ヘルブロス

「ギアエンジン!ギアリモコン! ファンキーマッチ! フィーバー! パーフェクト!」

【名前】 ヘルブロス
【読み方】 へるぶろす
【俳優/声】 足立理
【登場作品】 仮面ライダービルド
【登場話】 第26話「裏切りのデスマッチ」
【分類】 スマッシュ
【スペック】 パンチ力:41.6t
キック力:50.6t
ジャンプ力:ひと跳び64.8m
走力:100mを1.4秒
【モチーフ】 ウデスパー? or キカイダー?

【詳細】

鷲尾風が変身する改良型カイザーシステムの合体形態。

素体を中心にエンジンブロスとリモコンブロス双方の装甲が一体となり、頭部に両ブロスの顔パーツが合体したものが装着される。

その戦闘力はハザードフォームとなったビルドのスペックを上回り、単体の軍事兵器としては「強すぎるので他の兵器が売れなくなる」として難波会長もヘルブロスを出すことに対して渋る様子を見せるほど。
バイカイザーの色違いではあるが、あちらが異なる世界の自分自身の合体が必要なのに対し、
こちらは変身者一人がギアエンジンギアリモコンをネビュラスチームガンにセットすれば良いと変身条件も緩和されている。
しかし装備を一人に凝縮させる都合上、この姿になると片方は変身を解除し無防備になってしまうのが欠点。

第26話ラストにて鷲尾風が変身。
スペック上は対戦相手であるクローズチャージを大幅に上回る力を持っていたが、これまでの戦いと、戦えば戦うほど体に馴染み強くなるクローズチャージはヘルブロスさえ圧倒。
しかし風は「負けた弟が西都政府に拘束されており自分も負けると始末されてしまう」と嘘の情報を龍我に与えたことで動揺を誘い、
歯車型の装甲を分離して強烈な攻撃を叩き込んで変身解除させ勝利した。

ただ難波社長が出し渋った割に、初登場なのにクローズチャージに押される(いわゆる初登場補正が見られない)、その後も何度か登場するもグリスとビルドの同時必殺技に押される、ビルド単体に敗北すると良いところがない。

『7つのベストマッチ』ではネビュラヘルブロスの運用データを元に、内海成彰が変身。
恐らくこの時点で合体システムが完成したのだと思われる。

なおデータ元であろうバイカイザーは、変身こそしたものの実のところ戦兎の策で「完全体」には至らない状態であり、
その戦闘データを参考に、改良したのであれば真なる融合形態の能力を再現できていないのではないか、と見ることも出来る。

最もエンジンブロス、リモコンブロス共にスクラッシュドライバーのライダーを圧倒する力を持つため、
少なくともレフトカイザー、ライトカイザーより個別の戦闘力は高いと推察できるのだが。

なお欠点として、「ヘルブロスとして変身するともう片方のブロスは装備を解除してしまう」というものがある
そのため現時点で変身しているのは兄の風だが、彼がヘルブロスになってしまうと弟の雷は身を隠すなどしてその場から撤退する必要が生じてしまう。
バイカイザー自体は2つの異なる世界の同一人物が肉体ごと融合して装備を合体させているが、さすがに双子では無理だったのだろう。

【余談】

スーツは映画に登場したバイカイザーのリペイント。

ヘルは地獄を意味するHELLを由来とすると思われ、ブロスが兄弟を意味することを考慮すれば直訳で「地獄兄弟」。
仮面ライダーカブトに登場するあの兄弟を思わせるネーミングである。

最終更新:2023年05月23日 00:48