エンジンブロス

「ギアエンジン! ファンキー! Engine Running Gear」

「俺達は常に一人で戦い続けてきたんだ。その葛藤がお前にわかるか!」

【名前】 エンジンブロス
【読み方】 えんじんぶろす
【俳優/声】 奈須田雄大
【登場作品】 仮面ライダービルド
【登場話】 第23話「西のファントム」
【分類】 カイザーシステム/鷲尾兄弟
【スペック】 パンチ力:30.5t
キック力:37.2t
ジャンプ力:ひと跳び48.6m
走力:100mを1.7秒
【モチーフ】 ウデスパー? or キカイダー?、雷神

【詳細】

難波チルドレンの一人、鷲尾兄弟の弟である鷲尾雷がネビュラスチームガンギアエンジンを装填し変身する発展型カイザーシステムの戦士。

右半身に白色の歯車型装甲が集中したアシンメトリーなデザインが特徴で、顔面の右半分にマフラーが伸びるエンジン型の装甲を装着している。

鷲尾雷は坊主頭の強面が特徴の男性。丁寧な口調でありながら傲慢な性格を隠そうともしない兄と同じく、他者を見下しているが、乱暴な口調で言動もわかりやすくストレート。
挑発行為も頻繁に行っている。
戦闘においてはスチームブレードを使った接近戦をメインに行うが、ネビュラスチームガンのライフルモードでの狙撃もこなす。
その戦闘力はベースであるカイザー系よりも遥か上であり、ビルドはおろかスクラッシュドライバーを使ったライダー達の必殺技を、ただの攻撃技で一方的に打ち破るほど。
しかしどうやらハザードレベルの上昇は無いらしく、戦闘において急激にハザードレベルを上昇させていく龍我には次第に押されるようになった。

彼ら兄弟は難波チルドレンとして過酷な環境を生き抜き何人もの人間を蹴落としてその地位を掴み取ったため、それが強気な言動に反映されているようだ。
ただ、第27話にて「自分達は一人で戦ってきた」と仲間の存在を否定しているが、実際には自分も兄である鷲尾風と共に戦っているという矛盾すぎる発言をしている。

第26話における東都VS西都の代表戦では仮面ライダーグリスと戦い、当初は圧倒していたが徐々に劣勢となり、
ツインフィニッシュ+スクラップフィニッシュの大技を受け敗北する。
元々グリスは彼ら発展型カイザーシステムに対し劣勢となることが多かったものの、代表戦においては彼らとローグに殺された三羽ガラスの敵討ちという強い思いで戦いに臨んでおり、
仲間の存在を否定する雷に対し、そんな気持ちわかりたくもないと戦闘意欲を滾らせ戦いに望んだグリスとではメンタル面で圧倒的な差がついたことによる結果と言える。
元々スクラッシュドライバーで変身するライダーには闘争心を煽り、それが打撃力に反映されるシステムがあるため、そのメンタル面がスペック差を凌駕したとも言えるだろう。

そして27話では「グリスに負けたことで、兄である自分も負ければ始末されてしまう」という発言で対戦相手である龍我の動揺を誘い勝利したヘルブロスに対し、
変身を解除した兄の前にしれっと現れ風の勝利に喜んでいた。
だが「騙された自分が悪い」と敗北を受け入れる龍我に何か思うところがあったようだ。

第29話ではブラッドスタークに始末された西都首相に成り代わった難波重三郎の情報操作によりハードガーディアンの大群を率いて東都の侵略を開始。
それを阻止するため駆けつけたグリスとクローズチャージに対し、リモコンブロスとの連携でグリスを圧倒する。

しかし戦兎が合流し、彼の言葉で一致団結した3ライダーの猛攻が開始。
先ほどとは明らかに動きのキレが違うグリスの攻撃に圧倒されたため兄の要請でギアエンジンを投げ渡し変身を解除。
草むらに身を隠すも美空を発見し彼女を人質にフルボトルの提出を迫る。
しかしベルナージュとしての意識を覚醒させた美空の放つ衝撃波をモロに受け大きく吹き飛ばされてしまった。

【余談】

変身者である鷲尾「雷」から、カラーリングのモチーフは雷神と思われる。
スーツはカイザーリバースのリペイント。

最終更新:2019年02月28日 23:06