■新兵で探索

■新兵で探索

Ver.5.00で「冒険譚」にさらに追加された1人用ストーリーモードのシナリオを扱うページです。
ゲームシステム自体の攻略・解説は冒険譚ページを参照ください。
またこのページにはネタバレを含むため、シナリオについて雑談する場合は望まない人の目に触れないようにそれぞれの個別ページのコメント欄を活用するようご協力お願い致します。


■新兵で探索
1話(ストーリー深度0)
+ 鈴の新兵
『しっかり者の錫の兵隊』
二つの国が、二十五体の錫の兵隊を奪い合う。戦いの結末が次の戦いに繋がる悲劇のお話。

そんな物語の中で生み出された“新しい二十五番目”の錫の兵隊が彼女である。

生まれたばかりの彼女はまっさらな状態であり、どんな物語も受け入れる空白の存在である。
未完成であるが故に可能性の塊。

物語の進行、関わる人物、戦いの経験、触れる記憶、心の動き。
彼女に関わる全ての経験を記述することで、一人のキャストとして完成していく。

ある物語では、好奇心のまま元気で明るい“無邪気”な少女に

ある物語では、清らかに正しく人を思いやる“清純”な少女に

ある物語では、優しいが素直になれない“ツンデレ”な少女に

ある物語では、面倒くさがりで堕落に満ちた“怠惰”な少女に

彼女は無限の可能性を見せることだろう。

真っ白なキャンバスに筆を走らせるが如く、彼女の物語を彩ってほしい。
『冒険譚』
それは彼女の物語であり、キミとの物語であり、物語の先を紡ぐのは筆次第なのだから。

2話(ストーリー深度0)
+ クリスチャン・アナスン
四創聖と同等の力を持ちながら、彼らとは違うやり方で創造を行うアーティスト。

四創聖とは違い、色を使って「描く」ことで物語を紡ぎ、創造を行う。
言動の端々にもその在り様が見られ、色にまつわる単語を用いて表現を行うことも多い。

数多くの素晴らしい童話を創り上げた実績、本人の言動から天才だと思われがちだが、アナスンを知る人物はこう語る。
「あれは努力の人」であると。

奇抜な服装も、スランプだった時期に意識を一変して挑むために取り組んだ結果であり、
アナスン自身、自分のことを「醜いアヒルの子」だと思っている。

アナスンのモットーでもある、

「何にでも変われる、何でもできる」

とは本人の実体験から来るものであり、創作のスタイルも一つの結末に至るものではなく、進む過程でより多くの未来、結末を残せるような、”可能性”を重視している。


3話(ストーリー深度0)
+ 錫の兵隊
『しっかり者の錫の兵隊』
その物語の中で戦い続ける登場人物たちであり、錫の新兵は彼らの内の一体である。

玩具箱の国と黒の国。

二つの国は二十五体の錫の兵隊を奪い合い、戦争に明け暮れる日々を送っていた。
目的はただ一つ。

『二十五体の錫の兵隊』を成立させる。

昨日まで笑いあい、背中を預けた仲間が倒れていく。
倒れた仲間は黒く染まり、かつて仲間だった自分に冷たい槍を突き付ける。

黒の国は強かだった。
闇の力を借りた彼の国は、ヴィランを使役して戦場に投入した。

錫の兵隊はヴィランに敵わない。紙のように蹴散らされるしかなかった。

それでも彼らは諦めない。

自分たちと全然違う、それでも自分たちと同じあの新しい二十五番目。
あいつが踊り子を取り戻し、きっと物語を大団円に導くはず。

そう信じ、彼らは兜を再び被るのだ。
戦場に向かうために。
仲間たちと戦うために。

4話(ストーリー深度0)
+ ヴィラン
ヴィランがどこから生まれ、どこに消えて行くのか。
知る者は多くない。

数多くの物語に登場し、数多くの暴虐を働き、数多くの結末を迎えた存在。

ただ、ヴィランが生まれるには必ず理由がある。

ある者は言う——「それは名誉と称賛のために打倒される存在である」と
ある者は言う——「それは物語の最後に現れて結末に導く存在である」と
ある者は言う——「それは世界を終幕し新たな世界を産む存在である」と

ヴィランの誕生には理由がある。
明確に“敵”として生まれてくるそれらには、否も応もなく物語を動かす力がある。

ヴィランとは物語に必要な舞台装置。
装置は役割を果たす。単純に、明快に、考える余地もなく。

取り扱いを誤れば危険なもの。
故にそれらは禁書として封印されている。決して誤りがないように。

図書館の奥に眠る、その禁書たちを忘れるな。

ヴィランへの恐れを失った時、闇はその心に曇りをもたらすだろう。

5話(ストーリー深度0)
+ 黒の女王
『しっかり者の錫の兵隊』
この物語では二つの国が、二十五体の兵隊を求め、二十五体の兵隊を使って争っている。

一つは玩具箱の国。
紙の踊り子が舞い踊る、賑やかで明るい国。

一つは黒の国。
闇の力を得た、冷たく暗い恐ろしい国。

その黒の国に君臨する操り手こそ、彼女である。

闇の力を手にし、ヴィランを使役し、錫の兵隊を奪い取る。
黒き錫の兵隊を戦場に赴かせ、更なる戦いを。

彼女の目的は一体何なのか。
『しっかり者の錫の兵隊』の完成?
国のための富国強兵?

それらは真実ではあるが、真意ではない。

真相は物語の奥底、深い深い闇の中に。
その中に手を伸ばす勇気があれば、あるいは……

6話(ストーリー深度0)
+ レコードハート
物語の探索を続けていると現れる、空洞のハート

どこかで見たことのある戦いの舞台と兵士たち
どこかで見たことのあるキャストのようなモノ
どこかで見たことのある黄金色に染まった巨人

彼ら彼女らを打ち倒すことで産み出される、どこかで聞き知った物語の欠片たち

読み解くにはあまりにも頼りない、思い出すにはあまりにも朧げな断片

『記憶』と呼ぶには儚いそれを、集めて集めて物語の『記録』を形作る

そこに映る何かを知るために
そこに映る誰かを想うために

心を知ろうとする錫の新兵が、その心を求めるために歩む冒険譚

先はまだわからずとも、今までは見ることができる。知ることができる。想うことができる。

半人前の彼女が、一人前の彼らのようになるための試行錯誤

今日もまた、心の記録を集める探索を始めよう

7話(ストーリー深度0)
+ レコードソウル
物語の探索を続けていると、突如として現れる黄金色の巨人

貴方はそれをどこかで見たことがあるかもしれない。
でも記憶を探ってもそんなものどこにもありはしない。

この巨人はツギハギだらけ。
誰かの記憶と何かの記録が少しずつ集まって作られた、寄せ集めの舞台役者

この巨人はホンモノだらけ。
物語の探索においては真実で、誰しもを打ち倒すだけの力を秘めた舞台役者

あらゆる記憶が折り重なってできたその体、打ち倒せば真相へまた一歩踏み込めるかもしれない

ただ……それを侮るなかれ

貴方の知識に現れる、似たような巨人だと高を括ると痛い目を見るだろう

彼らはあくまで“似た何か”
貴方の知る、物語の巨人ではないのだ

その体は想像するよりはるかに堅く
その腕は想像するよりはるかに強く
その目は想像するよりはるかに良い

努々忘れることなかれ

彼らはツギハギの役者

その力さえ、継いで接ぐのだ

8話(ストーリー深度0)
+ 紙の踊り子パピール
『しっかり者の錫の兵隊』
そのヒロインであり、玩具箱の国を明るく盛り上げる踊り子が彼女である

紙の踊り子と呼ばれる彼女は、文字通り風に舞う紙が如く、ヒラヒラと優雅に踊ってみせた

兵士が言う——「彼女の踊りは勇気をくれるんだ!」
民達が言う——「彼女の踊りを見ると元気が出るよ」
誰かが言う——「見ているとなぜか泣けてくる……」

踊りを通じて、彼女はあらゆる感情を表現した

彼女の周りにはいつも人が溢れ、幸福に満ちていた

だからこそ慕われた
だからこそ妬まれた

彼女が幸福であればあるほど、“彼女”にとってはより暗く
彼女が笑顔であればあるほど、“彼女”にとってはより憎く

黒と白が相反する色であるように

彼女と“彼女”は相容れない存在であった

踊り子は奪われた。それが一つの結末に繋がってしまった


−−それが過去のお話

この物語は今に続く。踊り子の意思を継いで

新しい、誰にも似ない25番目の新兵が、彼女なりの物語を紡ぐようにと信じて

9話(ストーリー深度0)
+ 変幻の挿絵
錫の新兵に与えられた様々な絵姿。それはキャストたちの変幻の栞に似る

キャストたちと同じく栞という形を取られていないのは、
錫の新兵が「未完成」であることに起因する

栞とはそのキャストの物語の1ページを抜き取って形にするものであり、
核となる物語が完成していない錫の新兵にはその形を取るのは難しい

故に、物語を補強する役割を持つ挿絵という形が取られている

変幻の挿絵は変幻の栞よりイメージを膨らませやすく、
それは未完成である錫の新兵と大変相性が良い

未完成であるために無限の選択肢がある彼女には、
変幻の栞よりも様々な変化を生み出すことができる。
変幻の栞と違い、髪型や瞳にまで細かに変化を及ぼせるのはそのため

その細かな変化のために絵という形は使いやすく、想像しやすく、
そして新兵にあてがいやすい

この挿絵たちは錫の新兵専用のもの
過去、現在、そして未来を反映した彼女の姿を、今後も見守っていくべきだろう

10話(ストーリー深度0)
+ 冒険譚専用マスタースキル
冒険譚の物語の中でのみ使用することができる、特別なマスタースキル
その全てがアナスンによって生み出されている

本来マスタースキルとはそれぞれ、創聖や様々な作家が生み出した力であり、
それ故に特徴と、色がある。無論、他の作者が真似をするのは不可能

しかし……それが自身の描く物語の中であれば話は別となる

冒険譚はアナスンが生み出した物語である
その物語の中でなら、その力は無限のものとなる

強力なヴィランへの対抗手段として作り出されるそれらは、
他の創聖が生み出したものを参考にしているが、より強い力を帯びている

無論これらの力は冒険譚の物語でしか発揮されない
アナスンの力が強く及ぶのは冒険譚の中だけだから

だが、冒険譚の物語を読み進めるにはこれ以上の助けはない

この物語に直接関与できないアナスンなりの支援だが
本人の口からそれを言うつもりはないようである

11話(ストーリー深度0)
+ ハートの欠片
冒険譚を進める中で、ヴィランを倒した際に落とされた光る欠片

一見するとハート型の石のようなものであり、これ自体はキャストたちには不要なものである

ただ、冒険譚の中において、錫の新兵にとっては重要な欠片となる

この石のようなものは、錫の新兵のキャストとして成長するための力として扱われる

集めれば集めるほど錫の新兵はヴィランに対抗する力を得ていき、それは時にキャストとしてのそれらを大幅に超えるものとなる

ただ、この欠片の役割はそれだけではない

この欠片は力と同時に心を形成する手がかりとして作用する

故に『ハートの欠片』

無論、これらを集めるだけでは新たな心を得ることはできない
ただ、全くこれらが無い状態でも心は生み出せない

この欠片は文字通りの成長を彼女にもたらすものなのだ

12話(ストーリー深度0)
+ 変幻の記述
錫の新兵が成長の過程で見出した、心と称されるもの
彼女を彩るという点では変幻の挿絵と似ているが、その内容は全く異なる

これは、特定のキャストをモチーフにして生み出された錫の新兵の可能性
空白であった彼女の心を埋める、彼女の見つけた彼女の未来

無邪気な心も、清純な心も、ツンデレな心も、怠惰な心も
それら全て彼女がそれぞれのキャストから学んだものであり、彼女自身

本来これらは誰もが持つもの。新兵は心を得たばかりなため、それぞれが目立つだけであり、それ故に強調された部分が垣間見える

当然参考にしたキャストが違ったなら違った心が芽生えていたことだろう
この冒険譚、この物語での錫の新兵は、この4つの心を手に入れたというだけの話である

そして、この冒険譚を経たアナスンが、新たな可能性を見出すのもまた、別の物語の話である……


コメント
  • 特に重大なネタバレもないので全部埋めました。深度どのぐらいで開放されるかは覚えてないのでどなたかお願いします。 -- (名無しさん) 2023-02-07 14:04:13
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最終更新:2023年02月07日 14:03