機動戦士GUNDAM SEED―Revival―」@Wiki

アスラン幕間

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匿名ユーザー

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カガリの執務室から出るとアスランはふっとため息をついた
またぞろオーストラリアにおいて暴動が発生しているとの報告があった
ニューヨークにおけるタイムズも統一政府の統治能力について
極めて懐疑的な論調のようだ
ライヒあたりが子飼いの新聞社やらマスコミを総動員して親統一政府キャンペーンを張っているが
それもどこまで効果があるやら・・・

それよりも、気がかりなのはユーラシア・ガルナハン
リバイブなるゲリラ組織がモビルスーツまで運用して現地政府に対して抗戦しているらしい

だが、カガリもラクスも大西洋連邦の主権返上交渉を第一と考えており
他の地域にはあまり関心がないようだった
オーブ軍を率いて東ユーラシア政府を支援しようと持ちかけるとカガリは
「アスランが動くほどの事ではない、そんなことより今は
大西洋連邦政府を威圧する方が先だ。オーブ軍を大西洋に展開させて
あのアメリカ閥の大統領を威嚇してやれ
大西洋連邦さえ主権返上に同意すれば未だ態度を決めかねてるアフリカや東アジアも
我らの下にすり寄ってくる」

カガリは焦っているようにアスランには思えた
連合政府が発足して3年、未だ世界はまとまってるとは言い難い
むしろ混乱の度合いを日々増しているようにも感じられる
ラクスの平和の演説のあともテロは収まることなく暴動は各地へと飛び火している

だが、とアスランは思う
それらは所詮は枝葉にすぎないと
もっと重要な何かがユーラシアで進行しつつある・・

大西洋連邦のジョンソン政権など今は統一政府に連邦制導入をなどと息巻いているが所詮はプラントの力を借りなければ満足に立つことも出来ぬではないか
ほうって置いてもそのうち頭を垂れて泣きついて来るに決まっている
急ぐ必要はない・・・しかし・・・

「政府主席の決定だ、まさかその部下の司令官が逆らうわけにはいかないか・・・」
アスランは小さく首をふりながら作戦計画をたてるため司令官室へと歩いていった

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