「世界はハマった」

「世界はハマった」

Last-modified: 2017-09-30 (土) 23:14:22
• メタスコア関係の情報は、「メタスコア粉飾事件」のページへ移動しました。

• このページは、当wiki内「TBT発言集」及び誰もがみんな“FF病”だった――鉄拳・原田Pによる不定期連載「原田が斬る!」。第1回はスクウェア・エニックス田畑氏が「FFXV」流リーダー術を語る で田畑本人が口にした日本市場と国内のユーザーに対する認識と海外メディアに対する認識、メディアの活用法と合わせてお読みください。
• 国内のユーザーから噴出している批判、不満は、全て海外のユーザーからも、レビューサイトでも厳しく指摘されいる。むしろ海外の方が厳しい。
『田畑:そのときに重要なのが,僕はメディアだと思うんですよ。ポリシーを持ったメディアは,ノイジーマイノリティなんかより,よほど大きな説得力を持ちますから。プレイヤーとメディアの間に信頼関係があれば,例え誰かがネガティブなことを言ったとしても,「いや,4Gamerにはこう書いてあったから」って説得力を持って返せるじゃないですか。』
田畑Dがどんなに「海外では好評」と偽っても、田畑D本人の過去の発言で切り返すことが可能だ。
「いや,スクエニの脅迫に屈しなかった,ポリシーを持った世界的に有名な海外のレビューサイトにはこう書いてあったから」

• 世界のメディアの反応
o スクエニが圧力を掛けた「WIRED」ってどんなメディア?
o ゲーム業界誌じゃない「WIRED」がゲームを語れるのか?
• 『FINAL FANTASY XV』の海外メタスコア内容
• ゲーム会社の御機嫌を伺う必要がないリアルな海外の反応:kotaku.com
• 世界のGOTYの反応

世界のメディアの反応

• 海外のFFXVのレビューを翻訳して紹介しているサイト
『FINAL FANTASY XV』海外レビュー

• FFXVが2016Gotyを受賞したdualshockersのレビュー
Final Fantasy XV Review — A Gorgeous World and the Best Virtual Friends I Ever Had by dualshockers
Ignis、Gladio、Promptoを連れたオープンワールドの旅を楽しんでいる記者のレビュー。
日本語版の演技とローカライズされた英語版の演技の差を指摘したりするマニアックな着眼点を持つ記者がレビューしている。
コメント欄も好意的なコメントで埋め尽くされている。

• IGNのレビュー 評価:8.2/10.0
「3人の友達と夕暮れのビーチをチョコボで駆け抜けたり、巨大で絵画のように美しいオープンワールドでファイナルファンタジーのモンスターを狩っていると、FF15は新時代のFFシリーズに期待するものを全てを備えているような気がする。だが、一直線なシナリオに突入したり、単純な戦闘すらカオスになる狭いスぺースにぶつかるとフラストレーションを覚えてしまう。良いところはたくさんあるし、ノクティスと仲間の関係性など心温まる要素も多い。しかしFF15は、長年のFFファンである筆者にとっては一部受け入れがたい変更点や妥協点も見受けられた」(IGNjapan編集部翻訳から一部抜粋)
「FINAL FANTASY XV REVIEW」IGNus.原文:英語
因みにIGNusのコメント欄は、大炎上

• Eurogamerのレビュー 評価「 ランク無し
Final Fantasy 15 review Carpool tunnel.
ランク無し 」評価のFFXVのレビュー内容は、褒めるべき所は褒め、問題のある場所は、厳しく指摘している内容になっている。
o ヨーロッパの超大型ゲームレビューサイト。ユーザーに有用なレビューを届けたいという観点から、点数による評価を廃止。数値が与える先入観が読者を惑わせない様に独自の評価システムを使用している。
評価は4段階で、素晴らしいベストの中のベストの作品には「Essential(優)」に、逆に「Avoid(劣)」はゲームに大きな欠陥があるか、とてもひどい作品だった際に与えることとなっており、それぞれ滅多に見ることはない。またこれまで高い評価だったものの多くは「Recommended(良)」になり、「ランク無し」については良し悪しがあるため、サマリーなどでまとめている評価などを基準にしてほしい、いったポリシーへと変更しています。
欧州ゲームメディアEurogamerがレビューのスコア制廃止の理由語る
(FFXVと同時期にリリースされた国産ゲームで、ポケモンSM、人喰いの大鷲トリコが、レビューで最上級の「Essential(優)」を獲得している)

• Hardcoregamer 3.5/5.0
名前通りちょっと濃すぎるゲームレビューサイト。FFXVに対するレビューも濃い。
Review: Final Fantasy XV
(Choke Pointより)

• とあるヨーロッパと北米のメディア
スクエニヤベェ、FF15に低評価つけたら脅迫されちゃったw
o スクウェア・エニックスからFFXVのレビューを掲載拒否されたWIREDが送る最後のレビュー
田畑が言う「確固たるポリシーを持ち、世界的に信用のあるメディア」がFFXVの問題点を鋭く指摘している。
Please Don’t Take Final Fantasy XV‘s Worst Level Away From Us
Final Fantasy X+Vのレビュー
Review: Final Fantasy X+V


• kotaku.com「スクエニ君、スペインのレビューサイト脅迫したんだって?w」スクエニ「(無視)」
Spanish Website Says Square Enix PR Cut Off Their Review Copies For Giving Out Low Scores by Kotaku (英語)
kotaku.comがメタスコア粉飾事件を報じた記事。
• kotaku.comによるレビュー
Final Fantasy XV: The Kotaku Review
• スコア5.9を付けたゲームレビューサイトのレビュー
Final Fantasy XV Review A tedious tale ten years in the making
ファミコン(NES)時代からファンでもある記者のレビュー。
他にもファブラ ノヴァ クリスタリス ファイナルファンタジー、1章からエンディングまでのプレイを通し、7つのレビュー記事を掲載している。


スクエニが圧力を掛けた「WIRED」ってどんなメディア?

WIRED(ワイアード)は、アメリカ合衆国で1993年に創刊された雑誌である。
デジタル革命を人類が火を扱えるようになったときに匹敵するほどの社会変化だととらえ、そこにmeaning(意味)とcontext(文脈)を与えていくことを「究極のラグジュアリー」だと宣言し、確固たるポリシーの下に 過去にロングテールやクラウドソーシングといったマーケティング用語を生み出し、時代を象徴するキーワードを提唱してきたガチな世界的テクノロジーメディア業界誌。
出典:WIRED (雑誌) by wiki
出版社のコンデナスト・パブリケーションズは多国籍雑誌出版企業で、他にもファッション雑誌「VOGUE」「GQ」「THE NEW YORKER」他数誌を出版している。
コンデナストのブランド紹介ページ
WIREDの全世界の読者数及び月間ユニークユーザー数
Gross International Readership 1.2m
International Monthly Unique users 5.1m
m…milion(100万)
 *スクエニが狂犬すぎて…つれぇわ

• 批判に対する田畑Dの過去の発言
田畑:そのときに重要なのが,僕はメディアだと思うんですよ。ポリシーを持ったメディアは,ノイジーマイノリティなんかより,よほど大きな説得力を持ちますから。プレイヤーとメディアの間に信頼関係があれば,例え誰かがネガティブなことを言ったとしても,「いや,4Gamerにはこう書いてあったから」って説得力を持って返せるじゃないですか。
 *「いや,WIREDにはこう書いてあったから」って説得力を覆せるゲームメディアが国内にあるだろうか? パーフェクトなブーメラン過ぎて…つれぇわ

ゲーム業界誌じゃない「WIRED」がゲームを語れるのか?

YES!!!!
「culture」のページには、デジタルエンターテイメントを取り上げた記事も多く、特にゲームメディアは、♯CONSOLE GAMES、♯FINAL FANTASY、♯NINTENDO、♯SQUARE ENIX…等のタグが並ぶ。積極的に日本の企業やゲームを取り上げる事も多い。ゲームレビューサイトや、ゲーム雑誌とは一味違うそう言う所が書けない事を平気でぶった切るアカデミックな記事を書くメディアだ。
FINAL FANTASYだけでも、実に10年近くにわたって継続的に記事を掲載している。
実例を上げれば…
2013.7.30:Final Fantasy Isn’t Dying. It’s Already Dead
「ファイナルファンタジーは死にかけていない。もう死んでいる」(適当訳)と題した記事を上げている。
内容は、Final Fantasy XIIIライトニングさんの帰還で色々あった当時、7月27日の『ライトニング リターンズ ファイナルファンタジーXIII』×プレコミュ プレミアム体験会 での後藤と鳥山求の質問会の内容を取り上げて、的確にスクエニとファイナルファンタジー・シリーズの迷走を指摘している。
というより、一連の記事で「WIRED」が憂いた通りになった。ある意味、遥か昔からFFの凋落を予見して指摘していたメディア。

Q: Has [main character] Lightning gone from a C cup to a D cup?
Q.ライトさんがCカップからDカップになったって本当?
Goto: Well, Toriyama-san said he wanted them bigger, so…
後藤 鳥山から「大きくしたい」と……。
Toriyama: Hey, don’t try to escape responsibility for this!
鳥山 責任逃れ!
Goto: Yes, we made them bigger.
後藤 はい、大きくしました
Q.Was it a C cup, up until now ? Are her breasts going to jiggle, this time ?
――いままではCカップだったということですね? 今回は揺れたりもするんですよね。
Goto: Yes!
後藤 はい……!
Toriyama: It depends on the clothing. Like if she’s wearing corrective underwear.
鳥山 ウェアによって補正が。いわゆる補正下着のような
(英語は、「wired」の記事から、日本語は、ファミ通の記事 から抜粋して比較)
こんな鳥山求と後藤の談話(英語訳)が記事の真ん中に掲載れている辺り、忌憚がない。
乳揺れシミュレーター ライトニングさんリターンズ(breast-jiggling simulator Lightning Returns)と命名したり、お茶目でもある。

『FINAL FANTASY XV』の海外メタスコア内容

• 9.0/10 Destructoid
肯定的評価を目にして『FINAL FANTASY XV』を購入した人が
結果的に失望する未来が見えている。
• 9.0/10 Polygon
「ファンと新規ユーザーのための『FF』」という文言がある。
本作にはその両方を失望させる要素が確実に存在している
• 4.5/5.0 Games Radar+
  • 物語はいつもの『FF』らしいバカバカしさだが、理解するには一歩下がる必要がある
  • 描き込みが足りない脇役と悪役
  • まとまりのない後半
• 4.5/5.0 Twinfinite
  • 自分でレガリアを運転するのは本作で最も無意味な要素
  • 防御に問題を抱えた仲間AI
• 8.2/10 IGN
より一本道なシナリオや、単純な戦闘をカオスに陥れる退屈で狭苦しい空間に押し込められると、
少々イライラしてしまう。
• 8.0/10 GameSpot
  • 驚きのないプロット
  • 浅薄なキャラクターたち
  • 不必要に召喚が難しい召喚獣
• 4.0/5.0 Cheat Code Central
あまりメイン・ストーリーにこだわることなく、オープンワールドの冒険を楽しもう。
• 3.5/5.0 Hardcore Gamer
意味ありげに登場したにもかかわらず、何の説明もなく画面外で殺されていたり登場しなくなるキャラクターがいるため、多くのコンテンツが間に合わなかったことは明らかだろう。
物語のテンポは悪く、オープンワールド部分は最初の8チャプターのみで、
残りの7チャプターは一本道の苦行と化している。物語(シナリオ)が何らかの賞を獲得することはないのは明らかだが、出来の悪いプロット・デバイスのせいで
最後の4チャプターが全体を水準以下に貶めている。
素晴らしい輝きがあちこちに散りばめられているものの、そこにはガッカリな物語が付いてくる。
• 6.0/10 Metro GameCentral
  • 貧弱なストーリーテリングと好きになれないキャラクターたち
  • 貧弱な脚本と声優の演技
  • 物足りない魔法と召喚システム
  • 頼りにならないカメラとロックオン

ゲーム会社の御機嫌を伺う必要がないリアルな海外の反応:kotaku.com


• kotaku.com FFXVの記事一覧
• 無敵スーツがパワーレンジャーに見えるのはお前だけじゃないよと紹介
田畑の「海外の記者が無敵スーツを「ノクトがパワーレンジャーになる」みたいに書いたから…」辺りの発言も、ちゃんと取り上げている。その上で、ポーズをとったメタルヒーローシリーズの画像を上げて”Square Enix, if you need any inspiration...”と占めている。
コメント欄でもスーパー戦隊に詳しい海外勢が、デザインの類似性とカラーリングに関して、「Power Rangersっていうより、super sentaiを真似てるだろ」「そのカラーリング、super sentaiを思い起こさせる」と日本人顔負けの議論を交わしている。
Square Enix Is Fixing FFXV Costumes Because Of The Power Rangers
• バグ動画&名場面集にFFXVが登場
Now, Which One Of You Is The Prince?
Highlight Reel #272 - Now, Which One Of You Is The Prince?
00:30秒頃から。シドニー「えっと…どれが王子?」のシーン
• カプティスED,浮気ED等の爆笑EDの紹介
I Appreciate That Final Fantasy XV Lets Us Troll Its Ending
• 13章に対する10段階の対処法
The Ten Stages Of Coping With Final Fantasy XV’s Chapter 13
コメント欄はお察し下さい
• プロンプトは私の彼氏
Prompto Is My Boyfriend
お察し下さい
• 英語版ローカライズ声優達のプレイ動画
Final Fantasy XV Voice Actors Playing Their Own Game Is Excellent
Adam Croasdell (イグニス), Robbie Daymond (プロンプト) and Ray Chase (ノクティス) の吹き替えをした三人のツイッチ配信。
イグニス、プロンプト、ノクティスの三人が、“Stand By Me.”を歌うツイッチ配信が視聴できる。

世界のGOTYの反応

• FFXV公式ツイッターでも紹介されたDualShockersのGOTY記事
DualShockers’ Game of the Year 2016 Awards – The Triumph of Final Fantasy XV by DualShockers
o ''読者部門(Readers’ Choice)で35%の得票率''
2位は、Uncharted 4: A Thief’s End で19%、3位は、Dark SoulIIIで7%、4位は、Overwathで5.5%、5位は、The Last Guardian(人喰いの大鷲トリコ)で3.9%。
(記事より抜粋)
Final Fantasy XV triumphed among our readers. Hajime Tabata and his team worked very hard to bring us the new numbered chapter of the Final Fantasy series, and it appears that many of our readers found it so memorable that they elected it their best game of the year.
It’s certainly the crowning of a long period of hard work, done with remarkable humility, with Tabata-san and his developers often taking in consideration the fanbase’s opinion and feedback.
 *べた褒めである。
o DualShockersでFFXVが受賞した賞
RPG部門(Best RPG)、 編集スタッフ部門(DualShockers’ Staff-Voted)、開発部門(Best Development Studio)( Naughty Dog と Square Enix Business Division 2同時受賞)、Best Publisher………
 *コメント欄はお察しください


• 2016GOTY
2016GOTYまとめブログ:英語
o 有名なGOTYからは、ほぼ完全無視状態。

• 「GDC Awards 2017」にノミネートされず
「GDC Awards 2017」の部門別ノミネート作品がアナウンス、Playdeadの傑作“Inside”がGOTYを含む6部門選出でリード
世界各国のゲーム開発者を中心とした会議GDCで発表される賞。
GDC自体は、実務的な内容を主とする会議の場で、参加者もほぼゲーム開発者に限られており、ユーザーに向けた広告的なイベントはない。
GDC公式サイト

• 「DICE Awards」にノミネートされず
第20回「DICE Awards」の部門別ノミネート作品がアナウンス、“Uncharted 4: A Thief’s End”が最多ノミネートでリード
コンピューターゲームを促進する非営利団体で、ゲーム開発者たちの推薦により正式会員になれるAIASことAcademy of Interactive Arts & Sciencesが毎年開催しているDICE.サミットで発表されるゲーム業界のアカデミー賞などと呼ばれる賞。
世界的なゲーム業界の重鎮といわれる人物が集まり、講演などを行う場でもある。
DICEは「Design、Innovate、Communicate、Entertain(デザインする、革新する、交信する、楽しませる)」
DICE公式サイト
• DICEアワードが『Overwatch』を2016年最優秀ゲームに選出
最優秀ゲーム: 『Overwatch』
アクション: 『Overwatch』
格闘: 『Street Fighter V』
RPG/MMO: 『Dark Souls III』
スポーツ: 『Steep』
レース: 『Forza Horizon 3』
ストラテジー/シミュレーション: 『Civilization VI』
アドベンチャー: 『Uncharted 4: A Thief’s End』
ファミリー: 『Ratchet & Clank』
モバイル: 『Pokemon Go』
携帯機ゲーム: 『ポケットモンスター サン・ムーン』
没入現実: 『SUPERHOT VR』

オンライン・ゲームプレー: 『Overwatch』
オリジナル楽曲: 『Doom』
サウンド・デザイン: 『Battlefield 1』
キャラクター: トリコ(『人喰いの大鷲トリコ』)
ストーリー: 『Uncharted 4: A Thief’s End』
アニメーション: 『Uncharted 4: A Thief’s End』
アート・ディレクション: 『Inside』
技術: 『Uncharted 4: A Thief’s End』
没入現実技術: 『Eagle Flight』
ゲーム・デザイン: 『Overwatch』
ゲーム・ディレクション: 『Inside』
DICE Sprite賞: 『Inside』
• ソース
DICEアワードが『Overwatch』を2016年最優秀ゲームに選出
Overwatch Wins DICE Game of the Year; All Winners Revealed

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最終更新:2018年04月28日 13:21