【都民割で行く八丈島】
第1話)都民割+しまぽ通貨=万歳!!

《旅行記|伊豆諸島|八丈島》

2022年夏、コロナ禍で大打撃を受けた旅行業界を救済すべく各自治体は県民割なる旅行支援策を打ち出した。1泊1人¥6,000以上の宿泊で¥5,000が補助されるという美味しい割引である。

だがしかしこの制度に一人だけ背を向ける首長がいた。

 百合子である。

彼女のおかげで道・府・県民が県民割をエンジョイするなか、東京都民だけが取り残された。そしてオイラのような都民の不遇が解かれるのに10月を待たねばならなかったが、いざ都民割が解禁されるやいなや、各旅行サイトに割り振られた予算分のクーポン券は瞬く間に売り切れ、オイラが参戦する余地はなかった。

だが、泣かなくてよい。都民割は都内全域用と島嶼部用の2種類があったのだ。そして後者にはまだ余裕があった。これを使わない手はない。オイラは2泊3日で八丈島旅行を企てた。

八丈島 旅行記|都民割「もっとTOKYO」
1泊1人¥6,000以上の宿泊で¥5,000が補助される都民割「もっとTOKYO」

ただし都民割は1件の予約で1泊分しか適用されない。なので1泊2日の予約を続けて2件予約した。1泊目は朝夕食付き¥8,600、2泊目は朝食のみ付いて¥7,000。ここから¥5,000x2日=¥10,000が割引され自己負担額は¥5,600。

オイラはそこに更に裏ワザを掛け合わせた。

 しまぽ通貨である。

これはコロナ以前からある東京都の離島振興策で、島嶼部のみ使える¥10,000のデジタル通貨が¥7,000で購入できるという制度である。ルールとして¥10,000のうち¥3,000分は宿泊施設の支払い専用で、残り¥7,000は全加盟店で使える。

八丈島 旅行記|¥10,000のデジタル通貨が¥7,000で購入できるしまぽ通貨
¥10,000のデジタル通貨が¥7,000で購入できるしまぽ通貨

つまり宿代の残額¥5,600をしまぽ通貨で支払えば更に¥3,000割引された事になり実質負担額はわずか¥2,600になるのだ。

また、東京八丈島間のフライトは特典航空券を利用したのでほぼタダ旅行が実現した。

羽田から八丈島へのフライトはわずか50分。水平飛行している時間はわずかで飛行時間の7割は離着陸モードであった。

夕方5時に八丈島の空港に着くがこの時間になると町営バスはもう動いていない。宿の人に迎えに来てもらったが、辺りはかなり暗く6時になると島は真っ暗である。

八丈島 旅行記|船見荘
宿泊した船見荘と豪華な夕食

初日は宿で島料理の美味しい夕食をいただく。島寿司やら刺身やら魚の南蛮漬けやら豪勢な食事が激安で頂けるのも都民割+しまぽ通貨のおかげだ。

都民割+しまぽ通貨=万歳!!

(続く)


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最終更新:2022年11月23日 14:42