【涼宮ハルヒの憂鬱】佐々木ss保管庫 @ Wiki内検索 / 「28-854「君が見える場所から、ずっと」前半」で検索した結果

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  • 28-854「君が見える場所から、ずっと」前半
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    ...6-884「確約」 28-854「君が見える場所から、ずっと」前半 16-215「佐々木さん、猫の目の日々の巻 」 24-122「実は低血圧な佐々木さん」 5-180「ダブルブッキング」 坂様 32-305「佐々木とキョンの追跡記」 22-619「ツイスト・タイム」 22-268「キョンまさかの失恋」 20-776「教えてササッキー+α」 38-75「卵の殻」~後編~ 佐々木とキョンの驚愕第1章-2 27-61「佐々木の引越し」 41-359「ビターチョコレート」 44-10「といつめ」 15-696「キョンと佐々木の消失」-2 26-338「星の流れる時」 26-217「ささキッス」 19-806「 女達の妄想」 22-723「アンダー・グラス・ラブソング」-1 20-835「キョンと佐々木のメールのやりとり」 7-769「じゃがりこゲーム」 3-711「ハネウマライダー」 41-...
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    ...9「最愛の傷」後半 28-854「君が見える場所から、ずっと」前半 28-854「君が見える場所から、ずっと」後半 君が見える場所からがもうね。この作者さんの佐々木の喋り方が、透明感があってすっきりしてて凄いなと思う。 テキスト量が多いこともありあまり回数は読んでないが、びしーと内容が頭に刻まれる文章力は凄いの一言。 新たに修学旅行話も更新されて……あの文章量で誤字も少なく矛盾点がないのはすごい 佐々木SS書きさんの中で最も安定してお上手だと思う。キャラクターも描写も生き生きしてるのが素晴らしい。 う"ぅっと来た。 「最愛の傷」きっと誰もが想像する内容を、しかしこれほどのレベルで書ける人はそうはいないと思う。シリーズ中のどれを推すか悩んだけどこれ。 15-845「作家のキョンと編集者佐々木」 15-866「編集者佐々木外伝」 15-895「モデル付き恋愛小説」 16-69...
  • 14-687「もしも」後半
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  • 21-409「最愛の傷」後半
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  • 長編
    ssトップページ > SS > 長編 74-16「SOS団との決別」 74-16「キョンの退団宣言」(エロ物 注意) 71-874「俺の後ろに佐々木がいる」 74-16「佐々木からのプロポーズ(驚愕If Bad End) 74-16「佐々木からのプロポーズ(驚愕If) 70-483『バッテリー』 70-432「恋愛苦手な君と僕~放課後恋愛サークルSOS」 68-866『Wanderin Destiny』 68-111「佐々木さんのキョンな日常」 67-9xx 失言と猫ヒゲ 67-9xx どこか足りないフラグメント 橘京子「それが佐々木さんの役割だって言うんですか?」 67-708『だって、あたしだってそうだったし?』 67-116 Rainy Day …… What? 67-30「じゃあ、僕はこれから塾に行かなきゃいけないんでね」 66-358 Rainy Day by? 65-...
  • 19-15「トライアド」後半
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  • Part28
    トップページ >SS > 短編 Part28 28-931「再会の再開、際会」 28-922「917に捧ぐ」 28-912「佐々木の難問」 28-892「いやさされたよ」 28-840「鬼娘のコスプレ」 28-757「キョンの嫁は誰だ」 28-730「谷口」 28-668「誘蛾灯」 28-647「札幌テレビ塔」 28-619「愛は真心、恋は――」 28-610「ポツダム? いいえそれは脱ダムです」 28-606「影響力」 28-534「佐々木さんの、子猫の目の甘い日々5 雪の面影、なぞるように、の巻」 28-481「団長を野球○に誘おうにょろーん」 28-462「パントマイム」 28-442「角川スニーカー文庫重役会」 28-409「バカップル」 28-393「こういを漢字で書くと」 28-368「佐々木の演説」 28-351「バレンタイン」 28-315「中学校の昼休みのこと」 2...
  • Part68
    トップページ >SS > 短編 68-935『clair de lune』 68-927『甘いのは』 68-909「まだ今年は残ってる」 68-891『酒豪佐々木』 68-890『のんべえ佐々木』 68-889『下戸佐々木』 68-754「でも佐々木さん好きです結婚して下さい」 68-650「君の銃で撃ち抜いて/裏」 68-647「君の銃で撃ち抜いて」 68-591「One of Fifteen Hundred Sequence」 68-565「鶴屋さんの実家は何屋さん?」 68-513「どうすれば佐々木さんのテンションを上げることができるのだろう」 68-349「ネコミミ装着!」 68-92「寝ぼけて醜態さらしてその最中に気づく佐々木さん」 68-38 万歩計を買う現場を目撃された佐々木さん 68-31「いまから、君たちの人生を賭けた戦いが始まる。覚悟はいいかい?」 68-xxx...
  • 8-88「初恋」
    二人は手を繋いでいた…… その姿を見た時、自分の心がチクチクと痛んだ…… 涼宮さんは少し慌てた様に手を離そうとしていたけど、キョンは手を離さなかった。 「佐々木、まぁ、アレだ……俺とハルヒは……わ、わかるよな?」 キョンは顔を赤らめながら、繋いだ手を見せた。わたしの心はまたチクチクと痛んだ…… わたしはちゃんと笑えていたんだろうか…… 「くっくっ、勿論だよキョン。キミもやっと自分の気持に素直になった訳だね。 それとも、親友としてはもう少し凝っ言い回しをお望みかな?」 「勘弁してくれ……結構いっぱいいっぱいなんだぜ。なぁ、ハルヒ?」 「えっ、そ、そうね。そんなの古泉君だけで十分よ……思い出しただけで……もぅ!」 そう言いながら、涼宮さんは顔を真っ赤にしながら、キョンと繋いだ手に力を込めていた。 わたしは胸の痛みに負けそうになった…… 「キョン、そろそろ行くよ。少し寄る所もあるし……これ...
  • 19-511「閉鎖空間漂流記」前半
    別になんてことの無い日だったはずだ。 朝は別に遅刻とも早過ぎるともいえない時間に妹に叩き起こされのんびり朝飯を食ってから家を出た。 その日の授業も忘れ物程度のトラブルでさえ起きていなかった。 弁当は普通に旨かったし、谷口や国木田と馬鹿話をしていたはずだ。 SOS団の活動もいつもどおり、最大の懸案事項であるハルヒの機嫌も良好だったはずだ。 長門からのメッセージも古泉からの忠告も朝比奈さんからの依頼もなかった。 古泉とのオセロで5連勝したころ長門が本を閉じ活動は終了。 帰り道は急に雨が降ったり子供が道路に飛び出したりするところを助けたりもしなかった。 家にたどり着くと夕食までゲームをして、食事をしてから風呂に入って。 雑誌をパラパラめくりながら今日は課題も無いからとっとと寝ちまおうと思って11時には寝たんだよな。 見事なまでに普通だ。 宇宙的未来的超能力的要素はどこにも入...
  • 25-854「キョンの告白」
    俺は佐々木と同じ大学に進学した。 1ヶ月もすると俺と佐々木は中学3年の時のように付き合っていると思われるようになった。 中学の時のクラスメイトもだが何で俺と佐々木が付き合ってるように思うのかね。 しかし、ふと疑問に思ったことがある。 佐々木は俺なんかと付き合っていると思われて困らないのだろうか。 そんな疑問を佐々木にぶつけてみた。 「佐々木、ちょっと聞きたいことがあるんだが……、 その……、お前は俺と付き合っていると思われて困らないのか? お前なら俺とそんな噂さえなければ彼氏候補はいくらでもいるじゃないか。」 「別に困らないよ。中学3年の時にキミに言ったはずだ。 僕と噂になっていたらキミは困るのかい……?」 「現状は特に困ってはいないんだが、俺にもたまには彼女くらい欲しいと思うことがある。 しかしだな、お前と付き合っていると思われているとそうもいかない。二股野郎と思われてしまうからな。...
  • 28-534「佐々木さんの、子猫の目の甘い日々5 雪の面影、なぞるように、の巻」
    佐々木さんの、子猫の目の甘い日々5 雪の面影、なぞるように、の巻 「こういう情報を耳にしたことはないかニャ、キョン?」 ふざけた語尾とは裏腹に、猫耳をパタパタと震わせて真剣な口調でシャ……佐々木が話し始めたのは、 とある三連休の中日にあたる、冷え込んだ日曜の夕方だった。 ああ、ちょっと待ってくれシャ……佐々木。このクソ寒い中、SOS団の活動をようやく終えて、 今炬燵でようやく人心地ついたところなんだ。 さらに久々にロッドフォームの必殺技が炸裂してるのを絶賛視聴中なんだ。まさにクライマックスだぜ、録画だけどな。 唯一の正統派の蹴り技なんだ。この技だすのも本当に久しぶりなんだよ。 空気といわれた遊佐が珍しくメインを張ってるんだ。さ来週からは他人事じゃないし。 ああっ!尻尾でTVのスイッチを切るなシャシャキ! あと俺の足に、冷えた足を絡ませるな...
  • 29-866「見えている」
    「佐々木、青の縞々が見えてるんだが…」 「なっ!」ババッ! 「スカートなんだから体育座りはやめておけよ」 「み、見たのかい!?」 「見えてしまったというか。そもそも見てなかったら注意できんだろ?」 「キ、キョン!君って奴は~!」 「キョンのエッチ」 ポカポカ 「痛い、やめろ」 あまり痛くない?もしかして本気で殴ってないのか?まさかね というかマウントポジションはやばいです。佐々木さん 「いい加減にしろ。佐々木」 俺は佐々木の腕を掴んで引っ張る。 何故か佐々木の体が俺に覆いかぶさる。控えめだけど柔らかい胸が俺の胸板に押し付けられる。 佐々木の髪からは良い匂いがして…クラクラしそう。 「……」 「……」 佐々木さん。そろそろ降りた方が。いえ、ずっとこうしていたいですけど。 「ごめん、キョン。痛かった?」 佐々木は本当にすまなさそうに謝ってくれた。 「いや、全然大丈夫だよ」ハルヒのパンチに比べれ...
  • 67-407 ひきずれ橘さん
    「どうも最近、うまく閉鎖空間を操れないのよね」 「へ?」  な、何言ってるんです佐々木さん?  放課後の公園で、こともなげな様子で佐々木さんが発した電波話。  あたしの脳が自慢のツインテールごと静止するのを感じます。いやいや、あなたにそんな能力はないはずでしょう? 「ほら橘さん、少し前まではちょくちょくあったじゃない」 「いやいやいや」  あたしは思わずふるふると首を振るものの、佐々木さんはあごに指をあてて笑っている。  いやそのお姿は大変可愛らしいと思うのだけれど。  そうこうしていると滔々と語り始めた。 「例えば中で茜色の巨人が歌っていたり、キョンと一緒に閉じ込められてみたり、逆に彼を閉じ込めて私の今の高校生活について懇々と語ったり、或いは夢だと思い込んで彼と本心を明かしあって思わず泣かせちゃったり、中学時代に空間を介して彼に一夏の経験をお願いに行ったり...
  • 28-896「君は意外に紳士だね」
    温泉といえば多くの人が最初に挙げる地名は群馬の草津や大分の別府、次点で岐阜の下呂などだろうが、偶然見ていたTV番組によると実は北海道にも結構な数の温泉があるそうだ。 今思えば、その番組を見た所為だったのだろう。だとすれば、何と素敵な偶然だったのだろうか。 おかげで僕は、一生思い出に残る素敵な体験を得られたのだからね。 それから数日後、彼の志望校から合格通知が届き、僕は彼の慰安と合格のお祝いを兼ねて旅行にいかないかと誘った。 彼が温泉に行きたいなどと高校生らしからぬことを言うので、僕は先日見たTVの内容をそのまま彼に話してあげるたところ、ここから離れられるならどこでもいいと逃避のように零す彼に、僕は苦笑するしかなかった。君は余程疲れていたんだね。 温泉の数が多く且つ知名度の低い場所というのは人が集中しないのでゆっくりできるだろうという僕の私見を彼に話すと、彼は二つ返事で受けてくれたし、...
  • 27-935「佐々木さんの、願いは夢の中で、の巻 その2」
    佐々木さんの、願いは夢の中で、の巻 その2 僕の夢見る閉鎖空間の街中を、キョンと手をつないで歩く。 正確には、僕が夢見ているキョンなのだろうけど、それでも胸が弾む。 「だから初詣とかじゃなくて、この世界から脱出する方法をだな……」 まったく、本人みたいにつれないことばかり言うのだから困ったものだ。 そういえば、せっかく初詣に行くのだから、今着てるような普段着ではなく、 晴れ着にでも着替えてみたいものだね。 夢の中なんだから、そのあたり自由にならないものだろうか。 そう思った途端、僕の周りを茜色に色づいた霧のようなものが包み込んだ。 何だろう。どこか懐かしいような、安心するような、不思議な気持ちがする。 キョンに抱きしめられてたら、こんな気持ちになるものかな。 「うわ、佐々木、急にどうした!」 キョンが大声を出して飛びのく。大丈夫だよ。夢というのは、何でもありなのだから。 霧が夕映えを映した...
  • Part16
    16-922「佐々木さん、お酒は二十歳になってからの巻」 16-884「確約」 16-854「佐々木の泥酔レベル」 16-806「 素晴らしき衝撃のキョン」 16-800「12月18日」 16-793「ブラックジョーク改変ネタ」 16-758「佐々木さん、「俺の嫁」禁止令の巻」 16-717「佐々木さん高校について語る」 16-676「佐々木さん、恋愛カウンセリングの巻 」 16-669「佐々木とハルヒが冷戦を繰り広げて(略)キョンをみんなでボコボコにするSS」 16-625「今更七夕」 16-562「佐々木団の日常妄想」 16-555「佐々木さん、色々と台無しでござるの巻 」 16-525「佐々木さんパチンコをする」 16-490「佐々木を送っていく」 16-480「セリフのないSS」 16-376「プール・海水浴で、熱中症で倒れた佐々木を保健室に運んで、本屋で佐々木さんは少女マンガを...
  • Part25
    トップページ >SS > 短編 Part25 25-929「爪の垢」 25-900「佐々木さん、仮面ライダー涼木の巻」 25-880「終の住家」 25-876「俺の愛車(長門視点)」 25-854「キョンの告白」 25-807「俺の愛車は軽トラだ MK.Ⅲ」 25-794「俺の愛車:アナザーエンド」 25-776「彼女と私の特等席」 25-738「俺の愛車は軽トラだ」 25-731「奴の愛車」 25-708「俺の愛車」 25-676「お前らパンツに興奮するな」 25-619「佐々木と長門とバニー」 25-594「中学3年の昼食中の会話」 25-590,588,561「佐々木の下の名前」 25-586「四字造語」 25-407「ランチタイム」 25-377「ササッキーとんち話3‐4」 25-360「ジュマンジ」 25-351「佐々木さんの諺講座」 25-344「ササッキーとんち話1‐2...
  • 8-878「流星に何を願う-3」
            5  お盆は毎年、家族総出でお祖父ちゃんの家に帰省するのが慣わしだった。  帰省とは言っても、俺が生まれたのは両親が今の家に引っ越してからのことだから、正 確に言えば間違ってる。  お祖父ちゃんの田舎は山奥にあった。  今年は佐々木のおかげで宿題もさっさと終わらしちまったし、さすがの母さんもわざわ ざ田舎に来てまで受験勉強に精を出せとは言い出さなかった。それどころか『あまり根を 詰め過ぎても良くないから、お盆の間くらいはゆっくり羽根を伸ばしなさい』なんて言い 出すもんだから一体どういう風の吹き回しだろうと思っていたんだけど、母さんからして みたらどういう風の吹き回しだか知れなかったのは七月中に宿題を終わらせるなんて前代 未聞の偉業を成し遂げた俺の方に違いない。  そんなわけで、お祖父ちゃんち滞在中は晴れて勉強から解放される...
  • Part3
    3-948「お友達(佐々木サイド)」 3-925「お友達」 3-852「佐々木キョン大いに酔っ払う」 3-850「やあ、キョン(´・ω・`)」 3-845「キョンと佐々木が小学生だったら」 3-844「中学生日記」 3-841「とりあえず着替えんかい」 3-826「喫茶店」 3-811「お風呂」 3-801「模擬試験」 3-766「世界まるみえ佐々木」 3-763「キョンの閃き」 3-754「佐々木様」 3-698「ちょっとしたじゃれあい」 3-678「雨宿り」 3-669「お化け屋敷にて」 3-638「佐々木の結婚観」 3-605「karma」 3-596「「僕」を使い始めた理由」 3-588「二人で本の買出し」 3-534「佐々木さんの悪夢」 3-530「耳かき」 3-521「公園」 3-496「勝負下着」 3-470「原動機付自転車」 3-459「修羅場」 3-396「自転車」 3-...
  • 5-554「夢で会えたら」
    「佐々木さんと同じ大学に入るつもりだったら、まじめに勉強するんだよ」 お袋が、オレの部屋を出て行く時に、一声かけていった。 佐々木は、そんなお袋の方へと笑みを浮かべて、会釈した。 なぜか、今日は佐々木に数学の苦手な所を教えてもらうことになっている。 それは、どうしてかというと…… とりあえず、回想スタート 7月の最初の土曜日、ハルヒの不思議探しにつきあって一日中歩き回ったオレは、 疲れた体を引きずってベットに潜り込むと、ドロのように眠りについてしまった。     ・     ・     ・     ・ ふと目を覚ますと、オレは何かいいにおいのする柔らかくて暖かい物を抱えているようだった。 しかも、ベットの感触がいつもと違う。 おそるおそる目を開けると、見覚えの有るような気がする和室に俺は眠っていた。 俺が寝ていたのは、ベットではなく和室に敷かれた布...
  • 65-573 だから、その後に。
    65-329 だから、私は。続編。作者注「人によっては嫌な表現があるかもしれません」。 その日は明らかに歩調が早かった。 てくてくと歩く私の足は驚くほど軽い。 柔和な顔立ちをしていると知人に言われた事があるが、今日はいつもより柔らかい表情をしていることだろう。 企業的に表現するならば、性能が当社比30%upの新商品を大安売りのバーゲン中といった所だろうか。 放っておくと勝手にスキップをしてしまいそうになる足、 にやつきながら可能な限り歩調を緩め、 両手で持っていたかばんをくるくる振り回したくなる衝動をなんとか抑えた。 だがそんな苦労は知らん。とばかりに勝手に口がお気に入りの歌を口ずさんでいた。 隠しようも無い気分はまさにるんるん。 端的に言うと私はごきげんだった。 今日は2月14日、世間ではバレンタインデーと言われチョコを...
  • 8-878「流星に何を願う-6」
            10  その日は清々しい朝だった。  窓から見える空には雲ひとつ無く、その青色はまるでペンキで塗ったように濃い。先日 降った雪が日陰にわずかばかり残っている。朝の冷たい空気が、肺の奥底まで染み込む感 じがした。  ところが、そんな清々しさとは裏腹に俺の気分は暗澹としていた。と言うのも、今日が 公立高校入試の合格発表の日だからだ。  試験の手応えはどうだったかと言われれば、それはじゅうぶんだった。けれどもそこに は、俺の価値基準では、と注釈をつけなくてはならない。  三年生になってから――つまり佐々木と出会ってから、俺の成績が飛躍的に向上したの は決して自惚れなんかじゃなく、それは通知表の数値を見れば誰もが納得してくれるだろ う。実際、試験の出来は申し分無かった。  だけど、受験に向けて勉強していたのは何も俺だけじゃない...
  • 8-878「流星に何を願う-2」
    3 「お待たせ」 「やあ、キョン。いつもすまないね」 「さ、乗って」  塾へ通う際、途中で佐々木宅へ寄って後ろに佐々木を乗せるのが習慣になった。もちろ ん、帰り道も乗せて帰るのは初日以来ずっと続いている。  学校では、お互い女子と男子の友達が居る。その分、塾ではよく話した。 「キョンっていう渾名は誰が最初に呼び始めたんだい?」 「学校では国木田かな」 「国木田さん――あの髪の短い、飄々とした女の子だね。彼女か。くっくっ、なんだかわ かる気がするよ」 「国木田とは一年の時も同じクラスでさ。その前はうちの弟。国木田が俺の家に遊びに来 た時、弟が俺のことをそう呼ぶのを聞いて、その日の内に国木田も俺をキョンって呼ぶよ うになりやがった。あとはあれよあれよと広まっちまって、ご覧の有様」 「弟さんは何故?」 「親戚のおばさんだよ。まだ...
  • 24-624「神曲の果て」前半
    20-349「手折られる旗」の続編  キョンタスケテ  わずか七文字のメールに眠気などすっとんだ。  差出人は、登録されていない。  見たことのないアドレスだった。  だが、アドレスの中にsskという文字列があった。わかった。  どうしてかはわからんが、とにかくこれは佐々木からの連絡に違いない。  どうして教えたはずのない俺のアドレスを佐々木が知っているのかという大問題はあるが、この内容はただごとではない。  時計を見れば時間は夜の10時を回ったところだ。  佐々木がどこからメールをしてきたのかわからない。  どんな危機かもわからない。  だが、安穏と宿題なんぞしていられるはずもなかった。  なにごとかと尋ねるおふくろの声を振り切って俺は自転車に飛び乗った。  一年前まで佐々木を乗せていた自転車に。  だがとにかく当てがない。  こ...
  • 68-111「佐々木さんのキョンな日常」
    トップページ > SS > 長編 > 68-111「佐々木さんのキョンな日常」 68-111「佐々木さんのキョンな日常 プロロ-グ」 68-115「佐々木さんのキョンな日常 春咲小町」 68-165「佐々木さんのキョンな日常 放課後四重奏」 68-191「佐々木さんのキョンな日常 侵入者 涼宮ハルヒ」(~その3) 68-229「佐々木さんのキョンな日常 侵入者 涼宮ハルヒその4~」 68-243「佐々木さんのキョンな日常 黄金週間の二人」 68-256「佐々木さんのキョンな日常 文芸部とSOS団」 68-327「佐々木さんのキョンな休日 梅雨の晴れ間に」 68-334「佐々木さんのキョンな日常 迷い猫」 68-357「佐々木さんのキョンな日常 星に願いを」 68-433「佐々木さんのキョンな日常 文芸部原作『SOS探偵団』」 68-534「佐々木さんのキョンな日常...
  • 8-878「流星に何を願う-4」
            6  焼け付くような日差しはいまだ衰えを見せず、それでも吹く風には段々と冷たい空気が 混じり始め、そろそろ秋の訪れを感じ始める季節のこと。  五限の数学は担当教師が不在なので自習になった。  自習とは言っても、一応課題は出されてるものの大半の生徒の認識としては延長された 昼休み以外の何物でもなく、惰眠を貪る者、席を移動して談笑する者など様々だ。  俺は課題として出された教科書の問題の教えを乞うために佐々木の机に椅子を横付けし ていて、佐々木が何の苦も無くあっさりと全問を解いてしまうと、その後はとりとめも無 い雑談をしていたのが、どういう話の流れだかこうなった。 「僕が思うに、恋愛感情などというものは精神病の一種なのだと思うな」  佐々木は言い放った。 「恋の病、なんていう言葉だって昔からあるのだよ。恋をしている人間の精神状...
  • 8-823「奴はペインキラー-1」
    ここ一年ほど涼宮ハルヒと周りを取り巻く不条理軍団によって 非日常という名の荒波にもまれ続け、 相当俺もファンタスティック生活に耐性が出来たと思っていたが、 まだまだ甘かったらしい。 やれやれ、まったくもって世界ってのは奥が深いもんだ。 その日もまた、いつもどおりの日だった。 皆で朝比奈さんの入れてくれたお茶を飲みながら、 長門は黙々と読書に励み、 相変わらず古泉は俺にボロ負けし、 ハルヒは不気味なニヤニヤ笑いを浮かべながらモニタに釘付けとなっていた。 まあその、なんだ。要するにどこを切ってみてもいつもどおりのSOS団だったわけだ。 最初は俺もこの団の存在意義やらなんやらを真面目に思い悩んでいた気がするのだが、 今じゃすっかりこの不思議空間に馴染んじまってるもんだから世の中わからんもんだ。 俺も随分と各方面から染められてしまったらし...
  • 7-904「こんなに近くで...佐々木ver.」
     そのノイズが僕を襲うようになったのは何時のことだったろう。よく、覚えていない。 たぶん、それは彼に会ってから、彼と友達になってから、最初は小さくて、僕の耳に届いてい なかった。だけど、それは、春を越えて、夏を過ぎ、秋を迎え、そして冬に至る頃にはよく聞こ えていた。  中学校の卒業を前にした最近の私は眠りが浅くなったような気がする。ひどく夢見が悪い のだ。  夢の中で私はいつもひとり、真白な部屋でひとり、彼が来るのを待っている。彼が来てくれ ないかって泣いている。逢いたいって、声をききたいって、アイシテルって告げたいって。起き たとたんにそんな夢は忘れる、忘れなきゃ……いけない。だけど、そんな時はなぜだか、私は 泣いているのだ。即座に自己嫌悪が襲ってくる。彼はずっと僕に友情をくれたではないか、私は その締めくくりに彼を裏切るつもりなのか? 嫌だそんなのは嫌だ。別れ際くらいクールに行こう。...
  • Part39
    39-984「佐々木さんの、聖夜は夢の中で、の巻」 39-954「帽子と手袋」 39-895「どっち!?」 39-798「君に対する思いは」 39-764「――――― あと、十秒 ―――――」 39-698「夢を見るならどれ?」 39-695「布団からでるのは」 39-661「掌の温もり」 39-628「もしもしキョンかい?」 39-417「佐々木さんの戦争論」 39-372「佐々木さんと麻雀したい」 39-371「機関工作員達の佐々木観察報告」 39-345「H5N1-変異」 39-295「H5N1」 39-281「一本の缶コーヒー」 39-250「日本語とOK」 39-168「忘れないでください」 39-142「ほら、受け取れ」 39-103「泣いているのかい?」
  • 42-709「エイプリルフールと佐々木さん」
    ※台詞のみ 「なあ佐々木。 なんで俺の顔をずっと見てるんだ?」 「いや、別に理由はないよ。 …というよりも無意識に近かったね、今のは」 「…無意識で人の顔を見つめるな」 「どうしてだい?」 「まあ、なんだ……その……照れる、というか」 「ほう」 「なんだそんなに目を細めて」 「僕に見つめられて照れているのかい?」 「……すみませーん。 お冷お願いしまーす」 「あっ、逃げたな」 「ただ喉が渇いただけだ」 「じゃあ僕の質問に答えるんだ」 「はいはい分かったよ。 …ああ照れたさ。 なんて言ったって佐々木は可愛いからな」 「なっ……!! 君は……そういうことを口に出す奴だったのか」 「っていうのはエイプリルフールの冗談だがな。 っておい佐々木、水! 水がこぼれてるぞ!」 「君ってやつは……君ってやつは……」 「ああ、悪かった...
  • 16-499「佐々木さん、猫の目の日々2 人の目の日々の巻2 」
    佐々木さん、猫の目の日々2 人の目の日々の巻2 「やあキョン、こうして言葉を交わすのは、ずいぶんと久しぶりだね」 懐かしい声に慌てて振り返ると、そこに、佐々木がいた。 いつもどおりの服装で。いつもどおりの穏やかな笑顔で。 セピア色の風景の中、その姿がやけに溶け込んでいるように、俺には思えた。 大丈夫だったのか、佐々木。いや、ここで会ったということは、お前自身はまだ昏睡状態なのか。 矢継ぎ早に質問を繰り出す俺に、いつもの微笑みで答えると、 「せっかくここで出会えたんだ。歩きながら話さないか、キョン」 佐々木はそう言って、ゆっくり歩き始めた。 「君を始め、みんなには色々と迷惑をかけたね。本当に申し訳なく思っているよ」 そんなこと気にすんな。それより、もう、元通りなんだな、佐々木。 「どうだろうね。さて、どこから説明すればいいだろうか。最...
  • 22-389「リグレット」
    木立を抜けて、上から街を見下ろす。10月の風は涼しく、どこかやさしい香りがした。  俺は安っぽい現実逃避と、ちっぽけな冒険心のために、この場所へ来ていた。 「どうだ、いい眺めだろ?」  隣に立つあいつは静かに髪を撫で付ける風を、左手で抑えながら無言のままうなづいた。  この場所は俺のお気に入りの場所だ。  山の上にある神社の裏手、そこへ回ると見事に俺たちの住んでいる街が一望できる。  コンクリートの羅列も、その間を縫うように動き回る自動車の列も、時計の針のように規則的に動く電車も、ここから見える景色の中ではまるでおもちゃみたいに見える。  そんな中で俺たちが必死そうな顔をして生きているなんて、まるでくだらない冗談みたいだ。  そして、その先には海が見える。この程度の高さの山からじゃ、到底海の向こうなんて見えやしない。  そして、その事実に俺は安心す...
  • 8-878「流星に何を願う-5」
           8  冬休みを目前に控えた週末、その夜。  いつも通りに塾帰りに佐々木を家まで送り届け、めしを食ってテレビを見た後、風呂に 入って冷えた体を温めていた。  そう言えばクラスメイトたちの間では冬休みの話題で持ちきりで、特にクリスマスは誰 と過ごすなんてことで盛り上がっていた。とりあえずその会話の輪に加わっていた俺は、 誰かが「みんなで集まってクリスマスパーティーをやろう」と言い出したのでそれに参加 を表明すると、「あんたは佐々木くんとラブラブクリスマスでしょ」というよくわからな い理由で何故か丁重に断られた上、仕舞いには「ファイト、だよ?」と主語も目的語も無 いよくわからない応援をされて、一体何と闘えばいいのか俺は首を捻った。  なんでみんなして揃いも揃って同じような誤解をするんだ。俺と佐々木はそんなんじゃ ないんだってば。…...
  • Part24
    トップページ >SS > 短編 Part24 24-948「食事中」 24-940「模試の結果」 24-937「健康診断」 24-923「朝の襲撃」 24-913「二人乗り失敗の巻」 24-901「極太サラミ」 24-865「佐々木勉強みてくれ」 24-845「佐々木の調教」 24-843「佐々木の寝姿」 24-842「三人の嫁候補」 24-836「佐々木のパンツは何色?」 24-813「死神」 24-796「佐々木さん、スイーツとは甘味類のことだろうか果物の複数形だろうか、の巻 」 24-795「スイーツ(笑)」 24-770「戦わなければフラグが立たない!」 24-739「佐々木さんの雪山大作戦」 24-714「アーチャー佐々木」 24-694「キョンの奇妙な日常」 24-687「 中学時代 」 24-679「 熱く語るキョン 」 24-662「キョンの中学生活」 24-627「...
  • 37-724「帰り道」
    「なんだか、こんな風に歩いていると、中学生のころを思い出すね」 「ああ。そう言われるとそうかもな」 今日、僕は、キョンと買い物に来た。 同窓会に来ていく服を一緒に買いにきたんだ。 まるでちょっとしたデート気分だよ。 あの頃もそうだった・・・・・・ キョン。君は、なんとも思ってなかったかもしれないけれど、あの頃僕は、塾の日が楽しみだった。 君の背中にしがみついて、二人乗りの自転車で塾へ向かい、 帰り道は、バス停までこうして並んで歩いた。 僕は、あの時、とても切ない想いと胸におさまりきれない甘酸っぱい憧れを抱いて歩いてた。 君は、とても優しかったからね。 ドキドキという鼓動が君に聞こえやしないかと心配になる位、胸が高鳴った時もあったんだよ。 この気持ちを知られるのがとても怖かった。 国木田が「キョンは、変な女が好き」って言ってたからね。 普通の女の子らし...
  • 28-236「フラグを立てよう」
    「キョ―ン、フラグを立てるのよー」 俺達は、団長ハルヒの命令で、町内会対抗の運動会に助っ人として来ている。 俺だけでなく、SOS団と佐々木団の面々も一緒だ。それから、谷口と国木田だな。 それは結構だが、大会の間ずっと町内会の旗を立て続けるという大役を仰せ遣った。 開会式前から1時間ずっとフラグを立てて疲れたな 「栄養補給に干しブドウでもどうかな?」 「ありがとう、佐々木」モグモグ 「干しブドウ食うと喉が渇いたな」 「それは予想してたよ。お茶でもどうかな?」ゴクゴク (佐々木さんたら、自分の飲みかけのお茶を)あわわ (彼が口をつけたペットボトルを、佐々木さんは自然に飲んでいます。涼宮さんの形相が鬼のようです) (・・・)ゴゴゴゴ (キョーン)ビキビキ 「なあ、国木田。あいつらって、いつもあんな感じか?」 「中学時代からずっとそうだよ」 「フン、規定事項だ」 「―――ユニーク―――」 「佐...
  • 8-878「流星に何を願う-1」
    サンタクロースをいつまで信じていたかなんてことは、旬を過ぎたアイドルの他愛も 無い熱愛報道以上にどうでもいい話だけど、それでも俺がいつまでサンタなんていう想 像上の赤服爺さんを信じていたかと言えば、これは確信を持って言えるけど最初から信 じてなんていなかった。  幼稚園のクリスマスイベントに現れたサンタはニセサンタだって理解してたし、母さ んがサンタとキスをしてるところを目撃したわけでもないのに、他人の嗜好をリサーチ した挙句家宅侵入するストーカーじじいの存在を疑っていた賢しい俺なのだが、はてさ て、宇宙人や未来人や超能力者や、魔法少女や白馬の王子様や恋の成就するおまじない なんかがこの世に存在しないっていう事に気付いたのは相当後になってからだった。  随分少女趣味だって?  余計なお世話だ。こんな言葉遣いだけど、俺は一応女なんだぜ。  ああ、悪...
  • 68-889『下戸佐々木』
    中学の同窓会。 さすがに成人式の後ともあり、大盛り上がりだ。 さて。開始一時間程経過したわけだが。俺はとある大問題を迎えていた。 「佐々木。大丈夫か?」 「むー…………」 俺の彼女………佐々木だな。佐々木は、実は下戸だ。 「ごめーん、キョンくん。まさかひっくり返るなんて思わなくて…………」 「下戸って知らなかったんだし、仕方ねぇよ。…………佐々木も、飲めないって言わなかったんだろ?」 なら、半分は佐々木の責任だ。飲めない酒を飲んだ、佐々木も悪い。 「は、薄情者め…………う、うぐええ………」 脂汗を流しながら、唸る佐々木。………根本的にアルコールが合わない体質のようだ。 「やれやれ。」 名残は惜しいが、恋人の為だ。 「すまん。会費は置いていく。佐々木を送っていくからよ。」 「キョン、お持ち帰りかー?」 ………ったく。 「お持ち帰りもなにも、佐々木の彼氏は俺だ。...
  • 40-460「夕立」
     過ぎたるはなお及ばざるがごとし。  自分が頑張りすぎてしまった事に僕が気づいた時、広がったはずの選択肢の中に 君の姿は見えなくなってしまっていたんだ。  全てを捨てるという選択肢もあったし、そこまでしなくても掛けられた期待を裏 切るだけでもよかったんだろうね。 「……海って広いよな」  水平線の先に何かを探すような目で君は言った。  そうだね。  季節外れの海岸には誰の姿もなく、吹き付ける風の寒さに僕と彼が無意味に震え ているだけ。  押し寄せる波の音は夏と変わらないはずなのに、今はとても厳しく激しい音に聞 こえる気がする。  まるで、これから訪れる冬と――その先に待つ不安を現しているみたいに。 「佐々木」  僕の名を呼んで、君は僕が何かを言いだすのを待っている。  いつもの穏やかな顔に、少しの不安を加えて。  勢いでこんな所まで連れて来てしまった...
  • Part38
    38-947「さっきから何笑ってんだ?佐々木」 38-900「素直じゃないのは」 38-877「ツインタワー」 38-806「さんたくろーす」 38-784「ありがとう、今週中に死ぬ」 78-768「~キョンと佐々木団、戦い終わって~」 38-757「誤解の被害者?」 38-669「佐々木様、お慈悲を…」 38-631「佐々木様を信じなさい」 38-608「そんな朝」 38-600「こらこら」 38-575「…ばか…」 38-573「お喋りな背中」 38-550「寒い日には」 38-494「疲れたよパトラッシュ・・・ 」 38-395「君は誤解している」 38-347「書道に使う文鎮さん」 38-343「国木田氏~!!」 38-341「国木田殿に物申す!!」 38-339「哀しい気持ち」 38-307「トリック」 38-249「キョン?」 38-172「運動会のビデオ」 38-67「三国...
  • 「夕立」
     過ぎたるはなお及ばざるがごとし。  自分が頑張りすぎてしまった事に僕が気づいた時、広がったはずの選択肢の中に 君の姿は見えなくなってしまっていたんだ。  全てを捨てるという選択肢もあったし、そこまでしなくても掛けられた期待を裏 切るだけでもよかったんだろうね。 「……海って広いよな」  水平線の先に何かを探すような目で君は言った。  そうだね。  季節外れの海岸には誰の姿もなく、吹き付ける風の寒さに僕と彼が無意味に震え ているだけ。  押し寄せる波の音は夏と変わらないはずなのに、今はとても厳しく激しい音に聞 こえる気がする。  まるで、これから訪れる冬と――その先に待つ不安を現しているみたいに。 「佐々木」  僕の名を呼んで、君は僕が何かを言いだすのを待っている。  いつもの穏やかな顔に、少しの不安を加えて。  勢いでこんな所まで連れて来てしまったけど……僕は、君に何を言えばいいんだ...
  • 34-356「佐々木さんの、音楽とか、終わるものと変わりゆくものとか、の巻」
    24-322「佐々木さんの、音楽とか、変わるものと変わらないものとか、の巻」 www10.atwiki.jp/sasaki_ss/pages/655.html  の続編 佐々木さんの、音楽とか、終わるものと変わりゆくものとか、の巻 変わらないメロディのまま去っていった人たちの音楽に、涙を流したことのある人達へ。 団長が家庭の用事が入ったとかで、久しぶりに放課後の予定がなくなったので、 国木田と一緒に、久しぶりにCD屋などをひやかしてみた。 特に買いたいものがあったわけではないので、適当に眺めてから帰宅の途についたのだが、 帰り道でとんでもないものに出くわした。 いつぞや、佐々木とバンドのことについて話した近くの公園の前を通りかかったときに、 偶然視界に入った佐々木の姿。 ちょっ、おま、ナニゆえまた公園で一人、ヘッドフォンをしながら 涙を流していなさるんですか佐々木さん。 「え? キ...
  • Part4
    トップページ >SS > 短編 Part4 4-938「佐々木でぃーカップ」 4-937「佐々木えーカップ」 4-919「佐々木オーベルデューレ」 4-901「ポーカーフェイス」 4-871「携帯だから改こうが悪くてすまん」 4-812「再試合」 4-788「僕のおっぱい」 4-785「ある日の夏休み 」 4-750「些細なことが原因でハルヒの閉鎖空間に神人大量発生」 4-747「誓い」 4-741「ねぇねぇ、佐々木さんってキョン君と付き合ってるの?」 4-732「しかし、僕っ子か」 4-718「ありがとう。そしてさよならだ」 4-704「For Nothing」 4-695「試験当日」 4-622「探索」 4-613「修羅場・涼宮ハルヒの驚愕」 4-607「鼻血出てるぞ」 4-601「耳掻き」 4-595「佐々木の看病」 4-588「I hate you, you hate me」...
  • @wiki全体から「28-854「君が見える場所から、ずっと」前半」で調べる

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