北方の《巨神》伝説

概要

北央帝国のおとぎ話。
北央大陸の北方辺境、及び極北地帯における幾つかのプセール系民族の間に残っていたという不可思議な伝説。
かつて極北の果てには巨神なるものが在り、その威容は地上から遙か暗雲の空にまで届き、剣の一振りだけでも山や大地が割けたのだという。現在も見ることのできる海の流氷は、この巨神なるものが砕いた大氷山の欠片であるとさえ。
ちなみに、この巨神なるものとは、初代皇帝の血を引くプセールの乙女のみが言葉を交わすことができるのだという。(プセール系民族のごく一部には、自分たちは皇帝の血を受け継ぐ末裔であると謳うものがあったという。すなわちロム家の系譜である。しかし、今や彼らのすべては帝国軍に殲滅されており、伝承を確認することは不可能である)
北央大陸を含めたカダスには、西亨とは異なり、神性に対する概念が存在しない。であるのに《巨神》なる名は明確に伝説の中に残されているのだ。
人工筋肉理論による機動鎧と《巨神》には密接な関係がある、とする西亨碩学がいたものの、現在は異説として排斥されている。

関連項目

正体。本物の《巨神》たる《巨神》イイーキルスを纏いし白き神。
偽神とは比べ物にならないほどの力を持つとか。

万能王により形作られた偽神。

実際に神体の声を聞いた初代皇帝の血を引くプセールの娘。

皇帝の血を引く彼らが北方辺境を治めていたのは《巨神》伝説となにがしかの関わりがあるものと推測される。カルベルティは復讐のため《巨神》を探していたことがあった。



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最終更新:2013年10月22日 00:03
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