15-372「親友の特権」

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『親友の特権』 橘  「佐々木さん、キョン君の親友ってポジションは嫌じゃないんですか?」 佐々木「何でだい?こんな素晴らしいポジション他にないと思ってるよ」 橘  「だってほら、親友を止めれば」 ハルヒ「さぁ、誰と遊びに行くの!?」 長門 「・・・・・・私」 みくる「私ですよね?」 キョン「お、お前ら落ち着け、何をそんなに殺気立ってるんだ!?」 橘  「あー言うのに堂々と参加できるんですよ?」 佐々木「そういうことか、なに、親友はあんなのに参加しなくてもいいポジションなんだよ」 橘  「どういうことです?」 佐々木「例えばああいうわかりやすいピンチの彼のところに歩いていくわけだ、見ていたまえ」 佐々木「やぁキョン、何やってるんだい?」 キョン「ん、おお佐々木!いい所に来た!みんな、俺はこの親友と親交を深めようと思っていたんだ!」 佐々木(これは・・・・・・口裏を合わせればいいんだね?) キョン(ああ、頼む。礼はするから!) 佐々木「うん、そういう約束だったね」 キョン「そういう約束だから!じゃあな!」 橘(す、すごいです。あの争いの中から正にとんびが油揚げをさらうようにキョン君を奪いました!これが親友なんですね!) 橘(あ、涼宮さんたちすごい形相です。キョン君明日はひどい目にあいそうですね) 佐々木「彼女達すごい形相だったね、どうしたんだい?」 キョン「わからん、全員から同じ場所に行こうといわれたんでSOS団の活動かと思って行ったんだが」 佐々木「あんな状況だったと」 キョン「まぁそういうことだ、原因はさっぱりわからん」 佐々木「君ね・・・・・・まぁいいや、約束と言えば中学のときのアレ。覚えてるかい?」 キョン「約束?・・・・・・ああ、25までにどっちも結婚相手がいなかったら結婚するって奴か?・・・・・・まだ有効なのかあれ」 佐々木「もちろんだよ!でなければ保険の意味が無いじゃないか」 橘(佐々木さんそんな約束までしてたんですか!?キョン君の防御力がそのまま自分のポイントになる親友ならでわの作戦です!) キョン「ま、いいけどな。俺はともかくお前はあっさり見つかりそうなもんだが」 佐々木「くくっ、だといいんだけどね」 キョン「いや、それにしてもさっきは助かったぜ。なんか奢るよ」 佐々木「いやいや、君が困ってそうだったからね」 キョン「いや、一発で察してくれて助かったぜ。持つべきものは頭のいい友人だよな。最高だったよ、親友!」 佐々木「・・・・・・そんな強調しなくてもいいじゃないか」 橘(あ、やっぱり面と向かって言われるとへこむんですね)

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