急降下





急降下

ファイターのY速度が0以下のときにLスティックを下にはじき入力すると、急降下を開始することができる。
急降下を開始すると、ファイターの速度は即座に急降下速度の値に変更される。
ただし、以下の状況では急降下をおこなうことができない。
  • ふっとび硬直中
  • 倒れふっとび後のくるくる落下中
  • ぬるり落下中
  • カベジャンプモーション中


急降下の入力

急降下の先行入力猶予は4Fしかなく、通常の先行入力と比べ短めに設定されている。
最速で出したい場合は、ジャンプの頂点に達するタイミングや、空中攻撃のヒットストップが切れるタイミングに慣れておく必要がある。
また、最初に負のY入力値が認識されてから5Fが経過するまでに一定値を超えなかった場合は、急降下に移行できない。

なお、Lスティックを下に入力したままCスティックで下空中攻撃以外の空中攻撃を出した場合、自動で4F目から急降下を開始する。
Cスティックの入力により一瞬Lスティックの入力が阻害され、4F目から再度下入力が認識されるためである。


急降下速度

急降下速度はファイターのパラメータの1つで、急降下中のファイターの落下速度のこと。
また、最大落下速度とは落下状態にあるファイターが空中で達することのできる最大のY速度のこと。

この2つは異なるパラメータだが、基本的に急降下速度最大落下速度1.6倍に設定されている。
ただし以下のように例外もあり、特にリンクとジョーカーは急降下速度最大落下速度に比べてかなり大きい。
反対に、ピチュー・リュウ・ケン・パックンフラワーは急降下速度が遅めになるよう設定されている。
ファイター 急降下速度の
最大落下速度に対する倍率
1.9倍
標準値 1.6倍
1.4倍
約1.316倍


急降下キャンセル

急降下中に以下のアクションをおこなった場合、急降下が1F目から即座にキャンセルされる。
動作後の落下速度は、最大落下速度に変更される場合もあればゼロにリセットされる場合もある。
例えばフォックスが空中攻撃や通常必殺ワザをおこなった場合、落下速度が3.36から2.1へと一瞬で変化する。
しかし、横・上・下必殺ワザや移動空中回避をおこなった場合、落下速度は3.36から0.0へ落とされる。*1

急降下キャンセル後、最大落下速度に落とされるアクション
  1. ほとんどの空中攻撃
  2. 一部の必殺ワザ

急降下キャンセル後、速度がゼロにリセットされるアクション
  1. 移動空中回避
  2. 落下系の空中攻撃(シークやゲッコウガの下空中攻撃など)
  3. 一部の必殺ワザ


急降下緩和

急降下中に以下のアクションをおこなった場合、急降下は即座にキャンセルされないものの、徐々にファイターの落下速度が緩やかになっていく。
ただし、最大落下速度を超えて緩和されることはない。
緩和具合はファイターに固有のパラメータで決定されており、例えばフォックスでは落下速度が1フレームごとに0.015ずつ緩やかになっていく。
  1. 通常空中回避
  2. 空中ワイヤー
  3. 空中アイテム投げ

落下緩和中は、急降下キャンセル対応のアクションのうち速度をリセットしないタイプのワザをおこなった場合でも、速度が急に最大落下速度まで落とされることがない。
したがって、このプロセスを経れば一部の必殺ワザをほぼ急降下の速度を維持しながら出すことができる。
なお、速度緩和中に空中攻撃を出した場合は再度急降下することも可能。

本来、この速度緩和は高速落下するタイプの下空中攻撃をおこなった後にはたらく場合がほとんどである。
落下緩和量はファイターごとに異なり、特にゼロスーツサムスで非常に大きい値が設定されている。

+ 全ファイターの落下緩和量を見る
ファイター 落下緩和量
0.200
0.038
0.030
0.023
0.020
0.018
0.016
標準値 0.015
0.014
0.013
0.012


0.010
0.009


0.008
0.006
0.005

0.004






コメント

最終更新:2020年05月08日 22:39

*1 厳密には、横必殺ワザ・下必殺ワザでは0F目が2.1になり、1F目から0.0になる。上必殺ワザでは0F目から0.0。