35-827「聖闘士佐々木」

注:佐々木は戦闘中は男言葉です

不死鳥の鶴屋「ブラックセイントの首領を倒して、ようやくフェニックスのクロスを手に入れたにょろ。これで私は無敵にょろ」
乙女座の佐々木「それはどうかな?井の中の蛙とは君のことだよ。くつくつ」
ーーーこの威圧感。もしかして、神っさ?
佐々木「私は乙女座の佐々木。ゴールドセイントだ。
ブラックセイントの悪さがあまりに酷いので、僕が直々に天誅を与えに来たのだが。
セイントになり立ての君が退治するとは。ブラックセイントも噂ほどではなかったようだな。無駄足になったが、僕は帰るよ」

鶴屋「ちょっと待つにょろ。井の中の蛙とは私のことにょろ?」
佐々木「気にすることない。ただの例えだよ」
鶴屋「めがっさ怒ったにょろ。フェニックスの羽ばたきを受けるにょろ」

雑兵三百人を吹き飛ばしたフェニックスの羽ばたきだが、佐々木はビクともしない。
佐々木「それは鳳凰でなく鶴ではないのかな?涼しくて気持ちが良いよ」
鶴屋「全く効かないにょろ。それに、自分がめがっさ気にしていることを言われて悔しいっさ。今度は鳳凰幻魔拳」
佐々木「どうでも良いけど、また鶴じゃないか」

佐々木「Ω(オーム)」
鳳凰幻魔拳が効かないだけでなく、たった一撃で鶴屋のクロスは粉々になった
ーーー拳が全く見えなかったにょろ。これがゴールドセイント。既に戦闘不能にょろ。今から止めを刺されるっさ
鶴屋「ハア、めがっさ短い人生だったっさ」
佐々木「君は極めて奇妙だな。英語で言うとキュアーでなくストレンジかな」
鶴屋「何にょろ?」
佐々木「奇妙なことに君には悪の気配が無い。心の中の正義を無理に押さえつけようとしているみたいだ。可愛いものだ」
鶴屋「何を言ってるにょろ?」

君は今のことを忘れる。
でも、君が悪のまま僕の前に現れることがあれば。
思い出すであろう。
恐怖と共に。


不死鳥の鶴屋「ようやくフェニックスのクロスを手に入れたにょろ。これで私は無敵にょろ」
ブラックセイント達「首領がやられた今、あなた様についていくことに決めました」
鶴屋「これは面白いっさ。日本の我侭お嬢様がめがっさ不遜にもゴールドクロスを餌に俺に召集をかけているっさ。それを奪ってめがっさ世界最強になるにょろ」

その日、鶴屋がフェニックスのセイントになり、同時にブラックセイントの首領になった。
(終わり)

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最終更新:2008年08月31日 17:09
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