ソード・ワールド2.5のフェンサー
1.2.5からの変更点
1-1.フェンサーの仕様について
- 装備制限:筋力の半分なのはそのままだが、武器や盾はフェンサー技能を使わず平目での判定が可能になった。
鎧に関しては鎧の必要筋力が、キャラクターの筋力の半分を超え、キャラクターの筋力以下という場合にはフェンサー技能を使っていないものとしてフェンサー技能での攻撃と回避力判定ができない「装備」と、制限移動しかできず主動作も行えないがフェンサー技能の使用(筋力の不足分のペナルティを受けた状態での回避力判定)が可能な「着用」を選択可能になった。
また必要筋力+10で高ランク品を装備できるルールは記載されていない。
元々フェンサーでは活用しづらかったため影響は少ないが、スリングが投擲習熟無しでは使えなくなった。
元々フェンサーでは活用しづらかったため影響は少ないが、スリングが投擲習熟無しでは使えなくなった。
- 初期レベル制限:初期作成は最大レベル2になった。
1-2.戦闘特技について
- 必殺攻撃:一回の近接攻撃で出目+1となった。Ⅲはフェンサー専用。
- 挑発攻撃:基本戦闘ではエリア内のみ、上級戦闘では9m以下の敵にのみ挑発効果を発揮する。
- 牽制攻撃:Ⅲがフェンサー専用ではなくなった
- 頑強:フェンサーでも取得可能になった。超頑強は不可。
- ターゲッティング:精密射撃+魔法誘導。
- 変幻自在:複数回宣言可能になる2.5の新特技。
- 二刀無双:必要筋力制限が無くなる。筋力41を超えるのは至難だが浪漫。
- 囮攻撃:Ⅱが追加された。命中-2は厳しいがダメージ+8は魅力的。
- テイルスイング:命中や対象数などが弱体化(Ⅱに置き換えで以前と同じ)。
冒険者ギルドに属さないヴァグランツという生き方が追加。専用の戦闘特技も追加されている。
- 露払い:
- 乱撃:
- シールドバッシュ&追い打ち
- 捨て身攻撃:
- シャドウステップ:
- 抵抗強化:
- 絡め取り:
1-3.アイテムについて
- アビスウェポンは必筋低下やC値低下、回避増加と欲しかったものが揃っている。
- 絡み武器は未登場だが、牽制が専用ではなくなったため強みとして薄くなった。
- 大きな手袋はあるが、ウェポングリップは未登場。
- クリティカルの敷居が低くなったため、首切り刀の威力増加は+5に弱体化したが、それでも強力。
- 尻尾が2H♯に変更された。追加攻撃非適用化により、相対的にフェンサーでテイルスイングをする価値が上昇。
- エレメンタルブレイドやリッパーナイフ、アムザといった一部ビルドの根幹をなしていたアイテムがETを経ても未登場。
1-4.種族について
- リカント:分かりやすく脳筋種族、前衛ならなんでも適正あり。
- メリア:生命力が高いため、案外耐える。夜警要員としてソロ戦闘力を持たせるならフェンサー向けか。
- ティエンス:騎獣強化と念話能力。10m届くのは隠密役として案外便利。
1-5.その他の戦闘技能について
概要のみ、詳細は各記事にて
- バード:大幅なルール変更と特殊楽器の登場で、流派なしで近接型ビルドが可能になった。
- ライダー:トランプル関係が整備された。
- ソーサラー&コンジャラー:非金属鎧でも制限を受けるようになった。
- フェアリーテイマー:6つの属性から4つを選ぶシステムになった。選択した属性に対応する宝石がそれぞれ必要なのは変わらず。
MAにて3属性契約、6属性契約が追加。前者は高ランク魔法が使用でき、後者は妖精召喚と相性がよいなどフェンサーにとっては4属性契約よりも向いている。 - マギテック:魔法の数が減少し、オプションも未解禁。
MAにていくつかの魔法は復活したがオプションは相変わらず無し。パイル系魔法が弱体化され使う価値が大きく下がった。 - プリースト:ヒューレが使えないのは痛いが、新しい神も優秀。
- アルケミスト:基本ルールブックⅢに収録。パラミスは弱体化。そのほか賦術データもいくらか変更されている。特に射程/形状の変化には注意が必要。
- エンハンサー:幾つかの錬技、特に防御的なものが戦闘準備で使用可能に。筋力以外のレベル5錬技は上昇値が+6に弱体化。
- ウォーリーダー:MAにて復活。自己強化も可能になった。名誉アイテムの効果変更(1R目から高ランクは不可能に)や覚醒効果の削除など弱体化もあり。
範囲は名誉点ではなく冒険者ランク依存になった。