犬吠埼燈台
いぬぼうさきとうだい
明治時代に建てられた白色円形のレンガ造灯台。
「世界の歴史的灯台100選」、「
日本の灯台50選」に選ばれている日本を代表する灯台の一つ。文化財的価値が高く、Aランクの保存灯台となっている。
また、全国に6つしかない最大の第1等レンズを使用した第1等灯台でもある。
所在地 |
千葉県銚子市犬吠埼9576 |
入場料 |
200円 |
時間 |
8:30~16:00 |
休館日 |
年中無休(荒天時は休館) |
地図 |
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2012年5月現在
明治初期に、江戸条約で建設された8基、大坂条約で建設された5基の洋式灯台の中には入っていないが、それに続く重要な灯台として建設が決まった。
この付近一帯は小島・岩礁が多く、昔から海の難所とされてきた。1868年(慶応4)8月21日、幕府の軍艦美加保丸が、暴風雨で黒生(くろはえ)岩礁に乗り上げて座礁沈没、乗組員13名が死亡するという事故も起きていた。
イギリスから招いた灯台技師、リチャード・ヘンリー・ブラントンの設計、施工監督のもと、1872年(明治5)9月2日に着工、1874年(明治7)11月15日に完成し、初点灯された。
千葉県香取郡高岡村(現・千葉県成田市高岡)で作られた19万3千枚のレンガが積み上げられて120年以上立っている。
31.3m(地上から塔頂まで)の高さは、レンガ造の建造物としては尻屋埼灯台に次ぐ、日本第2位の高さである。
レンズは、高さ約3mの1等4面フレネル式レンズ。
水銀に浮かべてあるレンズはモーターで1分間に1回転し、15秒ごと光る。
400ワットのメタルハライドランプ電球を使い、実行光度は110万カンデラ(室戸岬灯台に次いで日本で2番目)。約36キロメートル先まで届く。
関連項目
最終更新:2018年08月11日 07:42