【涼宮ハルヒの憂鬱】佐々木ss保管庫 @ Wiki内検索 / 「メニュー」で検索した結果

検索 :
  • メニュー
    メニュー トップページ SS 絵 50万ヒット記念殿堂入り投票結果 過去ログ 現行スレ 佐々木とくっくっ@避難所 お絵かき板 佐々木団絵チャット場 雑談室 企画用掲示板 うぷろだ リンク 佐々木を補足するページ 2chエロパロ板SS保管庫 ハルヒSS in VIP wiki ハルヒスレSSまとめ 長門スレまとめ 橘京子スレまとめ 朝倉スレまとめ 今日のアクセス数 9-146「佐々木の告白」 18-325「佐々木の尻」 4-570「修羅場」 15-845「作家のキョンと編集者佐々木」 50万ヒット記念殿堂入り投票結果 絵チャットログ 24-865「佐々木勉強みてくれ」 55-597「ササッキーの陰謀」 7-194「キョンデレ」 37-789「佐々木昔話小ネタ」 26-462「佐々木の喪失」 25-676「お前らパンツに興奮するな」 17-655「佐々木さん、ブーケは誰の手に?...
  • トップページ
    2chの佐々木スレに投稿されたssの保管庫@wikiです メニュー 佐々木スレッドは、part27から、文芸書籍サロン板に移転しています。 現行スレ【涼宮ハルヒ】佐々木とくっくっ Part74【変な女】 前スレ 【涼宮ハルヒ】佐々木とくっくっ Part73【変な女】 避難所 SS速報VIP(SS・ノベル・やる夫等々) 過去ログ 佐々木SS保管庫@wikiページ一覧(更新順)  更新履歴 トップページ画像はランダムで変わります。 移転のお知らせ 佐々木スレッドは、part27から、文芸書籍サロン板に移転しています。 SSの感想、SS職人様への励ましはSS感想スレを使っていただくといいと思います。 当保管庫ではWikiのトップ絵を常時募集しています。 佐々木スレにおられる絵師の方々、ぜひともご...
  • メニュー2
    [PR] ソーテッ 更新履歴 取得中です。
  • 25-854「キョンの告白」
    ...と僕も困る。 毎日、メニューを考えるのは結構大変なんだよ。」 「俺がメニューを考えると栄養に偏りが出てしまうだろう? ところで、俺に料理を教えてくれないか。お前の味を再現できるようになりたいしな。」 「教えるのは構わない。でも、キミが料理をする機会はないよ。 僕がこれからずっとキョンの食事は作るんだからね。」 こんな会話を大学でやっていると俺達はバカップルと言われるようになった。 (おしまい)
  • 19-173「1乙」
    ...、テーブルに置かれたメニューを取った。 今日の佐々木さんは、落ち着きたいようです。
  • 25-309「いいニュース悪いニュース」
    「キョン、キミに伝えたいニュースが3つ程あるんだ」 「・・・ほう?」 「一つ、キミとしてはとても良いニュースだ」 「・・・なるほど、それは楽しみだ」 「一つ、キミにとって酷く悪いニュースもある」 「・・・そうか。んで、3つ目は?」 「最後の一つ、キミには全く関係のない、恐らく、心底どうでもいいニュースがあるよ」 「・・・んじゃあそれから聞こう」 「この間、僕の友人がアメリカの西海岸に旅行したんだ。その友人の話なのだけどね、彼女は現地の空港に降り立ち、外に出た瞬間に驚愕したらしい。何故だかわかるかい?」 「さあ?」 「『アメリカは外車が多いんだなぁ』だとさ。そんなの当たり前なのにね」  くつくつと笑う佐々木を尻目に、あいつは何故こんな話をしたんだろう、との疑問を抱きつつ冷めたコーヒーを口にした。
  • 25-301「良いニュースと悪いニュース」
    ある日俺は佐々木と会っていた時の事だった。 「キョン、今キミにとって良いニュースと悪いニュースがあるんだがね」 ん?あの佐々木が楽しそうな笑顔で俺を見つめている。 何か嫌な予感がするぜ…とりあえず応対したほうがいいな、こりゃ 「じゃあ、先に悪いニュースから聞こうか?」 佐々木はくっくっと誰にも出来ない笑いをしながら返答する。 「キミに彼女がいるらしい。まぁ?これはまだ噂だけどね」 うーむ…確かに良い噂話じゃないな。やれやれ 「じゃあ次は良い話を聞きたいのだが?」 すると佐々木は顔を真っ赤にして言い放つ 「実は今日キミの誕生日なんだね?だから今からキミの家に行ってもいいよね? ああ後、お風呂や泊まっていってもいいよね?…その後二人は重なり合い…でね?……婚約は…結納はね?」 その後一時間も佐々木の妄想に付き合うハメになってしまった。 良い話はどこにいったのやら?
  • プラグイン/ニュース
    ニュース @wikiのwikiモードでは #news(興味のある単語) と入力することで、あるキーワードに関連するニュース一覧を表示することができます 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_174_ja.html たとえば、#news(wiki)と入力すると以下のように表示されます。 【グランサガ】リセマラ当たりランキング - グランサガ攻略wiki - Gamerch(ゲーマチ) Among Us攻略Wiki【アマングアス・アモングアス】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ひなこい】最強ひな写ランキング - ひなこい攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) マニュアル作成に便利な「画像編集」機能を提供開始! - ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」 - ヨコハマ経済新聞 【Apex...
  • 25-807「俺の愛車は軽トラだ MK.Ⅲ」
    ...も自慢な様子で色んなメニューが店主の手書きで壁に掛かっている。そんな庶民風 な間口の狭い店だった。 今度の佐々木はひと味違った。ボトルで焼酎を頼んだのだ。それも 千年の孤独 だ。 店主がグラスを二つ持ってくるが俺は車だからと辞退して、後は佐々木の好きなままに飲ませるようにした。 そのうちに逆流を起こす事になるだろうし、それを機会に禁酒の心掛けになるかも知れないという諦観じみた考えからだ。 そして俺は握り寿司を一通り頼んだ。 黙って寿司を食う男と手酌で焼酎を次々と飲み干す女。周りから見れば異様なカップルに見られているのは間違いない。 俺は佐々木の肩に手を回して「そろそろ行こうか」と諭した。 「ば~か、こんな事で女を落とせると思ったら大間違いだよ。  これで落とせると思っている君はバカだし、こんなので落ちる女はよほどのバカだけだよ」 ・・・・じゃぁ、お前は何なのだ? 「変な女ですよ~っと...
  • 71-903「帰省~お盆狂想曲~」
    ... 、食堂には必ずあるメニューだね。後は合鴨、地鶏、但馬牛、それと朝来川のうなぎと白魚は外せないかな」  詳しいな。さすがは佐々木だ。  佐々木の祖父母の家というのは、播州瓦の白壁作りの趣のある白壁和風の家で、元は地主だったそうで、 現在でも佐々木の伯父さんが生産法人(佐々木がそういったのだが、よくわからん)を作って大規模農業を 展開しているそうだ。(ちなみにその伯父さんの家は、佐々木の祖父母の家の隣であり、これまた風格があ る家だ)。  「おじいちゃん、おばあちゃん、ただいま」  玄関を開けて、佐々木が家の中に呼びかけると、年はとっているが、矍鑠とした動きで、元気そうな老夫婦 が奥から出てきて、孫と俺を迎えてくれた。  「おじいちゃん、おばあちゃん。こちらがこの前話した私の親友のキョン。ここの祭りを見たいと言ってい たから連れてきたよ」  「おお、君がキョ...
  • 69-303『Portrait of Tracy』
    ...から、自宅の喫茶店のメニューを考えるのに朝倉も手伝ってくれた。朝倉は 「いつか、看板のケーキを作る時は、キョンくんの一番近くにいる人に名前を決めさせてね。」 と言い、俺もそれを了承した。それは、朝倉以外にないと俺達は思っていた。妹には冷やかされたがな。 朝倉との付き合いは本当に順調であり、夏には想いを通じ合わせ、朝倉の幼なじみでルームメートの長門から苦言を受けたな。 朝倉と過ごした高校生活は、本当に楽しい時間だった。今でもそう思う。 暗雲が立ち込めたのは、三年生の時か。朝倉の夢は、学校の先生。兵庫の大学でも良かったが、実家のある京都の大学に行く事になった。 朝倉の実家と長門の実家は仲が良く、兵庫に外部受験をした理由は、娘達の自活能力を養う為だったという。 そして、大学は京都の実家から通うとなっていた。これは親御さんとしては当然の考えだろう。俺は朝倉に別れを告げた。 こ...
  • 71-117『佐々木の告白』
    ...くらいはキミの好きなメニューで揃えたいって思うんだ。 お礼なんていいんだよ彼女が彼氏のお弁当を作るなんて当たり前のことなんだから。 でもひとつだけお願い。僕『あーん』ってするの、昔から憧れだったんだ。だからキョン、明日のお昼には『あーん』ってさせてくれたまえ。 照れて逃げないでね。そんなことをされたら僕傷ついちゃうよ。きっと立ち直れないね。ショックでキミを殺すかも。なーんて。 それでキョン、怒らないで聞いてほしいんだが僕、小学生の頃に気になる男の子がいたんだ。 ううん浮気とかじゃないんだ、キョン以外に好きな男の子なんて一人もいない。ただ単にその子とはキミと出会う前に知り合ったというだけで、それに何もなかったんだよ。 今から思えばくだらない男だった。喋ったこともないし。喋らなくてよかったと本当に思う。 だけどやっぱりこういうことは最初にちゃんと言っておかないと誤解を招くか...
  • 15-194「1-2+1=Start line」
    ...んでいたらしく順々にメニューは運ばれてくる。 「佐々木、口に合うか。勝手にコースまで選んでしまったからな。」 「噂以上だと僕は思うよ。連れ添ってくれた君に感謝している。」 私が言っても如何かと思うが素っ気無い言葉にしか感じないだろう。 「渡したいものがあったんだ。」 彼から渡されたものは丁寧な包装されたものと小さな手紙。 此処で少し朗読して、その内容を問い質しても良いかも知れないが 彼の名誉の為にも私の胸の中にしまって置く事にしよう。 包装紙の中身はブランド物のネックレスが入っていた。 「本当に僕が貰っても良いのかい。下手を打てば君の幾月かの小遣いは 軽く飛んでしまう額に思えるみたいだけど。」 私は彼に促されるまま、その贈り物を首に掛けた。 「良いんだって。今まで大した事も出来てお前には出来ていなかったしな。 それに、お前が着けたら...
  • 69-548「佐々木さんのキョンな日常 恋愛交差点」
    ...るか?」  どんなメニューがあるのか、少し興味があった。  「うん。実を言うと、お腹がすいていたの。寝坊しちゃって、朝ごはんを少ししか食べてなくて」  「なら決まりだな。早く行かないと、講演会みたいに席は埋まっているかもしれないな」  レストランのメニュ-はなかなか種類が豊富で、しかも量も多くて安くて味も良い。聞くところによると、 留学生も多いのでいろいろなメニューを取り揃える必要があり、朝から深夜まで営業しているとのことだった。  とりあえず料理を選び、テ-ブルに備え付けてある情報端末機のタッチパネルで注文を確定すると、画面に 番号が出る。料理が出来たら番号で呼ばれるので受け取りに行くというシステムだ。  飲み物は俺たち二人は飲み放題を選択したので、セルフ方式で好きな物を飲める。  「長門、なにがいい?俺が持ってくるよ」  「え、わ、私も一緒に行くよ」 ...
  • 67-509「そこが小鍋立ての良いところなのだよ」
    ...土鍋をはさみ、昼食のメニューは小鍋立て。  具はシンプルに新ごぼうと豚肉。  それに各々の茶碗飯だ。 『やあ親友』 『どうした佐々木?』  何故か昼日中からごぼうを携えて佐々木が現れた時はどうなる事かと思ったが………  ………………  ……… 『小鍋立てというのは具は二、三品で良いんだ。代わりに出し汁は予備を多めに用意した方が良いがね』  日曜をゴロゴロ過ごすという正統派の休日を味わっていた俺に、どこぞの本の受け売りを教えてくれたのは例によって佐々木だ。  向かい合わせに座った俺達の真ん中には土鍋。土鍋は小さめのものだから、すぐに熱がまわって熱くなる。  そして、そこが小鍋立ての良いところだという。  熱いだし汁に豚肉、新ごぼうをくぐらせ、熱くなったところを小皿に取り、そのまま、或いは醤油で味をつけた出し汁や七味などで頂く。  卓上コンロ...
  • 24-795「スイーツ(笑)」
    794名前:スイーツ用語集[sage]投稿日:2007/11/13(火) 21 17 42 ID +W6fhHUM パスタ  ランチ  セレブ  ビビッド  女性の鬱  癒し系  マイナスイオン  Wハッピー婚  ダイエット  エステ   フェミニン  専用コスメ  ナチュラルスイーツ  夏色コスメ  秋色ファンデ  レディースプラン  アメニティライフ   自分らしさを演出  隠れ家的お店  マイブーム  若い女性に人気  思い切って残業  デキる女性   がんばった自分へのご褒美  高級ブランドショップ  これで変身  等身大の自分  くつろぎインテリア  常に上目遣い  愛され上手   さぁ自分磨きがんばろう!  ロハス  スローフード  デトックス  ダメージヘア  納豆で血液サラサラ  保湿成分配合 ふわモテカール  小悪魔メイク  自立した大人の女性  そんな彼女の普段の顔  ...
  • 25-277「良い話と悪い話」
    ある日、佐々木達に呼び出された。 「キョンさん。良いニュースと悪いニュースがあるのです」 「悪い方から聞いた方が良さそうだな」 「明日、キョンさんは涼宮さんに酷い目に会わされます」 「いつものことだな。それで良い方は?」 「今日、すごい美人と結ばれるのです」 「現地人、良いニュースと悪いニュースがあるが」 「今度は悪い方からお願いする」 「お前は今日、比喩的な意味で人生の墓場に入る」 「良い方は?」 「お前は今日、結婚する」 「―――良い―――話と・・・悪い―――話―――」 「悪い話から」 「―――あなたは―――この部屋から・・・出れない―――」 「・・・良い話あるのですか?」 「―――佐々木さんの―――願いを・・・叶えれば―――出れる―――」 「キョン、良い話と悪い話があるんだが」 (終わり、続かない)
  • Part25
    トップページ >SS > 短編 Part25 25-929「爪の垢」 25-900「佐々木さん、仮面ライダー涼木の巻」 25-880「終の住家」 25-876「俺の愛車(長門視点)」 25-854「キョンの告白」 25-807「俺の愛車は軽トラだ MK.Ⅲ」 25-794「俺の愛車:アナザーエンド」 25-776「彼女と私の特等席」 25-738「俺の愛車は軽トラだ」 25-731「奴の愛車」 25-708「俺の愛車」 25-676「お前らパンツに興奮するな」 25-619「佐々木と長門とバニー」 25-594「中学3年の昼食中の会話」 25-590,588,561「佐々木の下の名前」 25-586「四字造語」 25-407「ランチタイム」 25-377「ササッキーとんち話3‐4」 25-360「ジュマンジ」 25-351「佐々木さんの諺講座」 25-344「ササッキーとんち話1‐2...
  • 69-298「佐々木さんのキョンな日常 朝倉涼子の戸惑い~ヒトメボレαその3」
    ...。  俺達はランチメニューに目を通す。  「これとこれ、美味しそうだね。キョン、いつものように違うものを頼んで、半分ずつ交換しようか」  それがいいな。よし、頼むか。  テ-ブルの上にある、従業員を呼ぶボタンを押す。  ・・・・・・何であなたがここにいるんですか。  俺たちの席に注文を取りに来たのは、誰であろう、この店がお薦めだと言っていた、喜緑さんその人である。  「この店は私の親戚が経営しているの。今日頼み込んで一日バイトしているの」  朝倉のことが気になったからですか?  「その通り。涼子ちゃんのことが少し心配になって」  多分大丈夫ですよ・・・・・・ところで、注文いいですか?  「ええ、どうぞ。お客様、何になされますか?」  食事をしたあと、中河と朝倉はお互いの電話番号を交換していた。  「今日はありがとうございました!」  中河は朝...
  • 67-509β「そこが小鍋立ての良いところなのだよβ」
    ...  今晩の我が家のメニューは小鍋立て、具はシンプルに新ごぼうと豚肉。  それに各々の茶碗飯と小皿だ。  ………………  ……… 『小鍋立てというのは具は二、三品で良いんだ。代わりに出し汁は予備を多めに用意した方が良いがね』  どこぞの受け売りを教えてくれたのは例によって佐々木だ。小鍋立てでは小さめの土鍋を卓上コンロにかける。  小さめだからすぐにダシが熱くなる。それを利用しざざっと短時間で熱しては食べるのだ。  二人向き合い小さな鍋を囲むのはちょっとシュールだが  まあ、俺ららしいかもしれん。 『くく、こんなのは気があった人とじゃなきゃ出来ないからね』  汗を拭きながら、飾らない笑顔で佐々木は笑う。確かにこんなのは格好付けてちゃできないかもな。  俺たちには丁度良いかもしれないって訳だ。 『そう。僕にとってはキョン、やっぱりキミがそうなのさ』 ...
  • 41-559「めいどきっさささき」
    ...みにこのメイド喫茶のメニューはこの出来合のコーヒーと紅茶。 それにお茶請けのお菓子として手作りのクッキーが付く。 この手作りクッキーもまた問題で、一応ちゃんと手作りは手作りなのだが……作ったのは野郎どもだ。 当日接客は女子に任せっきりになるということで、裏方を担当する男子が昨日粉まみれの汗まみれなりながら男臭く焼きまくった。 「本当にサギだ……」  改めてしみじみと呟く。あのクッキー制作現場を見れば、萌えなどと言える男は一人もおるまい。 女子の手作りだと思って、クッキーを食う奴に心の中で合掌。 「ところで、佐々木。お前は教室に行かないのか? 他の女子達は飾り付けとかしているぞ」  俺の言葉に佐々木は「むぅ」と口をとがらすと、聞こえるか聞こえないかの小さな声で、 「この格好であまり外を歩きたくない」  と言う。 「なんでだよ?」 ...
  • プラグイン
    @wikiにはいくつかの便利なプラグインがあります。 アーカイブ コメント ニュース 動画(Youtube) 編集履歴 関連ブログ これ以外のプラグインについては@wikiガイドをご覧ください = http //atwiki.jp/guide/
  • 69-492「佐々木さんのキョンな日常 学園祭その10~」
    ...店であるから、まあ、メニューは決まりきったものが中心だが、こういう時は不思議とそう言うものが美味く思える。  「縁日や夏祭りの時と同じだよ。普段は買いそうにないものを何故か買ってしまう。雰囲気に乗せられるんだね」  成程な。佐々木の言うとおりだろう。  文芸部の部室へいくと、長門の姿があった。  「どうだ、占いの客足は」  「うん。かなり盛況。昨日のキョン君と佐々木さんの数字が話題になって、クチコミで広まったみたい。クラスのみんな、喜んでいた」  それは何よりだ。  長門もいくつか買い物をしてきたらしく、俺たち三人は買ってきたものをテ-ブルに広げて、少しずつ交換しながら、みんなで味わった。  「そういえば、朝倉さんはまだ、中河君を案内しているのかな?」  「朝倉さんは一年九組に行く、て言ってたよ。中河君、て人も一緒だった」  あの二人が涼宮たちのクラスでどんなコス...
  • 29-560「君はどう思う?」
    ...うに消えた。 続いてメニューが消え、周りの客が消えた。 何も矛盾はない。真相に気付いた俺達に不可解な現象を見せて、これが俺の力だとでも言いたげに作者が舌を出して笑っているんだろう。 「キョン、僕はキョンが大好き。親友としてではなく異性として。本当に大好きなんだ。これがまがい物だなんて信じられないくらいに。僕の意思だと信じたい…愛してます、キョン」 そう言って(言わされたのか…?)佐々木が消えた。 消えたという表現が正しいだろう。本当に、蝋燭の火のように。何も不思議な事はない、これも神の力という事か。 俺には何も出来なかった。返事すらも。目の前の佐々木を奪った神とやらに激しい怒りを覚えたが、どうしようもない事はわかった。 俺は無力だ。 机を思いきりたたき付け、俺は泣いた。声が枯れる程に。 胸が締め付けられる。佐々木が消えて悲しい。そう思うこの気持ちさえ俺のものじゃないのかよ! だっ...
  • 25-57「鈍感力」
    佐「キョン、今年の流行語大勝のエントリーが決まったらしいね」 キ「ああ、ニュースで見たぞ。やはり今年も芸人のネタから社会風刺まで色々あったな」 佐「最近はなんて言うのかな、新宿二丁目の方々が作った言葉も流行語になったと言うから驚きだよ」 キ「流行ってもんはひょんなとこから生まれるみたいだしな。   そうなると俺も作ってみたいぞ、流行語」 佐「いや、キミが作った訳ではないけれど、君のような言葉があったから十分だよ」 キ「? いやまぁ、急いでたから俺が見たのは少しなんだが、どういう事だ? 入隊もしてないし、格も感じた事はないぞ?」 佐「急いで来てくれるのは嬉しいんだけどね……」 キ「? ……スマン、悪い事をしたようだな」 佐(鈍感力、って言うのがあるんだよ……)
  • 69-131「佐々木さんのキョンな日常 涼宮ハルヒの企み」
     「それじゃ、くじを引いてもらうわ」  爪楊枝に色をつけただけの、涼宮自作のくじを引く。最初は俺、次は佐々木、そして鶴屋さんに朝比奈さん、 最後に古泉が引く。  「あたりは誰?」  色付きが当たりだと涼宮は言った。爪楊枝を見てみると、当たりは・・・・・・  「キョンとあたしね!」  涼宮は何故か嬉しそうに言った。  SOS団の超監督・涼宮ハルヒが撮影している映画の撮影は佳境を迎えていた。  体育祭が終わって、最初の日曜日、俺は佐々木に付き添って、涼宮たちの撮影を見学に来ていた。  涼宮の撮影は、見ていてかなり無茶苦茶なもののように思えるが、多分古泉が何とかするのだろう。  涼宮の要求に、佐々木はうまく答えている。何をやらせても佐々木はそつなくこなす。  「OK,これで佐々木さんの場面は終了よ。ご苦労さま、佐々木さん」  「どういたしまして。なかなか面白い体験だ...
  • 68-513「どうすれば佐々木さんのテンションを上げることができるのだろう」
    (日ハム関連以外で) 「ん?これかい?伊藤ハムのアルトバイエルンだよ」 「いや、品名が知りたいわけじゃない」 昼飯時に佐々木の顔を一瞬見ていただけなのだが、 不意に佐々木に視線を絡め取られてしまった。 正直言って、驚いた。 「じゃあソーセージとフランクフルトの違いを説明しようか」 「それは十日ほど前に拝聴したぞ」 「……じゃあどうしたんだい?」 不審がっている。 しかし、まさかアレを連想したとは言えない。 だが大きさといい、微妙な曲がり方といい、仕方がないだろう。 男子中学生というのはそういう連想をするものだ。 許せ佐々木。 日ハム関連とは… 以前、ニュー速VIPで進行していた野球の試合を実況していたスレのネタを指すと思われる。 佐々木が日本ハムファンという設定で実況の始まりと終わりに寸劇が入ることがある。 参考:http //www....
  • 17-293「素の佐々木候補」
    素の佐々木 候補 候補1 姉御肌で面倒見が良い(橘と九曜は、裏では大変お世話になっている) 愛読書はヤンマガとヤンジャン 風呂から上がるとバスタオル一枚で冷蔵庫まで行って、ファンタを取出し一気飲み 「かーー~っ!この一杯のために生きてる~」とか言う そして、バスタオルがストンと落ちる(引っ掛かる出っ張りがあんまり無いからね) 候補2 とても少女趣味(橘と九曜に対して、内心ビクビクしている) 愛読書はりぼんとLaLa 風呂が長い 風呂の中で「今頃キョンはどうしてるかな?」とか考える キョンが風呂に入っているところを想像してしまい、顔が真っ赤になってのぼせる 候補3 とてもオタク(橘と九曜は、実は同人仲間) 愛読書はジャンプとサンデーとマガジンとチャンピオンとガンガンとコンプティークとニュータイプと(ry コミケの締め切り前だと風呂に...
  • 24-813「死神」
    午後からキョンと演劇を見に行く予定だった日の午前中、僕の家に涼宮さんが来た。 黒ずくめで、作り物の大きな鎌みたいな物を持っていて、民話の死神みたいな格好だった。 「涼宮さん、どうしたの?死神みたいな格好で?ハロウィンはとっくに終わったわ」 「死神みたいなじゃなくて、あたしは本物の死神なの」 とうとう頭がイカれたか? いや、自分では面白いと思っている冗談に決まっている。 「麻雀で勝負するわよ。覚悟してね」 初っ端馬鹿に高い手をツモられたが、その後ジリジリと追い上げ、見事逆転勝利した。 「3連勝したら魂もらおうと思ってたけど、1勝もできなかったわね。というわけで、これは貰っていくわ」 と言って、演劇の券をビリビリに破いた。 「何をするの?涼宮さん!」 僕は破れた券を呆然と見ていた。 気が付いたら涼宮さんはいなかった。 酷いわ。抗議しないと 「ちょっと涼宮さん(以下略)」 「ヒック佐々木さ...
  • 31-95「海王星以遠天体」
    その日、涼宮さんは神ではなくなりました。私達が望んでいたのと別な意味で…… 本日はその話をしたいと思います。 その日が何月何日だったかは忘れましたが、ちょうどその日、冥王星が惑星から外されたことだけは覚えています。 その日、私達はキョンさんの家にいました。 「カイオウセイイエンテンタイ?2年くらい前にも聞いたような気がするぞ、その言葉。何だっけ?」 「2年前にも言ったと思うよ。   海王星以遠天体:海王星の外にある天体の総称だよ。有名な冥王星もその一つだよ。   実は今日、冥王星が惑星から外されるらしい。ニュースでやるはず。くつくつ」 「きょこたーん。おままごとー」 「はいはい、一緒に遊びましょう」 私はいつものように妹ちゃんと遊びます。佐々木さんの邪魔をしたら悪いですからね。 テレビをつけるとニュースでそのことをやってました。 「あ、本当だ」 「以前からこのことは議論になっていたんだよ。...
  • 9-205「パーティー前半」
    ...、決まりだ。ハルヒ、メニューどうするんだ?
  • 19-75「佐々木と文化祭」
    ...んは大爆笑中で、俺はメニューで顔を隠すのが精一杯だった。 「キョン。人の格好を見て笑うのは失礼だと思わないか?」 「佐々木さん佐々木さん。口調、元に戻ってますよ」 「・・・・・・人の格好を見て笑うのは失礼よ」  言い直すなよ。腹筋が壊れるだろうが。  無難な所でコーヒーを二つ頼む。そんなに待つことなくコーヒーが運ばれてきた。  三つも。  佐々木が不機嫌そうな目でこちらを見て、俺と橘の前に置き、自分もテーブルに座った。 「おい、仕事はいいのか」 「構わないさ。お客は君たちだけだし、ファンサービスだよ」  コーヒーを頂く。その辺の水出しコーヒーとさほど味は変わらない。 「それで、橘さん。どうして教えてしまうの? 私、言わなくていいって言ったよね?」  橘はクスクスと笑い、 「だって佐々木さん、キョンさんがそれを気に入るか気になっ...
  • 10-899「夢で逢えたら」
    ...に注文を促す。  メニューを見るまでもなく、ブレンドを頼むと、佐々木はブレンドとかかれたカンから豆を 計測スプーンですくってコーヒーミルに掛けた。無味無臭だった店内にかすかなコーヒー の香りが漂う。それだけでも、何か世界に暖かみが増したような気がした。 「先に行っておくが、キョン。僕は別に喫茶店のマスターを目指しているわけではない。よって、 習わぬ経を読んでいる小僧さんな訳だ。いつものブレンドほど薫り高いコーヒーを期待するの は勘弁してくれたまえ」  まぁそれでもインスタントよりかは上等だろう。 「そりゃあ、ね。挽きたてのコーヒー豆の香気に敵うインスタントなんて在りはしない、さ」  そう言いながら、ひいたコーヒー豆に軽く息を吹きかけて、粉の上に残った不純物をとばす。 ひとり用のドリッパーを準備している間に、コンロではシュッシュと沸騰したお湯が自己主張 していた。...
  • 11
    ...かい?」  朝食のメニューでもそらんじているような当然顔、持論を展開する佐々木の顔が、何故かヤスミにフラッシュバックした。  全てがわかっているような、全て見通しているような、ヤスミの行動がフラッシュバックする。  実に突飛で、実に都合が良く、実に……。  例え導入がハルヒにとって不利益であろうと関係ない。  終わりがよければそれで良いし、良い終わり方になる事をハルヒは「無意識」で理解しているというのだろうか?  そう、あの春先の事件で佐々木が現れた件もだ。  一時動揺したとしたとしても、あの事件は、結果的に……。 「キョン、だから僕は心配なんかしないのさ。彼女なら良き結末しか用意していないだろうからね」  だが俺は心配になる。ここまで考え続けたことも、全てはハルヒの望みのままだと言うのなら。  そしてその心配さえもが、ハルヒの望みのままなのだと...
  • 29-866「見えている」
    「佐々木、青の縞々が見えてるんだが…」 「なっ!」ババッ! 「スカートなんだから体育座りはやめておけよ」 「み、見たのかい!?」 「見えてしまったというか。そもそも見てなかったら注意できんだろ?」 「キ、キョン!君って奴は~!」 「キョンのエッチ」 ポカポカ 「痛い、やめろ」 あまり痛くない?もしかして本気で殴ってないのか?まさかね というかマウントポジションはやばいです。佐々木さん 「いい加減にしろ。佐々木」 俺は佐々木の腕を掴んで引っ張る。 何故か佐々木の体が俺に覆いかぶさる。控えめだけど柔らかい胸が俺の胸板に押し付けられる。 佐々木の髪からは良い匂いがして…クラクラしそう。 「……」 「……」 佐々木さん。そろそろ降りた方が。いえ、ずっとこうしていたいですけど。 「ごめん、キョン。痛かった?」 佐々木は本当にすまなさそうに謝ってくれた。 「いや、全然大丈夫だよ」ハルヒのパンチに比べれ...
  • 67-9xx 「構わないよ、親友」
    ...かい?」  朝食のメニューでもそらんじているような当然顔、持論を展開する佐々木の顔が、何故かヤスミにフラッシュバックした。  全てがわかっているような、全て見通しているような、ヤスミの行動がフラッシュバックする。  実に突飛で、実に都合が良く、実に……。  例え導入がハルヒにとって不利益であろうと関係ない。  終わりがよければそれで良いし、良い終わり方になる事をハルヒは「無意識」で理解しているというのだろうか?  そう、あの春先の事件で佐々木が現れた件もだ。  一時動揺したとしたとしても、あの事件は、結果的に……。 「キョン、だから僕は心配なんかしないのさ。彼女なら良き結末しか用意していないだろうからね」  だが俺は心配になる。ここまで考え続けたことも、全てはハルヒの望みのままだと言うのなら。  そしてその心配さえもが、ハルヒの望みのままなのだと...
  • 1-770「自転車二人乗りで予習」
    「ふぅー.」 俺は思わずため息をついた. 学校から俺の家まで,これで全行程の半分だ. 「それじゃあ佐々木,チャリを取ってくるから少し待っててくれ.」 「ああ.」 佐々木がいつもの返事をする. まったく,めんどくさいものだ. 学校が終わったていうのに,また授業なんか聞かなくちゃならないなんてな. 中学三年のころの話だ. あのころ,俺は今にも胴体着陸を決めんばばかりの成績を心配した母親に塾に通わされていた. 「君の場合本当に学校で授業を聞いていたのかな?」 佐々木がくくっといたずらっぽく笑う. うるさい,そういう突っ込みはなしだ. 同じ塾の同じ教室にクラスメートの佐々木がいた. どちらともなく話しかけて,気がつけば一緒に学校帰りにあいつを自転車の荷台に乗せて塾に通うようになっていた. 「ほら,鞄貸せよ.」 そういって佐々木から渡された鞄を前かごに入れる. 俺は少しかったるい気分で自転車に...
  • 27-124「風邪」
     何もこんな時までしなくてもいいのにと思う事は無かろうか? 中学の頃、佐々木と一緒の塾に通っていた俺は、大晦日から元旦にかけて行われる特別冬期講習でそれを思った。 大晦日は家族と一緒に年越し蕎麦を食って、母親のお節料理の手伝いをしつつ(田作作りには自信あるぞ)、テレビの既得権を妹と争奪 戦を繰り広げつつ過ごしたりするのが普通じゃなかろうか?  普段は勉強しない時間帯に勉強しても絶対身が入らないって!と佐々木に言ってみたら、君が思っている様な煩悩を断ちきる為の、 これは一種の儀式なんだよと、いつもの声を抑えた低い笑い声をあげた。  俺が行っていた塾はニュースの1シーンに出てくる様な、生徒や講師がハチマキを締めて雄叫びを上げるスパルタじみた風景とは無 縁なところで、生徒は勉強に関して最善の方法を自らで探し出し、講師は生徒の質問に答えて生徒の弱点を指摘する、ある...
  • 9-205「パーティー後半」
    ...会話しながら、夕食のメニューのための買い物に移ったようだ。 「ブラックペッパーと、オリーブオイルとサラダ油、塩はあったっけ? ないの? あとは、コンソメと焼き肉のタレも買わないとね。あ、そうだ脂身も買わないと、有希、バターは? ないのね」  ぽいぽいぽいと、調味料の類がカートに投げ入れられる。その後、精肉売り場にとって返して、脂身をいくつか、加工品売り場で、ソーセージ、チーズをいくつか、バターなどを迷いなくカゴに投入する。明日って鶴屋さん来るんだっけ? 「とりあえず食材は、こんなもんね、ソフトドリンクとかも買っておきましょうか」  そう言って、ハルヒはドリンク売り場に直行する。さすがに制服でビールは買えないので、酒類売り場は……って白ワインなんか、どうするんだ。 「料理の味付けに使うのよ」(※未成年の飲酒は法律で禁止されています)  買えるかな? 多分大丈夫でしょ。なんて...
  • 66-784 人をなめた話
     人間ってどんな味がするんだろうな。 「君にカニバリストとしての素質があったとは意外だよ。  少々、友達付き合いを考えさせてもらおうかな」  いや、別に蟹は好きだがなんでそれでお前に全力引かれないといかんのだ。 「カニバリズムというのはつまり食人、人が人を食うことだよ」  ぐえ。 「その様子を見る限り、その不穏当な台詞はどうやら違う意図のようだね。  何やら人を食った話だけど、聞かせてもらえるかな」  うまいこと言ったつもりかよ。  さっき中河と成績の話をしていたんだが、その、なんだ、つまり点数の比較をしていたわけだ。 「ふむ、君がそうやってクラスメイトと張り合いをできるとは、  中間テストの前日に泊まり込みで一緒に勉強した甲斐があったというものだよ。  それについてはもちろん感謝してるぞ。神様仏様佐々木様。  で、中河のやつが少...
  • 37-415「カナリア」
    ...解だったな、渡されたメニューを見ながらそう思った。  「佐々木は何頼むか決まったか?」 メニューとにらめっこをしていたキョンが顔を上げて聞いてきた。  「まだ思案に暮れているところだよ。キョンは?」  「決まったぞ。ハンバーグステーキにドリンクバーのセットだ」  「くっくっく、随分子供っぽいもの頼むんだね。なんだか意外だよ」  「そうか?まぁ試験明けだしな、肉の一切れや二切れ食べたくなるってもんだ。それに俺としてはファミレスといったらハンバーグ、ってなイメージがあるわけだが」 そこからファミリーレストランで食べるハンバーグの魅力について彼の講義が始まった。家庭におけるハンバーグや、専門店のそれと比較しながら丁寧に。そんなにハンバーグが好きなのかな。 普段の人生を達観したかのような彼らしくない、実に子供っぽい行動。見ていて楽しい。 結局私はキョンと同じものを頼むことにし...
  • 17-753「β4後の佐々木と藤原の会話」
    ...藤原「この時代と同じメニューも多い」 佐々木「服はこの時代と同じなのか」 藤原「一応禁則事項。ところでそろそろ本題に入って良いかな」  はじめて佐々木さんは飲み物に手をつける。 佐々木「涼宮さんの能力が弱まっているのは本当なのか」 藤原「能力が弱まっているというより、ここ数ヶ月、涼宮ハルヒの精神が安定している、と言った方が正しいかもしれない。 どっちにしろ我々にとっては噴火口の上にいるようなもんだよ。」 噴火口の上か、橘さんも似たようなことを言っていた。 佐々木「これから一生ずっと涼宮さんの精神が安定化する可能性は無いのか?」 藤原「橘は安定化があくまで一時的であると言う。 逆に橘の対抗勢力は一生ずっと精神が安定化する可能性もあると言う。 どっちが正しいかは俺にはわからん」 佐々木「僕の方が精神が安定している、と橘さんは言ったが本当なの...
  • 7-355「補習・佐々木講座」
    「うーむ……」 やはりよく判らない。いや、判らないと言ってもそれをできない訳ではない。 それが何なのか、全く判然としないのだ。俺にはこの操作の意味が理解できん。 「――随分と熱心に教科書と睨めっこをしているね、キョン」 向かいの席に座っている佐々木が、目の前を通り掛かった小動物へと狙いを定めた猫のように笑った。 ――高校二年の十二月、ある日曜日の事だ。 学期末試験も近付いてきているが、そんなものなど物ともせずにハルヒ率いるSOS団は相変わらずの 暴走っぷり。団長サマの学業優秀ぶりは自他共に認めるところで、あいつにとっては成績なんて ものは心配のしの字どころか一角目の点すらも無いと思われるが、それに漏れなく付き合わされる 俺も含めた諸団員――この件については長門は例外か――は気が気じゃない。朝比奈さんなんて 受験本番の直前だぜ。 そんな訳で学業成績に一握の、どころかサハラ砂漠の砂の如くに不...
  • 4-752「宣戦布告?」
    ...ブルに着いた俺たちはメニューをためつすがめつし、各々が好きなものを注文した。 しばらく談笑していると、注文の料理が運ばれてきたので俺はスプーンを手に取り、一口 それを運ぶ。 うん、なかなかいける。 ハルヒと佐々木も満足そうだ。 すると佐々木は俺に向かってある提案をした。 「キョン、よければキミのを少し交換してくれないか?」 ああいいぜ、と言って俺は佐々木の、そして佐々木は俺の皿から互いに一口掬って自分の 口に運ぶ。 これもなかなか美味いな。 「…………」 「どうしたハルヒ?」 なぜか表情が失せている沈黙のハルヒに声を掛けてみたが、あわててかぶりを振った。 「なんでもないわ!」 ハルヒはなんとも表現しがたい表情で、だがことさら感情を消しながら俺たちを見つめて いたが、すぐに何もなかったかのように振る舞った。 わけがわ...
  • 7-527「フラクラ返上」
    ...た。 席に座ると、メニューを手に取ることもなく、すぐさま俺たちはお冷やを置きつつある喜 緑さんに注文を伝えた。 俺は前回と同じく、ホットコーヒーを注文した。だが、佐々木はこれから持たれる話のこ とに気を取られていて無意識によるものなのか、意外なものを注文した。 いや、今は指摘しないでおこう。 「キョン、今日キミにわざわざ来てもらったのは他でもない。先週の日曜日、キミや橘さ んとの会合を持って以来、ずっとあのことを僕は考えてたのさ。何度も何度もね。という のも僕にはそもそも、キミのように神秘との遭遇といった経験の積み重ねがないわけだか ら悩みもするさ。でもね、僕はようやく決断したのさ。今日はそれをキミに報告したくて わざわざお呼び立てしたわけなのさ。それでだね……おや、注文の品がやってきたよう だ」 と、佐々木の話が核心に入ったところで喜緑さんが注文の品をトレ...
  • 30-723「勘違いスパイラル」
    『勘違いスパイラル』   ――――土曜日―――― 「午前中涼宮さんと何があったんですか?閉鎖空間が発生して大変だったんですよ」 「別に何もしていない。偶然佐々木と出くわしたから、普通に話しただけだ」   あなたには普通な事でも、涼宮さんにとっては重要なんですよ。ちゃんとフォローして下さいね。     ――――日曜日―――― 「どうやら上手くやって頂けたようですね」 『何の事だ』 「涼宮さんです。昨晩、能力の消失を確認しました。あなたのおかげです」 「俺がハルヒに?特に何もした覚えは無いぞ」   あなたには普通な事でも、涼宮さんにとっては重要なんですよ。 おっと、この台詞昨日と同じですね。意味は正反対なのに、おかしな事です。     ――――月曜日―――― 今日は珍しく涼宮さんが荒れていました。なんでも授業で問題を間違えられたとか。 悔しさ発奮の一環なのか、いつも以上に豪快に彼を引きずって部...
  • 66-100 ルームシェア佐々木さんが止まらない
    「キョン、ロマンチックが止まらないんだが」  佐々木、言動が意味不明瞭だ。 「だからね、キョン。ロマンチックが止まらないんだよ」 「だからな、佐々木。お前やっぱり酔ってるって」 「酔ってないよ!」  酔ってるよ! 紛うことなく酔ってるよ! 『ところでキョン』  スーパーにて。ビールと輸入物ワインを籠に入れてきたのは佐々木だった。  曰く、近くゼミの新歓コンパがあるので、その「対策」として自分のアルコール耐性を見ておきたいとのこと。  まあこいつらしいと言えばこいつらしい慎重さと言うべきだろう。  だが俺達はまだ18歳だぞ? 日本国の法律を鑑みろ親友。 『だからと言って免除されるかな? 僕は半々、いや七割の確率で飲まされると思っている』  ま、かくいう俺も、15の頃に某孤島の館で飲まされ……というか飲んでしまい  泥酔した挙句もう酒は飲むまいと誓った記憶...
  • 65-919 果汁100%ジュースを飲む佐々木さん
     夏休みまっただ中。  開放中の図書室で佐々木と勉強していた……もとい、  佐々木に勉強を教えて貰っていた俺である。  困ったことに冷房が半ば故障していてお互い汗が噴き出てくる。  休憩を兼ねて校外の自販機まで来て、さすがにここは俺が奢ることにしたが、  運動部の連中も買うので、二つしかない自販機には売り切れが目立つ。  ○っちゃんの350ml缶でいいか、と聞いたら、隣の自販機の紙パックのジュースがいいとの回答だ。 「○っちゃんは嫌いか?」 「嫌い、というわけでもないのだけどね。ただのこだわりだよ」  がこん、と落ちてきたグレープフルーツジュースを佐々木に手渡し、  なんとなく○っちゃんが買いにくくなった俺も紙パックのリンゴジュースなど買ってみる。 「濃縮還元している時点でそのままではないとわかっているんだけどね。  それでもジュースは100%が好きなんだよ」 「ほう」  なるほど、○っち...
  • 42-578「四月馬鹿」
    4月1日。 俺は街で偶然出会った佐々木と喫茶店でだべっていた。 「キョン、今日はエイプリルフールだね」 「あぁ、誰が嘘をつくかというプレッシャーで人々が疑心暗鬼に駆られる日だ。」 「キミは本当に面白い考え方をするね。その捉え方は予想外だったよ」 誉めてるんだか貶してるんだかよくわからないぞ。 「さてキョン、これから僕が言うことは全て嘘だ」 「宣言したら嘘をつく意味がない気がするが。まぁ好きにすればいいさ」 「あぁ、そうさせて貰うよ」 佐々木はくっくっ、と笑い目を細める。 それなりに長い付き合いだからわかる。こういう顔をしたときのこいつはいつも何かを企んでいる。 もっとも、ハルヒほど突拍子もないことはしないしちょっとした悪戯をする程度なのだが。 「キョン、九曜さんではないがキミの瞳はとても綺麗だね。ずっと眺めていたくなるよ」 そう言い佐々木...
  • 70-122「佐々木さんのキョンな日常 日常の終わりその4~」
      新しい年も開けて、それからあっという間に冬休みも過ぎて、新学期が始まった。 最初のテストで、ついに俺は佐々木と並んで校内一位の成績になった。  「すごいな、キョンは。どんどん伸びているじゃないか。塾の成績もよくなっているしね」  今回は三位だった国木田に褒められ、俺はまんざらでもない気分になる。まあ、佐々木が一緒に勉強してくれるおかげだが。  「そうでもないよ、キョン。最近の君は僕の教え方じゃなくて自分の力で伸びているからね。実力が飛躍的に向上しているのさ」  今回のテストで意外だったのは、谷口が成績を伸ばしたことだ。底辺から真ん中より少し下ぐらいに上がってきたのである。  「周防に最近教えてもらっているんだ」  へえ、周防がね。いい彼女を持ったじゃないか。  「まあ、あんまり俺もだらしないといかんと思い出してな。少しは頑張ることにしたんだ」  そう言って、谷口は胸を...
  • @wiki全体から「メニュー」で調べる

更新順にページ一覧表示 | 作成順にページ一覧表示 | ページ名順にページ一覧表示 | wiki内検索

ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。