カンクス・ブチルメルカプタン

「臭いのは俺じゃないよー。俺のガスの臭いだプ~」

【名前】 カンクス・ブチルメルカプタン
【読み方】 かんくす・ぶちるめるかぷたん
【声】 大西建晴
【登場作品】 快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー
【登場話】 #30「ふたりは旅行中」
【所属】 異世界犯罪者集団ギャングラー
【分類】 ギャングラー怪人
【武装】 シッカリバー
【犯罪歴】 大規模放火罪
【犯罪技】 ブリリアントガス
ルパンコレクション 「ばら色の人生~La Vie en rose~」
【金庫/識別番号】 胸部/「931」
【化けの皮】 無し
【人間界での犯罪内容】 大規模な放火
【生物モチーフ】 スカンク
【名前の由来(名)】 スカンク
【名前の由来(性)】 チオール+メルカプタン
【暗証番号の由来】 臭い

【詳細】

逆立ちしたスカンクのような姿のギャングラー怪人。

体内で激臭を放つ強力な可燃性ガスを生成する能力を持ち、指先から散布する。
ブレッツ・アレニシカが持っていたシッカリバーと似た武器を持つがあまり戦闘で使わず、可燃性ガスを撒き散らし大規模な爆炎を生み出し広範囲に被害をもたらす。

欠点としてガスは上述の通り激臭を放ち、その犯罪行為を見つけることは容易い。
なお都市ガス等が臭いのはあえてそうしているためで、ガス漏れ等をすぐに発見するための措置だが、
このギャングラーの場合は体内生成という方法にもよるのか凄まじい臭さで犯罪技がモロバレという欠点を抱えているのだが、カンクスは与えられたルパンコレクション「ばら色の人生~La Vie en rose~」の効果でガスの匂いを消臭することで不可視の火種として扱うことが可能。

コレクションの効果がオフになるとガスの匂いが復活するため、コレクションの有無が戦力ダウンになるとは限らない稀有なギャングラーと言える。
本人は自分が臭いのではなく、ガスが臭いと主張しているが、語尾にも「プ~」をつけるあたり確信犯。

その猛烈な激臭から敵は愚か味方にすら遠巻きにされており、特にゴーシュ・ル・メドゥからは露骨に嫌悪されている。

コレクションの力で匂いを消してバレないようガスを蔓延させ着火することで大規模なガス爆発を引き起こす「人間界火の海作戦」を実行しようと下準備を進めていた。

【余談】

モチーフはスカンク。
爆竜戦隊アバレンジャーに登場したアロハイビスカスカンク以来のスカンクモチーフとなる。
あまりスカンクモチーフ怪人は無く、ゴーグルファイブのスカンクモズーが初で超力戦隊オーレンジャーにてバラスカンクくらい。

スカンクといえば臭いオナラのイメージが強いが、実のところスカンクは威嚇が通じない相手に対し肛門腺から悪臭を放つ毒液を放つ生物。
つまり気体ではなく液体。

チオールと呼ばれる有機化合物を主成分とし、低濃度でも人を始めとした生物がすぐに反応できる匂いのため都市ガス等に人工的に付与することでガス漏れを感知できるようにしている。
イヌ類等嗅覚に優れる生物に対しては覿面であるが、猛禽類には無力で車などにも発射しそのまま轢かれてしまうものさえいるという。
スカンクに対しては最後の武器でありながら最大の威力を持つがあまりの過信が故か。

カンクスの名前はスカンクのアナグラムと、発射する毒液の成分が由来となっている上、金庫の暗証番号もストレートに臭いから。

最終更新:2022年12月11日 22:07