【涼宮ハルヒの憂鬱】佐々木ss保管庫 @ Wiki内検索 / 「24-624「神曲の果て」前半」で検索した結果

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  • 24-624「神曲の果て」前半
    20-349「手折られる旗」の続編  キョンタスケテ  わずか七文字のメールに眠気などすっとんだ。  差出人は、登録されていない。  見たことのないアドレスだった。  だが、アドレスの中にsskという文字列があった。わかった。  どうしてかはわからんが、とにかくこれは佐々木からの連絡に違いない。  どうして教えたはずのない俺のアドレスを佐々木が知っているのかという大問題はあるが、この内容はただごとではない。  時計を見れば時間は夜の10時を回ったところだ。  佐々木がどこからメールをしてきたのかわからない。  どんな危機かもわからない。  だが、安穏と宿題なんぞしていられるはずもなかった。  なにごとかと尋ねるおふくろの声を振り切って俺は自転車に飛び乗った。  一年前まで佐々木を乗せていた自転車に。  だがとにかく当てがない。  こ...
  • 24-624「神曲の果て」後半
    24-624「神曲の果て」前半の続き      *     *     *  橘さん……これは、どういうこと。  神である涼宮さんと佐々木さんを選ぶまで、この人の心にかけられていた封印を破ったのです。  何者が掛けた封印かはわかりません。  少なくとも情報統合思念体レベルの存在でしょう。  そんなものを破ったの。  破ったのは私じゃありません。佐々木さんです。  私はただ、お手伝いをしたに過ぎないのです。  手伝いって……キョンが死んだらどうするつもりだったの。  死なせません。  佐々木さんにとって彼が大事な存在である以上、私は必ず彼を守ります。  ですけど、私にとっては彼よりも佐々木さんが大切です。  彼を危険に曝すことになっても、佐々木さんの役に立ちたかったのです。  ……、橘さん。あなたには、私の心が私以上に...
  • 長編
    ...オーバータイム」 24-624「神曲の果て」前半 24-624「神曲の果て」後半 24-486「佐々木の禁酒大作戦」 24-192「アイドル(暫定タイトル)」 23-745「佐々木1/4」 22-723「アンダー・グラス・ラブソング」 22-619「ツイスト・タイム」 22-268「キョンまさかの失恋」 20-711「RPG永遠の夏「涼宮ハルヒの暴走」 19-762「夏の終わりの記念日」 19-511「閉鎖空間漂流記」前半 19-511「閉鎖空間漂流記」後半 19-75「佐々木と文化祭」 17-795「小旅行2+1」 17-753「β4後の佐々木と藤原の会話」 17-509「さぁ・・・いこうかっ!」 16-884「確約」 16-633「二年前の七夕にて」 15-549「約束」 15-477「キョンと佐々木の消失」 15-341「佐々木IN北高」 14-814「ストーカー騒動」 14...
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    ...・・いこうかっ!」 24-624「神曲の果て」前半 カリモフ様 佐々木とキョンの驚愕プロローグ 24-746「最初で最後のオーバータイム」 15-919「佐々木IN北高「キョンの憂鬱」「遠まわしな告白」「がんばれ古泉君」「SOS団よ永遠に」-4 22-723「アンダー・グラス・ラブソング」 24-728「最初で最後の―― 」 44-99「―佐々木さんの消滅―」 ルームシェア佐々木さんシリーズ 12-453「パーティー BBQ編前半」 教えてササッキーシリーズ 15-341「佐々木IN北高」 11-292「佐々木の憂鬱」 37-415「カナリア」 19-15「トライアド」後半 24-516「少年Nの悲劇」 16-94「キョンと佐々木の消失」-3 19-75「佐々木と文化祭」 21-409「最愛の傷」後半 24-486「佐々木の禁酒大作戦」 7-664「佐々キョンバカップル「情事後」」...
  • 20-349「手折られる旗」
    ... -続編 --[[24-624「神曲の果て」前半]] へ、続く? --[[24-624「神曲の果て」後半]]
  • 67-407 ひきずれ橘さん
    ...夢から出たマコト」 24-624「神曲の果て」前半 27-426「佐々木さんの、願いは夢の中で、の巻 その1」 27-824「珠玉の乙女達」 33-798「分裂、或いはSのモノドラマ」 35-616「ちょっとしたアリス・イン・ワンダーランド」 43-421「佐々シャミ」 猫の目の日々シリーズ※猫さんの中へと精神を飛ばしてみたりね [[]] ※「一夏の経験」「彼を閉じ込めて高校生活について語ったり」「夢だと思い込んで彼と本心を明かしあって」の作品は  その話のネタバレになるので明記しません。悪しからず。 各作品作者様、こちらに載せ切れなかった各作品の作者様、いずれも素晴らしい作品を本当にありがとうございます。
  • Part24
    トップページ >SS > 短編 Part24 24-948「食事中」 24-940「模試の結果」 24-937「健康診断」 24-923「朝の襲撃」 24-913「二人乗り失敗の巻」 24-901「極太サラミ」 24-865「佐々木勉強みてくれ」 24-845「佐々木の調教」 24-843「佐々木の寝姿」 24-842「三人の嫁候補」 24-836「佐々木のパンツは何色?」 24-813「死神」 24-796「佐々木さん、スイーツとは甘味類のことだろうか果物の複数形だろうか、の巻 」 24-795「スイーツ(笑)」 24-770「戦わなければフラグが立たない!」 24-739「佐々木さんの雪山大作戦」 24-714「アーチャー佐々木」 24-694「キョンの奇妙な日常」 24-687「 中学時代 」 24-679「 熱く語るキョン 」 24-662「キョンの中学生活」 24-627「...
  • もしもシリーズ
    14-687「もしも」前半 14-687「もしも」後半 19-15「トライアド」前半 19-15「トライアド」後半 21-409「最愛の傷」前半 21-409「最愛の傷」後半 28-854「君が見える場所から、ずっと」前半 28-854「君が見える場所から、ずっと」後半 34-258「かんけり」
  • 50万ヒット記念殿堂入り投票結果
    7票 14-577「巨人の歌」 ただひたすらに綺麗で切ない。一つの世界ができあがってる作品。 風景描写とか、読んでて「色が見えてくる」描写が秀逸の一言に尽きる。何度も名前があがるのは伊達じゃない美しい一編だと思う。 本当は橘SSだが、自分がSS書くきっかけとなった感動作なので入れておく。切なさが、泣けてくる 鉄板です 佐々木さんの神人に佐々木さんの強さと弱さ、喜びと絶望を見事に表現させている じわっと来た。 これを読んで閉鎖空間モノを書こうと思い立った。私にとっての最高峰にして永遠に届かない目標。 6票 14-687「もしも」前半 14-687「もしも」後半 19-15「トライアド」前半 19-15「トライアド」後半 21-409「最愛の傷」前半 21-409「最愛の傷」後半 28-854「君が見える場所から、ずっと」前半 28-854「君が見える場所から、ずっと」後半 君が見える...
  • 14-687「もしも」前半
     散った桜の花びらに染まった道を歩きながら、大きく背を伸ばして息をした。五月のゴールデンウィークも終わり、いよいよ本格的に新年度になった気配に包まれる。六月には何も休日がないというのが、何か国家的な秘密組織の嫌がらせに感じられるね。  今年は例年と比べて暖かいようで、まだ五月も始まったばかりだというのにもう半そでで歩きたいくらいの暑さだ。高く伸びた空に向かって、俺は大きく背伸びをしたまま手に持った鞄を背中にかけなおす。  この早朝強制ハイキングも一年経つともうずいぶん慣れたもんであり、これはもはやありきたりの日常の一ページと化している。そのハイキングコースをえっちらおっちら踏破して、校門をくぐって、下駄箱から上履きを出して、教室に入る。この一連の作業もまた俺にとってはありきたりの光景だ。  廊下の窓越しに陽気な太陽の光を浴びながら、教室のドアを開けるとまっすぐに目に入ってくるのが、教...
  • Part20
    トップページ >SS > 短編 Part20 20-946「塀についたドア」 20-904「消したい3行目 」 20-884「パソコン」 20-865「SS? というほどのものだろうか?」 20-835「キョンと佐々木のメールのやりとり」 20-824「妹の買い物事件」 20-822「会議」 20-796「ささき姫」 20-776「教えてササッキー+α」 20-762「佐々木さんの、「ラスト・シーンから始めよう」の巻」 20-706「北高の火災訓練」 20-690「佐々木は神だと思っている。」 20-653「教室にて、2」 20-624「School Days スクールデイズ第9話ビデオ鑑賞後」 20-614「School Days スクールデイズって作品です。」 20-599「それは僕らの知らないエピソード。初デートの時のこと」 20-587「佐々木vs.キョン」 20-566「始...
  • 14-687「もしも」後半
    14-687「もしも」前半の続き。  疲れ果てた。一日がここまで長く感じられるとは。  家の玄関を開けると、一足先に家に帰っていた妹がうれしそうに駆け寄ってくる。 「キョンくん、おかえりー」  ただいま。っていうかお前はこの世界でも俺をそう呼んでいるのだな。 「ご飯出来てるよー」 「わりぃ。今日は疲れているから少し部屋で休んでから食うよ」  体が鉛のように重い。緊張感から解放されたせいだ。一気に疲れが襲ってきた。正直、妹の相手をする体力も精神力も残っていない。 「ふーん」  特に何も考えることもなく妹はそのままくるりと回れ右して戻ろうとした。鼻歌なんか歌いながら、本当にお前は悩み事がなさそうでいいな、妹よ。 「ところで、お前」 「何?」 「佐々木って知っているか?」  俺は何気なく、本当に何気なく質問してしまった。特に何か深い考えがあったわけ...
  • Part26
    トップページ >SS > 短編 Part26 26-984「移転小ネタ(仮)」 26-956「祝!!ハルヒ二期中止!!(仮)」 26-816「佐々木団+キョンとのお茶会(仮)」 26-796「相合傘」 26-772「佐々木さんの、Leprechaun Christmasの巻」 26-760「佐々木さん、クリスマスは家族で過ごすものだよねの巻 」 26-742「ササキョン(仮)」 26-689「真夜中のプール」 26-683「モノローグ(佐々木)」 26-666「正夢実行計画」 26-656「漢詩と佐々木さん」 26-648「SS Ontology」 26-626「しごとのはなし」 26-622「神は処女受胎を糾弾す」 26-617「妹へのクリスマスプレゼント」 26-607「閉鎖空間が赤で染まる日」 26-605「佐々キョン」 26-600「据膳は黄泉の味」 26-578「佐々木さん...
  • 19-15「トライアド」前半
    14-687「もしも」前半-14-687「もしも」後半の続編  ぎらつくような太陽がマウンドを照らしつける。  最終回、二死でランナーは二塁。  点差はたったの一点。  俺は袖で汗を拭うとセットポジションに入った。  緊張の一瞬。  全世界の音が消えた。  あとはキャッチャーミットめがけて、全力でボールを投げるだけ。  だが、なぜだろうか。まったく、抑えられる気がしない…  ―何で野球となんか全く縁がないはずの俺がこんな激闘甲子園さながらの正念場に立っているのか。  その発端はこれより二日前にまでさかのぼる。  それは6月のことだった。  その日は何の変哲もない陽気な一日であり、俺は三時間目にある数学の小テストばかりを気にしていた。今回ばかりはまともな点数をとらないと怒られそうだからな、いろいろなところから。  というわけで、普段より少し早めに学校にやっ...
  • 21-409「最愛の傷」前半
    14-687「もしも」前半-14-687「もしも」後半 19-15「トライアド」前半-19-15「トライアド」後半の続編  目の前でちらつく赤いサイレンが、頭から離れない。あのときどんな音が鳴っていたかは覚えていない。記憶はあの瞬間から途切れ途切れで、今自分がどのようにしてこの場所に来たのかも、うまく思い出せない。現実感の欠落した椅子の上では、ただ時間だけが過ぎていく。この夜は暗い、どうしようもなく。  足元のタイルの染みばかりを、ただずっと見つめていた。この染みが消えて、床が新品みたいになる奇跡が起こってしまえばいいのにと思う。そうすれば、きっと、もっと小さな奇跡だって起こっていいはずだ。規則的なはずの時計の音が、歪んで聞こえる。そして、そんな俺の隣に誰かが座る気配がした。 「よう、来てくれたのか。」  俺は顔を上げて、その来訪者と向き合う。小さく、そして深く呼吸をする。  ...
  • Part4
    トップページ >SS > 短編 Part4 4-938「佐々木でぃーカップ」 4-937「佐々木えーカップ」 4-919「佐々木オーベルデューレ」 4-901「ポーカーフェイス」 4-871「携帯だから改こうが悪くてすまん」 4-812「再試合」 4-788「僕のおっぱい」 4-785「ある日の夏休み 」 4-750「些細なことが原因でハルヒの閉鎖空間に神人大量発生」 4-747「誓い」 4-741「ねぇねぇ、佐々木さんってキョン君と付き合ってるの?」 4-732「しかし、僕っ子か」 4-718「ありがとう。そしてさよならだ」 4-704「For Nothing」 4-695「試験当日」 4-622「探索」 4-613「修羅場・涼宮ハルヒの驚愕」 4-607「鼻血出てるぞ」 4-601「耳掻き」 4-595「佐々木の看病」 4-588「I hate you, you hate me」...
  • Part8
    8-764「脳内掲示板@佐々木」 8-659「僕もニックネームで呼んでくれ」 8-652「黒佐々木」 8-621「湯煙@佐々木(翌日)」 8-614「それは男の夢」 8-598「佐々木男ver」 8-574「古泉と佐々木」 8-544「年賀状」 8-474「旧約萌書比翼の章より」 8-443「佐々木かわいいよ佐々木」 8-416「それは男の夢」 8-413「聖なる侵入」 8-374「転入生」 8-334「諸君!私は佐々木が好きだ!」 8-324「キョンと佐々木」 8-313「国木田スマン。人数の都合だ。 」 8-307「ハルヒの正体」 8-245「夏の思い出」 8-240「ハッピー・ウェディング」 8-117「そのぬくもりに用がある」 8-101「First Good-Bye」 8-88「初恋」 8-34「Von der Jugend」
  • Part34
    34-763「Every cat shoud own a man」 34-693「七夕ネタ」 34-684「七夕の日の思い出」 34-623「仮面ライダー佐々牙」 34-465「黒い佐々木と白いキョン」 34-462「V佐々木」 34-440「副団長の恋愛」 34-420「憂鬱パラレル:恋人演技」 34-356「佐々木さんの、音楽とか、終わるものと変わりゆくものとか、の巻」 34-319「佐々木さんの世界改変」 34-239「3月某日、中学の卒業式」 34-70「小ネタ」
  • Part2
    2-990「佐々木さん性別を語る」 2-920「修学旅行の証言」 2-906「うららかな春の午後」 2-891「卒業文集」 2-876「中学時代のなんてことない話」 2-797「ダイイングメッセージ」 2-719「うさんくせーなぁ、橘」 2-661「○乳で悪いか」 2-653「橘と佐々木」 2-622「橘の提案」 2-594「ある寒い日」 2-573「佐々木とホラー映画」 2-568「佐々木の修学旅行」 2-565「キョンの『あれ』 2-535「僕のプリンを食べただろう」 2-468「佐々木の暴走」 2-441「佐々木のポニーテール」 2-421「橘京子との遭遇」 2-333「初めて2人で塾に行った日」 2-219「アホ三人組」 2-200「終わらない痛み」 2-196「キョンと佐々木と桜色」 2-184「将棋対決」 2-124「身体的数値」 2-73「佐々木の弁当作戦」 2-37「ある朝...
  • 28-854「君が見える場所から、ずっと」前半
       『君が見える場所から、ずっと』  君が見える場所で――携帯の液晶ディスプレイに、光るその文字。  車内にアナウンスが鳴った。「次は、大通公園、大通公園です」。俺は携帯をたたむと、地下鉄のホームに降りた。天気予報は「今日は晴れます」と高らかに告げていた。季節はずれの大間抜けな木枯らしが駅の改札へと吹きぬけてくる。俺は思わずコートの前を押さえた。地下鉄の階段を澄み切った風が突き抜ける。俺はその風の中、一歩一歩踏みとどまるように階段を上る。すれ違う人たちは両手でコートを堅く締めながら、少し速い足取りで白い息を吐いていた。  五月。今日は日本観測史上に残りそうな記録的に寒い、そして、空が澄み渡っていた日だった。     *  高校二年の春、この季節になると俄然クラスの空気が変わってくる。期待と興奮と、あとちょっとした不安に満ち溢れた空気。みんな、間近に迫った高校生...
  • Part27
    トップページ >SS > 短編 Part27 27-974「鰯の頭も信心から」 27-949「それはない」 27-935「佐々木さんの、願いは夢の中で、の巻 その2」 27-926「センター試験」 27-916「妹VS佐々木」 27-896「みゆき」 27-868「卒業旅行」 27-857「おやじキョン」 27-849「お酒は二十歳になってから」 27-839「橘への誕生日プレゼント」 27-798「デレキョン→佐々木の憂鬱プロローグ」 27-780「佐々木のこころ」 27-756「長門は見た」 27-742「そこまでやるか」 27-729「お前ストーカー、僕もストーカー」 27-704「鏡開きだよ、佐々木さん」 27-671「メールの話」 27-626「そしてとことんウソだ」 27-616「君に手紙を書くよ」 27-572「スパルタ式」 27-538「進学の悩み」 27-527「佐...
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  • Part17
    トップページ >SS > 短編 Part17 17-924「佐々木団ミーティング」 17-898「きょこたんを煙に巻く黒佐々木」 17-838「中学自体二人してフラグを折り合ってたら」 17-804「佐々木ア佐々木」 17-774「見えてる佐々木さん」 17-711「中三のころ、月曜日の朝のこと。」 17-669「結婚の名言」 17-655「佐々木さん、ブーケは誰の手に? の巻」 17-646「おなかにキュッ」 17-640「フラグを折るならまかせて」 17-601「佐々木さんの中学時代の苦労」 17-570「変化」 17-438「電車にて」 17-310「ポンジーなりきりセット」 17-301「素の佐々木で思いついたSS」 17-293「素の佐々木候補」 17-292「佐々木さん、ポンジーの秘密、或いはBTF1~3 の巻」 17-249「オウムは語る」 17-214「佐々木さん、夏...
  • 24-728「最初で最後の―― 」
    24-563「待ち合わせ」の続き 「これなんかどうだろうか」 「こんなんがいいのか?」 「僕は好きだよ」 「・・・じゃあこれを」 こんな掛け合いを見れば一人くらいはカップルと勘違いしてくれる人がいるんじゃないだろうか。 俺たちは今買い物中である。 佐々木は天女のような笑顔であれやこれやと俺の土産を選んでくれている。 買い物っていいもんだな。 しかし佐々木が選ぶお土産はどことなく風変わりで そのたびに俺は躊躇するのだが、いつも佐々木の一言で購入を決める。 「これは・・・・・・使えるのか?」 「使えるよ。僕は好きだ」 「じゃあこれも」 佐々木が好きなんて言ったら断れるわけないだろ? いや、もちろん俺に言ってるわけではないことくらいわかってはいるが。 「これで・・・・・・全部かな」 「そ...
  • Part1
    トップページ >SS > 短編 Part1 1-891「佐々木・ハルヒのツープラトン」 1-888「佐々木にいじられる藤原パ」 1-874「フラグクラッシャーK」 1-872「レイクエム・フォー・ポンジー」 1-795「佐々木大佐」 1-770「自転車二人乗りで予習」 1-733「佐々木の悪戯」 1-724「この頃彼はまだ普通のキャラクターでした」 1-687「僕の中に入ったキョン」 1-661「バレンタインチョコ L」 1-647「佐々木性転換」 1-582「女には戦わなければならないときがあるのだ」 1-571「市内アマチュア野球大会」 1-535「佐々木の呼び出し」 1-497「新SOS団」 1-446「ほろ苦バレンタインチョコ」 1-247「本屋にて」
  • 24-563「待ち合わせ」
    24-516「少年Nの悲劇」の続き 修学旅行3日目午前8時55分。俺はあのロビーにいた。 ちょっと早すぎたかもしれない。 仕方ないだろ。待たせるわけにはいかないじゃないか。 なんたって罰ゲームにしても俺にとっての初デ・・・いや、これは違うよな。 15分程一人で意味の無い言い訳をしながら待っていると佐々木が走って来た。 「待たせてすまない、キョン!」 可愛い。ものすごく可愛い。 「お、遅れて申し訳ない」 息を切らせながらも、佐々木は遅く来たことに対して再び謝罪の意を示してきた。 いや、まだ待ち合わせの時間まで20分近くあるけどな。 「待たせることにより相手の人生の時間を奪うというのは心苦しい限りだ」 気にすんな。そんなに待ってねーよ、と言ってやると、 「ありがとう」 と天使の微笑みで返し...
  • 24-516「少年Nの悲劇」
    24-455「デートのお誘い?」の続き 修学旅行2日目午後9時20分。 待ち合わせの約束をしていたロビーに俺はいる。本当に彼女は来てくれるだろうか。 「…ふぅ」 俺は名も無き男子N。佐々木に惚れている男の一人。あの神秘的な雰囲気が好きだ。もちろん顔も大好きだぞ! そんな自問自答をしながら待つこと5分。俺の女神はやって来た。 早めに来てて良かった。 「よ、よう!佐々木」 声が裏返ってるのが自分でもわかる。心臓もバクバクだ。 「なんだい、こんな時間に呼び出して。もしかして僕に告白でもするつもりかい?」 ちょ、先に言う!?それ言っちゃうぅ!? 出鼻を挫かれた俺は数秒間氷結する。 ……はっ。 ダメだ。こんなところで諦める訳にはいかない。まだ俺はスタート地点にも立っていないじゃないか! 俺は足りない頭をフル回...
  • 24-423「キョンの溜息」
    俺が中学最後の年。全三年生諸君が待ち望んでいる最大お祭り行事――修学旅行がやってきた。 ウチの学校は二年だとか、細かいことにはこの際触れずにおこう。 その待ち望んでいる全生徒にはもちろん俺も例外なく含まれ その日が近づくにつれ自然と周りも騒がしくなっていった。 現在の昼休みも修学旅行熱真っ只中である。 後ろの女子グループは修学旅行のプランを考えるためのお泊り計画を立てているし 俺の周りの男共は土産代をいくら持っていくかで競い合った後もつまらない話で盛り上がっている。 というわけで修学旅行を間近に控えた我が校の三年は その後にそびえ立つ悪魔の如き定期テストの存在も忘れ完全に浮き足立っていた。結構なことじゃないか。 その後10分ほど話し込んだ男子生徒達は仲良くトイレへと旅立って行った。 「はぁ・・・やれやれ」 思えばこの頃から口癖となる兆候が出始めていたのか 溜息と共にお馴染みのフレーズを口に...
  • Part14
    トップページ >SS > 短編 1乙」 14-934「プラン」 14-908「佐々木さんの熱唱」 14-879「佐々木さんとケンカ」 14-775「佐々木さん台風は苦手の巻」 14-752「事故」 14-748「車輪の唄」 14-653「敗因」 14-617「占い」 14-595「いい日だな」 14-569「ある車内風景」 14-566「裏SOS団各メンバーの配置変更」 14-551「佐々木さんポニーに再挑戦の巻 」 14-513「佐々木さんのしりとり」 14-468「佐々木さん授業中の巻 」&「佐々木さん、あいや痛がる子を見て手を離すが真の母親の巻」 14-389「北高に来ないかって」 14-331「佐々木とキョンが1年会わなくても平気だった訳」 14-288「フラグクラッシュ・クルセイダーズ」 14-233「(佐々木団+キョンIN喫茶店)」 14-184「佐々木さんの雨の夜と寂し...
  • 24-687「 中学時代 」
    「ねぇ、佐々木さん。  いくら体育の時間だからって、ランジェリーまで着替えるのは潔癖性過ぎない?」 「あ、ああ。わたしも時々そう思うよ。  ただ、体育の時間に男子、特にキョンの視姦に耐えるためのイメージトレーニングなんだよ。  キョンの視線を感じる度に、わたしへの要求スペックの高さを感じさせるよ」 「そ、そう。そうなんだ」  ・  ・  ・  ・  ・  ・ あっ、佐々木さん。 中三になったのに、くっきりハッキリ見えてます。 今日は忘れちゃったのかな?
  • 28-854「君が見える場所から、ずっと」後半
        * 「結局みんなばらばら、か」  俺はベッドの脇に荷物を投げ出した。あのまま分かれてしまった他のメンバーとは合流できないまま、結局谷口と先にホテルへやってきたのである。ちなみにホテルの部屋はさすがに男女同室とはいかないので、男と女に分かれて三人ずつそれぞれ一つの部屋に宿泊することになっている。ホテルの部屋は簡素なもので、部屋のほとんどはベッドで占められている。ほとんど寝るためだけの部屋、という感じだ。お前らおとなしく寝ろ、という学校側からの暗黙のメッセージだろうか、これは。 「俺たちが一番乗りみたいだな、っと俺このベッド取りー」  谷口はコートを脱いで、部屋の暖房のスイッチを入れると、窓際のベッドに子供みたいに飛び込んだ。こいつはホテルの部屋を見ても、特に何も考えることはなかったらしい。 「小学生か、お前は」 「うるせえよ。せっかくの修学旅行だ、はっちゃけるぜ、俺...
  • 24-401「誰かあいつを止めろ!」
    キョン「ハルヒは、ちょっと、いやちょっとどころじゃないが、滅茶苦茶なところがあるけど、あの太陽のような元気と勢いのよさはいいと思うんだ」 佐々木「へぇ…」 佐々木「なぞなぞ、みたいに、地球儀を解き明かしたらみんなでどこまでもいけるね」 佐々木「わくわく、したいと、願いながら過ごしてたよ」 佐々木「かなえてくれたのはだれなの?時間の果てまで」 佐々木「⊂二二二( ^ω^)二⊃ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥウウウウウウウウウウウウウウウンンンン!!!!!」 藤原「誰かあいつを止めろ!!」
  • Part18
    トップページ >SS > 短編 Part18 18-908「おもらしねた」 18-878「ササッキーと二人で」 18-799「子供っぽいけんか」 18-781「パーソナルネーム佐々木」 18-777「佐々木さんの四字熟語講座、田夫野人の巻」 18-727「おもらしねた」 18-724「雨の日は相合傘で:幽霊と名乗る美少女シリーズ」 18-720「佐々木さん、フラクラと二人三脚人生の巻」 18-706「おもらしねた」 18-699「十一時五十分」 18-652「佐々木と小さな再会」 18-640「~夏祭りにて~ 」 18-617「佐伯って誰」 18-611「佐々木さん、それは男のロマンですねの巻 」 18-568「おもらしねた」 18-562「橘京子の驚愕」 18-559「佐々木イジメby橘京子」 18-495「佐々木ヤンデレ化」 18-440「風呂上りの佐々木さん」 18-429「終...
  • 24-627「たまにはこんな二人でも」
    『たまにはこんな二人でも』 「はぁ…」 「盛大な溜息だね。涼宮さんにフラれたでもしたかい?」 「まあな。はぁ~~~、口や態度はどうあれ少なくとも嫌われてはいないと思ってたんだけどな」 「それは自業自得というものだよ。キミは女心というものに鈍感過ぎる。 だからあんなに長い間側にいて、いくらでもあったはずのチャンスをみすみす逃す事になるんだ」 「人が落ち込んでるっていうのに、お前は優しい言葉の一つも掛けてくれないのか?」 「下手な事言っても逆効果になりそうだしね。その代わり僕で良ければ気晴らしくらいは付き合うよ」 「ありがとよ…てまさかお前俺の事 「ストップ。念のため言っておくけど僕に友情以上の感情は無いよ。 もしそれ以上を無理にでも求めると言うのなら、僕は躊躇わず携帯で110を押させてもらうからね」 「と、当然だ。なんせ俺達は『親友』だもんな」 「どうだか」 「...
  • 24-455「デートのお誘い?」
    24-423「キョンの溜息」の続き 修学旅行2日目午後8時。俺は今ロビーに向かっている―― 昼間は一日中遊びまくり及第点を上回る夕食も食べ終わって、さぁ部屋に戻ろうとしたところで 俺は名前すら言えるか危ういクラスの女子に呼び止められ、伝言を受けた。 ――8時にロビーに来るように。絶対ね! 言われるがままに俺は1階のロビーへと足を運んでいた。 幸い男子は俺一人のようで他の連中は風呂に入ったり部屋で遊んだりしているのだろう。 誰一人としていなかった。 まぁ、ロビーに来る用事なんて誰かに呼び出されでもしない限りそうそうないしな。 そんなことを考えながら歩いていると、俺はロビーの柱に寄り掛かっている見知った顔を見つけた。 それとほぼ同時に―― 佐々木もこちらに気付いた。 「や、やぁキョン。久しぶりだね」 佐々...
  • 4-622「探索」
    「探索:序章」  うん、まぁ彼も、健康な男子中学生なのだ。このような書物の一冊や二冊持っていても 不思議はない。というより、それが普通だろう。  僕が、そのような友人の性癖にこれまたまったく興味がないといえば、これもまた嘘、 欺瞞というしか他はない。僕だって、その、健康な女子中学生なのだからね。  キミが認めるまでもなく、我々は思春期の男女なのだ、そういうことにまったく興味が ないというのも、それはそれで歪んでいるというべきだろう。  ……などと、彼に対する時のような、モノローグを頭の中に構築した。  落ち着け、私。  はい、深呼吸、一回、二回。素数を数えるんだ。1、2、3、4…アレ。  状況を確認するんだ、佐々木。  はい、大佐……大佐、誰?  え~と、その、なんだろう。そうか、私は混乱しているのだ。混乱状態にある時こそ、 冷静に、周辺の情報を確認するべ...
  • Part51
    トップページ >SS > 短編 51-191「ある日、塾の帰り道にて。 」 51-247「うどん-そば論争」 51-620「新しい仲間」 51-764「暗号チョコレート」
  • Part37
    トップページ >SS > 短編 「黒佐々木さんがお説教をなさるようです」 37-944「変な男・変な女」 37-891「竹内まりやの『駅』より」 37-872「チキンカレーの唄」 37-789「佐々木昔話小ネタ」 37-780「佐々木昔話」 37-769「小ネタ(佐々木さんの昔話集)」 37-747「呼び出しの電話」 37-724「帰り道」 37-722「佐々木の名前は?」 37-692「痴呆がだめなら阿呆ネタだ」 37-671「脳トレ体操」 37-647「鉄道の日の話」 37-606「悪女」 37-576「駄洒落の『駄』ってどういう意味?」 37-310「キョンの箪笥」 37-315「職場体験」 37-309「ちょっとした変化」 37-244「電子佐々木辞書-定価 オープン価格 (キョンに限り無料)」 37-237「親友の意味」 37-221「台風の名前」 37-212「だからい...
  • Part69
    トップページ >SS > 短編 69-628『ファンタジーな佐々キョン』 69-620『チョコレートランブル』 69-614「佐々木さんβ頑張らない」 69-603『フォルダの中身は』 69-598『失ったもの・得たもの』BAD END ANOTHER 69-571『TS~キョン子と佐々木と~』 69-568『バレンタイン症候群β』 69-551『夢幻泡影』 69-532『異世界~キョンが年上だったら~』のバッドエンドルート 69-527『天地創造』 69-518『VS長門』 69-515『倦怠ライフ・スキー篇』 69-497『バレンタイン話』 69-486『ねこの森には帰れない』 69-484「どこまでがジャンクフードなんでしょうね佐々木さん」 69-457『きょっこ団、聖戦に備えるの巻き』 69-431『SUGAR LOAF EXPRESS』 69-419『待ち人、遠からず』 6...
  • 24-694「キョンの奇妙な日常」
    「僕は考えるんだけど……はたして君はどの程度フラグを折る事が出来るのかと?  二本? 三本? ふふ……どうなんだい?」 (まずいぜ……もう少し練習すりゃあ俺だって可憐にやり過ごせそうだが……、  今は自分のフラグが立たないようその場をしのぐのがやっとだ……。  やりすごすしか出来ないってこいつにバレたら一巻の終わりってやつだ……。  やれやれ、なんとか時間を稼ぎたいぜ……) 「そこでキョン! キミが何本折ろうと関係のないやり方を思いついた……」 ずらっと佐々木に握られているのは無数のフラグだった。 二人だけで買い物に出かけるイベントがあった。 一緒に海水浴に出かけて彼女に見とれるイベントがあった。 雨の日に傘をささずに濡れている佐々木に偶然出会うイベントがあった。 ちょっとした事で彼女を守って怪我をしてしまうイベントがあった。 他の男と少しいい関係になった佐々木を...
  • 27-124「風邪」
     何もこんな時までしなくてもいいのにと思う事は無かろうか? 中学の頃、佐々木と一緒の塾に通っていた俺は、大晦日から元旦にかけて行われる特別冬期講習でそれを思った。 大晦日は家族と一緒に年越し蕎麦を食って、母親のお節料理の手伝いをしつつ(田作作りには自信あるぞ)、テレビの既得権を妹と争奪 戦を繰り広げつつ過ごしたりするのが普通じゃなかろうか?  普段は勉強しない時間帯に勉強しても絶対身が入らないって!と佐々木に言ってみたら、君が思っている様な煩悩を断ちきる為の、 これは一種の儀式なんだよと、いつもの声を抑えた低い笑い声をあげた。  俺が行っていた塾はニュースの1シーンに出てくる様な、生徒や講師がハチマキを締めて雄叫びを上げるスパルタじみた風景とは無 縁なところで、生徒は勉強に関して最善の方法を自らで探し出し、講師は生徒の質問に答えて生徒の弱点を指摘する、ある...
  • 24-662「キョンの中学生活」
    中学入ったとたんに塾に行かされた。やれやれ ――キョンの野郎、いつの間に佐々木さんをゲットしたんだ?くそー 嫌なことに、塾までは、自転車でもかなりかかる距離だ ――「君の後部座席は僕の専用だよ。ずっとね。くつくつ」 塾が終わると、夜も遅かった ――バス亭でいちゃつくな、バカップル 塾が無い休日は自宅で勉強だ ――「今日も上がらせてもらうよ。くつくつ」 学校の休み時間もずっと勉強だ ――キョン君と佐々木さんたら、あんなに密着して 雨の日も風の日も勉強づけだ ――「キョン、この傘で一緒に帰ろう」 体育祭は何故かやる気出す奴がいて、息抜きよりも、むしろキツかった ――「君との二人三脚で優勝するために、猛特訓するよ。くつくつ」 文化祭でも、何故か主役が回ってくるし ――「佐々木さんとキョン君でヒロインと主人公ね」―(あの演技のキスは、数にカウントされない...
  • 24-679「 熱く語るキョン 」
    キョンは昔から変な女が好きだからね・・・・ 違う!断じて違う! 佐々木は「変」ではない!少し「変わった」女の子なのだ! それが佐々木の真理であり、俺だけが知っている姿だ! お前は間違っている! それでは一緒に過ごした一年間の思い出を踏みにじるものなのだ! 俺は戦う! 断固として戦う!!
  • 24-746「最初で最後のオーバータイム」
    24-728「最初で最後の―― 」の続き 俺は涼宮ハルヒと出会い、ハチャメチャな毎日を送っている―― 「違う!」 これは何だ?予知?既視感?いや、そんなものは今はどうでもいい。 ただ一つ確かなのは―― このまま何もしなければ俺は一生後悔するってことだ。 大切なのは過去でも未来でもない。 今だ。俺が生きている、行動できる今なんだ。 こんなことになぜ今まで気付かなかったんだ。 佐々木の思いになぜ気付いてやれなかったんだ。いや、気付こうとしなかったんだ。 ひょっとしたらもう遅いのかもしれない。もう終わったのかもしれない。 それでも・・・ほんの、ほんの一握りでもやり直せる可能性があるのなら・・・・・・ 神様でも悪魔でも誰でもいい。だから―― だから俺にチャンスをくれよ。 ...
  • 21-409「最愛の傷」後半
    21-409「最愛の傷」前半の続き  音のない病室。眠る佐々木の頬に触れる。その温かさに俺は少しだけ安心できた。病室の隅に置いてあるパイプ椅子に腰掛ける。  朝比奈さんや古泉の言っていたこと。俺はまだ信じられずにいた。涼宮も俺も佐々木も、一緒にそれなりに楽しい時間を過ごしてきたはずだ。そこに嘘も偽りもない。俺たちが憎しみあうことなんてないはずだ。  だったら、なぜ?嫉妬?いったい何に?涼宮が佐々木に?  だとしたら、涼宮は俺のことを?  ずっと、涼宮にとって俺は使い勝手のいい雑用係程度の存在だと思っていた。でも、それは俺から見た涼宮だ。涼宮の気持ちなんて考えたこともない。あの野球大会のとき、俺と涼宮は二人で何を話していた?  肉体的な疲れが思考を混乱させているのか、頭の中がぐちゃぐちゃで考えが全くまとまらない。俺の佐々木に対する気持ち。俺の涼宮に対する気持ち。今の、胸に穴が空...
  • 37-724「帰り道」
    「なんだか、こんな風に歩いていると、中学生のころを思い出すね」 「ああ。そう言われるとそうかもな」 今日、僕は、キョンと買い物に来た。 同窓会に来ていく服を一緒に買いにきたんだ。 まるでちょっとしたデート気分だよ。 あの頃もそうだった・・・・・・ キョン。君は、なんとも思ってなかったかもしれないけれど、あの頃僕は、塾の日が楽しみだった。 君の背中にしがみついて、二人乗りの自転車で塾へ向かい、 帰り道は、バス停までこうして並んで歩いた。 僕は、あの時、とても切ない想いと胸におさまりきれない甘酸っぱい憧れを抱いて歩いてた。 君は、とても優しかったからね。 ドキドキという鼓動が君に聞こえやしないかと心配になる位、胸が高鳴った時もあったんだよ。 この気持ちを知られるのがとても怖かった。 国木田が「キョンは、変な女が好き」って言ってたからね。 普通の女の子らし...
  • Part39
    39-984「佐々木さんの、聖夜は夢の中で、の巻」 39-954「帽子と手袋」 39-895「どっち!?」 39-798「君に対する思いは」 39-764「――――― あと、十秒 ―――――」 39-698「夢を見るならどれ?」 39-695「布団からでるのは」 39-661「掌の温もり」 39-628「もしもしキョンかい?」 39-417「佐々木さんの戦争論」 39-372「佐々木さんと麻雀したい」 39-371「機関工作員達の佐々木観察報告」 39-345「H5N1-変異」 39-295「H5N1」 39-281「一本の缶コーヒー」 39-250「日本語とOK」 39-168「忘れないでください」 39-142「ほら、受け取れ」 39-103「泣いているのかい?」
  • 68-111「佐々木さんのキョンな日常」
    トップページ > SS > 長編 > 68-111「佐々木さんのキョンな日常」 68-111「佐々木さんのキョンな日常 プロロ-グ」 68-115「佐々木さんのキョンな日常 春咲小町」 68-165「佐々木さんのキョンな日常 放課後四重奏」 68-191「佐々木さんのキョンな日常 侵入者 涼宮ハルヒ」(~その3) 68-229「佐々木さんのキョンな日常 侵入者 涼宮ハルヒその4~」 68-243「佐々木さんのキョンな日常 黄金週間の二人」 68-256「佐々木さんのキョンな日常 文芸部とSOS団」 68-327「佐々木さんのキョンな休日 梅雨の晴れ間に」 68-334「佐々木さんのキョンな日常 迷い猫」 68-357「佐々木さんのキョンな日常 星に願いを」 68-433「佐々木さんのキョンな日常 文芸部原作『SOS探偵団』」 68-534「佐々木さんのキョンな日常...
  • 24-454「独占欲」
    「キョンくん!」 「ん~、なんだ?」 くっ、それでこそ僕のキョンだ。 僕の力を込めた呼びかけにも冷ややかに応じる。それでこそキョンだ。 君はその一言にどれだけの思いを込めたのだろうか。僕は全身全霊の気持ちと思いを込めたのに、 僕のその扱いは妹さん以下とでも言うつもりなのかい? 君はいつだってそうだ。僕が髪型を変えに初めて美容院に足を運んだ次の日も、初めてリップを した時も、初めて机を並べてお弁当を食べた時も、君の微笑みはいつもと同じだった。 その微笑みに喜び、涙をした女子の数を君は知っているか? 僕はその一人であり、代表者と行っても差し支えはない。 君ってやつは、君ってやつは・・・・・・。 「夕方から雨らしいけどキョン、君はどうする?」 「そうだな、家に帰って傘でも持って行くか。お前も一緒に入るか?」 君ってやつは、君ってやつは・・・・・・。
  • Part23
    トップページ >SS > 短編 Part23 23-957「佐々木さん、ハロウィンですねそうですねの巻」 23-952「パンプキン・パイ」 23-930「佐々木団のハロウィン」 23-823「ポケモン」 23-712「ストーキング橘」 23-694「難聴」 23-690「ささにっき」 23-666「ガウェイン卿の奥方」 23-652「佐々木さん、『スパイダーマン3』を観るの巻」 23-636「キョン肉マン」 23-620「涼宮ハルヒの人形」 23-539「佐々木さんの閉鎖空間で神人が暴れだす」 23-512「忠犬橘」 23-477「ただの人間には興味ない。この中に僕っ娘がいたら俺のところに来い。以上」 23-458「佐々木の昔日」 23-437「婚礼写真」 23-430「涼宮ハルヒのいまだに灰色?の高校生活」 23-427「佐々木さんの灰色?の高校生活」 23-416「夜中にトイレ行...
  • @wiki全体から「24-624「神曲の果て」前半」で調べる

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