「人狼」ゲームを題材としたアドリブ劇。
正式名称は「人狼 ザ・ライブプレイングシアター」で、頭文字をとって通称「人狼TLPT」。
毎回ステージ開演の直前(約15分前)に13人のキャストが役職カードを配られる。
つまり出演者すら誰がどの役職なのか分からないまま舞台が進行していく。
オープニングパートには台本があるが、役職によって左右されるものでは無い。
13人のキャストはセンター(7番席)から時計回り(→8→9・・・→13→1→2・・・→6)に
自己紹介と、「自分が人狼ではない」という宣誓をする。(人狼は「人狼ではない」という嘘をつくことになる)
この自己紹介以降は全てアドリブとなっており、実際の人狼ゲームの結果によって
[GOOD END(人間勝利)]もしくは[BAD END(人狼勝利)]となるエンディングを迎える。
人狼TLPTでは13枚の役職カードを用いる。内訳は次の通り。
<<人間チーム>>
人間×6 預言者×1 霊媒師×1 狩人×1
<<人狼チーム>>
人狼×3 狂陣(狂人)×1
昼の会議では多数決で人狼とみなす人物を1名決め、処刑(追放)する。1人1票で、投票の順番は自由。棄権は出来ない。
同票の場合は弁明のあと決選投票を行う。決選投票には決選に上がった者以外が参加する(全員1票ずつの場合は全員で決選投票)。
1回目の決選投票で最多票が同票だった場合は2回目の決選投票を行う。2回目の投票に1回目の決選で最多票とならなかった者は参加できる。
2回目の決選投票で処刑(追放)者が決まらなかった場合は誰も死なないまま夜を迎える。
夜の時間には人狼が襲撃先を決め、能力者が能力を発動する。
昼と夜を繰り返し、人狼3匹を処刑(追放)できれば人間陣営の勝利。
それより先に人狼の数が人間陣営+狂人の総数と同じかそれ以下になれば人狼陣営の勝利。(例:人狼3匹なら人間3人以下)
人狼TLPTでは以下のルールが決められている。
☆昼の議論時間以外で具体的な役職を明かすことの禁止。
例:投票時間や決選投票の弁明、遺言で「私は霊媒師です」と明かすことはNG。「能力を持っています」はOK。
☆処刑(追放)が決まった者は遺言が出来る。夜に襲撃された者は遺言が出来ない。
☆狩人は2夜連続して同じ者を護衛出来ない。Aさん→Bさん→Aさんという護衛は可能。
☆人間陣営は基本的に嘘をついてはいけない。
例:人間の能力者騙り(いわゆる村騙り)、預言者の結果騙り
例外:PP発生時の人狼CO、狩人が「能力無しCO」することはOK
処刑(追放)、襲撃されたキャストは夜の時間に舞台上に登場する。(人狼TLPTでは幽霊タイムと呼ばれている。)
フルクローズ回を除き、ゲームから除外されたキャストの正体を文字で知ることが出来る。
人狼TLPTの魅力の1つが、キャストの役職の内訳を一緒に推理すること。
会場のお客様には解答用紙が配られている。
解答用紙に人狼3匹、預言者、霊媒師、狩人、狂陣が誰なのか予想して記入し、3日目の夜(正体オープン前)に提出する。
見事に3匹の人狼を当てた正解者、全ての能力者を当てたパーフェクトの方は終演後に記念品がもらえる。
誰が人狼なのか、どんな結末を迎えるのか。
それは神のみぞ・・・いえ、神にすら分かりません。
これより始まるは、今をおいて他に無い、たった一度の物語。
「村」をはじめとする色々な世界観と、様々なキャストが織り成す一期一会の舞台。
――あなたには嘘が見抜けますか?
最終更新:2017年11月07日 06:56