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ジャック

名前:Jaq
デビュー:『シンデレラ』(1950年)

概要

ジャックとガスシンデレラを助けるネズミたちのリーダー格にあたるコンビ。

ジャックは細身で賢く、行動的な性格。赤い衣装を身に着けている。

エピソード

シンデレラ

ある朝、ネズミのジャックは太ったネズミがネズミ捕りにかかっているとシンデレラに報告する。シンデレラは彼を助けて新しい服とガスという名前を授ける。

ジャックとガスはトレメイン夫人の意地悪なネコ、ルシファーの監視を始める。一方、シンデレラは義姉たちに朝の紅茶を給仕するが、ルシファーのいたずらでティーカップにネズミが紛れ込んでいた。トレメイン夫人はシンデレラに罰を与える。

ジャックとガスはバートマートルークと共に朝食を確保しようと庭を目指す。ルシファーの囮役を決めるくじ引きで言い出しっぺのジャックが囮になってしまう。ガスがトラブルを起こしつつもネズミたちは無事に任務を遂行する。

国王の城から国中の娘へ舞踏会の招待状が届くと、シンデレラも仕事を済ませてドレスを用意できれば出席して良いとトレメイン夫人と約束する。するとトレメイン夫人はドレスを用意できないようにさらに仕事を押し付ける。ジャックとガスは材料を集め、スージーパーラ率いる女性陣が裁縫をして、シンデレラの亡き母のドレスをリニューアルさせる。

ドレスのプレゼントに喜ぶシンデレラだが、義姉のアナスタシアドリゼラに難癖をつけらて破られ、シンデレラは庭でひとり号泣する。

傷心のシンデレラの前に妖精のフェアリー・ゴッドマザーが現れる。ゴッドマザーは妖精の魔法でシンデレラにドレスとガラスの靴を与え、かぼちゃを馬車に、ジャック、ガス、バート、マートを馬に変える。妖精の魔法は12時になると解けてしまうと知り、シンデレラは急いで舞踏会へと向かう。

12時になるとシンデレラは慌てて逃げる。魔法が解けてジャックらは元の姿に戻った。王子(プリンス・チャーミング)は舞踏会で踊ったシンデレラのことが忘れられず、彼女の残したガラスの靴のサイズを頼りに国中を大公に捜させ始めた。

シンデレラがガラスの靴を履けることを証明できれば王子と結婚できるが、浮かれる彼女を見たトレメイン夫人はシンデレラを部屋に閉じ込めてしまう。ジャックとガスはトレメイン夫人から部屋の鍵を取り戻すと、犬のブルーノの協力でルシファーを退け、彼女を救出する。

シンデレラが現れたところでトレメイン夫人の悪巧みによって大公の持参したガラスの靴は粉々に割れてしまうが、嘆き悲しむ大公にシンデレラが微笑み語りかける。「私、もう一足のほう持ってます。」

シンデレラと王子はめでたく結婚する。

シンデレラII

フェアリー・ゴッドマザーはネズミたちとの約束でシンデレラの物語を読み聞かせていた。ジャックとガスが来る頃には物語は終わっており、二匹はがっかりする。ネズミたちは国王の城に移住してからの物語を本にまとめることにする。

第1話「Aim to Please」では、ハネムーンから戻ったシンデレラは一人で晩餐を取り仕切るように命じられる。家政婦のプルーデンスは王家のしきたりに沿った完璧な晩餐会を企画するように助言するが、シンデレラはその堅苦しさについていけない。ジャックとガスが王国伝統の堅苦しいドレスを着たシンデレラを見て「変だよ」と言うと、シンデレラはいつもの自分らしい方法のほうが良いとやる気を取り戻す。彼女のやり方は次第に侍女のベアトリスダフネを魅了していき、国王を喜ばせることに成功する。

第2話「Tall Tail」では、シンデレラが春の訪れを祝うお祭りの準備を始めるが、ジャックは小さい身体のせいでなかなか役に立てない。ジャックはゴッドマザーに頼み、人間の姿にしてもらう。ジャックはシンデレラと大公の前に現れ、「ぼく人間(ヒューマン)」と言いかけ、ヒューという名前だと誤認される。ジャックは祭りの実行委員会のメンバーだと思われ、シンデレラに真実を言えないまま仕事を手伝わされる。

ジャックはネズミ嫌いなレ・グランド伯爵夫人からガスを助けようとしたところ、伯爵夫人から逆に気に入られてしまう。ジャックは伯爵夫人に振り回されて結局シンデレラの役に立てず、ネズミの友達にも怯えられてしまう。ゴッドマザーはジャックが本当に満足しているのかを疑問に思う。

祭りが始まり、ジャックはレ・グランド伯爵夫人から逃げていたところ、国王が乗っていた象を暴走させてしまう。ゴッドマザーから象を止めることができるのはネズミだと聞いたジャックはネズミに戻り、象の暴走を食い止める。ジャックの活躍を見たシンデレラはジャックに日頃の感謝を述べる。ジャックもガールフレンドのメアリーとの再会を喜び、ネズミであることを誇りに思う。

第3話「Uncommon Romance」では、シンデレラがアナスタシアとパン屋の青年の恋路を応援するため、ネズミたちがパン屋で暴れる。しかしこの作戦はルシファーの暴走により失敗に終わる。国王の城へやってきたルシファーはネズミたちを捕まえようとするが、城に住むネコのポムポムに心を奪われる。ネズミたちはルシファーの恋路を応援する代わりに二度と自分たちを追いかけないように要求する。

ルシファーはネズミたちが用意した魚の花束をプレゼントし、ポムポムに気に入られる。ポムポムはルシファーにネズミを捕まえてほしいと頼む。ルシファーはポムポムに気に入られるために約束を破ってネズミたちを追いかける。ジャックはガスを助けるためにポムポムに水をかけ、怒ったポムポムはルシファーを振る。裏切りに怒ったネズミたちはルシファーにキツい一撃を食らわせるのであった。

第1話から第3話を絵本にまとめたネズミたちは、その本をシンデレラにプレゼントした。彼女が本を読み始めたところで物語は幕を閉じる。

シンデレラIII 戻された時計の針

シンデレラと王子は幸せな結婚記念日を過ごしていたが、トレメイン夫人がゴッドマザーの魔法の杖を悪用し、時間を巻き戻してしまう。

舞踏会の翌朝、大公はガラスの靴の持ち主を探してシンデレラの屋敷を訪れた。しかし、トレメイン夫人はシンデレラを部屋に閉じ込めてしまう。ジャックとガスに救われたシンデレラが部屋を出た頃には、ガラスの靴はアナスタシアの足にピッタリとはまっていた。舞踏会で王子と踊った女性はアナスタシアだと証明され、城へ向かうこととなった。何が起きたかわからず唖然とするシンデレラにトレメイン夫人は勝利宣言をする。

シンデレラはジャックとガスに励まされ、王子に直接会おうと国王の城へ向かう。もちろんタダでは入れず、城に用のある庶民を装って城内に侵入した。プルーデンスに疑われたシンデレラはネズミ捕りの業者を装い、ジャックとガスが暴れている間にプルーデンスを巻く。

ジャックとガスは城内でトレメイン夫人を見つけ、彼女がが魔法の杖でガラスの靴のサイズを変えて王子の記憶を消したことを知る。シンデレラに事実を報告すると、彼女はトレメイン夫人から魔法の杖を取り戻すために掃除係を装って客室に潜入する。しかし、彼女の魂胆はバレており、杖を手に入れて急いで城外に出ようとしたところを衛兵に捕らえられ、トレメイン夫人の命令で国外追放されてしまう。

城に残ったジャックとガスは王子にトレメイン夫人の悪事を密告する。王子は船に乗っていたシンデレラを連れ戻して国王に事情を話すと、国王はトレメイン夫人と二人の娘を捕らえるように命令を出した。彼女らは既に姿をくらましており、改めてシンデレラと王子の結婚式が執り行われることとなった。シンデレラは結婚目前、シンデレラの姿をしたアナスタシアにすり替えられてカボチャの馬車に閉じ込められてしまう。

ジャックとガスの協力で御者に扮したルシファーを倒し、馬車から脱出したシンデレラは急いで結婚式場へと戻った。本当の愛のある結婚を望んだアナスタシアはトレメイン夫人とドリゼラに反旗を翻し、二人はカエルに姿を変えてしまう。

シンデレラとアナスタシアは和解し、改めて王子との結婚式は行われることとなった。

その他

シュガー・ラッシュ:オンライン』では、メリダの放つ矢に乗ってラルフ救出作戦を決行した。

チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ』では、誘拐事件の被害者として偽造版『ダンボ』でティモシーの役を担当している。

ワンス・アポン・ア・スタジオ 100年の思い出』では、ガスとともにジョアンナに食べられそうになっていたところを、アントニオ・マドリガルプルートに救われる。エンド・クレジットにもパーラとともに登場する。

テーマパーク

ミッキーマウス・レビュー」では、ガスと協力してトロンボーンを演奏している。

シンデレラのフェアリーテイル・ホール」では、一定時間おきにジャックとガスが壁から顔を出す。

上海ディズニーランドの「カリブの海賊:バトル・フォー・ザ・サンケン・トレジャー」のキューラインにはジャックのものらしき馬具が保管されている。

登場作品

1950年代

1950年
シンデレラ

1970年代

1971年
ミッキーマウス・レビュー ※マジック・キングダム

2000年代







2010年代






2018年
シュガー・ラッシュ:オンライン(カメオ出演)

2020年代





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キャラクター
最終更新:2024年04月30日 10:49