892 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/10(火) 02:00:20.49 ID:6YZTehBto



【合宿:3日目 午前5時】



絃「……あふぅ」

菫「ふわぁ……っとすまん」

玄「ふみゅふみゅ……」ウツラウツラ

春「……」コクコク

咏「ううっ……ねみー」

京太郎「皆さん、おはようございます!」

菫「ああおはよう。と言うか朝から元気だな」

京太郎「まぁ普段から早起きしてランニングが日課なもんで」

玄「私も朝早く起きれるけど、ランニングは無理だよぉ……」

絃「凄いですね。私は朝が弱いので……」

春「……」zzz

咏「私も朝はギリギリまで寝てるからねー」

京太郎「とは言え、全員分の朝食作るのには時間かかるんでこれくらいの時間に起きないといけないんで我慢してください」

京太郎「あとはるる、起きろー」

春「……キスしてくれたら起きる」

京太郎・絃・菫・玄・咏「「「「「!?」」」」」

春「……冗談」

京太郎「っ!?当たり前だ、ってか今こそお前が普段食べてる黒糖の出番じゃないのか?」

春「……もう食べた」

春「京太郎も食べる?」

京太郎「じゃあ一応頂いておくか」

京太郎「……うん。何時食べても美味いな」




 /: :/ : /: : : : |: : : : : :∨: : : : |∨: : : : :|: : : : : :l : |: : |
./: : :l: : |: : :||V: : : : : :∨: : 斗-l: : : l: |: : : :/  ̄ \
i/: : :|: : |i|: : :| l ∨: : : : : l\: : | l: : :|:l:|: : /
||!: : :|: : |l|: :⊥ヽ ∨: : : : :\\l └‐' ||: :l  自 そ
||l: : :l: : ぃイ: : :l \\>‐'´ x-‐==气: :|   慢 れ
.l |l: :l : : ぃヽ ´       ‐'´勹:::::::::::|」: :l   :  が
{ l ヽ斗< x_=气       ∨二ノ|: 〉
   |i: : 〈'´ ):::::::|        /// |://\ _ /
   |i: : :∧ 乂ン               |:l: : : : : :|: : :
.(つ li: : : ∧ ///   ′         |:|: : : : : l: : :
lニ⊇|i: : : : ∧         . ‐ ァ   / |:|: : : :|/ ̄
└ュ | |i: : : : : :ヽ        `        |:|: : : |l  /
└‐┘|i: : : : : : ||  ̄ ¨  ―-<   /|:|: : :八
894 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/10(火) 02:17:35.11 ID:6YZTehBto

春「……皆もどうぞ」

絃「すみません。ありがとうございます」ポリポリ

玄「ありがとう……うん、美味しい」ポリポリ

咏「この程よい甘さが身体に染み渡るねぃ」ポリポリ

京太郎「あれ?菫さんは食べないんですか?」

菫「あ、いやその私は朝から甘いものはちょっと……」

京太郎「そうなんですか?でも朝は血糖値が低くくなるので、朝から脳を働かせるには食べやすくてすぐに血液に吸収される黒糖はオススメですよ?」

菫「そうなのか?……ふむ。じゃあ私も一つ良いだろうか?」

春「……はい」

菫「すまない。いただきます」ポリポリ

菫「!?」

菫「こ、これは!?」

菫「コクがあって風味が良く、すっきりとした甘さが口いっぱいに広がっていく!」ポリポリ

菫「なのに食べやすくて、いくらでも食べられる気がするぞ」ポリポリ

菫「一体何処の物なんだ!?」

京太郎「それはもちろん――」

春「……喜界島産」

京太郎「200g300円からとお値段もお安くなっています」

春「今なら更にもう一つ付ける」

京太郎「なのにお値段そのまま!」

春「……買うなら今」

菫「買った!1kg頼む」

京太郎・春「「毎度あり」」

895 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/10(火) 02:29:55.64 ID:6YZTehBto

玄「って通販番組みたいになってるよ!?」

絃「弘世さんも1kgも買ってどうなさるんでしょうか?」

咏「太るぞー?しらんけど」ニヒヒ

菫「あ、いやその、照や淡達にもやろうかと思ってだな」アセアセ

春「……大丈夫。黒糖は太らない」

菫「ほ、本当か!?」

春「本当。私が証拠」

京太郎「確かにはるるって四六時中食べてる気がするけど、別に太ってないもんな」

咏「むしろ憎らしいくらいに一部分に集中してるし」

絃「確かに羨ましい限りですね」


    /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.: |:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::゚。
     :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}:} :.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.|:.:.:.|:.:.:.:.:
   |     |   |:.:|:.:.:.:.://:.:/|:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.|:.:.:.|   ...:.::::::゚
   |:.:.|:.:.:.:|:.:.:.:.:.:ト、!:.:.:.//:.:/ :.:.:.:.:.:.:.:|:|:.:.l:.:.:.|:|i:.:.:.::::::::::::}
   |:.:.|:.:.:.:|:.:.:.:.:.:|.ノ`≧ュj/,_./i.:.:.:.:.:.:.:jム斗匕}:|i:.:.:.:::::::|::::|
   |:.:.|:.:.:.:|:.:.:.:.:.:|:.ノ=云=ミ イ:.:.:./ノx=云リ jノi:.:::::::::イ::/
   |:.:.|:.:.:.:|:.:.:.:.:.i|/_人:+ハ  /:./   _人:+ハ‘, }.:.::// j/
  .:.:.:.゚,:.:.:.|:.:.:.:.:.i| マY:.:oノ        マY:.:oノ/厶イ!{
  /:.:.:.:.゚。.::|:.:.:.:.:.i|   ー'″      `ー'゙  /::::::|::|
 :′:.:.___@∨:.:.:.i| .:.:.:.:.:.:     ′ .:.:.:.:.:  ::::::::|::|
/:.:.:.: ´  ハ 。:.:.八      /ー―‐1      {::::::/ :|
:.:.:./   、|::ヘ ゚。:.:/ )、   {      }     ィ:::: ∧; ┐   おもち……
:. /     / ̄)/ /:.:、 > ゝ--- ′< ノ:::::///:
: ′  _ | 丁 | |` ミ  \ ̄/,,_  |彡"彳/ /::::::::.___
:   | 、__) ー  | ,.:┐t'⌒{ }   入 |  r v // r―::′
! r‐、} '^    | | {ニ=- ∨ _ノ┴ュ'′/ }   〈_/ \
  し        ー  |ニニニ{ニ}ニニニニ} / ,ノ、     rヘ,_〉
   }       /    ニニニィ¨ト=ニニ7 {   ‘,      ̄}::.
. イ∧        /ニニニ/ マニニニ\ :,        /し':::::::.
  / ゝ     /'⌒ヽ/   マ> ´  \     /::::::::::::i::}

913 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/11(水) 00:56:49.12 ID:8ZDdcHBzo



春「それもこれも黒糖のおかげ」エッヘン

咏「それが本当なら10kgでも買うんだけどねぃ」

絃「それは流石に……その前に病気になっちゃいます」

咏「冗談冗談。健康第一だね」

京太郎「まぁ黒糖の話はここまでにして、朝食作りに入りましょうか」

京太郎「で、問題ですけど皆さん料理の腕前は?」

絃「えっと、私は人並みには出来ると思っていますが……」

菫「も、もちろん>>914だ」

玄「わ、私は>>915かな?」

春「……>>916」

咏「自慢じゃないけど>>917だねぃ」



コンマ判定(コンマ反転)
01~50 出来ない 料理スキル:C (メシマズ)

51~98 出来る 料理スキル:B (メシウマ)

ぞろ目44以外 料理スキル:A 

ぞろ目44 破魔矢発動(振りなおし)

926 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/11(水) 01:12:48.05 ID:8ZDdcHBzo
これは酷い。だが安心して欲しい、一応改善の余地は有るから……多分



 全員出来ない



菫「も、もちろんその……自信は無いと言うか経験がほとんどないと言うか……」ゴニョゴニョ

玄「わ、私はその料理は板長さんにおまかせしてたから……」

春「……味見係」

咏「自慢じゃないけど出来ないねぃ」アハハ

京太郎「……」

京太郎(もしかしなくても人選ミスった?)

京太郎「ま、まぁ調理そのものは俺と絃さんで何とかなると思いますので、皆さんには下準備をお願いします」

菫「そ、それくらいなら大丈夫だ……多分」

玄「お、おまかせあれ!」

春「……味見なら」

咏「その前に悪いけど、着物の裾締めてくれない?邪魔なんだよねぃ」

京太郎「――と言う訳で絃さん、貴方が俺の最後の希望です」

絃「え、えっと……が、頑張ってみます」アセアセ

929 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/11(水) 01:31:30.94 ID:8ZDdcHBzo



【調理場】



京太郎(どうやら俺が作る事に決まったせいか、あの人は居ないようだ……)

京太郎(あの人が居たら、きっともっと大変だっただろうし良かった)

京太郎(で、肝心の料理内容だが最初はたくさん作ってビュッフェスタイルにしようかと思ってたが無理だな)

京太郎(俺と絃さんだけじゃ、どう考えても数を作れないし……)

京太郎(とは言え最低でも和食と洋食の2種類は作った方が良いだろうから、二人で分担するか)

京太郎「絃さんは和食と洋食、どちらが得意ですか?」

絃「えっと……どっちも同じくらいでしょうか」

京太郎「そうですか。じゃあ俺が>>932作りますね」



※どちらを選んでも大して変わりません。



1.和食 工程【ご飯・味噌汁・魚・漬物】

2.洋食 工程【パン・スープ・目玉焼き・ベーコン】

934 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/11(水) 01:50:25.79 ID:8ZDdcHBzo



 洋食



京太郎「じゃあ俺が洋食を作りますんで、絃さんは和食をお願いできますか?」

絃「分かりました。上手くできるかどうかはわかりませんが、頑張ります」

京太郎「お願いします。本当、絃さんだけが頼りなんです」ギュッ

絃「だ、大丈夫だと思いますからその手を離していただけると///」

咏「で、私達はいつまでラブコメを見てれば良いのかねぃ?」

春「……」ポリポリ

菫「ほ、ほら!時間も無いんだから早くしろ!」

玄「そ、そうだよ?早くしないと皆起きちゃうし」

京太郎「す、すみません。えっと、それじゃあ>>937さんと>>939さんは俺を手伝ってもらえますか」



1.菫

2.玄

3.春

4.咏

942 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/11(水) 02:18:29.99 ID:8ZDdcHBzo



 玄 菫



京太郎「それじゃあ、玄さんと菫さんは俺を手伝ってもらえますか?」

玄「やった!おまかせあれ!」

菫「分かった。……その、よろしく頼む」

京太郎「はるると咏ちゃん先生は絃さんの手伝いをお願いします」

春「ん……分かった」

咏「りょーかい。でもさぁその前にちょっとお願いがあるんだけど」

京太郎「何ですか?」

咏「……その、な?えーっと……」ゴニョゴニョ

京太郎「あのー言いたい事があるのでしたらはっきりとお願いします。時間も限られてますし……」

咏「わ、分かったよ。その……だな///」

京太郎「はぁ……?」

咏「ええい!このニブチン!見て分からないのかねぃ……届かないんだよ!このままじゃ!///」ペチペチ

京太郎「は?……あ、ああ!確かに」

咏「やっと分かってくれたか……。ああは言ったけど、私が料理作れないのはこのせいでも有るんだからな?……本当だぞ?」

京太郎「はいはい、分かってますって。今、台を用意しますから」ニヤニヤ

咏「くっ……その分かってますよー的な顔がむかつくねぃ」

咏「1学期の評価下げてやろうかねー。しらんけど」

京太郎「ちょっ!職権乱用禁止!!」



960 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/12(木) 01:40:57.90 ID:MHoG+ttto

京太郎「ではまず菫さんと玄さんにはこれを」

菫「エプロン?」

玄「あ、これ龍門渕さんの?」

京太郎「ええ。予備ですけど」

京太郎「それから咏ちゃん先生と絃さんとはるるにはこっちを……」

咏「これってあれか、いわゆる割烹着じゃん」

絃「こういうのは初めてですけど、動きやすいですね」

春「……サイズぴったり」

京太郎「三人とも服が服ですし、それにそれを着けてると和食作ってるなぁって気になりません?」

菫「まぁ確かに、何事も形からって言うしな」

玄「皆、お似合いなのです」

咏「ま、確かに私とか滝見は裾が邪魔になるからこっちの方が良いねぃ」

絃「私も裾が長いですから、こちらの方が良いですね」

春「……でも何故京太郎は割烹着がある事まで知ってたの?」

京太郎「!?」ギクッ

京太郎「い、いやぁ偶然見つけたんですよ偶然」

京太郎(い、言えない。メイド服を見つけたときに一緒に見つけていたなんて……)

961 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/12(木) 02:03:05.16 ID:MHoG+ttto

京太郎「と、とにかく時間も無い事ですしすぐに取り掛かりましょう」

絃「そうですね。それではお二人共こちらへ」

咏「へいへーい」

春「……」

京太郎「それではこっちも始めましょうか」

菫「ああ」

玄「うん」

京太郎「ではまずは、パンを焼きましょう」

菫「なんだ、それなら大丈夫だ。パンを焼くくらいなら私にでも出来るぞ」

京太郎「そうなんですか。それは良かった」

京太郎「じゃあこれ、お願いしますね」ドンッ

菫「!?」

菫「な、なぁこれは何だ?」

京太郎「何ってパン種ですが……?あの……もしかして何かおかしなところでも?」

菫「いや、これ自体はおかしくない……いや、やっぱりおかしい」

玄「もしかしてこれ、きょーくんが作ったの?」

京太郎「勿論そうですよ。いやぁ流石透華さんですねー。良い素材使ってます」

京太郎「ま、おかげでちょっと勝手が分からなかった部分も有りますけどね」アハハ

菫「いやいやいやいや」

菫「パンを焼くってまさか……」

京太郎「はい。そこのオーブンで焼くんですよ?」

菫・玄「「ええっ!?」」

964 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/12(木) 02:49:03.58 ID:MHoG+ttto

京太郎「やっぱりパンは焼きたて作りたてが一番ですからね」

京太郎「いやぁ前日に仕込んだ時は大丈夫かなと思いましたが、案外何とかなるもんですね」

菫「いや普通はならないだろう」

玄「もうパン屋になれば良いんじゃないかな?」

京太郎「またまた、ご冗談を」

京太郎「パン屋になるには心を込めたパンが作れないといけませんし……」

菫「……一体何を目指してるんだ?」

京太郎「とまぁ話はこれくらいにして、実際に焼いていきましょうか」

京太郎「まずは麺棒で平たく伸ばしましょう」

菫「ふむ。こうか?」

京太郎「ええ、そんな感じで」

玄「う~ん、難しいね意外と」

京太郎「まぁ初めてなんで、そんなに気合いれずにやってください」

京太郎「出来たら4つに折りたたんで、パン型に入れます」

菫「なるほど、これで焼くのか」

玄「やってみると簡単だね」

京太郎「いやいや、ここからあと30分ぐらい置いておいて膨らましてから焼くんですよ?」

菫・玄「「え?」」


975 名前: ◆UNNCnfZIx6[sage] 投稿日:2013/09/13(金) 00:27:01.30 ID:N1D1Vv+yo

京太郎「ではパンが膨らむのを待っている間に野菜スープを作りましょうか」

京太郎「......あの最初に聞きますが、まさか包丁を持つのも初めてとかじゃないですよね?」

菫「ま、まさかこんな年になってなぁ?」

玄「そ、そうだよ?」

京太郎「......本当に?」ジィーッ

菫「うっ......えっと>>978です」

玄「わ、私は>>980です」



コンマ判定(コンマ反転)
01~30 包丁も持った事がありません

31~70 ほ、包丁くらいは何とか

71~98 自慢じゃないけど包丁捌きには自信が 【料理経験値に+1(10貯まるとレベルアップ)】

ぞろ目44以外 我に斬れるものなし! 【料理経験値+3】

ぞろ目44 破魔矢発動


988 名前: ◆UNNCnfZIx6[sage] 投稿日:2013/09/13(金) 00:57:27.66 ID:N1D1Vv+yo


 菫 包丁も持ったことなし

 玄 包丁くらいは何とか



菫「うっ……えっと包丁も持った事がありません」

玄「わ、私は包丁くらいは何とか板長さんに教えてもらったから……」

京太郎「菫さん……」アワレミノメ

菫「ち、違うんだ!いや違わないんだが、これには深い訳が有ってだな」

京太郎「……ちなみに聞きますけど、どのような理由が?」

菫「まず、自慢じゃないが私は今まで麻雀に全てを懸けてきた」

京太郎「まぁ菫さんストイックそうですし」

菫「次に小中高と私は全寮制だったのでな。故に料理を作る必要が無かった」

京太郎「分からなくもないですね。けどご実家では手伝いとかは?」

菫「……そしてまぁこれが最大の理由かもしれんが、両親……特に父親が過保護でな」

京太郎「は、はぁ……」

菫「それはもう目に余ると言うか何と言うか……」

菫「怪我したらいけないからって、包丁も持たせてくれなかったんだ……」

京太郎「……今どきそんな父親がいるんですね」

菫「本当、私が嫁にでも行ったら死んでしまうんじゃないかと心配だよ」

京太郎(菫さんと結婚する人、大変そうだな……)

京太郎(いやその前に料理も出来ないと貰い手が――)

菫「……何か言ったか?」ギロッ

京太郎「イエナンデモ」

36 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/17(火) 01:07:54.79 ID:8hfKPeoYo

京太郎(しかし……どうするべきか?)

京太郎(包丁も使えない菫さんを何とかするべきか)

京太郎(それとも菫さんには他の事をしてもらい、玄さんと材料を切るか……)

京太郎(なんか菫さんは放っておくと危なっかしそうだし……)

京太郎(でも時間から言えば玄さんと一緒にした方が早いし……)



39



1.菫さんを指導する 

2.玄さんと料理する

3.その他(内容併記)

41 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/17(火) 01:26:02.90 ID:8hfKPeoYo



 菫さんを指導する



京太郎(いやここで菫さんを放っておくと、後々怖いし……)

京太郎(それに高三にもなって包丁も握った事がないのは流石に、ねぇ?)

京太郎「菫さん」キリッ

菫「な、なんだ?」ドキドキ

京太郎「この際です。包丁の扱い方を学びましょう」

菫「は?いやいや、今はそんな事をしてる場合じゃ……」

京太郎「ですがこの機会を逃すと扱えないままですよ?」

菫「そ、それはそうかもしれないが……」

京太郎「……菫さんが料理できないこと、照は知ってるんですか?」

菫「えっと、その……今までは誤魔化してきたから知らないと思う」

京太郎「ぶっちゃけ、あのぽんこつ照ですら料理はそれなり包丁はちゃんと扱えます」

菫「そ、そうなのか?」

京太郎「つまり今の貴方は料理に関しては、あの照よりぽんこつなんですよ!」

菫「!?」

京太郎「その事を照が知ったら――」




       -─===‐-ミ
   ´.: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: 、
/.: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: \
.: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: :ト、: .: .: .: .:`、
.: .: .: .: .: .: .: .: .|.: .: .: .:| \.: .: .: .: ',
.: .: .: .: .: .: .: : |.: .: .: .:|   \|.: .: : :.
.: .:|.: .::| |.: :‐/、|.: .: :l .:|   -‐.:|、.: .: ::.
.: .:|.: .::| |.: :/  |.: .:八ノ    ハ:.:|::. :.
.: 八.: :|┬─┬}/  ┬‐┬‐ .:.:|`ヽ}
.:/⌒ヽ} | :::::: |   三 | :::::|  .'.:.::|
.:{    '└─┘    ̄ └‐┘ l.: .:|
人_                   j.: .:|
i.:.: .: .>      )‐┤    イ.l: ::'
i.: .: .:i .: : _;〕ト  _/| h ≦.:.:.|: 八/
ト、.: .:|/⌒ 、_| | | | ト、`〉、|/
| \{ .,_  \|     |/ ハ
  / ヽ >   |    ノ / ∧


照「菫がぽんこつ……」プププ



菫「い、いやぁぁぁぁぁぁぁ!!」

42 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/17(火) 01:50:33.54 ID:8hfKPeoYo

菫「頼む!今すぐ私に包丁の扱い方を教えてくれ!頼む!」

京太郎「だ、大丈夫ですから。そんなに必死に頭を下げなくてもちゃんと教えますし」

京太郎「ですから頭を上げてください」

菫「ほ、本当か?」

京太郎「ええ、任せておいて下さい」

京太郎「そう言う事なんで玄さん。申し訳ないですが、下準備の方をお願いします」

玄「う、うん。下準備くらいなら大丈夫だと思うから、その……頑張ってね?」

京太郎「……何とかして見せます」



京太郎「――と言う訳でまずは包丁を持ってみてください」

菫「こ、こうか?」ギュッ

京太郎「持ち方は特に問題ないですが、無駄に力を入れ過ぎです」

菫「しかしだな……」

京太郎「じゃあ深呼吸して、落ち着いてください」

菫「すーはー」

京太郎「って包丁持ったままやらないでくださいって!!」

菫「す、すまん!」

京太郎「だから包丁はちゃんと置いて!!」

菫「そ、そうだな」ストン

京太郎「だからってまな板に刺さないでくださいってば!!」

京太郎(……前途多難すぎるだろ)



京太郎の指導
45



コンマ判定(コンマ反転) 京太郎の指導により(知力72 + 精神力41 ÷ 4 = 28.25≒28 +28)

01~30 菫さん……

31~70 まぁこれくらいならマシでしょうか? 【菫の料理経験値+1 10でレベルアップ】

71~98 やれば出来るじゃないですか! 【菫の料理経験値+3 好感度+1】

ぞろ目44以外 あれはSSS(シャープシェフスミレ)!? 【菫の料理経験値+5 好感度+3】

ぞろ目44 破魔矢発動

48 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/17(火) 02:18:47.42 ID:8hfKPeoYo



 12 + 28 = 40 まぁこれくらいならマシでしょうか?



京太郎「まぁこれくらいならマシでしょうか?」

菫「そ、そうか」

京太郎「一応素材を切る事は出来ましたし」

京太郎「と言っても明らかに大きさがバラバラですけど」

菫「うっ……」

京太郎「まぁ包丁を初めて握ってこれなら大丈夫でしょう」

菫「そ、そうだよな!」

京太郎「ですが一口に切るといっても、繊切り、針切り、みじん切り、あら切り、ぶつ切り、乱切り、笹がき、輪切り、筒切り、小口切り、斜め切り、削ぎ切り、半月切り、いちょう切り、拍子切り、短冊切り、さいの目切り、あられ切り、隠し包丁、桂むき、飾り包丁、飾りきり、面取り、切り違い、手綱切り、花形切り、菊花切り、茶筅切りと有りますが」

菫「……は?」

京太郎「まぁこれらはこれから覚えていけば良いですからね?俺も手伝いますし」

菫「そうか……」ホッ

菫「って京太郎も手伝ってくれるのか?」

京太郎「当然です。乗りかかった船ですし」

京太郎(それに教えた手前、怪我でもされたら困るし……)

菫「そうかそうか……。うん、頼んだぞ♪」

京太郎「?ええ、まぁ任せてください」


58 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/18(水) 01:16:21.32 ID:zyNSNUAgo

玄「きょーくん、こっちは出来たよー」

京太郎「あ、すみません玄さん。一人で任せてしまって……」

玄「大丈夫大丈夫。これくらいは平気だから」

玄「そっちはどう?」

京太郎「まぁ……なんとか?」

菫「ほら見てくれ松実妹、この通り包丁捌きも――」ビュンビュン

玄「ひっ!?」ビクッ

京太郎「だーっ!だから包丁を振り回すのは駄目ですって!!」

菫「す、すまん……」

京太郎「包丁が扱えるようになって嬉しいのは分かりますが、はしゃぎ過ぎです」

菫「……面目ない」シュン

京太郎「玄さんにも謝ってくださいね」

菫「本当にすまない」ペコリ

玄「あ、いえ私は気にしてないですから良いですよ」

京太郎「とにかく、時間も余りありませんし一気にベーコンと目玉焼きを作りましょう」



一緒に作るのは
61



1.菫

2.玄

62 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/18(水) 01:29:34.24 ID:zyNSNUAgo



 玄



京太郎「それでは俺は玄さんとベーコンと目玉焼きを作りますんで、菫さんはスープの鍋を見ててください」

菫「わ、分かった」

京太郎「……一応言っておきますが、見ると言うのは本当に見てるだけじゃなく、時々鍋をかき混ぜたり火加減を見たりするんですよ?」

菫「だ、大丈夫だ。そ、それくらい分かってたぞ?」

京太郎(……嘘だな)

玄(嘘だね)

菫「な、何だその疑いの目は?えーい!絶対成功させてやるからな!!」

京太郎「いやただ単に鍋をかき混ぜていただければ良いんですけど……」

63 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/18(水) 01:38:35.71 ID:zyNSNUAgo

京太郎「……本当に大丈夫かなぁ」

玄「えっと……私も菫さんの事は言えないけど多分大丈夫なんじゃないかなぁ?」

京太郎「まぁ菫さんも心配ですけど、今は玄さんの番ですからね」

玄「は、はい!」

京太郎「ベーコンは良いとして、卵……割れます?」

玄「うぅ~馬鹿にしないでよ。卵ぐらい――」



66



コンマ判定(コンマ反転)

01~30 スベって転んでおでこで割る

31~70 多少殻が入ったものの合格点 【玄の料理経験値+1 10でレベルアップ】

71~98 やれば出来るじゃないですか! 【玄の料理経験値+3 好感度+1】

ぞろ目44以外 あれは阿知賀のドラゴンロード!? 【玄の料理経験値+5 好感度+3】

ぞろ目44 破魔矢発動

68 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/18(水) 01:55:59.71 ID:zyNSNUAgo



 スベって転んでおでこで割る



玄「あうっ!?」ステッ

京太郎「あ」

玄「イタッ!」グシャッ!



                    / : : : : : :.:/:/: : /.: : : : : : : :| : : : : : : : | : : : : : : : :ヽ
                /.::.::./ :.::. /:/.::.:/| ::.::.::.::.::.::.: |.::.::.|.::.::. |.:| .::i.::.::.::.i::.::.::.:.
                  /:/.::.:: :.:: i/ :i_;.::イ| ::.::.::| ::.::.:: |.::.::.ト.::.;_|.:| .::|.::.::.::.i:.::.::.::.:.   /)
              /:/::.::.::i::.::.:i/| .::.::|八::.:八.::.::.::.|.::.::.|.::.::/|/\|.::.::.::.i.::.::.::.:.i  〈 <00
  rュ             φ:.::./:.::.i::.::.:i::斗テ宀ミ .::.::.:\.::.∨斗宀弌ミ:/j|::.::.: j :.::i::.:.|   \) ∩
┌─ 、        ○ o:.::./i ::.::i::.::.:〃 んuノハ \|\|\| んuノハ ∨|.::.::.リ.::.::i::.:.|   ⊂ニ  ⊃
  ̄)丿         {.::.:;.: i .::人 ::.:{i {::.. ..:::}       {::.. ..:::} レ.::.::.::.i.::.::i::.:.|   ( ○ |
  /> __     __ xく>'|:.::i::.::.::.::.ト、| とつ_ノ         ゝ._(つo厶ィj .:: i.::.::i :八      ̄∪
  \> ゙っ) /::.::.::.::.:/ |:.::i::.::.::.::.i:|////   ′    ////|:! ::.:i.::.::i::.::.::.:、
       '⌒ア.::.::.ノ  ノ:.::i::.::.::.::从                   从:: ノ.:: 八:.::.::.:\

玄「あぅあぅ……」ベチョーッ

京太郎「く、玄さん大丈夫ですか!?」アタフタ

玄「おでこいたいよー……ぬるぬるするよぉ……」エグエグ

京太郎「ほら、これで早く拭いてください」

玄「ありがとう」ゴシゴシ

70 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/18(水) 02:11:58.21 ID:zyNSNUAgo

京太郎「……まったく、どうしておでこで割ろうなんて事を」

玄「ち、違うよぉ。あれはたまたまスベって転んで割っちゃっただけで……」

京太郎「あはは。分かってますってば」

京太郎「でも本当に大丈夫ですか?結構な勢いで打ち付けましたけど」

玄「えっと……ちょっとまだヒリヒリするかも」

京太郎「ちょっと良いですか」ファサッ

玄「えっ?」

京太郎「うーん、切れたり怪我したりはしてないですけど赤くなってますね」ジッ

玄「ううっ///」

玄(ち、近いよきょーくん。でも真剣に私を心配してくれてるんだね///)

京太郎「あれ?何か益々赤くなってるような……。ちょっと計りますね」ピトッ

玄「!?///」


              /:..:..:..:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./ |:.:.:.ハ:.:.:.:j:.:.:.:.} ゚。:|\ :.:.:.:.:.|:..:。:..:..:..:.\
                /:..:..:..:/:.:.:.:.:.:.:.:/|__;.ム斗:./  |:.:.:.し:.:.;\_}:.:|__ ゚。.:.:.:.|:.:..゚。:..:..:\:.゚。
            /:..:..:..:/ :.i:.:.:.:i:.:/│:./  |:.′ |:.:.:.:.:.:./  Ⅵ   :。:.:.:|:.:.:..:。:..:..:..:}ⅵ
              /.......:.:.,:.:.:.:|:.:.:.:レ彡|:./三ミ:{、  | :.:.:.:./ 彡=リ三ミト、 :.:.|:.:.:.:.:゚:..:..:..:| リ
           /:..:..:.:.: ′:.:.|:.:./〃 リ   リヾ:、 :.:.:.:./.〃      ヾ:、リ .:.:.:.:i:..:..:..|
             /:..:..:.:. イ:.:.:.:.:.| /il{        }li }:.:./ il{        }li | .:.:.:.:|:..:..:∧
          /:..:..:./ :|.:.:.:.:.:リ il{        }li l/ il{        }li | :.:.:.:.|:.:.:..:.∧
           /:..:./..:.:.:.|.:.:.:.:.:.|  ミト、     ィj/     ミト、     ィj/ | :.:.:.:.|:.:.:.:..:.∧
         j:./ .:..:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:|   ゞ=====彡       ゞ=====彡  │ :.:.:.|:.:.:.:.:..: ∧
         イO/:.:..:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:|////////////////{ :.:.:.:.|:.:.:.:.:.:..:..∧
      /:..// .:..:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:|、         r――――― 、    ι  ノ :.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.. ∧
    /:..:..//:..:..:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:|:.\ ι   |         |        イ:|:.:.:.:.:.|:.:.:.:.゚:,:.:.:..:..∧
   /:..:..:..// .:..:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:|:.:.:个:. .   ノ ---―‐  ____}   . .:个:.:.:.|:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:゚。:.:..:..:∧
  〃:..:/|〃 .:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.ハ:.:.:.≧==- __  -==≦:.ハ.:.:j:.:.:.:.|:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:|i:..:.:.:.:.∧
 /:../  l/ :..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:|:.:.:/  }:.:.:.:.:/ {    } \:.:.:.:/  }.:.:.:.:. |:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:}ト :.:..:..:..∧


京太郎「う~ん、ちょっと高いですね。もしかして風邪引いたんじゃ――ってあれ?玄さん?」

玄「きゅ~」プシューッ

京太郎「え?ちょっ、玄さん!?玄さん!大丈夫ですか!?」


82 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/19(木) 00:45:29.17 ID:D6I04Nl6o

京太郎「大丈夫ですか?玄さん。いきなり倒れるから心配しましたよ」

玄「ご、ごめんね」

京太郎「まぁ大丈夫そうだから安心しましたけど……」

京太郎「でも念の為に休んだ方が良いんじゃ?」

玄「だ、大丈夫だよ。ほらこの通り!」ブンブン

京太郎「はぁ……でもさっき熱が――」スッ

玄「だ、ダメッ!!///」サッ

京太郎「へ?」

玄「本当に大丈夫だから!時間も無い事だし続けよう?ね?」アセアセ

京太郎「分かりました。玄さんがそう言うなら……」

京太郎「でも本当に調子が悪い時は言ってくださいよ?」

玄「う、うん///」

京太郎(大丈夫かなぁ?まぁ注意して見てよう)

京太郎(……でもさっき露骨に避けられたのはちょっとショックかもなぁ)ズーン

玄(ううっ……///)

玄(きょーくんってば不意打ちが過ぎるよぉ)

玄(まだドキドキしてるし、さっきもう一度されそうになった時に思わず全力で避けちゃった)

玄(気にしてないと良いけど……)

83 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/19(木) 01:00:28.79 ID:D6I04Nl6o



【数分後……】



京太郎「とりあえずベーコンと目玉焼き出来ましたね」

玄「うん……ちょっと焦げたりしちゃったものも有るけど」

京太郎「……まぁその辺りはご愛嬌と言うか、目玉焼きが潰れなかっただけ良かったと思いますよ」

京太郎「ただし一部除く」

玄「あうっ」タジタシ

京太郎「あはは。冗談ですよ」

玄「もう!いじわる……」

菫「……仲の良さそうなところ済まないが――」

京太郎・玄「「!?」」ビクッ

菫「そろそろパンを焼く頃だと思うが?」ジロッ

京太郎「そ、そうですね」

京太郎(やべー菫さんの事すっかり忘れてた……)

86 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/19(木) 01:21:38.34 ID:D6I04Nl6o

京太郎「それではパンを焼いていきましょうか」

京太郎「十分に熱したオーブンにパンを入れて、約30分ほど焼いていきます」

京太郎「……」

菫「……」

玄「……」

京太郎(……焼いてる間の沈黙が気まずい)

京太郎(な、何か言わないと)



89



1.それにしても二人とも、予想よりは酷くなくて安心しました

2.菫さん、スープはどうですか?

3.玄さん、おでこ大丈夫ですか?

4.絃さん達はどうかなーっと

5.その他(内容併記)

91 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/19(木) 01:38:15.54 ID:D6I04Nl6o



 菫さん、スープはどうですか?



京太郎「えっと、あの……菫さん、スープはどうですか?」

菫「ん?あぁ大丈夫だ。言われたとおり、見ながらかき混ぜてたぞ」エッヘン

京太郎「ありがとうございます。じゃあちょっと味見して味を調えましょうか――」パカッ



スープ「具?何それ?刹那で忘れちゃった」



京太郎「……」

菫「どうだ。ちゃんとかき混ぜて綺麗になってるだろ?」

京太郎「……>>94」



1.そ、そうですね……

2.菫さん。そこに正座

3.よ、良く出来ました(ナデナデ)

4.その他(内容併記)

97 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/19(木) 01:53:51.29 ID:D6I04Nl6o



 菫さん。そこに正座



京太郎「……菫さん。そこに正座」

菫「え?」

京太郎「良いから正座してください」

菫「な、何故だ?」

京太郎「正座!」

菫「は、はい!」ビクッ

京太郎「……俺は確かに菫さんに火加減に注意してかき混ぜてくださいとは言いました」

菫「ああ、だから私はちゃんとかき混ぜて――」

京太郎「かき混ぜ過ぎです!なんでスープの具が無くなってるんですか!?」

菫「いやだってかき混ぜてたら段々……」

京太郎「どんだけかき混ぜたら具が無くなるんですか!?」

京太郎「ってか無くなって来てるのが分かってたなら止めると言う選択肢は無かったんですか?」

菫「だ、だって京太郎がかき混ぜろって……」

京太郎「言いましたが時々、しかも具がなくなるまでかき混ぜろとは言ってません!」

菫「ううっ……」

98 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/19(木) 02:08:01.00 ID:D6I04Nl6o

京太郎「俺より年上なんですから、それくらいは分かると言うか作ってて変だと思うくらいの事は……」ブツブツ

玄「きょーくん、きょーくん」ツンツン

京太郎「大体――ってどうしました玄さん?」

玄「えっと、その……」チラッ

菫「ぐすっ……だって京太郎が見てろって言うから私は」グスグス

京太郎(げぇーっ!?やり過ぎた?)

京太郎(ってかまさか菫さんがこんなに打たれ弱いとは……)

京太郎(ど、ど、ど、どうしよう?)



101



1.で、でも料理は味ですから味さえ良ければ……

2.えっと俺も言い過ぎました。ごめんなさい

3.いい年して泣けば許されると思ってるんですか?(ドSの目)

4.その他(内容併記)

106 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/19(木) 02:33:53.07 ID:D6I04Nl6o



 えっと俺も言い過ぎました。ごめんなさい+何かあったら気軽にオレを頼ってください!



京太郎「えっと……俺も言い過ぎました。ごめんなさい」

菫「ふぇ?」

京太郎「よく考えれば料理初心者の菫さんに対して、詳しい説明を怠った俺が悪いです」

京太郎「火加減に注意してかき混ぜろと言っただけで、中身の事に関しては言ってませんでしたし……」

菫「いや……だが……」

京太郎「ちゃんと側に居て指導するべきでした。本当にごめんなさい」

菫「その……こちらこそ取り乱してすまない」

菫「ちゃんと出来たと思って浮かれてしまっていた。よく考えれば、あれだけ野菜を切っておきながら具の無いスープなんてありえないしな」

菫「本当にすまなかった」ペコリ

京太郎「良いんですよ、さっきも言ったとおり悪いのは俺で……」

菫「いや私が!」

京太郎「俺が!」

菫「私!」

京太郎「俺!」

玄「すとーっぷ!」

玄「もう!二人ともそこまでなのです」

玄「どっちが悪いかじゃなくて、どっちも悪かったと言う事で終わりにしよう、ね?」

菫「……松実妹がそう言うのなら」

京太郎「分かりました。でも今後何か疑問があったら気軽にオレを頼ってくださいね?」

菫「分かった。そうさせてもらうよ」ニコッ

玄「うん。これで仲直り成功なのです♪やっぱりみんな仲良しが一番だよ」ニコニコ






タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2013年11月17日 22:13