キュウビマルガム

【名前】 キュウビマルガム
【読み方】 きゅうびまるがむ
【声】 青柳尊哉
【登場作品】 仮面ライダーガッチャード
【登場話】 第29話「この村は泣いている」
【分類】 マルガム
ケミー ナインテイル
【属性】 オカルト
【憑依した人間】 お狐様/村の石像
【特色/力】 九つの特殊能力
【モチーフ】 九尾の狐、紙垂、ミイラ

【詳細】

レベルナンバー9のオカルトケミー、「ナインテイル」がお狐様と呼ばれる村の石像に力を貸す形で誕生した特異なマルガム

ケミーは上半身にあるが、他のマルガムとは異なり9尾の狐が胸から上に鎮座し素体側が合掌している。
ご神仏に祈りを捧げているのか、あるいはお願いしているように手を合わせている素体側は動かず紙垂を束ねたものが両腕のように自在に動く。

無理矢理縛り付けていないためかケミーはその姿を崩すことなく神々しさも感じるほどで、このマルガムは九尾の狐を模したナインテイルとお狐様と呼ばれる九ツ村を見守ってきた神様がそれぞれの力を引き出す形で行使するため、オロチマルガム以来の銀色の個体でありながらその実力はプラチナガッチャードとも互角以上に渡り合うほど。

九つの特殊能力を発揮し、特殊フィールドを展開しいかなる攻撃も交わしてしまう。
九つの能力は空中浮遊や幻影などで直接的な攻撃力は示さず、お狐様の目的もあって戦闘回避の能力ばかり使用していた。

【余談】

モチーフは九尾の狐。
ガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦にも九尾の狐がモチーフのギーツキラーが登場。まさかのモチーフ被り。
しかしギーツキラーは仮面ライダーギーツを模した姿であり、ギーツⅨが九尾の狐をモデルとした姿でそれを模倣した結果ナインテイルとは関係なくそれらしい姿になったもの。
劇場版の脚本では「アナザーギーツ」扱いされていたが、キュウビマルガムは九尾の狐モチーフのナインテイル単体で成立したマルガムであるため根本から異なる。
ただモチーフが同じながらも、恨みのあまり九尾の狐そのものと化したギーツキラーと、九尾の狐が御神体が如く鎮座したキュウビマルガムとデザインの方向性が異なるのが面白い。

ちなみにギーツⅨ変身時出現する上半身を担当する部位が変形したレジェンドキュウビと、キュウビマルガムのナインテイル部分はどことなくポーズが似ている。

スーパー戦隊シリーズでは忍者戦隊カクレンジャーにてキュウビノキツネが登場した他、手裏剣戦隊ニンニンジャーにて十六夜九衛門カラクリキュウビ/アカイキュウビのモチーフとして選ばれている。

声を担当したのは第28&29話にてスターシャイン星野役でゲスト出演した青柳尊哉氏。
ナインテイル、グランドサターンの声も兼任している。
仮面ライダードライブにて「ジャッジ」を名乗る復讐代行人役として出演して以来のライダー作品参加となり、魔進戦隊キラメイジャーのスピンオフ「ヨドンナ」シリーズ最終作にも出演を果たしている。
特にウルトラマンシリーズにてニュージェネレーションヒーローズとも呼ばれるウルトラマンオーブにしてジャグラスジャグラー役で出演したのが特に有名であろう。
ジャグラーと因縁深いウルトラマンオーブことクレナイ・ガイ役を演じたのは仮面ライダー電王にてカイ(電王)役で出演した石黒英雄氏。

最終更新:2024年04月03日 05:25