943 名無しさん@秘密の花園 [sage] 2009/09/10(木) 04:37:35 ID:AvkzblOd Be:



「自分のモノには印をつけよう」



今回の予選大会で大活躍してから、先輩を好きというにわかどもが沸いてきたっす。
今日も先輩の靴箱にラブレターが入ってるのを見た私は
放課後に呼び出し場所に行ってみる。
もちろん、先輩に悪い虫がつかないか見張るために。
というより、物理的に排除するためにっす。


そんなこんなで今日も一仕事を終えた帰り道、私は先輩に報告する。

「今日で先輩が告白を受けた数が2桁に突入っすよ」
「そんなに多かったのか。最近増えたと思っていたが」
「これは浮気っす。妻が夫の浮気現場を目撃っす」

ちょっとハンカチを噛み締めながら、嫉妬心を前面に押し出して訴える。
すると、早く話題を変えたいのか、先輩が他の魅力的な話題を切り出す

「・・・それよりも、今日泊まりに来ないか?」
「明日、学校っすよ?それに、親御さんに迷惑がかかるっす。」
「いや、今日、家に誰もいn」
「行くっす。じゃあ、私の着替えをとってから、一緒に夕飯の買い物に行くっすね」
「あぁ、モモの手料理、楽しみにしているよ」
「可愛いパンツ履いてくるっすよ」
「そういうことはここでは言うなー」
「夜に可愛いって言ってくれるっすもんね?」
「///////」

今日の夕飯は精力の付くものに決定っす。
もちろん、その後に待っている楽しいイベントの事のためっすけどね。

―――夕食後―――

先輩は二人きりになるといつも甘えてくる。
今日も食後にゆったりとテレビを見ている間に、腕に抱きつき顔をすり寄せてきたっす。
ただ、1時間もずっとそれなのは、おあずけ状態のようなもので辛い。
そこで私は、おあずけ状態を終えるために先輩に問いかける。

「ちょっと、先輩もう1時間っすよ?そんなにくっつくだけで楽しいっすか?」
「私はモモの温もりを堪能できたら、もう何もいらないよ」

これは手遅れっす。もう先輩は甘えモードが全開になってるっす。
こうなった先輩は言葉で誘っても甘え続けるっす。
だから、私は先輩にその気になってもらうために

「じゃあ、これでどうっすか?どうぞ、存分に堪能していいっすよ」

ワイシャツのボタンを開け、胸元をはだけさせながら先輩を誘った。

すると、この作戦が成功したのか
先輩が目に淫靡な光を灯しながら、胸に顔をうずめようとする
けれど、今日の告白の時の嫉妬を思い出し、ちょっとした悪戯心が働いてきてしまう
そこで、意地悪をするために体をそむけつつ

「やっぱ、ダメっす。そんなエッチな顔をした人にはおあずけっす」
先輩がちょっと頬を膨らませてちょっと不満そうな顔をする。
「待てっす」
先輩が上目遣いでおねだりする
けれど、こんなものじゃ私の不満は解消されない。
「待てっす」
けれども二度のおあずけに耐えられなかったのか、先輩は胸に顔をうずめてきた
「待てもできないなんて、悪い子っすね。こんな悪い子はお仕置きっす。」

こんなことをされれば、私のテンションも最高潮になってしまうっす。
私は、場所を変えるのもおっくうになり、ソファーで先輩と愛し合った。

2時間後、少し落ち着いたところで私たちは会話を楽しんでいた
「最近、先輩が告白される回数が増えたっすよね?」
「・・・もうその話はいいだろう」
「怖かったんっすよ。先輩がもし告白をOKしたらと思ったら」
「そんなことは無い。私はモモのモノだよ」

その言葉を聞いて、先輩は私だけのモノだとみんなに知らしめたい
そんな黒い独占欲が私の中でわきあがった。

「そんなことは他の人から見たらわかんないっす」
「そう言われても、それを誰かに証明するのは難しいんだがな」
「だから、私が誰でも分かるおまじないをするっすよ」

私は先輩の右の首筋に強く吸い付く
先輩が私のものだという証をつけるために

「そんな事でみんなに分かるのか?」
「だから、おまじないみたいなモノっすよ。」

先輩は気づいていない。
そもそも、ようやくこういう事をするようになったので、私はキスマークをつけたことも無い。
だから、この行為によって何が起こるか先輩はまだ知らない。
けれど、間違いなく明日の洗面所では一悶着起きるだろう。
だが、私はこの程度では物足りない。
次々に、左の首筋、胸、といろんなところに私をマーキングしていく
そして、私たちの夜はどんどん深まっていった。


次の日の朝、起きるとベッドの中にモモがいなかった。
周りを見渡してみると、モモの荷物が無いので、忘れ物を取りに家に帰ったのだと思う。
あれだけ、夜遅くまで愛し合ったのにモモは早起きだと感心しつつ、
朝の支度をするために洗面所に向かい
「――――――――!!」
私は声にならない叫びを上げる。


―――放課後―――

私は部室のドアを蹴破りつつ叫ぶ。

「モモはどこだ。」

突然のことに部員たちは驚いていた。
しかし、私が入ってきた途端、蒲原と妹尾が見るに耐えない三文芝居を始める。

「ワハハ、私は佳織が欲しい」
「嬉しい、私も智美ちゃんが欲しいよ」
「ワハハ、私は幸せ者だな。それじゃあ結ばれた証が欲しいな。」
「じゃあ、私のモノだっていう印をつけてあげるね」
すると、妹尾が蒲原の首筋に軽く口付けをする


加治木は激怒した
必ず、かの面白半分の部員を除かなければならぬと決意した。
加治木には冗談がわからぬ

解説するとこれは、今日私の学年で流行った遊びだ
朝登校したばかりの私の首筋の絆創膏を見た途端、
私とモモの事をリンクさせたノリの良いクラスメイトが2人集まり

「私は君が欲しい」

その後は、演じる人によって変わってくるが
同じクラスだけではなく、違うクラスの人まで廊下で演じるのは勘弁して欲しかった。
そうした、羞恥プレイを長時間受けた結果、私はかなりやつれてしまった。
そう、全てはモモのつけたキスマークのせいで・・・・・。


そして、2人に麻雀牌を投げつけて、舞台を終わらせていると
この騒ぎの張本人であるモモが入ってきた。
「こんにちわっす。っていうか先輩なんで牌を投げてるっすか?熱でもあるっすか?」
聞いた私はできるだけ冷静に首筋の絆創膏を指差し
「この首筋を見てもそんな台詞が吐けるのか、そうか。」
すると、モモがニッコリと微笑んで答える。
「だって、昨日みんなが見れるように、首筋にたくさんキスマーク付けたっすから」


聞いて、加治木は激怒した
「呆れた後輩だ。生かして置けぬ」


私は先輩に追いかけられて、学校中を走り回る。
でも、先輩に怒られているこんな状況でもとても楽しい。
やがて、屋上まで追い詰められて、先輩に捕まってしまった

「ようやく捕まえた。覚悟はできてるだろうな」
「何をしてくれるっすか?」
「悪い子にはお仕置きするしかいないだろう」
「それなら、今日ウチに誰もいないんっすけど・・・そこでお仕置きしてくれませんっすか?」
「・・・・そうだな、モモが嫌と言ってもやめないからな。」

今日の夕飯は精力の付くものに決定っす。
もちろん、その後に待っている楽しいイベントの事のためっすけどね。

その後、私の予想と反してイチャイチャが3時間続いたっす。
主に、先輩が甘えてくるだけだったっすけど。
私が先輩の服を脱がそうとしても抵抗し続けて、生殺しの状態だったっす。
これは、欲望を無理やり抑えられるという恐ろしいお仕置きだったっす。

けど、その反動で私のテンションは最高潮で、
その後のベッドでは燃えまくったんっすけどね


おわり

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最終更新:2009年09月15日 16:27