さよならピアノソナタシリーズの主人公。
16歳の男子高校生。4月4日生まれ。
フェケテリコのベーシスト。
顔、学業成績、身体能力ともに特筆すべきところはなし。ベースの演奏技術も、成長は見られるが、評価は高くない。歌唱力については描写が少ないが、まったく努力した形跡がない上に多くの人の考え方を変えてしまうほどに感動させており、どう見ても天才である。音楽評論家
桧川哲朗の息子で、クラシックやロックを中心とした音楽知識に造詣が深い。アレンジ能力に長けている。またメカニックとしての能力も、エフェクターを自作するほど高い。
1巻では本名が明かされておらず、作中では「ナオ」と呼ばれていた。口絵でも「桧川ナオ」と表記されている。2巻で直巳という本名が明らかになる。この名で呼ぶのは
真冬と
ユーリの二人だけである。
- ヘタレ
- ただの高校生なので事件が起きても最初はなにもできず、失敗に落ち込んだり周囲との能力格差に落ち込んだりする。
- 鈍感
- 3巻まで真冬からの好意にまったく気づかない。千晶や響子からの好意には4巻まで気づかない。ユーリからの好意にはまったく気づかなかった。
- 帳尻合わせ
- とくに真冬がトラブルに陥ったときには、物語終盤で必ず解決策を見つけ出し、すさまじい行動力を発揮して助けてしまう。
- つっこみ
- 総ボケのメンツに囲まれて生活しているため、ありとあらゆる相手に即座につっこみを返す能力を持つ。
- モテ
- フェケテリコのメンバー三人全員を当然のように落とし、もちろんユーリをはじめ男にもモテる。
物語の性質上、事件解決が主眼とならないために帳尻力がややナルミに比べて劣るが、他のすべての条件を高水準で満たしている。また千晶や響子からの思いにこたえない、真冬になかなか告白しない、などヘタレ度は杉井作品中最大級。読者の怒りを代弁したクラスメイトたちによってよくボコボコにされている。
高校卒業後、音楽プロデューサー兼音楽評論家兼スタジオミュージシャンという、ハイブリッド音楽業界ゴロになる。また真冬とも紆余曲折の末ゴールイン、そのリア充ぶりは各方面を震撼させた。
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最終更新:2009年12月21日 02:55