【名前】 |
サナギ体 |
【読み方】 |
さなぎたい |
【声/俳優】 |
永田杏奈(祐月) 、山田強(幹男)、鈴木かすみ(恵子)、奥村夏未(樹花)など(カブト) 井上正大(士)、沢城みゆき(キバーラ、声のみ)など(ディケイド) |
【スーツアクター】 |
岡元次郎、小島美穂、金田進一など |
【登場作品】 |
仮面ライダーカブト 仮面ライダーディケイド 仮面ライダーオーズ/OOO 仮面ライダーウィザード仮面ライダー平成ジェネレーションズ FINAL ビルド&エグゼイドwithレジェンドライダー 仮面ライダージオウ |
【初登場話(カブト)】 |
第1話「最強男」 |
【登場話(ディケイド)】 |
第1話「ライダー大戦」 第16話「警告:カブト暴走中」 第17話「おばあちゃん味の道」 |
【登場話(オーズ)】 |
第28話「1000と仮面ライダーと誕生日」 |
【登場話(ウィザード)】 |
第52話「仮面ライダーの指輪」 最終話「終わらない物語」 |
【登場話(ジオウ)】 |
EP37「2006:ネクスト・レベル・カブト」 EP38「2019:カブトにえらばれしもの」 |
【分類】 |
ワーム/戦闘員 |
【モチーフ】 |
サナギ |
【個体名】 |
なし |
【仮面ライダーカブト】
渋谷隕石と共に地球に飛来してきたワームの第1形態。
防御力に優れた強固な外殻で覆われており、内部の成虫態を守り、人体を容易に貫通する強靭な鉤爪を装備している。
人間の姿や形だけでなく、記憶までも写し取る能力を有し、対象に完璧に擬態する事ができる。
その優れた擬態能力を駆使して既に多数のワームが気付かれないまま、人間社会に浸透して生活しているとされる。
この時点でもすでに一般市民にとっては驚異的な存在であるが、弱点としてこの状態ではクロックアップする事ができず、特殊能力もない為に戦闘力はワームとしては低いこと。
対応可能な武装を整えれば撃破は簡単であるが、上述の強固な外殻はゼクトルーパーの銃撃にしばらく耐えうる堅牢性を持つため集団で現れると被弾対象が増えてゼクトルーパーが倒し切るには厄介な相手。
なお「防御力が高い」とも言われるが、ライダーがキャストオフして飛び散ったマクスドフォームのパーツが直撃すれば容易に爆散している一方、脱皮した成虫態はマクスドフォームのパーツが直撃しても耐え切る描写がある為、サナギ体の方が防御力が高いかは疑問に残る。
成虫態には文字通り脱皮するが、その際に体温が異常に上昇し、赤くなる為に判別が容易。
【仮面ライダーディケイド】
崩壊しつつある「夏海の世界」や「カブトの世界」に出現。
【仮面ライダーオーズ/OOO】
【仮面ライダーウィザード】
【仮面ライダージオウ】
EP37、38の「カブト編」に登場。
地上に次々に降り注ぐようになった隕石に紛れて地球に潜入し、原典同様一般人に擬態して潜伏していた。
旧ZECTの加賀美新がその存在を追っている他、本編で死亡した影山瞬に擬態した個体が登場している。
またゲイツ、ウォズと戦っていたサナギ体のうち1体が脱皮して
グリラスワームとなった。
本来グリラスワームはネイティブだが、角のないサナギ体から脱皮しているため、それらが混同している存在になっている模様。
地球に近づく巨大隕石、更に後ろに控えていた超巨大隕石にも卵か、既に孵化した個体が大量に潜り込んでおり、影山に擬態していたワームはアナザーカブトの協力でその隕石を地球にぶつけ、同胞達を迎え入れる準備を進めていた。
ワームが地球にやってくることになった理由は曖昧なままだが、仮面ライダーギンガが倒された際に放出されたエネルギーが何か関わっていそうなこと、
カブト編にて時空に歪みが深刻な域にまで達していることが示唆されており、その影響と思われる。
地球にもし隕石が衝突した場合を考えると、カブト劇場版の世界を意識したものかもしれない。
地球をワームの侵略から守るためソウゴはフォーゼアーマーの力で宇宙空間を移動する隕石の破壊を実行し、リミットタイムブレークからの宇宙ロケットきりもみキックで隕石を粉砕することに成功するも、そのすぐ後ろにあった超巨大隕石の破壊は流石に単独では不可能ということで一旦地上へ戻ることに。
影山は超巨大隕石まで破壊されるわけにはいかないため宇宙空間まで移動できるライドウォッチを、加賀美を人質にすることで奪い取ろうとするも
ウールの横槍によって失敗(その後スウォルツ経由でウォッチはソウゴらの元に戻った)。
そして再びフォーゼアーマーを装着したジオウと共に宇宙へ上がったウォズギンガファイナリーが超巨大隕石破壊を試みる。
ビルドアーマーに換装したジオウがボルテックタイムブレークで突撃し、内部に侵入したことでウォズはギンガミライドウォッチのモードを切り替えタイヨウフォームへとフォームチェンジ。
必殺技であるバーニングサンエクスプロージョンで内部から隕石にダメージを与え、外に飛び出た状態でジオウトリニティに変身。
トリニティタイムブレークバーストエクスプロージョンと、地上からのツクヨミの援護によって超巨大隕石は粉々に粉砕。
大量のワームが地球に降り立つ危機は回避された。
【余談】
仮面ライダーシリーズにおける戦闘員の役割で毎回大量に出現する。
玩具では「ワームサナギ体」、ゲーム版では「ワームサナギ体(緑)」と表記されている。
放送当時に発売された格闘ゲームでは一部のワームの前身として登場。
鈍重な上に体力も著しく低く、投げ技を2回されただけで倒されるが、一定ゲージが貯まると「脱皮」し、成体となって体力が増加する。
プレイキャラの場合は早く脱皮するが、逆に敵の場合は脱皮される前に早く倒す必要がある。
特に「バスタールート(1人プレイのストーリーモード)」ではライダーや複数のワームの乱闘になり、全て脱皮した状態で相手になる場合もあった。
デザインの大本は『カブト』の怪人を担当したデザイナーが自身の趣味で作っていたフィギュアにアレンジを加えたもの。
顔のデザインは自身の腕を目の中に入れているような不気味な形状だが、これもその創作の名残りらしい。
成虫態には見られないもののサナギ体の登場頻度が高いため印象的なデザインとなっており、ジオウに登場した仮面ライダーカブトのアナザーライダー、
アナザーカブトのデザインにも取り入れられている。
最終更新:2023年06月26日 02:07