ラブルム・ジョウズ

「せっかく仕入れた商品逃しやがって。落とし前つけてもらおうか!」

【名前】 ラブルム・ジョウズ
【読み方】 らぶるむ・じょうず
【声/俳優】 吉開清人/堀丞
【登場作品】 快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー
【登場話】 ♯4「許されない関係」
【所属】 異世界犯罪者集団ギャングラー
【分類】 ギャングラー怪人
【武装】 シュモックノコギランス
【犯罪歴】 略取誘拐
【犯罪技】 ワープジョーズ
ルパンコレクション 「あなたをドレスアップ~Je vais t’habiller~」
【金庫/識別番号】 腹部/「794」
【化けの皮】 メガネを掛けた男性
【人間界での犯罪内容】 略取誘拐、人身売買
【生物モチーフ】 サメ、ラブカ
【名(名前)の由来】 唇(拉:labrum)
【姓(名字)の由来】 顎(英:jaw)
【暗証番号の由来】 不明

【詳細】

サメのような姿のギャングラー怪人。

自分の顎骨を無数に生み出し、それをゲートとしてワープを行う犯罪技「ワープジョーズ」を得意とする他、「シュモックノコギランス」という大槍で武装している。
リボン型のルパンコレクション「あなたをドレスアップ~Je vais t’habiller~」を所持し、それを腹部の金庫に格納して、如何なる物も可愛くデコる能力を得た。

顎骨は見た目がグロテスクなため、上述のルパンコレクションの効果で可愛いサメのぬいぐるみ「サメーラちゃん」にデコレーションし、町中で売りさばいていた。
このぬいぐるみに頬ずりすることで犯罪技が発動、その行為を行った人間を時折山の中にあるアジトにワープさせ確保し、売りさばこうとしていた。

犯罪歴が略取誘拐であり、ゴーシュ・ル・メドゥは彼から実験体を買おうとドグラニオにおねだりをしていた。
確保していた人間を相当数売りさばいていたようだが、売られた人間の行き先は不明。
ギャングラーが異世界の住人であることから、売買先が異世界ということも十分にありえるだろう。

町中で化けの皮を被りぬいぐるみの販売員を装いながらも、さらなる獲物を捕まえようと企んでいたが、被害者の部屋にあったぬいぐるみと同じものを売っていたため、(実はぬいぐるみ好きの)つかさが発見。
国際警察から事情聴取を受けるも、彼らの目の前でコグレから情報提供を受けやってきたルパンレンジャーが化けの皮を破壊したため、正体が露見する。
両戦隊から攻撃されるも、自分がやられればさらわれた人間達の居場所がわからなくなると脅し、怯んだ彼らを尻目にその場から逃走に成功する。

ルパンレンジャーも化けの皮の外見と、ルパンコレクションの能力しか知らなかったが、かつて目の前で大切な人を失った初美花は、
立ち去り際に少しでも情報を得ようと必死なつかさの叫びに応え、ルパンコレクションの情報を提供する。

その後アジトに戻っていたが山奥にあったため国際警察はもとより快盗側もその所在をつかめず、ラブルムの行方は完全にわからなくなってしまった。
だが無類のぬいぐるみ好きであるつかさが、押収品のぬいぐるみを前に耐えきれず頬ずりし、その結果人々を捉えたアジトに転送されたことで居場所が判明。
つかさに捕まえた人間たちを逃された腹いせに彼女を痛めつけるが、同じく押収品のぬいぐるみに頬ずりをしてワープしてきた圭一郎達が合流。
さらにテレビでその情報を得た快盗達も現場に合流する。

大量に呼び出したポーダマンを加え、両戦隊と激しい戦闘に突入。
ルパンコレクションの情報提供を受けた礼としてパトレン3号のサポートでルパンイエローがコレクションの奪取に成功する。
ポーダマンも一掃された後、ふらっと現れたグッドストライカーが警察戦隊に協力し、パトレンU号が放ったイチゲキストライクを受け倒される。

その直後、ゴーシュ・ル・メドゥコレクションの力で巨大金庫を施され、再生巨大化する。
仕入れた商品が無駄にされたことを彼女に詫つつ、巨大な体になったことで人間が仕入れ放題になったと喜び、ガッタイムしたパトカイザーと巨大戦を展開。

ワープジョーズを駆使したショートワープでパトカイザーを圧倒、それを見かねたルパンレンジャー達がダイヤルファイターで援護に入る。
レッドダイヤルファイターのビームでワープジョーズを消され、ブルーダイヤルファイターの射撃でラブルムがひるんだスキに、
快盗の援護に興奮したグッティがパトカイザーの合体を強制解除し、代わりに快盗ガッタイムを発動。
ルパンカイザーの素早い攻撃に為す術無く圧倒され、最期は「グットストライカー連射 倒れちまえショット」を受け爆散した(その際に「口は災いの元か…!」と叫んでいる)。

その後、#14でパトカイザーと彼の戦闘にあるギャングラー怪人が巻き込まれていた事が明らかとなった。

【余談】

モチーフはサメだが、ローブを着込んだような姿をしている。

スーツは後にエンビィ・チルダに改造された。

武器のシュモックノコギランスはシュモクザメとノコギリザメがモチーフとなっており、後にリューグ・タマテバッコの武器に流用された。

上記の通り、彼が売りさばいていたぬいぐるみの正体はサメの歯を模したグロテスクなもの。
それをコレクションの力で可愛らしいぬいぐるみに作り変えていた。
元が自分の犯罪技とコレクションの力なので、ラブルムが売りさばいていたぬいぐるみの元手はほぼ0と思われる。
それを考えると元手がいらないにも関わらず一般市民から金を取り、さらに購入した人間達を犯罪技で確保して他所に売り払い金銭に変えていた一連の所業は、
単なる略取誘拐に収まらない非常にあくどい犯罪だったと言える。

それはそれとしてかわいいぬいぐるみだったと思い込み頬ずりをしていたつかさは、その正体を知ったとき非常にショックを受けていた。
実は他の2人が即座に時折山に来たのは、彼女がやったように男二人がぬいぐるみに頬ずりをしてワープしたから。
男ならあまり浮かばない発想だが、圭一郎は訓練生時代、疲れたときにこっそりぬいぐるみを取り出し頬ずりをするつかさを目撃しており、
その時の記憶からワープする条件を導き出していた。
隠れ趣味だったはずのぬいぐるみ愛好も、こっそりやっていた頬ずりも仲間たちにバレてしまい、二重、三重のショックを受けることになるつかさなのだった。

最終更新:2022年02月16日 16:21