オイランダ

「おのれおのれおのれ…!こうなったらお前とだけでも心中じゃ!よくもわっちの願いをぶち壊してくれたな!」

【名前】 アウンジャ
【読み方】 あうんじゃ
【声】 陽月華
【登場作品】 忍風戦隊ハリケンジャーwithドンブラザーズ
忍風戦隊ハリケンジャーでござる! シュシュッと20th Anniversary
【分類】 宇宙忍者
【所属】 ウラ七本槍
【出身】 宇宙遊郭
【モチーフ】 蜘蛛。花魁
【名前の由来】 花魁だ(オイランだ)

【詳細】

ウラ七本槍のメンバー。三の槍。

その名の通り花魁のような姿で着物を思わせる露出度の高い派手な意匠と、両目には血涙のような蜘蛛の脚のようなアイメイクが特徴。
口調までもが花魁言葉であり、一人称は「わっち」。

出身星は不明だが宇宙遊郭という場所にいたようで、そこで首領タウ・ザントと出会い愛しあったという。
しかしタウ・ザントは地球にて戦死し、死に目にも立ち会えず愛する男を失った深い悲しみから世界ごと心中しようとする壮絶な自殺行為を実現するため、願いを叶えるという石を集め始める。

同じくウラ七本槍にして四の槍であるアウンジャを常にそばに置き、大量の下忍マゲラッパを手足として働かせている。
有事の際にはアウンジャがボディーガードとして彼女を守る上、オイランダ自身奥の手と思われる赤い仮面をつけて巨大な化け蜘蛛のような姿に変化することが可能。
蜘蛛の意匠のある特殊なキセルを持ち、それを人間に当てることで絶命ないし錯乱、もしくは洗脳して情報を引き出す能力を持つ。

4つの石の一つ、念動石を利用し時空を超えて江戸時代に現れた際には花魁に化けた状態でアウンジャとマゲラッパを伴い花魁道中を再現していた。
どうやら江戸時代の知識があるらしく、この時代ならこれをやるべき、というこだわりによるものだった模様。意外とミーハー。

残る1つの天翔石の居場所を尋ねるも護衛と思われる侍達は答えなかったためアウンジャが痛めつけた侍の額にキセルを当て、照姫という少女が天翔石を持っていることを知る。

その後城から抜け出して執心している歌舞伎役者が行う「曾根崎心中」の演目を見ていた照姫に狙いを定め、白昼堂々四谷明神の境内に出現。
アウンジャと共に上述の名のりをあげる照姫を攫い彼女の護衛として同行していた迅雷流の一角、一牙を圧倒して彼らを捕縛する。
そして照姫を手に掛けようとしたが、そこへ時空を超えて現れたゴウライジャーとハリケンジャー達に阻まれる。

アウンジャが呼び出した下忍マゲラッパは瞬く間に全滅し、ハリケンジャー達が組み上げたビクトリーガジェットを放たれるもアウンジャが庇い、その直後5人影の舞を使ったハリケンジャーらは照姫らと共にその場から姿を消した。

しかしアウンジャの宇宙忍法で照姫の居場所を突き止めると彼女の身を攫い、目的だった天翔石を手に入れることに成功。

そして4つの石を揃えたことで、世界と心中するという恐ろしい野望を駆けつけた鷹之介達に伝えると、その目的を果たすべく4つの石を宙に浮かべ儀式を開始する。
しかし「心に従う」という未来の霞一甲の助言を聞いた迅雷流の兄弟は、照姫の後押しもあってオイランダ達の野望を砕かんと駆けつけ疾風流の忍者達と協力することを決意。

彼らのコンビネーションでアウンジャが抑え込まれている間に鷹之助が上空の天翔石を掴み取ったことで儀式が中断してしまう。
石はアウンジャがすぐさま取り返し、自身も赤い石の力を使った攻撃で鷹之介達を吹き飛ばすが、彼らの前に現代のハリケンジャー達からハリケンジャイロが届けられる。
それを受け取った鷹之介は大江戸ハリケンレッドへとシノビチェンジ。

呼び出したマゲラッパ、そしてアウンジャが大江戸ハリケンレッドに敗れ戦死したことに驚き、さらにはそれに伴い天翔石が砕け散ってしまったことで願いが叶わなくなってしまったため激昂。

せめて己の野望を打ち砕いた鷹之介と心中するべく、赤い仮面を被り大蜘蛛の怪物と化して襲いかかる。

しかし大江戸ハリケンレッドに追い込まれた末、元の姿へと戻ると薙刀の連撃を受け爆散した。

【余談】

モチーフは蜘蛛と花魁。
全身各所に目立つ形で蜘蛛を当てたアウンジャと異なり、頭部や持ち物のキセル等、潜ませるような形で蜘蛛があしらわれている。

名前の由来も花魁。

タウ・ザントと愛し合ったというがそれが本当は不明。
バット・ゼ・ルンバも属していたというウラ七本槍に身を置いていたことから、少なくともジャカンジャのメンバーであったのは確かとは考えられる。

最終更新:2024年01月31日 23:57