【生物班について】

 生物班では主に土壌生物、土壌呼吸の調査を行っています。場所は西国分寺駅の近くにある雑木林です。土壌から取り出した生物の数と種類、土壌から発生する二酸化炭素の量、土壌の水分量、硬度、温度の測定結果から土壌生物と自然環境の関係性について考えます。


【土壌環境調査】

  • 調査の手順
1.高さ、直径が15㎝程の容器に、赤外線ガス分析計(二酸化炭素濃度を測定できる)を取り付けたもので土壌を密閉し、容器内の二酸化炭素濃度の変化を測定します。

2.土壌の水分量、硬度、温度を測定します。容器の周囲3か所で測定をし、それらの平均値を求めます。

3.二酸化炭素の測定が終了したところで、容器で密閉していた区画の下5㎝までの土壌を採集します。

4.学校に持ち帰った土壌を石、植物の根、ミミズなどの大型土壌生物、その他の土に分けます。大型土壌生物はエタノールの入ったビーカーに入れ、その他の土はツルグレン装置という土壌中からダニやトビムシなどの小さな生物を捕まえる装置にかけます。

5.取り分けた植物の根から発生する二酸化炭素の量を求め、土壌全体の発生量から差し引きます。

6.1~5までの作業を別のポイントでも行い、それぞれ100g当たりに何匹の土壌生物がいて、何gの二酸化炭素が発生しているかを算出し、考察をします。

↑フィールドワークの様子

↑ツルグレン装置

【生物分野】

 今まで生物に関する研究は行っていなかったので、今年度からは少し取り入れたいと思っています。
詳しい研究方法は未定ですが、植物の栽培などを行う予定です。


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最終更新:2019年11月08日 15:35