ステルスマーケティング

概要

ステルスマーケティング
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ステルスマーケティング (Stealth Marketing) とは消費者に宣伝と気づかれないように宣伝行為をすることである[1]。具体的には、あたかも客観的な記事を装った広告や、影響力のあるブロガーが報酬を得ていることを明示せずに、第三者的な立場を偽装して、特定の企業や製品について高い評価を行うことなどがあげられる[2] 。この行為はしばしば消費者団体などから非難を受けることがあるし、「やらせ」が発覚すれば消費者からの信用を落とすことにもつながりかねない[2]。

このように、自身の身元や、宣伝が目的であることを隠して行われるため、消費者をだます側面を持ち『サクラ (おとり)』や『やらせ』との線引きが困難であるため、アメリカでは、マーケッターと「関係」の有無や、「金銭授受」の有無などを明らかにすべきという「倫理基準」を設ける動きが出ている。日本においても、マーケティングの教科書に「倫理」という新しい項目が加えられるなど、企業倫理の一環として「マーケティング倫理」が意識されつつある。[3]

ウィキペディア(Wikipedia)より
ステルスマーケティング

バイラルマーケティング

バイラルCM
バイラルCMとは、インターネット上の口コミ(ブログ、SNS、BBSなど)で話題となることを目論んで制作され、ネット配信されるCMのことである。なお、『バイラルマーケティング』に関しても、本稿で述べる。
(中略)
また、ブログ・SNSといった個人対個人のメディアを通じて、商品やサービスの魅力が口コミ的に広まってゆくさまは、マーケティングという観点から見た場合、本来ならば企業側が費用を負担して行なうはずの広報活動を消費者たち自身が肩代わりして行なってくれているわけで、『コストパフォーマンスが高い宣伝活動』であるとも解釈できる。こうした一連の動きに対し、これを「宣伝・広報活動」のひとつとして捉えることで、企業側から陰に陽に働きかけるなどして評判を広めていこうというのが、バイラルマーケティングのスタイルである。

ウィキペディア(Wikipedia)より
バイラルCM

WOMマーケティングガイドライン

<前文>
情報社会の進展に伴い、消費者自身が情報発信するソーシャルメディアが影響力を増している。メディア空間に集積され、再編集された情報は「集合知」として、従来にない知の体系を構築しつつあるが、「知」が社会や消費者にとって有用であるためには、個人の健全で率直な情報発信が妨げられないことが重要となる。このような「知」こそWOMマーケティングの基盤との考えに基づき、WOMマーケティング協議会では基本理念とガイドラインを定め、関係する団体や人々と力を合わせ、ソーシャルメディアの発展に貢献することを目指すこととした。

<WOMマーケティング基本理念>
1. WOMマーケティングに関わるあらゆる人、組織は、正直に、良心に基づいて行動しなければならない。

2. 消費者の利益にならないものは、WOMマーケティングではない。消費者が正しく、多様な情報を得る権利を最大限尊重する。

3. 口コミは自発的なものである。金銭で生み出されない。誰からも強要されず、発信者の自由意思が尊重される。

<WOMマーケティング活動ガイドライン>
1. (関係性明示の原則)WOMマーケティング事業者は、どのような関係性において、WOMマーケティングが成立しているかについて、消費者が理解できるようにしなければならない。関係性とは、原則として金銭、物品、サービスの提供とする。

2. (社会啓発の原則)WOMマーケティング事業者は、1が実現するように必要な啓発活動を行うとする。
WOMとはWord of Mouth Marketing、すなわち口コミマーケティングである。
先行する米WOMMAを参考に日本ブログ協会の反省も踏まえ
2008年12月24日にWOMマーケティング協議会設立準備会を設立。
2009年07月29日にWOMマーケティング協議会設立として正式発足した。
会員には電通をはじめとした広告代理店が名を連ねるほか
賛同者としてライブドアからメディア事業部長(ブログなど)の田端 信太郎も参加した。
上記ガイドラインは2010年03月12日に行われた「WOMマーケティングサミット2010」にて発表されたものである。

ステルスマーケティングの流れ

こうして生まれた記事はソースロンダリング経て、信憑性の高い広告となる。
  • 本件における流れ
1.ゲーム会社(顧客)
    ↓ ↑
2.ガジェット通信(仲介)→ 4.ライブドア(メディア)→ 5.記者(2ちゃんねる)
    ↓ ↑
3.ファミリーブログ(記者)← 4.ライブドア(メディア)
  • 詳細
1.ゲーム会社
サンプルROMの提供やクリエイターとのインタビューに応じる。
2.ガジェット通信
ゲーム会社とファミリーブログの仲介。
3.ファミリーブログ
ガジェット通信の仲介の下、サンプルROM(※1)でのフラゲレビューやクリエイターへのインタビューをする。
これを基に記事を書く。
4.ライブドア
ガジェット通信経由でファミリーブログの記事を配信。
ファミリーブログにブログを提供。
5.記者
記事を基に2ちゃんねるにスレッドを立てる。

※1 提供されたサンプルROMでファミリーブログがディスク割りの疑い

ブログを使ったプロモーション(2010年03月)

2010年03月14日
「某メーカーが作成した某タイトルの説明資料」
とされる画像が本スレや速報@ゲーハー板に投稿された。
その資料はプロモーションやWEB展開に関してのものだったが
大手ゲームサイトに混じって「はちま起稿」「おれ的ゲーム情報@刃」と
見覚えのあるブログの名が載っていたため話題となる。

本物か

Xbox360mk2のロゴが古いものであり昨日や今日作ったものではないと思われることや
資料以外にもゲームソフトの予約ジャケットを複数所持していること
内容が合致する(後述)ことから本物であるととの結論に至った。
以下本物と仮定した上で話を進める。

何の資料か

ターゲット内容からゲームはウクライナ製FPS「メトロ2033」
右上のモザイクは「スパイク」のロゴと思われる。
資料ではHPが「3月4日にオープン。」となっているが
実際に「メトロ2033」のティザーサイトが03月04日に公開されている。

両ブログが選ばれた理由

まず両ブログを除くと多くがWillVii(ゲエムノセカイ)系のサイトである。
又はちま起稿はXNEWSやPS3FAN(どちらもWillVii系)と飲んでおり
これらを総合すると以下のような流れが考えられる。
  1. WillViiグループへのプロモーションを計画
  2. 同グループと親しいゲームブログとして「はちま起稿」が浮上
  3. (ゲハに詳しい)社員が「オレ的ゲーム速報」を指摘
  4. 「はちま起稿」と(又聞きで)「おれ的ゲーム情報@刃」にプロモーション決定

反応(オレ的ゲーム速報)

私事ですが当ブログやXbox系サイトがXbox用ソフトのプローションプランにターゲットされているとか
なんですかこれ、http://mar.2chan.net/img/b/src/1268505823666.jpg
@masei00 はい、実はジャレコからは多大な宣伝費をいただきました。ウソですけど。
@77RAVE77 ブログ名つかわれたというか企画書なんでこれから売り込みに行くってことじゃないでしょうか。どうでもいいけど激しくブログ名間違って書かれてるお

結論

本件は「はちま起稿」と「オレ的ゲーム速報」が
パブリッシャーから見てもユーザーに影響力を持つブログ
であるという事実を明らかにした。
一方両ブログをプロモーションの対象にしたことについては
両ブログがコメント欄の反応やゲハの趨勢に応じた日和見的ブログであり
現在はソニー寄りに見える(とされている)ことから
プロモーション対象を間違えてるとの声がある。

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最終更新:2010年03月14日 15:46
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