【涼宮ハルヒの憂鬱】佐々木ss保管庫 @ Wiki内検索 / 「22-814「バレンタインにはチョコはあげない」」で検索した結果

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  • 22-814「バレンタインにはチョコはあげない」
    『バレンタインにはチョコはあげない』 「キョン、バレンタインだが、チョコはあげないことにしたよ。大体現代人は菓子の食べすぎだ。 僕はチョコの代わりに自作の弁当をごちそうするよ。」 「俺はどちらでも良いが、義理チョコはどうする。」 「それは考えてなかった。あげるべきかな?」 「少なくとも国木田と、あと○○と△△にはあげるべきだな。おい、国木田。かくかくじかじかだが、お前は何が欲しい。」 「僕もキョンと同じ弁当が良いよ。」 僕はバレンタインの義理チョコの代わりに、キョンの彼女の佐々木さんの弁当を食べることになった。○○と△△も同じだった。 佐々木さんのお弁当は薄味で野菜が多く、健康に配慮したものであり、それでいて素材の味を生かした素晴らしいものだった。 料理の素材の一つ一つにキョンへの愛が感じられ。 (キョンの奴幸せ者だなー) (僕もそう...
  • Part22
    ...さんとストレッチ」 22-814「バレンタインにはチョコはあげない」 22-802「佐々木の手料理」 22-768「佐々木さん、秋の味覚の巻」 22-713「3番目のあなたへ」 22-681「佐々木さん、精神の病、或いはとても遠回りな告白の巻」 22-666「承認」 22-595「生人参」 22-593「解釈の相対性」 22-557「出会い周防九曜」 22-521「注文の多い佐々木料理店」 22-512「佐々木さん、子猫の目の甘い日々2 何度も僕の名をよんで、の巻」 22-494「佐々木さん、子猫の目の甘い日々の巻」 22-480「白い世界であなたと出会う」 22-478「孤独のフラグ」 22-468「時の流れる速度」 22-448「喫茶店での会話(黒佐々木VER)」 22-414「佐々木さん、セ優勝決まった日の野球をあまり知らない人たちの巻」 22-411「世紀末救世主伝説 ハルヒ...
  • 1-661「バレンタインチョコ L」
    「ところでキョン。キミは今日が何の日か覚えているかね?」 塾の帰り。いつもの如く佐々木と二人でバスを待っている時に、唐突にそんな問いかけをされた。 今日?はて、今日は何かの記念日だっただろうか。 学校にはいつもどおり通い、これまた塾のある日の定番で佐々木と自転車二人乗りで塾までやってきたのだから、 国民の休日とかで無いのは確実だ。 だとすると休日とかとは関係の無いなんらかの記念日か何か。それも佐々木が話題を振ったからには、俺も知って いる、俺達にカンケイのある何かだということになるわけだが。えーっと今日は確か二月の……何日だ? などと塾で疲れた頭を空転させている俺を見て、佐々木はくっくっと彼女独特の笑い声を漏らした。 なんだよ。何かおかしかったか?俺。 「ああ、可笑しいね。世の中の平均的な男子中学生なら意識せずにはいられない日だろうと言うのに即座に出てこな い辺りが特に、ね。――まあ、実に...
  • 3-22「バレンタインと鈍」
    2月、早いやつはすでに進学先を決め受験勉強から解放されてる奴もいるが 俺はというといまだ受験という地獄のまっただ中にいる 蜘蛛の糸でも垂らされたら真っ先に飛び付くぐらいに追い詰められてはいるが そんな殊勝なことをしてくれる奴がいるはずもなく この苦行が報われるのを信じて今は勉強という苦しみに耐えるしかない 午後のホームルームがそろそろ帰るかと教室を一瞥したが しかし、何故か今日は空気の浮ついている奴と淀んでいる奴の落差が激しい しかも今までと違い進学が決まっている奴とこの先試験が控えている奴といった 部類別に別れているわけではない これはいったいなんだ? 「くっくっくっキョン、君らしいといえばそうだが。今日は何日だい? いくら何でもこの質問の意図ぐらいわかるだろう?」 俺の前にはすでに進学を決めている組の佐々木がおかしそうに笑っている 「今日は2月14日…ああ、バレンタインデーか」 なるほ...
  • 69-154『チョコレート症候群』
    別題『バレンタイン症候群』 「そういえば、二月はバレンタインだな。」 こんな女臭い集団にいるんだ。さすがにゼロはない。これは規定事項だ。そのはずだ。 佐々木は、さも興味なさそうに言った。 「バレンタインねぇ。僕はキョンに渡すつもりだよ。案外イベントに拘るんだ、キョンは。」 ああ。お前はあの現地人と盛って猿になっていろ。僕の目当ては橘だ。 「古泉さんもなのです。案外嫉妬深いのです。」 お前もか。いや、まだ周防が…… 「――佐々木――橘――チョコ――レート欲し――――い」 ああ。宇宙人に求めた事が間違いだったよ。昆布め。利尻島で売られていろ。 「構わないよ。友チョコというやつだね。」 「バレンタイン、楽しみなのです!」 和気藹々とした雰囲気……ダメだ。ここは僕の居場所じゃないよ、姉さん。僕は彼女達から離れ、街を歩く事にした。 「で、藤原くん。君もチョコはい...
  • 69-568『バレンタイン症候群β』
    69-154『チョコレート症候群』続編 ※ポンジーいじめのβ。攻め、エロ佐々木注意 バレンタイン。最後にチョコを貰うのは佐々木。17年生きて初めて貰う本命チョコ。きっとどれよりも味わい深くなるだろう。俺の部屋のベッドに腰をかける佐々木。 「これが僕の本命チョコだよ。」 佐々木が取り出したのは、リップクリームの筒。 「……まさか、お前がこんなコテコテで来るとは。」 「定番というものは、使い古されているからこそ定番だと言えるのさ。」 佐々木がニヤリと笑う。 「そして、それは起こり得ない。……だからこそしてみたい。キミはそう思わなかったかい?」 ……全くだ。漫画などの定番、リップクリーム形のチョコ。甘い口唇を舐めるのは、定番だ。定番だが起こり得ない。何故か?そんなキモい真似をする女はいないからだ。 妄想の定番、そして即物的な男の悲しい産物。それがリップクリーム形のチョコ...
  • 15-183「佐々木さんのとあるバレンタインの巻 」
    佐々木さんのとあるバレンタインの巻 キョン「よう佐々木。すごいなそのチョコ」 佐々木「やあキョン。困ったものだよ。バレンタインは、女性が想い人にチョコを送る      日だと記憶しているのだが、何故かわが校の女子は、僕にチョコをくれたがるんだ」 キョン「大もてだな佐々木w」 佐々木「そういう君はどうなんだね。そのふくらんだ鞄をみるに、君もチョコを入手したようだが」 キョン「俺のは純然たる義理だよ。部活動の円滑なるコミュニケーションのためって奴さ。     去年は穴掘りだったが、今年は謎かけの果ての宝探しをやらされたがね」 佐々木「……ほう、なかなか楽しそうだね」 キョン「疲れただけだっての。しかし4人とも、あんなに大きく「義理」なんて書かなくてもいいのに。      同じ団の仲間なんだ。わかってますって。      朝比奈さんなんて、「こ、...
  • 29-497「佐々木さんの、ごく何気ないバレンタイン、の巻」
    佐々木さんの、ごく何気ないバレンタイン、の巻 今日は2月14日。全国的にバレンタインデイという奴だ。 クラス中の男子が妙にソワソワし、谷口があちこちの女子めがけて突進しては、 絶望のうめき声を上げて崩れ落ちるのを繰り返す。そんな日である。 やれやれ。まあ皆がんばってくれ。 「おはようキョン、やけに落ち着いてるけど、勝者の余裕かい?」 無邪気そうな顔で、俺と同じ今日一日の傍観者然として振舞う国木田だが、 騙されてはいけない。こいつはクラスの中でもトップクラスのチョコゲット数 を誇る「連邦の微笑む悪魔」なのだ。別に赤くない彗星でも青くない巨星でも なんでもかまわないが。 「ひどいなあ。変な仇名つけないでよ。みんな義理でくれただけだよ。 キョンだって涼宮さんたちからもらってるんでしょ?」 あのイベント好きなハルヒが、こういうイベントを見逃すはずもないからな。 実はこの前の建国記念日にSOS団の「...
  • 69-497『バレンタイン話』
    2月14日。 世界の格差社会を見せ付けられる日。それが今日、この日。バレンタインデーだ。 古泉のイケメンスマイルが眩しく、国木田の困った表情が印象的だ。谷口は机に突っ伏していた。 「こ、今年こそはかーちゃん以外から……!」 …………。すまん。俺も似たようなもんだが、哀れ過ぎて……。しかし不条理だ。何故誰もが皆製菓会社の陰謀に踊らされるのか。 「全くよね。鬱陶しいったらありゃしない。」 ま、最初からお前には期待しとらん。 「あたしは今年はあげるわよ。これが最後になるだろうし。」 ほう。そいつは意外な。 「手作りなのよ。ふふ。ああ、今日は団活なしね!」 ハルヒはそう言うと、にっこりと笑った。……どうなってやがんだ? あっという間に放課後になり、何をするわけでもないのでさっさと帰る事にした。 しかし、ハルヒが本命を渡すか。どんな男かは知らんが、うまくいくといいな。 駅前...
  • 29-492「佐々木 vs ハルヒ ver.バレンタイン」
    「ほら、あげるわ。ありがたく思いなさいよね!」 と言われ、突然目の前に突き出された箱・・・。 「何だこれ」 勝ち誇った顔のハルヒは近くで歩いている佐々木をチラチラ見ている。 「チョコよチョコ。あんたそんな事も分かんないの?今日はバレンタインよ」 ああ、そう言えばそうだったな・・・。 「義理だからね! ぎり !中にも大きく書いてるから勘違いしないでよね」 「はいはい。お前がそんなことするなんて思ってねえよ」 「じゃあ、僕もこれをあげるよキョン」 今度は佐々木が勝ち誇った顔。ハルヒに動揺が見られる。 「ちなみにこれは俗に言う 本命チョコ と言う奴だよ、キョン」 「ささっ・・・・・・!?」 「なんですって?」 「中にもしっかり 本命 と大きく書いているよ。少々不恰好だが君なら食べてくれると信じている」 「あ、ああ・・・もちろん食べるが・・・」 近くでハルヒが「ぐぅ~~~~」と犬歯を尖らせ唸ってい...
  • Part1
    トップページ >SS > 短編 Part1 1-891「佐々木・ハルヒのツープラトン」 1-888「佐々木にいじられる藤原パ」 1-874「フラグクラッシャーK」 1-872「レイクエム・フォー・ポンジー」 1-795「佐々木大佐」 1-770「自転車二人乗りで予習」 1-733「佐々木の悪戯」 1-724「この頃彼はまだ普通のキャラクターでした」 1-687「僕の中に入ったキョン」 1-661「バレンタインチョコ L」 1-647「佐々木性転換」 1-582「女には戦わなければならないときがあるのだ」 1-571「市内アマチュア野球大会」 1-535「佐々木の呼び出し」 1-497「新SOS団」 1-446「ほろ苦バレンタインチョコ」 1-247「本屋にて」
  • 29-513「感謝チョコ」
     バレンタインデーに胸をときめかせるほど、もてるわけでも、ウブでもなく、ましてや付き合っている彼女がいるけでもない俺は、 14日の数日前からそわそわしているクラスの雰囲気というものをそれなりに冷静に見ることができた。 「そりゃあキョンには大本命がいるから余裕だよなあ」 というクラスメイトたちからのよく分からない指摘に首をかしげながらも、俺はたかだかチョコのやり取りだけで、よくまあここまで 日本中が騒がしくなるものだと毎年のように感心していた。 下校時に通り過ぎるいくつかの店舗、特にお菓子を扱う店舗はコンビニまで含めて大々的にバレンタインフェアをしているの を見ると、「ああ、今年も頑張ってるようだな、お菓子業界は」と思うのは、いささか自分でも冷めすぎだとは思うが。 「知っているかい、キョン?バレンタインデーというのはだね、昭和21年の2月14日ににGHQのバレンタイン少佐が子供達に チョコを...
  • Part69
    トップページ >SS > 短編 69-628『ファンタジーな佐々キョン』 69-620『チョコレートランブル』 69-614「佐々木さんβ頑張らない」 69-603『フォルダの中身は』 69-598『失ったもの・得たもの』BAD END ANOTHER 69-571『TS~キョン子と佐々木と~』 69-568『バレンタイン症候群β』 69-551『夢幻泡影』 69-532『異世界~キョンが年上だったら~』のバッドエンドルート 69-527『天地創造』 69-518『VS長門』 69-515『倦怠ライフ・スキー篇』 69-497『バレンタイン話』 69-486『ねこの森には帰れない』 69-484「どこまでがジャンクフードなんでしょうね佐々木さん」 69-457『きょっこ団、聖戦に備えるの巻き』 69-431『SUGAR LOAF EXPRESS』 69-419『待ち人、遠からず』 6...
  • 長編
    ssトップページ > SS > 長編 74-16「SOS団との決別」 74-16「キョンの退団宣言」(エロ物 注意) 71-874「俺の後ろに佐々木がいる」 74-16「佐々木からのプロポーズ(驚愕If Bad End) 74-16「佐々木からのプロポーズ(驚愕If) 70-483『バッテリー』 70-432「恋愛苦手な君と僕~放課後恋愛サークルSOS」 68-866『Wanderin Destiny』 68-111「佐々木さんのキョンな日常」 67-9xx 失言と猫ヒゲ 67-9xx どこか足りないフラグメント 橘京子「それが佐々木さんの役割だって言うんですか?」 67-708『だって、あたしだってそうだったし?』 67-116 Rainy Day …… What? 67-30「じゃあ、僕はこれから塾に行かなきゃいけないんでね」 66-358 Rainy Day by? 65-...
  • 69-x バレンタインな関係葛藤
     バレンタインとは日本国内のごく一部のイケメンがチョコを貰う日である。  つまり俺には一切関係がなく、そんな非日常が俺の周囲を通り過ぎていくだけのいつもの日常に過ぎない………などと皮肉ぶっていた事態は過去のものとなり  俺にとってもこの日が「チョコが貰える日」となってから早くも二年目をマークした。  この点についてはハルヒ様々と言ってやるにも吝かではない……  ……………  ……  そうだな。去年同様の俺なら、例によってハルヒの奴が企画したバレンタイン大騒動による疲労に身を委ねながらも  とっくりと幸せオーラを感じてやっていただろうと思わないでもない。  いや、実際俺は幸せオーラとやらに浸っている。  そうだ。そのはずだ。  なのに何故か俺は足早くその場を立ち去ろうとしていた。  SOS団のメンツと別れ、駅前に停めていた自転車を回収するという俺任務に奇妙な...
  • Part3
    3-948「お友達(佐々木サイド)」 3-925「お友達」 3-852「佐々木キョン大いに酔っ払う」 3-850「やあ、キョン(´・ω・`)」 3-845「キョンと佐々木が小学生だったら」 3-844「中学生日記」 3-841「とりあえず着替えんかい」 3-826「喫茶店」 3-811「お風呂」 3-801「模擬試験」 3-766「世界まるみえ佐々木」 3-763「キョンの閃き」 3-754「佐々木様」 3-698「ちょっとしたじゃれあい」 3-678「雨宿り」 3-669「お化け屋敷にて」 3-638「佐々木の結婚観」 3-605「karma」 3-596「「僕」を使い始めた理由」 3-588「二人で本の買出し」 3-534「佐々木さんの悪夢」 3-530「耳かき」 3-521「公園」 3-496「勝負下着」 3-470「原動機付自転車」 3-459「修羅場」 3-396「自転車」 3-...
  • 59-891「今年のバレンタイン」
    さて、今年のバレンタインも終わった 結論から言うと去年より多くの義理チョコをもらった 以上 なに? もっと詳しく教えろ? 分かったよ くれたのはハルヒ、朝比奈さん、長門、鶴屋さん、朝倉、喜緑さん、森さん、橘、九曜、ミヨキチ それぞれホワイトチョコで色んな事が書かれていた 順に 「超義理チョコ」「友愛」「贈呈」「本命?」「愛護」「萌え」「St.Valentine」「友チョコ」 「歳暮」「love」 朝比奈さんはまたハルヒに書かされたらしい 鶴屋さんや森さん、橘は彼女ららしい言葉だ ミヨキチはちょっと背伸びして英語を使いたかったんだろうな ……長門以外の宇宙人は何か勘違いしてるっぽいな 皆義理なんだろうがでっかいハート型の手作りで味もなかなかのものだったな 「僕にハート型は一つもなかったですがね ミヨキチさんに貰ってないのは当然としても…… 朝倉さん、喜緑さん、橘さん、九曜さんに至っては市販品...
  • 69-620『チョコレートランブル』
    久々に佐々木から連絡があり、佐々木の家に行くと…… 佐々木がチョコレートの山を、コーヒーで流し込んでいた。 「……や、やぁ。キョン。」 うぷ、と口に手を持っていく佐々木。このチョコレートの山は、一体何なんだろう。 「バレンタインに、チョコレートをもらってしまってね…… 本来は僕一人で彼女らの誠意に応えたかったんだが、さすがに骨過ぎて……」 「よし、わかった。お前は男なら俺の敵だ。」 「全く。どうしようもないね、キミって奴は。」 佐々木は、そう言うと既製品と手作りの品に分ける。 「キミには既製品を頼みたい。既製品なら、何も入っていないはずだからね……多分。」 佐々木はティッシュを取ると、何かを吐いた。固形物のようだが…… 「なぁに。ただの爪だよ。」 …………はい? 「キミは中学生頃の女子の恐ろしさを知らないな?この先、安易にそこいらの年代から物を受け取らないほうがい...
  • 66-23 バレンタインデーをすっぽかされた佐々木さん
    「やぁ、キョン」 「なんでお前はいつも背後から現れるんだ」 くっくっく。いつもの笑顔の佐々木が居た。 「さてなんでだろうね? どうも僕は中学時代からキミの背中に縁があるようだ」 「とか言いながら実は狙ってるんじゃないだろうな?」 「何のことやら。それにしても今日はどうしたのかね?」 3月14日水曜日。俺はいつものSOS団待ち合わせ場所こと駅前公園に居た。 もちろん平日に用のある場所じゃない。 という訳でもないが。 「なんとなく、な」 「なんとなく、ね」 何故か一歩はなれて微笑みあう。 それからまた一歩離れると、鏡合わせのようにそれぞれカバンに手を伸ばす。 「そら」 「ほら」 互いに右手で差し出して、互いに左手で受け取った。  「なんでお前はホワイトデーにチョコ渡すんだよ」 「キミこそ何で貰ってもいないチョコのお返しを用意しているんだい?」 笑いが重なった。 なんでだろうな。お前がくれそうな...
  • 52-249「手間賃」
    「さて、今年もこの時期がやってきたな、キョンよ」 「随分唐突になんだ、中河」 なんだ、とは言ったもののクラスメイトが何について 話題を振ってきたのかが分からないほど世情に疎い訳ではない。 「バレンタインだね」 「また今年もお前の一人勝ちだろうけどな」 そう、既に2年連続で知人中ナンバーワンのチョコ獲得数に輝くのがこの国木田だ。 去年など後輩先輩同級生から圧倒的な支持を集め周囲を驚かせていた。 「だな。中河にはアテがあるのか?」 「あろうはずもない。そういうキョン、お前こそどうなんだ」 ないに決まっている。あるとすればオフクロと妹くらいのものだ。 「お袋さんと妹さんだけ、ねぇ」 中河は何やらニヤけている。いるが、俺には何の事かサッパリ分からない。 いぶかしんで視線を国木田へと泳がすと、あぁ、と言った感じで視線を女子の一集団へ転じた。 国木田の視線の先...
  • 12-398「佐々木さん色んな者に敗退するの巻。」
    (中学3年生の2月中旬) 佐々木(僕はキョンとは違う高校を受験し、進学する。      そう、つまりこのバレンタインが、学校でキョンにチョコを手渡せる最後の機会!      彼の性質を考えた場合、ただ渡しても友情の証だとみなす可能性が非常に高い。      ここは綿密なリサーチで、彼の好みのチョコを選択し、僕の想いを誤解なく表現せねばならない) 佐々木「そーゆーわけで、妹くん。特に深い意味はないのだが、キョンは、どんな甘いもの、      特定する意味は全然ないけど、どんなチョコレートが好きか、なんてことを教えてもらえないだろうか」 妹「えー、キョンくん甘いものそんなに好きじゃないよー。虫歯になりやすいから、   じゅけんまえに虫歯になるとイヤだから、って、チョコとか最近食べないようにしてるみたいだよー」 佐々木「そ、そうなのか! しまった。私の受験が楽...
  • 41-404「佐々木さんの、ビタースウィート・バレンタイン、の巻」
    13日の金曜日、丑三つ時も近い頃。和洋双方の縁起の悪い時間帯。 両親が眠っているのを確認し、そっと部屋を抜け出して台所へ向かう。 別に二人が起きている時間にやってもよかったのだけれど、 お母さんにからかわれるのもシャクだし、お父さんも年頃の娘を持つ親らしく、 妙に機嫌が悪くなるので困ったものなのだ。 まあ、お母さんにはバレバレだと思うのだけれど、 冷蔵庫の隅に隠しておいた、昼間準備しておいたチョコや生クリームを取り出す。 さて、それでは手早く作るとしようか。 まずは生クリームを火にかけ、沸騰するぐらいまで暖める。 もちろんクリームは動物性の、牛乳成分100%のものだ。 その間に、まな板が乾いているのを確認して、ミルクチョコの板を乗せ、ザクザクと斜めに刻む。 マッチ棒のようになったチョコのかけらを、包丁の先端を片手で押さえて、 扇状態に動かしながらさらにリズミカ...
  • 28-351「バレンタイン」
    まだ少し肌寒い昼休みの教室、高校入試も無事終わり、残り少ない中学生活に特にこれといった未練を感じることも無く、 俺はいつもの様に佐々木と弁当を食べ終え、他愛も無い事を話していた。 「 キョン、良かったじゃないか。無事に合格できて。他人事ながら、親友として結構冷や冷やしていたよ」 ああ、お前には感謝してるよ。 お前の入試が私立ゆえに早く終わってくれたおかげで、俺はお前に勉強を手伝ってもらえたんだからな。 「 礼には及ばないよ、キョン。どうせ他にやることも無かったし、それに、何より親友の為だからね」 佐々木は小学生の様な微笑みを浮かべた。 しかしあれだな。もう入試も終わっちまったから、お前と一緒に塾に行くことも無いんだな。 「 そうだね。僕としては君と話をしながら塾へ向かうあの時間は、結構楽しみだったのだが」 まぁ、俺も少し寂しい気はするな。 こんな風に思えるのも、入試が無事終了した余裕という...
  • 12-166「佐々木さんとりあえずチョコレートは渡す」
    「中学最後のバレンタインだ。僕も一つチョコを作ってみようかと思ってね。  くっくっ、そうしたらこのザマさ。慣れないことをするものじゃないな……本当に」 「佐々木……」 「いいんだ、キョン。こんなものを貰ったところで誰も喜びやしないさ」 「そんなことはない。形は悪いかもしれん。味も悪いかもしれん。だが、そのチョコレートには  お前の気持ちが篭っているだろう? 失敗なんか気にせず渡してみろ」 「キョン……ぼ、僕は」 「それを誰に渡すつもりか知らないが、お前の気持ちはきっと伝わるはずだ。  いや、きっともう伝わっているはずさ!」 追い討ち 「は、はは。いいんだ、もう。そのチョコレートは君にあげるよ。ははは。  今日はもう帰るよ。はは、ははは」 ガラッ ピシャン 「馬鹿野郎! お前、渡...
  • 28-912「佐々木の難問」
     『佐々木の難問』 2月上旬のバレンタインを控えたある日、俺は佐々木から郵送された小包に頭を抱える羽目になった。 中身は所謂バレンタインチョコというやつだ。ハート型の黒いチョコをキャンバスに Lから始まるアルファベット4文字で構成された単語がホワイトチョコで描かれた代物で、 それにメッセージカードが一枚添えてあるという極めてオーソドックスな一品だった。 これだけ聞くと、世の一般的な男性諸氏なら何故チョコレート貰って頭を抱えてやがる このモテない男達の敵め、的な感想を抱くであろう。 俺だって、古泉から長門や朝比奈さんからこんなチョコを貰いましたって言われれば 先の感想に加えて一発殴らせろ、まで言う自信がある。 では何故俺は頭を抱えているのか?その理由は、描いてある文字とメッセージカードの内容にある。 『僕がこの4文字の英単語に込めたメッセージを読み取ってくれたまえ』 佐々木に電話で確認したと...
  • Part29
    29-900「幸せな大学生活」 29-866「見えている」 29-845「猫の目のちょっとごめんなさいの巻」 29-806「佐々木と哲学」 29-793 6年後 29-760「分裂p82:古泉思考」 29-744「ベストショット」 29-717「エンジン」 29-647「猫の目の実況中 2004年ラジー賞総なめの映画鑑賞の巻」 29-612「谷口と佐々木」 29-560「君はどう思う?」 29-513「感謝チョコ」 29-510「A、A、Aありがとう」 29-505「橘の予告」 29-503「ドジっこ佐々木さん」 29-497「佐々木さんの、ごく何気ないバレンタイン、の巻」 29-492「佐々木 vs ハルヒ ver.バレンタイン」 29-439「拒食症に、いろんなものに負けるな佐々木さん」 29-409「黄色い手袋」 29-336「キョンが塾のテキストをもっていない理由その2」 29-2...
  • 51-764「暗号チョコレート」
     その日の塾が終わり、俺と佐々木は身を縮込ませるように帰途へと付いていた。  春分を向かえてから10日あまり経つが直ちに暖かくなる訳も無く、まして夜空の下は真冬そのままの風が実を貫く。  こういう日は一刻も早く暖房の効いた我が家へ帰ることが受験まで1ヶ月を切った己の身を健康に保つ最善の策ではあり、  速やかに佐々木を最寄のバス停へと送り届け、俺は自宅へと全力でペダルを漕ぐというのがここ数ヶ月の常であった。  が、今日はいつもの道ではなく店の立ち並ぶ通りへと歩を進めていた。珍しくも佐々木が「ちょっと寄りたい所がある」などと言ったからだ。  他愛も無い世間話の端々に寒い寒いと言いながら10分ほど歩くと、佐々木はやおら歩みのスピードを速め、俺の前へと回りこむようにして立ち止まり、 「ココだ」  と左手でその目的地を差し示した。視線で辿るとそこは小さなケーキ屋だった。  少し待っていて欲しいと俺...
  • Part28
    トップページ >SS > 短編 Part28 28-931「再会の再開、際会」 28-922「917に捧ぐ」 28-912「佐々木の難問」 28-892「いやさされたよ」 28-840「鬼娘のコスプレ」 28-757「キョンの嫁は誰だ」 28-730「谷口」 28-668「誘蛾灯」 28-647「札幌テレビ塔」 28-619「愛は真心、恋は――」 28-610「ポツダム? いいえそれは脱ダムです」 28-606「影響力」 28-534「佐々木さんの、子猫の目の甘い日々5 雪の面影、なぞるように、の巻」 28-481「団長を野球○に誘おうにょろーん」 28-462「パントマイム」 28-442「角川スニーカー文庫重役会」 28-409「バカップル」 28-393「こういを漢字で書くと」 28-368「佐々木の演説」 28-351「バレンタイン」 28-315「中学校の昼休みのこと」 2...
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    15-845「作家のキョンと編集者佐々木」 27-472「しゅくしょうしゃしゃき」 15-895「モデル付き恋愛小説」 編集者佐々木シリーズ 17-718「『スイッチの入れ方』」 佐々キョンバカップルシリーズ 16-69「新人の宿命」 15-866「編集者佐々木外伝」 17-404「作家のキョンと編集者佐々木~調子のいい日」 14-107「ラブレター騒動」 68-111「佐々木さんのキョンな日常」 14-687「もしも」前半 15-477「キョンと佐々木の消失」-1 もしもシリーズ みょん様 猫の目の日々シリーズ 14-577「巨人の歌」 佐々木とキョンの驚愕シリーズ 消したい3行目シリーズ 5-852「ファーストキスは誰のもの?」 28-757「キョンの嫁は誰だ」 24-423「キョンの溜息」 15-132「キョンと佐々木とハルヒの生活 1日目」 16-669「佐々木とハルヒが冷戦を繰り...
  • 31-239「ホワイトデー小ネタ」
    ホワイトデーの日の帰り道、いつものようにSOS団で集団下校していた。 突然藤原が現れた。 藤原「バレンタインのお返しだ。受け取れ」 3人娘にホワイトデーの贈り物をする。 ハルヒ「これっぽっち?30倍返しでしょうが」 藤原「3倍返しが相場だろうが。そんなことより、朝比奈。規定事項だ。今から今後のことを話し合うぞ」 みくる「失礼します。涼宮さん」 ハルヒ「あの二人付き合ってるのかしら」 キョン「多分な」悔しいが未来人どうしお似合いだな 九曜「――こんにちは―――」 キョン「うわ!びっくりした九曜か。これがバレンタインのお返しだ」 いつもいきなり現れるな。 古泉「僕からも」 九曜は俺の両頬に手を置いて言う。 九曜「――あなたの―――瞳は――とても……きれいね――」 ハルヒ「キョン、いちゃいちゃしてないで早く来なさい」 やれやれ、ハルヒさんは今日もご機嫌斜めだ キョン「またな、九曜。バレンタインの...
  • 59-874「二人の仲」
    「いいかい、キョン。バレンタインデーなんてチョコレート屋さんの陰謀なんだよ?」 「ああ、そうらしいな。まぁ、そう言ってしまうと少し夢のない話だがな。」 「夢のない話か・・・でも僕はね、こういったイベントもわかった上で楽しむのはいいことだと思うのだよ」 「ほう・・・」 「陰謀とかどうこう言うのではなく、とりあえず、楽しんでしまえということは、ある意味幸せだろう?」 「まぁ、堅苦しいことは、考えない方がいいってことだろ?」 「・・・・少し違うが、まぁ、それもあってるかもね」 「で?」 「ん?」 「結局何が言いたいんだ?」 「うん・・・・」 「僕もね、一応。女の子だからね。こういうイベントを楽しむのもいいかなと思うのだよ」 「へぇ、佐々木が?」 「うん、で、どうだろう?キョン、僕がチョコレートを渡したら、受け取ってくれるかい?」 「え?お、俺にくれるのか?」 「うん。僕と君の仲だからね!」 「お...
  • 41-298「:Valentine's Smile」
    今日は寒い。 夜から雪になるかもしれないという予報だった。 自転車のブレーキも甲高い悲鳴を上げている。 街はマフラーと白い息に包まれ、空はどんより雲を漂わせている。 その中を見憶えのある背中が疲れた馬のように大荷物を抱えて歩いていた。 「佐々木?」 振り返ったそいつは顔を少し紅潮させ、息も切れ切れ、 うんざりしているのが手に取るように分かった。 だが、声を掛けると柔らかい微笑を俺に向けてきた。 「やぁ、キョン」 「どうしたんだ?その大荷物は」 「いや、ちょっとね…」 見ると佐々木が手にしている紙袋の中には大量の四角やらハート型やら 様々な色と装飾の小箱がこれでもかと詰め込まれている。 佐々木はどうしたものかと複雑そうな表情を浮かべて俺に問い掛けてきた。 「僕はそんなに甘いものが好きな訳ではないのだが…」 そこかよ。 でも、男の俺からすりゃ羨ましいぞ。 「くっくっくっ、君にもちゃんとチョコレ...
  • 41-359「ビターチョコレート」
    Episode-1 ビターチョコレート 今日は朝から学校全体がまるで雲の上にいるかのようにふわふわと浮ついていた。 女子はいつにも増して集団で金切り声を上げているし、男子は敢えて普通を装おうとして それが逆に普通ではなかった。もちろんその男子には俺も例外なく含まれ、いつもより 落ち着かない何やらそわそわした気分で午前中の授業を受ける羽目になっていた。 それもこれも1限の始まる前に心無い一人の男子が 「キョン、もう佐々木さんからチョコもらったの?」 などとわけのわからんことを聞いてきたせいだけどな。 それまですっかり忘れていたのに余計なこと思い出させやがって。 そう、今日は女子が男子に想いを告げる日、 いやチョコレート会社が仕掛けた企業戦略の一つである 2月14日、 バレンタインデーである。 「やれやれ」 昼休み真っ最中の午後1時、 トイレから帰ってきた俺はそんないつものフレーズを吐きながら...
  • Part66
    トップページ >SS > 短編 66-905「解らないからこそさ」 66-868「くっくっく。無理はいけないよキョン」 66-840「佐々木さん、大事なのは言葉なのです」 66-819「ふむ。この自習室は暖房がよく効いているね」 66-784 人をなめた話 66-779「キョン、自分自身こそ厳しく律すべきだよ」 66-754 昔日 66-731 5月5日の手のひら 66-710「で、キョン。どう責任をとってくれるのかな?」 66-691 佐々木さんと洋楽「A Case of You」 66-677「報道された出来事だけが事実となるかい?」 66-651「連休はどこも大渋滞だぜ」 66-607『は――はは―――――ばかみたいだわ……はは―――』 66-607「どうもキミと話している時は何だか笑っているような顔で固定されているようでね」 66-590「不味いぞ佐々木」 66-564「ご馳...
  • 1-446「ほろ苦バレンタインチョコ」
    --- あれは2月半ばの登校日だっただろうか。 当時中学3年生の三学期などと言うほとんど学校へ行く事もない時期を過ごしていた俺は、 1月前半辺りまでこそ件の塾へ冬期講習なんぞに参加していたものだが、 その講習も終了すると共だって参加していた佐々木にもパタリと会わなくなり、 家に篭って受験生らしく受験勉強に励む日々が続いていた。 そんな中での久々の登校日で、気分転換にはちょうど良かった。 しばらく会ってなかった奴らとも話したくなってきた頃合だ、 なんて事を思いながら教室を覗けば、何のことはない、同じような事を考えてる連中は 多いようで、その喧騒で教室内はかなりの盛況ぶりを見せていた。 「やあ、キョン」 声を掛けながら近付いてきたのは佐々木だった。既に本命の私立に合格決定し、 どことなく余裕が感じられる。この時期に手すきとは実に羨ましい事だ。 「ところがそうでも無いのさ、高校の予習が中々面倒で...
  • Part65
    トップページ >SS > 短編 65-919 果汁100%ジュースを飲む佐々木さん 65-900 ××と格闘する橘さん 65-648 見せてあげようか? 65-590 佐々木さん式バレンタインの過ごし方 65-239「私」なりの僕の告白 65-223 Good Grief 65-142 九曜特製だきまくら 65-745 続々・佐々木さんと洋楽シリーズ I HAVE NOTHING by 追悼・ホイットニーヒューストン 65-525 続・佐々木さんと洋楽シリーズ If I was your girlfriend by PRINCE 65-573 だから、その後に。 65-329 だから、私は。 65-925 ささきと!-5「ささきと!(完)」 65-884 ささきと!-4「ささきとねつととくべつな日 び」 65-863 ささきと!-3「ささきとじてんしゃと毎日とまいにち」 65-84...
  • 28-619「愛は真心、恋は――」
    「キョン、今日が何の日か知っているかい?」 「ん?今日か?すまん、何日だったかすら覚えてない。」 「それくらい覚えていたまえ……まったく君という奴は。今日は2月14日だよ。」 「なんだ、簡単じゃねえか。2月14日といや煮干の日だ。全国煮干協会が語呂合わせで決めたらしいな。」 「………………。」 「どうした、佐々木。」 「いや、まさかそんな答えが返ってくるとは、ね……いいかいキョン、今日は世間一般ではバレンタインデーと呼ばれる日だ。」 「ああ、菓子メーカーの……そういやそうだな。で、それがどうしたんだ?まさか、俺にチョコでもくれるのか?」 「そのまさかさ。」 「意外だな。お前はこういうのは嫌いなのかと思ってた。」 「聖人を称えるのも、人々が他人に気持ちを伝えるのも別に悪いことじゃないよ。」 「菓子メーカーの陰謀だとは思わないのか?」 「キョン、それこそ論外だ。企業が利益を追求するのは当然の行...
  • 佐々木さん式バレンタインの過ごし方
    中3 あげてもいい相手ができたけども、相手の性格や今の関係に悶々しながら 結局受験生だから忙しいという理由を見つけて、ホットココアを奢ることに落ち着く。 高1 勉強で大変な日々だけど、先月気になる彼から年賀状が来た。 とりあえず自分のことを覚えていてくれたことに軽い安堵と小さな喜びをかみしめつつ、 今年はと買ってはみたものの、踏ん切りとタイミングがつかず結局渡せなかった…。 高2 今年こそは渡さなくては。 積年の想いと日頃のお礼を伝えるため、彼女は 親友に向けてのメッセージカードとカカオたっぷりのビターチョコを仕込むのだった。 橘「……という感じだと思うのです」 古泉「なるほど。これはちょっとした青春劇ですよ。僕は一仕事必要なようですが」 橘「悪い事が起きたら守りましょう!」 古泉「Just a spectacle!」 キョン「最近仲いいなお前ら」
  • Part59
    トップページ >SS > 短編 59-25「隠し芸」 59-117「ササッキーの陰謀番外編」 59-776「佐々木さんの結露解説」 59-796「佐々木さんと生方」 59-849「寒い中、二人乗り中の出来事」 59-874「二人の仲」 59-891「今年のバレンタイン」
  • 29-612「谷口と佐々木」
    佐々木「はい谷口君、義理だよ」 佐々木は不機嫌そうな表情で俺にチョコをくれた。 何故不機嫌なのかは知らんが、もらえるなら万々歳だ。 もっとも俺の鞄の中は半ば強引に稼いだ義理チョコで一杯だったりするが。 谷口「ありがとう!佐々木」 佐々木「…ねえ?」 谷口「な、なんだよ?」 佐々木「お昼休みとか…随分チョコ貰ってたよね」 な、なにー!見てたのか!…ってまさかこの展開は、嫉妬か!? 佐々木「あんなに貰ってるんだったら、僕のチョコなんていらないんじゃない?」 谷口「い、いやーコレは殆ど無理やり貰ったもんだからさ!全部義理以下っていうか、自主的に貰ったのは一つもないし!」 言っててむなしくなってきたぜ…ちくしょう。 佐々木「じゃあ、これが初めてのチョコなんだ?」 谷口「あ、ああ」 佐々木「はい本命、だよ。受け取ってもらえるかな?」 谷口「じゃ、じゃあ、口移しで…」 佐々木「……もう、ばか」 終わり...
  • 69-571『TS~キョン子と佐々木と~』
    ※TS注意 朝起きたら、女になっていた。 「…………。」 驚くより早く、まずは長門に連絡し、状況を聞く。 「涼宮ハルヒの願望。彼女は明日のバレンタインに、あなたにチョコを渡す勇気がなかった。」 「本命で来たって願い下げだがな……!」 頭が重い。 「因みに性別が反転しているのは、あなただけ。残りはいつもと変わりはない。……明後日には元に戻る。」 「……おい。聞き捨てならんぞ。」 つまり。現時点で佐々木と付き合う俺は…… 「キョン子ちゃーん。佐々木お姉ちゃんが迎えに来てるよー?」 絶句。まさにこれだ。 「全く、迎えに来て良かったよ。」 佐々木が俺の髪を丁寧に鋤く。 「せっかくのロングヘアーなんだ。綺麗にしておかないと。毎朝の僕の日課になりつつあるが。」 艶やかな黒髪。これは、どうやら佐々木が毎日ブラシを当てているからのようだ。 「…………」 因み...
  • Part36
    36-995「きよんくんとあったひ」 36-969「佐々木と長門の会話」 36-948「キョコン」 36-927「佐々木と国木田」 36-868「プール仕舞い」 36-812「キョン肉まん」 36-714「血液型占い」 36-703「レッツ輸血」 36-692「血液型占い」 36-539「典型的主人公」 36-500「駄文ですorz」 36-406「11時の夕ご飯」 36-252「今度海に行かないか」 36-77「偽者談義」
  • 14-814「ストーカー騒動」
     春の柔らかな日差しも終わり、暖かさが暑さに変わり始めた初夏の週末、俺たちSOS 団は例によって不思議探索へと繰り出していた。以前は二人か三人のチームに分かれてい たが、春頃に起きたハルヒの気まぐれによりくじ引き制度は廃止され、五人全員で固まっ て行動している。  ハルヒは一人ずんずん進んでは、路地裏を覗いたりゴミ箱をひっくり返したりそこらへ んの隙間に棒を突っ込んだりしている。あいも変わらず元気な奴だ。朝比奈さんは時々ハ ルヒにいじられながらも献身的についていき、愛くるしい笑顔を振りまいている。ああ、 見ているだけで疲れが吹き飛ぶようだ。長門は着かず離れずぼんやりとついてきているが、 時折書店を見つけては意味深な視線を送ってくる。本はこの前買ったでしょ、またにしな さい。で、あとは、ああ、古泉ね。なんかそこらへんにいるよ。どうでもいいけど。 ...
  • Part12
    12-965「新佐々木団」 12-921「『かっこ良い橘さんの演説を真面目に聞く』」 12-900「夏休みの佐々木さん」 12-858「さらに泳ぐ佐々木さん」 12-850「泳ぐ佐々木さん」 12-806「ネガササッキー」 12-798「白佐々木黒佐々木」 12-760「佐々木の悪夢」 12-744「佐々木の慟哭」 12-726「佐々木の花びら占い」 12-696「佐々木さんキョンテレカに文句を言う」 12-688「ユッキー&ササッキー」 12-680「ついてきて欲しかった佐々木さん」 12-674「キョン、逃げるんだ。キョンだけでも逃げるんだ」 12-597「佐々木さん間違えてメールを送ってしまう」 12-576「佐々木さんのヒトメボレLOVER」 12-543「佐々木さんキョンを匿う」 12-532「佐々木さん『藤原?君はどうでもいい。』」 12-398「佐々木さん色んな者に敗退するの...
  • Part15
    15-887「佐々木さんとたくろー」 15-842「塾に二人で行く途中お囃子の音が聞こえてきて… 」 15-762「佐々木と長門」 15-744「男前パンジー」 15-716「佐々木さん参院選について語る」 15-688「佐々木さん、浴衣に花火は夏の風物詩の巻」 15-687「─佐々木と二人でクイズ番組視聴中─」 15-683「佐々木さん神の能力を試す」 15-672「宇宙戦艦ナガト」 15-669「同窓会」 15-653「ゲーセン佐々木団」 15-648「佐々木さん、最後の一葉の巻」 15-647「UFOキャッチャー」 15-593「ポーカー」 15-583「佐々木さんの真実」 15-564「佐々木SSと申したか」 15-535「ハルヒと佐々木は仲良し」 15-508「キョンの姉貴が佐々木で、佐々木の弟がキョン」 15-462「佐々木さん、橘京子とゆりんゆりんの巻」 15-428「午後の...
  • 29-510「A、A、Aありがとう」
    『A、A、Aありがとう』 部室で女性陣を待っていると佐々木がやって来た。 「谷口くんチョコを」 「A、A、Aありがとう。義理だけどうれしい」 「国木田と古泉くんにも」 「ありがとう」 「ありがとうございます」 「それじゃ僕はこれで…」 佐々木はそのまま帰って行った。俺には何もくれずに。 「おい、キョン。お前はどんな本命チョコをもらったんだ?」 「谷口。佐々木からは何も貰ってないぜ」 「あなたにだけあげることはあっても、あなたにだけあげないことはありません。正直に言って下さい」 「去年もおととしもそうだ。あいつはそんな奴なんだ」 「佐々木さんを怒らせたのなら今のうちに謝った方が…」 女性陣がやってくるまでしつこく問い詰める奴等だった。 そして、ハルヒ達からチョコを貰った帰り道。谷口ついてくるなよ 「本当のことを話せよ。もしかして、佐々木自身を貰うとか?」 ただいま。谷口まだついてきているのか...
  • 65-329 だから、私は。
    関連作品 64-676「おさんぽ」。 どろり。 ゆっくりとかき混ぜる。 焦らないように。 均等に広がるように。 細心の注意を払ってかき混ぜる。 にちゃにちゃとした感触の中にも時おり硬い感触がある。 自然と頬が緩み、口から空気がふふっと抜けてしまう。 ふと、急に疑問が一つ。 今、私を客観的に見ると中々気持ち悪いのではないだろうか……?。 かき混ぜていた手がピタッ、と止まる。 意識すると急に顔が赤く。そして熱く。 たまらずベラから手を離して両手で顔を覆う。 両足は、はしたなく体育の駆け足のように地団太を踏んだ。 顔が熱い。自分が自分で無いみたい。 そんな事をしていたらすっかりかき混ぜていたものがだまになってゴロゴロになってしまった。 ああっ、と声を上げた。 ……またか。 同じ失敗を繰り返す私...
  • Part24
    トップページ >SS > 短編 Part24 24-948「食事中」 24-940「模試の結果」 24-937「健康診断」 24-923「朝の襲撃」 24-913「二人乗り失敗の巻」 24-901「極太サラミ」 24-865「佐々木勉強みてくれ」 24-845「佐々木の調教」 24-843「佐々木の寝姿」 24-842「三人の嫁候補」 24-836「佐々木のパンツは何色?」 24-813「死神」 24-796「佐々木さん、スイーツとは甘味類のことだろうか果物の複数形だろうか、の巻 」 24-795「スイーツ(笑)」 24-770「戦わなければフラグが立たない!」 24-739「佐々木さんの雪山大作戦」 24-714「アーチャー佐々木」 24-694「キョンの奇妙な日常」 24-687「 中学時代 」 24-679「 熱く語るキョン 」 24-662「キョンの中学生活」 24-627「...
  • 23-930「佐々木団のハロウィン」
    佐々木「trick or treat」 キョン「ほら、お菓子だ」 佐々木「ここは、あえてtrickを選ぶべきではないのかな?キョン」 キョン「何を言っているんだ、佐々木」 橘「trick or treat」 キョン「ほら、キャンデーだ」 橘「わーい」 藤原「trick or treat」 キョン「もしかしてお前が一番乗ってないか?」 藤原「そんなことないぞ」 キョン「コスチュームも一番凝っているし」  藤原さんはツンデレみたいですな 九曜「――キャンデー――or――チョコレート――」 キョン「何か違いますが、その方が平和的で良いのかな?九曜さんにはチョコレートを」 佐々木団は楽しいな
  • 43-593 「季節外れのホワイトデー」
    「親友」……か。  先日、彼らの前で私が言ってしまった単語に、いくらかの羞恥と行き場のない後悔の念 が心を支配し、深くのところで疼いた。 「本当は、あんなこと言ってちゃだめなのよね……」  私は嘆息しながら、小綺麗でセンス良くラッピングされた小さな包みを手のひらにのせ て見つめていた。 「もう、渡せないわね……」  とっくに手渡す時期を外してしまったその包みを、どうしたものかと躊躇したが、咲く 事もなく落ちてしまったつぼみを惜しむかのように机の引き出しにしまいこんだ。 「ふうっ……」  ため息を一つ。自らのふがいなさに自己嫌悪に陥りそうになりながら、そこから目をそ らすように私はふと窓の外へと目を向けた。  そこには、漆黒のキャンバスに優しげな表情を見せる黄金色の月と、彼女をささえるよ うに無数の星々が煌めいていた。   どれくらいぶりかしら? これほど美...
  • @wiki全体から「22-814「バレンタインにはチョコはあげない」」で調べる

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