アウンジャ

「続いて次に控えしは…宇宙最強用心棒!裏七本槍、四の槍!アウンジャ!」

【名前】 アウンジャ
【読み方】 あうんじゃ
【声】 乃村健次
【登場作品】 忍風戦隊ハリケンジャーwithドンブラザーズ
忍風戦隊ハリケンジャーでござる! シュシュッと20th Anniversary
【分類】 宇宙忍者
【所属】 ウラ七本槍
【出身】 不明
【モチーフ】 蜘蛛
【名前の由来】 阿吽+忍者、間者?

【詳細】

ウラ七本槍のメンバー。四の槍。
蜘蛛の意匠を持つ筋骨隆々とした大男。

オイランダと共に江戸時代の日本で行動し、4つ揃えば願いが叶うという天翔石を狙う。

その外皮は日本刀を通さず並の攻撃ではダメージを与えられないほど頑強。ビクトリーガジェットの攻撃すら直撃しながらダメージを受けた様子が全くない。
左手に備えた蜘蛛を模した手甲で相手を引き裂き、鎖を巻き付けた右手は軽く人体を貫通するパンチを放つ力自慢にして自称”宇宙最強用心棒”。
細かく波打つ刃を持った長剣を武器とする他、口から蜘蛛の巣のようなネットを吐き出して相手を捕縛する。

オイランダに対しては「浮世絵以上の美しさ」と称して彼女の願いを叶えるため行動する。
天翔石の一つ、念動石を利用し時空を超えて江戸時代に現れた際には花魁に化けたオイランダと下忍マゲラッパを伴い花魁道中を再現していた。

残る1つの天翔石の居場所を尋ねるも護衛と思われる侍達は答えなかったため、切りかかってきた一人を壁に投げつけさらにはもう一人の腹をぶち抜いて殺害。
かろうじて生きていた侍からオイランダが石の所在を聞き出すとその場から撤退した。

その後城から抜け出して執心している歌舞伎役者が行う「曾根崎心中」の演目を見ていた照姫に狙いを定め、白昼堂々四谷明神の境内に出現。
オイランダと共に上述の名のりをあげると男性役者を引き裂いた後、迅雷流の一角、一牙を圧倒して捕縛する。
そして照姫を手に掛けようとしたが、そこへ時空を超えて現れたゴウライジャーとハリケンジャー達に阻まれる。

下忍マゲラッパを多数呼び出すも瞬く間に全滅し、ビクトリーガジェットを放ったハリケンジャー達からオイランダをかばう。
数ある強敵たちを撃破してきたビクトリーガジェットの攻撃だったが全く通用した形跡がなく、ハリケンジャー達はひとまず撤退を選択。
5人で影の舞を発動した後、照姫らと共にその場から撤退した。

アウンジャはそれを宇宙忍法曇眼?を発動し彼らを追跡すると照姫を拉致し、残る天翔石の入手に成功する。

宇宙ごと自身と心中する、そんなオイランダの恐るべき目的を聞いてもなお、彼女を守らんと疾風流の忍者達の前に立ちふさがる。
そこへ迅雷流の一角達が駆けつけ、現代のように5人の忍者たちが力を合わせることとなる。

面々が協力することで抑え込まれてしまい、そのすきに鷹之介が天翔石を掴み取って儀式を中断させることに成功。
しかしすぐに石を取り返し、オイランダの放つ攻撃で鷹之介達を一掃するが、彼らの前に現代のハリケンジャー達からハリケンジャイロが届けられる。
それを受け取った鷹之介は大江戸ハリケンレッドへとシノビチェンジ。

マゲラッパを呼び出すも大江戸ハリケンレッドに瞬殺されたため、自身が一騎打ちを望む。
彼の攻撃を受け止め、鋼鉄の身体を貫けないと勝ち誇るも大江戸ハリケンレッドの薙刀はその肉体を貫き、さらに続けて忍者たちが協力して放った超忍法大江戸ハリケーンに一閃され「無念…!」と言い残し砕け散った。

【余談】

モチーフは蜘蛛。
潜ませる形でデザインに含まれるオイランダと異なり、左手や顔面等わかりやすく蜘蛛が配置されているのが特徴。
青い顔面には蜘蛛の巣があり、後頭部には蜘蛛の腹を持ち、左目もまた蜘蛛の腹からのぞいているというデザインとなっている。

名前の由来は万物の初めと終わりを象徴するものとする口を開き発音する「あ」と口を閉じて発音する「ん」の阿吽と忍者、間者?と思われる。

声を担当した乃村健次氏は機界戦隊ゼンカイジャーにてアウンジャと同じく装甲とパワーに特化した幹部怪人のバラシタラを演じていたのが記憶に新しい。
しかし名声と自分の力のみを信じ他社を虫けらとしか思っていないバラシタラと比べ、「世界まるごと心中する」というオイランダを止めず終始彼女の願いを果たすため行動していたアウンジャはまるで正反対である。

最終更新:2024年01月31日 00:43