かわいいゆっくりゲットだぜ!!花B

かわいいゆっくりゲットだぜ!!花B(ブラッドオブポイズン)

  • 俺設定満載です。wikiなどで調べたので間違いや誤植があったらすみません
  • それでもよければ読んでください



では本文開始

ここは竹が生い茂る幻想郷の迷いの竹林と呼ばれる場所。
竹の間を涼しげな風が吹き抜けていく。
昼過ぎになるとになるとちらほらと永遠亭に向かう人間も多くなる頃だった
そんな中を一人の男はとことこと歩いていた。
頭の上には銀色の髪の上に奇妙な青紫の帽子をのせたゆっくり…ゆっくりえーりんが乗っている
それと背中の包み袋には、香霖堂でてにいれたグラフィックボードがはいっている。

竹林を抜けると人目を避けるかのようにひっそりと建てられた屋敷…永遠亭が見えてきた
鈴仙・優曇華院・イナバ様と因幡てゐ様に頭を下げると屋敷の奥の部屋に向かった。
そこにいるのはパソコンの真横で泣きべそを書く黒髪の美しい女性とそれを慰める銀髪の女性だった。

「えーりん、えーりん、たすけてえーりん」
「姫様、もう少しお待ちください。」
「ただいま戻りました。パソコンの修理をしたいと思うので少しどいてください」

そういうと私はパソコンの箱を開けるとすばやくグラフィックボードを交換した。
そしてパソコンを再起動すると画面のアイコンが復活していた。
どうやら問題を解決したようなので私は修理が完了しましたと答えた。
こう見えてもパソコンの知識はそこそこある。さすがに部品を製作しろといわれては無理だが…
パソコンの部品の交換ぐらいならば出来る。

請求書は、永遠亭あてにしていたのでお金を払っておいてくださいと伝えた。
蓬莱山輝夜様は、パソコンが直ったことに大喜びでインターネットをみはじめた。
様子を見ているとなんらかのオンラインゲームにログインしているようだった
その様子にあきれながら私はここには用事も終わったし帰るかと思いかえる準備をし始めた。

「一応、修理も終わりましたのでこれで失礼いたします。代金ですが香霖堂への支払いはお願いします」
「あら、お代はいらないのね。お礼にこの前の薬代を少し割り引いておくわ」
「ありがとうございます。薬代は出来るだけ早く払いますのでお待ちください」
「あと、すずらんの多い場所。無名の丘に珍しいゆっくりがいたといううわさを聞いたわ」
「珍しいゆっくりですか…どうも情報提供をありがとうございます」

私はえーりんを背中に担ぐと八意永琳様に頭を下げて部屋を出た。
ゆっくり数百人分のゆみふるの代金の支払いは終わっていない
だが、ローン払いで払っているのでもう数ヶ月もすれば払い終われるはずだ。
そんなことを考えながら私は歩いていた。

向かう場所は鈴蘭の咲く場所…無名の丘
妖怪の山とは正反対の方向にある低い山にある草原。春過ぎになると鈴蘭の花が咲き誇る。
昔は、名付け前の幼子を鈴蘭の毒気で安楽死させて間引きに来る場所だったために「無名の丘」と呼ばれるらしい。
現在は夏だが4月~6月にさくはずのすずらんの花が大量に咲いている。

余談だが鈴蘭の花は有毒物質は全草に持つが、特に花や根に多く含まれる。
摂取した場合、嘔吐、頭痛、眩暈、心不全、血圧低下、心臓麻痺などの症状を起こし、重症の場合は死に至る。
だが逆に言えば口に入れないかぎりは何も問題はないのだ。
山菜として珍重されるギョウジャニンニクと似ていることもあり、誤って摂取し中毒症状を起こす例が見られる。
鈴蘭を活けた水を飲んでも中毒を起こすことがあり、これらを誤飲して死亡した例もある。
だが空気に当てられて死亡したという例は聞いたことがない。
ここに捨てられた子供の死というのも餓死だったのではないかと私は予想していた。

丘を適当に歩いていると遠くのほうに丸い物体を発見した。
もともとある鈴蘭畑とは別に自分だけの鈴蘭畑をつくっているようだった。
だいたい鈴蘭10本分ぐらいというところだろうかと私は思った。
青い目に明るい金髪に赤いリボン、人形のような白い肌を持つりんごサイズのゆっくりがいた。
あれが噂の珍しいゆっくりかと思い私は少し観察をすることにした。
そのゆっくりは、小川の浅瀬へと行き「ごーくごーく」と水を口に含んでいた。
自分だけの鈴蘭畑に行くと口の中の水を一気に吐き出していた。
どうやら水遣りを繰り返しているのだろうと私は予測した。

「「ゆっくりしていってね」」
「ゆっくりしていってね」

私達の言葉に対してそのゆっくりは返事を返してきた。
その目ははじめてみる人間への驚きの表情のようだった。
それとこんなところに何をしにきたのだろうかと思っているようだ。

「始めまして、私はゆっくりのブリーダーをやっているものだが君の名前はなんと言うんだい?」
「私はゆっくりめでぃすんよ。ブリーダーって何?」
「簡単に言えば君達にゆっくりする場所を提供する仕事かな」
「あなたと一緒に行けばゆっくりできるの?」
「できるだけ君が住みやすい環境を提供をすることを約束するよ?」
「スーさんも一緒?」

スーさんとはこの子が大事にしている鈴蘭畑のことだろうかと思い聞いてみた

「スーさんというのはこの鈴蘭畑のことかい」
「そうよ。」
「…」

これぐらいの量だったら移転も可能だろうと思もい了承をした。
そのときだった耳元でえーりんが何かをささやいてきたのだ。

「あの子は、毒を体に堆積してるわ。連れて行くのは危険かもしれないわよ?」
「他のゆっくり達に悪い病気をうつすかもしれないということかい?」
「ええ、私はあの子を迎え入れることにあまり賛成は出来ないわね」

少し前に私が所有するゆっくり牧場での騒ぎを思い出していた。
ゆっくりに謎の病気が発生をして牧場内のゆっくりが大変な目にあったのだった。
私はそれが原因で多額の借金とゆっくり達に命を失いかけたことを思い出していた。
あの二の舞はさすがにごめんだと思いながらめでぃすんに話しかけようとした。

「あのなめで…」
「スーさん以外の友達が出来るよ。スーさんも嬉しいんだね」

そういいながらニコニコしている彼女を見ていると何もいえなかった。
そういえば彼女の大きさは子ゆっくりぐらいだが親はどこにいるのだろうかと疑問に思った。
私はめでぃすんに両親について尋ねてみた?

「君のお父さんとお母さんはどうしたんだい?」
「お父さんとお母さんって何?めでぃすんは生まれた時からスーさんたちしかいなかったよ」
「だったら君はどうやって生きてきたんだい?ご飯もないだろうに…」
「スーさんたちが自分たちを食べてもいいっていうから食べたよ」

…先ほどもいったが鈴蘭には毒がある人間が口に入れれば死ぬほどのだ。
それを食べながら一人でこの子は生きてきたのだろうかと思った
そのときボソッとえーりんが耳元でささやいた

「ゆっくりめでぃすん種は、花に守られるゆっくり。それはそういう意味だったのね」
「ああ、彼女は花に守られて生きてきたのだろうな…こんな小さいのにたった一人でな」
「スーさん。またあとでね」

その様子を見ながら私は自分の甘さに苦笑しながら思った。

「それじゃ私の家に帰ろうか。えーりんにめでぃすん」
「彼女の毒は危険なのよ?」
「ああ。それも承知の上で私はこの子を引き取るつもりだよ」
「他のゆっくりに危険が及んでも?」
「そのときはそのときで考えればいいさ。とりあえず家に帰ろう」
『俺は鬼にはなれないな』
『それがあんたのいいところですぜご主人』

どこかから老犬の声が聞こえた気がした。
ああ、全くその通りだと思いながらめでぃすんの育てているという鈴蘭を根に傷が出来ないように抜き始めた
それを背中に担いでいた布袋にいれると私は歩き始めた。
右肩にはえーりん。左肩にはめでぃすん。背中には大量の鈴蘭を背負っている。
家に着くと私は鈴蘭の苗をうえなおした。
この子の住む場所はどうするかなと思いながらゆっくりめでぃすんの頭を撫でた。
そして、鈴蘭を植えた鉢植えの横においてあげた。
「スーさん」という寝言を聞きながら私も眠りへとはいっていった。
「毒が危険なゆっくりめでぃすんゲットだぜ!!」と心の中で思った。

えーりんは研究したいと思っていためでぃすん種を見つめていた
もともとは永遠亭の薬と人間の姫を優先してみたいと考えたから今回の旅に彼女は同行した
だが、今はこの子の毒についていろいろと研究していきたいと思っている
彼女がめでぃすん種を危険な存在といったのにはわけがある。
彼女がめでぃすんを引き取るのを反対したら彼はどういった行動をとるかということだった
結果は、どんなに反対をしても彼はこの子を自分の元に引き取ると言い張った。
何故なら、彼は『優しい』からではなく。とても『甘い』人間だからかもしれない。
どんなに冷静を装っていても内心では人一番熱いものを持っている人間なのだ。
そして、誰よりも自分が…な人間であることを自覚している人間だ

えーりんは、この人間の甘さか優しさが何か悪いことが起きる原因になるかもしれない。
もしくは良いことが起きる原因になるのだろうかと考えながら肩に乗っていた。
それよりも人間の姫を優先して仕えるべきゆっくりの事ほったからしにしていることを思い出した。
彼女は今日も息災であろうかと急に心配になり始めた
そんなことを心考えながらをしながら使える姫の元に戻っていった。

ここで選択肢です。かわいいゆっくりゲットだぜ!!花B以外の作品を全部呼んだ
全部よんだ→かわいいゆっくりゲットだぜ!!花E
読んでいない物語がある→かわいいゆっくりゲットだぜ!!花序章

次回も、ゆっくりゲットじゃぞ
                                                   byゆっくり博士



【あとがき】

作者名無しです。
最初に困ったことはメディスンに関する情報が作者にないことでした。
(一応、東方本編は旧作以外はやってます)
wikiなどで調べたので間違いや誤植があったらすみません。
人間の優しさと甘さ。この違いに彼は気付いているのかそれはあなたの判断に任せます。


  • そういえば永琳とメディスンは毒物(薬物)つながりで交友があったな -- 名無しさん (2009-11-17 23:42:16)
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最終更新:2009年11月17日 23:42